肩こりに効果的な「ツボ」を解説!|守山区のなごみ針灸整骨院 小幡院
目次
2025/06/12
「肩こりとツボ」
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院 小幡院
こんにちは。
名古屋市守山区・小幡駅近くにある なごみ針灸整骨院 小幡院 です。
最近、患者様から
「肩こりがひどいからツボを押してみたけど、合っているか分からない」
「スマホのせいなのか、肩井を押すと気持ちいいけどすぐ戻る」
といった相談を受けることが増えています。
実は、肩こりとツボは非常に相性がよく、正しい位置を理解して、自分の体に合った刺激を与えることで、肩こりの軽減につながります。
今回は、当院でも日々の施術で重要視している 「肩こりとツボの関係」 を、できるだけ分かりやすくお話しします。
■ 肩こりの原因とツボの関係
現場で施術していて感じることですが、肩こりは“1つの原因だけ”で起こるケースはほとんどありません。
守山区でもデスクワークの方が増え、生活習慣と姿勢の変化によって複数の要因が重なり合ってつらい症状に発展しています。
1. 肩こりの主な原因

① 長時間の同じ姿勢
もっとも多いのは「姿勢の崩れ」。
特に 猫背・巻き肩・前傾姿勢 は、首〜肩まわりの筋肉を休みなく緊張させてしまいます。
当院に通う守山区の会社員の方でも、
「気づいたら一日中肩が上がりっぱなし」
「オンライン会議が続く日は肩甲骨の奥が張りっぱなし」
という声がよくあります。
僧帽筋・肩甲挙筋・板状筋などが硬直し、血流が滞ることで疲労物質が溜まり、これが“肩こりの芯”として感じられます。
② 筋力低下・運動不足
肩甲骨まわりの筋肉が弱ると、頭や腕を支える負荷を一部の筋肉だけが背負うようになり、負担が偏ります。
特に
-
スマホ首
-
猫背ぎみの姿勢
が長時間続く方は要注意です。
守山区の学生さんでも、スマホ時間が長い子はすでにストレートネックの傾向がみられ、肩こりを訴えるケースが増えています。
③ 眼精疲労・ストレス
目の酷使は首の後ろの筋肉と深く関係しています。
PC作業が長い方は、後頭部〜肩のツボ(天柱・風池あたり)がガチガチになりがちです。
また、ストレスによって交感神経が優位になると血流が悪くなり、筋肉の酸素不足 → 緊張 → こりにつながります。
現場でも「最近忙しくて肩がパンパン」という患者様は、ほぼ例外なくツボの反応点が強く出ます。
④ 冷えと血行不良
エアコンの効いた職場で長時間過ごす方や、冷え性の女性に多いパターンです。
寒さで血管が収縮し、肩まわりの筋肉に栄養が届きにくくなります。
冬場の守山区は気温差が大きい日も多く、季節性の肩こりが増えるのも特徴です。
⑤ 姿勢や骨格の歪み
背骨や肩甲骨の位置が崩れると、筋肉の使われ方に左右差が生まれ、どちらか一方だけ慢性的に張ることがあります。
骨格の歪みが強い患者様は、触診すると肩井〜肩中兪の反応が左右で大きく違うのが特徴です。
■ 2. ツボの役割と効果
東洋医学では、ツボ(経穴)は“気(エネルギー)と血(血液)の通り道”である経絡上に存在し、体の不調と密接に関わっています。
肩こりに関係するツボを正しく刺激すると次の効果が得られます。
① 血行促進

肩井・合谷などを押すと局所の血流が良くなり、老廃物が流れ、筋肉の張りが和らぎます。
施術中に肩井を押すと
「そこそこ!そこがいつも痛い」
という声をいただくのは、この反応が大きい部位だからです。
② 筋肉の緊張緩和
僧帽筋・肩甲挙筋と深くつながるツボ(肩中兪・天柱)は、押すと肩や首の可動域が広がりやすくなる即効性があります。
実際に、肩中兪が非常に硬い人は肩甲骨の動きが固まっていることが多いです。
③ 自律神経の調整
風池・天柱など、後頭部近くのツボは副交感神経を優位にしやすく、リラックス効果があります。
