腰痛とマットレスの関係を体の専門家が解説

腰痛とマットレスの深い関係とは！｜なごみ針灸整骨院小幡院

2025/05/26

名古屋市守山区小幡の「なごみ針灸整骨院小幡院」でよく聞く“マットレスの落とし穴”とは？

「朝起きた瞬間、腰がズキッとするんですよ…」
この言葉、ここ最近また増えてきました。

当院は名古屋市守山区の小幡エリアで開院して10年以上になりますが、昔から変わらない悩みのひとつが“寝起きの腰痛”。
そして、その原因として非常に多いのが マットレスの問題 なんです。

受付に入ってくるとき、少し前屈みになって歩いてくる患者さんがいます。
「先生、朝からずっと腰が固くて…」と話される姿、すごく見覚えありませんか？

・寝返りするたびに腰が痛む
・起きた直後が一番つらい
・布団から立ち上がるのに時間がかかる

こんな症状を伝えてくれる方は、ほぼ100%と言っていいほど、寝具のことを深堀りすると“気になるポイント”が出てきます。

実際、先週も60代の女性が
「ずっと同じマットレスを使っているけど、もう沈んでる気がする」と言われ、状態を聞いてみたら使用年数が15年…。
——そりゃ腰も悲鳴をあげますよね、という話になりました。

重い物を持ったり、座りっぱなしだったり、

・体圧が均等に逃げない

日中の動作が腰痛の原因になるというのはもちろん正しいです。

ただ、実際の現場では違うケースがかなり多いんですよ。

問診で寝具の話をすると、
「え、寝ている時ってそんなに影響あるんですか？」
と驚かれる方がほとんどです。

でも、寝ている時って 6〜8時間ずっと同じ姿勢 のままです

よね？

その間、あなたの背骨を支えているのは“マットレスだけ”です。

そのマットレスが
・柔らかすぎて腰が沈む
・硬すぎてお尻や腰に一点の負荷がかかる

という状態だと、起きた瞬間に痛みが出ても不思議じゃありません。

名古屋のこのあたり（守山区・尾張旭市・名東区）は、ファミリー層が多いせいか、
「子どもが使っているから同じマットレスにした」
「通販で人気だったから買った」
という理由で、柔らかい寝具を選ぶ方がけっこういます。

ただ、柔らかいマットレスは“気持ちいい”。これは確かですが、腰痛持ちにはあまり向きません。

院でも患者さんが寝具の話をするとき、
「これぐらい沈みます？」と実際にベッドで寝てもらい、
骨盤が沈んでいないかチェックするのですが、
柔らかすぎるものはほとんどの場合、腰がハンモックみたいに落ちてしまいます。

こうなると、寝ている間にずっと腰の筋肉が引っ張られ、
朝にはガチガチ…という状態になるんです。

私自身もいろんなマットレスを試してきましたが、
“腰痛予防”という点だけに絞ると、次の3つが欠かせません。

① 適度な硬さ

沈みすぎず、突っ張らない程度の弾力が必要です。
高反発寄りの方が腰が安定しやすい印象がありますね。

② 体圧分散性

体重が一点に集まらない構造になっていること。
寝返りの時にスッと動きやすいかが重要なポイントです。

③ 寝返りしやすいこと

寝返りは、体のゆがみを夜の間にリセットする“自然のメンテナンス”。
その動きが妨げられると腰痛は悪化します。

実際、院で寝返りテストをしてもらうと
「え、こんなに違うんですか？」と驚かれることも多いですよ。

患者さんの相談に乗ってきた経験から、簡単に私の感覚も交えて紹介しますね。