産後骨盤矯正で効果を実感するには?
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2021/08/16
名古屋市守山区小幡にあります、なごみ針灸整骨院の松岡です。
妊娠や出産を機に、体型の崩れを心配して「産後の骨盤矯正」に興味を持つ方はが多くみえると思います。
その中で、「本当に産後骨盤矯正は必要なの?」
と、疑問を持つ人も。
本日は産後骨盤矯正が意味がないと言われる理由や、期待できる効果や必要な通院回数について解説します。
産後の骨盤矯正が「意味ない」と言われる理由
なぜ、産後の骨盤矯正が「意味がない」と言われているのか。
その理由は、本当に効果が出る前に通院をやめてしまうということがあります。
ではなぜ途中でやめてしまう人が多いのか…
施術の効果が実感できない
施術の効果が実感できなかった人の理由として、筋肉の調整が不十分だったということがあります。
産後骨盤矯正では、硬くなった骨盤周辺の筋肉の柔軟性が重要です。
妊娠、出産を経て、休む間もなく怒涛の育児。
骨盤周辺の筋肉は、疲労によって硬くなり、縮まってしまいます。そうすると骨盤が不安定で、歪みの原因になります。
この状態のまま矯正すると、硬く縮まった筋肉が骨を引っ張ってしまい、元の歪んだ状態に戻ってしまい、産後骨盤矯正の意味がなくなってしまいます。
骨盤の歪みの原因となる筋肉を調節し、縮みや硬くなった部分を改善すること。筋肉の調整をすることで、開いた骨盤が少しずつ締まり、正しい状態に戻りやすくなります。
1回だけでは効果が持続しない
継続的な施術で、効果が体に定着するには、週2回を3ヶ月は必要だと言われています。
産後骨盤矯正は、一回の施術で骨盤の歪みが治るというようなものではありません。
1回目の施術で、現状の姿勢を把握し、骨盤を正しい位置に戻すことで、姿勢の変化やヒップアップを実感する人もいます。しかし、姿勢の悪さや、足を組んで座る、片足重心などの生活習慣で、また歪みがでてしまいます。骨盤矯正は、何回か施術を受けながら、生活習慣を変えていくことも重要です。
一定の効果が実感できたので、ほんの数回でやめてしまったという人がいます。しかし、そういう人は、骨盤の歪みが元に戻ってしまう可能性が高いです。骨盤の歪みは長年の生活習慣が大きな原因のひとつだからです。
姿勢が悪い、脚を組んで座る、体の片方ばかりよく使うなど、体のクセが骨盤の歪みにつながります。そのため、一度の施術で歪みが改善されても、また日常で同じクセを繰り返せば、歪みが出てしまいます。根本的に歪みを直すには、何回か施術を受けながら、生活習慣から変えていく必要があるのです。
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院では、3~4ヶ月を、週2回くらいのペースで通院が一つの目安になります。
産後の骨盤矯正で期待できる効果
産後の骨盤矯正では、さまざまな嬉しい効果が期待できます。
スタイルアップ・ダイエット効果
妊娠・出産で、骨盤は大きく開いてしまいます。
これは、ホルモンの影響や、筋肉の緩みなども関係しているため、産後は体重が減っても、体型がなかなか元に戻らないというのは仕方がないこと。
骨盤は産後直ぐに閉じますが、筋肉が弱くなる事で歪みが生じます。
歪みのせいで内臓が下がることで、ぽっこりお腹につながります。
産後は骨盤周辺の関節が緩んだ状態だからこそ、逆に骨盤矯正の効果がより期待できるのです。 骨盤矯正では体の歪みを整えていくので、姿勢が良くなり、内臓が正しい位置に戻ります。
ぽっこりお腹が解消できる可能性はもちろん、内臓が正しい位置に戻ることで、腸の機能が回復し、代謝が良くなることでダイエット効果も!
尿漏れの改善
産後、立ちあがったりくしゃみなどで、尿漏れを経験したことはありませんか?
尿漏れは骨盤底筋という筋肉の働きが弱っています。骨盤底筋の一部「尿道括約筋」は、尿道を締める役割を持っています。
産後の骨盤の開きで弱ってしまった「尿道括約筋」は、尿を抑えきることができず、ちょっとした動作で尿が漏れてしまいます。
骨盤矯正では、骨盤を閉め元の位置に戻すことで、骨盤底筋が働きやすくなります。
産後骨盤矯正で骨盤を正しい位置に戻すことが、現在の尿もれの悩みを解消することはもちろん、将来尿もれになりにくい体作りにも役立ちます。
腰痛の改善
産後骨盤矯正では、骨盤の歪みを放置して固まってしまった腰の筋肉をほぐすことで、腰痛の改善が期待できます。
体をしっかりと支える骨盤が歪むと、腰の筋肉をはじめとした体の様々な部分に負担がかかってしまうからです。
妊娠中の反り腰や、産後の赤ちゃんの抱っこなどで、特に腰への負担は顕著になります。
産後骨盤矯正で、固まってしまった腰の筋肉や、股関節付近の筋肉をほぐし、さらに、正しい骨盤の位置をキープする筋肉を鍛えることで、腰が痛くなりにくい体になることも可能です。