「刺激した後は頭がスッと軽くなる」と感じるのはこのためです。
④ 内臓機能との関連
東洋医学では、肩こりの背景に胃腸疲れや肝の不調が隠れていることもあると考えます。
肩のツボ刺激で間接的に内臓が整い、肩こりの根本改善につながるケースもあります。
■ 肩こりに効果のあるツボとその位置
① 肩井(けんせい)
首の付け根〜肩先のちょうど真ん中あたり。
肩こりの代表格ともいえるツボで、押すとズーンと響くことが多いです。
② 肩中兪(けんちゅうゆ)
首を前に倒したときに出てくる骨(第7頚椎)から少し外側。
肩甲骨の強いハリがある方は、ここに反応が出やすいです。
③ 天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)
どちらも後頭部にあるツボで、首こり・眼精疲労に非常に有効。
PC作業が多い方はほぼ100%ここが硬いです。
④ 合谷(ごうこく)
手の甲で、親指と人差し指の骨の合流地点。
肩こりだけでなく頭痛にも効果があり、施術でも頻繁に使う万能ツボです。
■ ツボの押し方と注意点
ツボ押しは、間違った方法で行うと逆に筋肉を痛めることがあるため、ポイントを押さえることが大切です。
1. 正しい押し方
① 指の腹で押す
爪先で刺すように押すのはNG。
必ず親指・人差し指の腹を使います。
② “イタ気持ちいい” 強さ
力任せは禁物。
「痛いけど気持ちいい」「ズーンと響く」程度が最適です。
③ 5〜10秒押して、ゆっくり離す
1ヵ所につき3〜5回が目安です。
呼吸と合わせて行うと、リラックス効果がさらに高まります。
④ ベストタイミングは?
-
入浴後
-
就寝前
-
肩の重だるさを感じ始めたとき
当院では「寝る前の2分ツボ押し」をおすすめしています。
2. ツボ押しの注意点
① 強すぎる刺激は逆効果
肩井などは骨に近くデリケートです。
強く押してアザになって来院される方もいらっしゃいますので注意です。
② 鋭い痛み・腫れがある場合は控える
しこりがある場合は優しい刺激から。
痛みが続く場合は施術が必要なケースもあります。
③ 妊娠中は自己判断で押さない
とくに
-
三陰交
-
合谷
-
肩井
は避けるべきです。
必ず専門家の指導を受けてください。
④ 体調不良・食後すぐは避ける
身体が弱っているときは、ツボの効果が十分に働きません。
⑤ 皮膚トラブル部位はNG
湿疹・火傷・打撲の上からの刺激は悪化の原因になります。
ツボ押しは、正しい知識とやり方を理解していれば、誰でも手軽に実践できるセルフケア方法です。肩こりに悩まされる方は、日々の生活の中で少しずつ取り入れて、体の声を聞きながら無理なく続けてみてください。
名古屋市守山区小幡のなごみ鍼灸整骨院 小幡院では、ツボ療法を含む国家資格保有スタッフによる本格的な鍼灸・手技療法を行っております。「自分で押しても効かない」「肩が重だるくてつらい」「根本から改善したい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
■ おわりに
ツボ押しは、知識とコツさえ押さえれば誰でも手軽にできるセルフケアです。
肩こりに悩む方は、まずは“少しずつ、無理なく”を心がけて続けてみてください。
もし
「押しても効果が出ない」
「肩が重だるくて仕事に集中できない」
「根本から改善したい」
という場合は、一度専門家の施術で体をリセットすることをおすすめします。
名古屋市守山区小幡の なごみ針灸整骨院 小幡院 では、ツボ・鍼灸・整体を組み合わせながら、つらい肩こりを根本から改善する施術を行っています。
お気軽にご相談ください。
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ブログ監修者: 瀬上正幸
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