腰痛でお尻の左側が痛む理由と対策は?
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2019/08/02
多くの方が悩まされる腰痛ですが
痛む場所や痛みの度合いは人それぞれ違いますよね。
また、すぐによくなるかなと思い慢性化してしまっている方も
いらっしゃると思います。
そんな腰痛ですがお尻にまで痛みが発生するときは
何が考えられるでしょうか?
上・中殿皮神経障害や坐骨神経痛の症状が疑われます。
上・中殿皮神経が原因の場合
上・中殿皮神経とは腰からお尻にかけて通る細い神経のことで、
この神経が筋肉や靭帯によって圧迫されると腰痛や下肢のしびれを引き起こします。
特徴としては神経が圧迫を受けている場所を強く押すと、強い痛みを
感じるということです。
上殿皮神経が原因の場合はベルトを締める高さで脊柱から6~7㎝外側に
行ったところで押したときに強く痛み(圧痛)を発し、
中殿皮神経が原因の場合はお尻の割れ目が始まる高さで、脊柱から3~4㎝外側のお尻が
出っ張っている部分を押したときに強く痛み(圧痛)がでます。
症状のあらわれ方も個人差があり、我慢できる程度の症状から痛みが強く車いすを
使用しないと歩けない方もいます。
坐骨神経が原因の場合
以上のポイントを押しても痛みが強く出ない場合は坐骨神経痛が考えられます。
坐骨神経痛とは坐骨神経の通る箇所で絞扼や圧迫されているとそのライン上で痺れや痛みを
伴う症状のことです。坐骨神経が絞扼や圧迫されるポイントは代表的なのが
腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群の3種類です。
主な症状として、鋭い痛みやしびれるような痛み、ふくらはぎの張り、冷感や灼熱感、
締め付け感がみられます。
殿部のストレッチと筋力トレーニングで痛みを対策!
ストレッチ
殿部周囲のストレッチ
まずは、椅子に座り右足を抱えるように持ち上げます。その後右膝を左脇腹に引き寄せるようにします。
この動きの時にお尻の下側の筋肉が伸びていれば大丈夫です。
ただし、この時に上半身が丸くなったり、反ってしまわないように注意し、痛いなと感じるところまで伸ばさないようにしましょう!
ストレッチをする時間としては約30秒から60秒ほど行いましょう。
筋力トレーニング
坐骨神経痛や上・中殿皮神経障害がおこる大きな要因としては体幹の筋力が落ちてしまい身体が支えられない
状態になり腰や臀部に負担が掛かり痛みが出ていることが考えられます。
なので、体幹トレーニングが必要になるのです。
方法としては、まず軽く膝を曲げて仰向けになります。
その状態から大きく息を3秒かけて吸い7秒かけて吐いていきます。
吐いているときにお腹をへこませへそを背中にくっつけるイメージで行います。
この時に上半身が浮かない様に注意しましょう。
効果として腹部にしっかりと効いている感じがあれば大丈夫です!
目安として5回×3セット行いましょう!キツイ方は3回×3セットを目安に行いましょう!
セルフケアでも痛みが改善しない時の当院での施術
当院での考え方は痛みが出てきてしまうのは身体の構造と機能が崩れてしまっている為と考えています。
(ここでの機能とは人間が本来持っている自然治癒能力のことで構造とは身体の歪みのことを指します。)
もともと膝が悪くて、、、股関節が固くて、、、などさまざなまお悩みに対応することができます。
当院で行う施術は問診や触診、鏡を使った姿勢チェックから見つけた原因を第一に取り除きます。また負担をかけない身体を作るために筋骨バランス矯正を同時に行うことで、根本的な改善も目指していきます。
痛みが落ち着いてきたところで、衰えてしまった体幹を鍛えるEMS治療機器を用いより身体が安定するように行います。体幹が安定することで歩行時の左右のブレや、疲れやすさなどがなくなります。
投稿者
所属院 なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院
名前 中西 一彰
所有資格 柔道整復師
更新日 2019年8月2日