足底筋膜炎に対する柔道整復師の治療|名古屋市昭和区御器所の接骨院
目次
2025/07/03
名古屋市昭和区の御器所駅の近くで、毎朝カルテを広げてコーヒーをすすっている、
なごみ鍼灸接骨院 御器所院の高野です。こんにちは。
最近、立て続けに同じ相談が続きました。
「先生、朝の一歩が本当に痛いんです…」
「歩いてると、足の裏がズキッとするんですよね」
これ、僕の経験上“ほぼ足底筋膜炎”なんです。
御器所は飲食店やオフィスも多く、立ち仕事で頑張っている方が多いので、毎週のように同じ症状の患者さんが来院されます。
■ 足底筋膜炎ってどんな状態か、現場目線で話すと…
教科書的には「踵から足指に伸びる筋膜への過負荷による疼痛」なんですが、
実際に触ると“張りつめたゴム”みたいにカチコチになっている方が多いです。
先日来られた20代の女性は、立ち仕事で足がパンパン。
踵の付け根をそっと押した瞬間に「それ!そこです!」と声が出ていました。
筋膜の付着部にストレスが集中して、細かい断裂が重なり、結果として朝の一歩が痛くなる…このパターンが非常に多いですね。

■ 治療は手術ではなく“保存療法”が基本
整形外科でも同じですが、足底筋膜炎の9割は手術の必要がありません。
ただし、やみくもにストレッチやマッサージを繰り返しても改善しません。
僕はいつも治療を次の流れで考えています。
-
負担を減らす
-
筋膜と関節を整える
-
正しい動き方を取り戻す
-
足裏に合った環境(靴・インソール)に整える
これを順番にやると改善が早いです。
■ まずは問診と検査で「なぜ痛くなったか」を突き止める
問診では、痛みの場所だけでなく、
-
立ち仕事なのか
-
運動習慣があるか
-
朝だけ痛いのか、歩いても痛いのか
-
普段履いている靴の種類
ここをかなり細かく聞きます。
靴の裏を見て「外側だけすり減ってますね」と話すことも多いです。
続けて、立った状態や歩行もチェックします。
たとえば、片脚立ちをしてもらうと重心が外に流れる方が多い。
そういう人はアーチが潰れやすく、足底筋膜が常に引っ張られているんです。
触診では踵の内側がズーンと響くような痛みがあるか確認します。
ここで「そこ痛いです…」と表情がゆがむ方は、だいたい典型的な足底筋膜炎ですね。

■ 手技で“足裏だけじゃない”筋膜・関節を整える
現場では、足裏だけ治療しても正直あまり変わりません。
実は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が硬い人がめちゃくちゃ多いです。
このラインはアキレス腱から足底筋膜までつながっているので、ここが硬いと足裏に全部負担が来てしまう。
施術では、
-
足裏の筋膜リリース
-
ふくらはぎの深部の癒着取り
-
足首の関節モビリゼーション
-
必要があれば膝・股関節の調整
などを組み合わせます。
施術後に歩いてもらうと、皆さんだいたい
「足が地面をつかむ感じが違いますね…」
と言われます。
■ 運動療法は“正しい使い方”のクセ付けが大事
ストレッチは誰でもできますが、正しく行えている人はほとんどいません。
ふくらはぎのストレッチも、膝が曲がっていたり、反り腰のまま伸ばしていたりすると効果が半減します。
院内では、姿勢を直しながらゆっくり行います。
筋トレは、派手なトレーニングはしません。
むしろ小さな筋肉——例えば後脛骨筋や母趾外転筋。
ここを鍛えるだけでアーチが生き返ってくることがあるんですよ。
タオルギャザーやチューブトレーニングは、自宅での必須メニューとしてお渡ししています。

■ 物理療法も状況に合わせて使い分けます
当院では、症状の段階によって使う機器を変えています。
-
炎症が強い → 超音波のパルスモード
-
ある程度動ける → ハイボルテージで深部の鎮痛
-
動きが悪い → 電気+手技の組み合わせ
超音波は見た目地味ですが、患者さんからは
「終わったあと、足が少し軽いですね」
と言われることが多いです。
■ 状態が長引く人は“慢性化”している可能性も
3ヶ月以上痛みを繰り返す人は、炎症ではなく“変性”が起きているケースがあります。
いわゆる fasciosis(退行変性)という状態で、筋膜の質そのものが硬くなってしまっている。
こういった場合、体外衝撃波(ESWT)やPRP注射を整形外科で併用してもらうこともあります。
院でのケアと併用すると改善が早いです。
■ なごみ鍼灸接骨院 御器所院での施術の流れ
HPでも紹介していますが、当院は「筋骨バランス矯正」という独自の技術があります。
骨盤後傾・足首の硬さ・アーチの低下、この3つを中心に全身の動き方を整える施術です。
施術の流れを簡単にいうと…
-
姿勢・歩行の検査
「ちょっと歩いてみてください」と毎回お願いしています。 -
筋骨バランス矯正(整体)
足首と骨盤の連動を整えると、足裏への負担がスッと抜けることが多いです。 -
鍼灸 or 物理療法
鍼が苦手な方はハイボルテージや微弱電流を使用します。 -
足底〜ふくらはぎの深部筋膜リリース
ここが本当に重要です。 -
日常の動き方・靴指導・ストレッチ指導
“施術して終わり”では意味がないので、再発しにくい身体づくりまでサポートします。

■ 最後に
足底筋膜炎は、しっかり原因を見極めれば必ず改善します。
ただ、放っておくと長引きやすいのも事実なんです。
もし、
-
朝の一歩が刺すように痛い
-
長時間歩くと足裏がジンジンする
-
最近、靴の裏の減り方が変だ
そんなサインがあれば、早めに相談してください。
名古屋市昭和区・御器所駅すぐの
なごみ鍼灸接骨院 御器所院 では、根本から改善できる施術を行っています。
「ちょっと相談だけでも…」という方も気軽に来てくださいね。

ブログ監修者: 川口哲平
コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!
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