5月は小学生の事故にご用心!
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2018/05/09
こんにちは!なごみグループの松下です。
今週も交通事故をテーマにお話させていただきます。
今回は小学生の事故についてお話したいと思います。
5月は小学生の事故が多くなる季節!
実は5月は小学生の事故が多くなる季節です。
4月に入学したお子さんが学校や登下校になれてきた時点で事故に合うケースが多くなるのが5月なのです。
卒園後、入学や進級から1カ月がたって、新しい生活に慣れてきたころは
いろいろな面で気の緩みが出やすくなる時期です。
その「慣れ」が油断につながり、事故へとつながるケースが少なくありません。
この傾向は小学生だけで、中学生・高校生のお子さんには極端に5月から歩行中の事故が増える傾向はありません。
これは、交通ルールを身につけて、自分で危険な行動かどうかを判断できているからだと思われています。
対して小学生のお子さんは、新しい友だちができて、行動範囲が広がる一方で新しい生活や登校にも慣れてしまい、普段の道路や横断歩道での確認がおろそかになってしまったり、
交通ルールの理解や道路状況の判断などが未熟なためによそ見や飛び出しをしてしまったりと、
登下校での『油断』が重大な事故に遭う結果になってしまうのです。
事故を防ぐためには
小学生の事故で多いキーワードは、
- 道路の横断中
- 夕方(下校)の時間帯
- 自宅付近 の三つです。
これらのキーワードを心にとめておいてください。
まず、①の『道路の横断中』ですが、小学生の交通人身事故の多くは、
飛び出しや信号無視、安全確認不足など、本人の交通ルール違反が原因と言われています。
なかでも「飛び出し事故」は、低学年ほど多いというデータもあり、保護者の方は日ごろから徹底して、「止まる」「見る」「待つ」などの基本的なルールを何度も口にして教えて、
「道路を渡るときは、一度止まって右左を見てから渡ろうね」や「信号が青になっても車が来ないのを見てから渡ろう」など具体的な言葉でつたえてあげてください。
また、その際『何が危ないのか?』『どうしてそんなことをするのか?』をきちんとわかりやすくお話してください。
小さい子どもは、抽象的な言葉では理解できないことがほとんどです。
例:「危ない」「注意しなさい」などは分かりにくいためアウトです
②の『夕方の時間帯』は薄暗くなってくると「周りを見る力」が低下するため、歩行者が見落とされやすい時間帯だといわれています。
ランドセルや服には「反射板」を取り付けるようにしてドライバーに気付かれやすくしてあげて下さい。
③の「自宅付近」で事故は起こりやすいといわれています。
安心感や勉強からの開放感からくる気の緩みで注意不足になってしまうことが原因と考えられています。
家に帰ってくるまでは事故の可能性があることをしっかりお子さんに伝えてあげて下さい。
保護者の皆さんはお子さんが事故に遭われないように
普段から道路を歩く時の安全を教えるように心がけていきましょう!