ぎっくり腰は慢性症状の腰痛借金が原因
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2022/09/08
ぎっくり腰は慢性症状の腰痛借金が原因?
名古屋市守山区小幡にあります、なごみ鍼灸整骨院の松岡です。
ふとした瞬間、激痛と固まる腰。ぎっくり腰になったとき、体の中ではいったい何が起きているのだろう。
いろいろな状況がありますが、最も典型的なのは、背骨の腰部分の椎間板(ついかんばん)の中で髄核が後方へずれて、髄核を囲む線維輪が傷つき、痛みが出ている状態です。
ぎっくり腰は腰痛の事故ともいえ、それまでにため込んだ“腰痛借金”が事故を引き寄せています。
“腰痛借金”とは、腰痛につながる蓄積された負担のこと。例えば、背骨の椎間板に偏った負担がかかったり、背中の筋肉が疲労し硬くなっていたり。また、精神的ストレスの身体症状として腰痛が現れることもあると、長年の研究で明らかになっています
悪い姿勢とネガティブ思考がぎっくり腰のきっかけに
背骨と背筋にたまる“腰痛借金”の大きな原因は、悪い姿勢にある。
ねこ背など本来の背骨のS字カーブがくずれた姿勢だと、椎間板に過度な負担がかかるり、背中の筋肉が収縮しつづけて疲労がたまります。そんな悪い姿勢のまま、デスクワークを長時間続ける、急激に前かがみになる、重い荷物を持ち上げるなどの動作が、ぎっくり腰のきっかけになります。また、加齢も背骨や筋肉を消耗させるので、年齢が上がるほど腰痛やぎっくり腰のリスクが上がります。
さらに心理的なストレスがあると、脳内の痛みを抑える働きが低減してしまいます。
「ぎっくり腰を恐れず楽観することも大切。胸を張りよい姿勢で日常生活を送れば、気持ちが前向きになりストレスに強くなります」
これが痛みの原因のひとつ!
ぎっくり腰になりやすい姿勢と生活
●くしゃみ・せき
くしゃみは急激に腹筋と背筋に負荷を与え、最大300kg重の負荷がかかった例もあります。せきの負荷はそれほどではないが回数が多いのが難点となります。
●急な前かがみの姿勢
うがいをしたりソックスや靴をはくときなど、ふいに前かがみになったときが危険。特に肥満傾向だと腰にかかる負担は大きくなります。
●重い物を持ち上げる動作
物(重さ関係なく)を持ち上げるという動作をなしたときの腰の椎間板にかかる負担は、よい姿勢でも310kg重。ねこ背など悪い姿勢だと420kg重にも!
●長時間、悪い姿勢を続ける
背中が丸まったまま座りっぱなしはNG。柔らかなソファも姿勢が悪くなりやすいので注意して下さい。悪い姿勢での立ち仕事もリスクが増えます。
●精神的ストレス
ネガティブな考え方をしたり、「また繰り返すかも」と不安な気持ちがぎっくり腰の遠因になるし、痛みにも敏感になりがち。
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院では、まず不良姿勢の改善に鏡を使った姿勢チェックを行います。
ブログ監修者: 瀬上正幸
コメント: 小幡院からの情報と交通事故関連のブログを監修していきます!交通事故にあってしまったら「なごみグループ」にご相談ください。