五十肩の発生する原因と解消する方法|昭和区吹上なごみ鍼灸接骨院
目次
2025/07/11
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療です。
40代以降の男女に多くみられる「五十肩(四十肩)」。
突然肩が痛くなり、服を着替えたり髪を洗ったりするのもつらくなる――そんな経験はありませんか?
この症状は、放置すると半年〜1年以上も不自由が続き、後遺症として可動域が戻らないこともあるため、正しい知識と対応が欠かせません。
本記事では、五十肩が発生するメカニズム・主な原因・放置のリスク・効果的な解消法について、整体・接骨の視点から徹底解説します。
1. 五十肩とは?|正式名称と特徴
五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、肩の関節まわりに炎症が起こることで痛みと運動制限が現れます。
主な症状
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腕を上げる・後ろに回すと肩が痛む
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夜間に痛みが強くなり、睡眠に支障が出る
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肩関節の可動域(動く範囲)が狭くなる
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エプロンの紐を結ぶ、シャツを脱ぐなどの日常動作が困難になる
40代で発症すれば「四十肩」、50代以降なら「五十肩」と呼ばれますが、どちらも同じ疾患です。

2. 五十肩が発生する主な原因|知らないうちに進行する肩関節の変化とは?
五十肩(四十肩)は、外傷や明確なきっかけがないまま発症することがほとんどです。痛みや可動域制限の原因は、肩関節内の炎症・癒着・硬化によるもので、日常生活の中に潜むリスク要因が密接に関係しています。
以下に、五十肩を引き起こしやすい代表的な原因をより詳しくご紹介します。
【1】加齢による関節・腱の変性|40代以降から始まる肩の老化現象
加齢とともに、肩関節周囲の組織には変性(老化)による変化が起こります。
関節包・腱板の変化
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肩関節を包む「関節包」や、腕を動かす「腱板(ローテーターカフ)」の組織は、年齢とともに弾力性が失われ、硬くなります。
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さらに血流が悪化することで、自然治癒力が低下し、微細な損傷が修復されにくくなるのです。
小さな炎症の積み重ねが発症のきっかけに
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日常動作の中で起こる「ごくわずかな損傷」が、繰り返し積み重なることで炎症が慢性化します。
-
その結果、関節の滑らかな動きが失われ、痛み・動かしづらさ・可動域制限といった五十肩特有の症状へと進行します。
【2】姿勢不良・巻き肩・猫背|現代人に急増する「機能的な肩こり」が引き金に
長時間のスマートフォン操作、デスクワーク、座りっぱなしの生活習慣は、肩や背中の筋肉バランスを崩し、関節の動きを妨げます。
姿勢不良が与える影響とは?
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肩が前に巻き込まれる「巻き肩」、背中が丸まる「猫背」になると、肩甲骨の可動性が低下します。
-
肩甲骨と連動して動くはずの肩関節(肩峰〜上腕骨の動き)に、不自然な負荷が集中することになります。
筋肉の緊張→血行不良→炎症へ
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猫背姿勢では、胸の筋肉(小胸筋)が硬くなり、肩関節の自由な動きを妨げるだけでなく、
-
首〜肩〜背中にかけての血流が滞り、筋肉や関節が酸素不足になりやすい状態に。
これが慢性的な緊張や炎症の原因となり、五十肩を引き起こしやすくします。
【3】運動不足と使いすぎ|どちらも「肩関節に悪影響」
五十肩は、「肩を使わなさすぎる人」と「酷使する人」の両方に起こりやすい特徴があります。
運動不足のリスク
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運動不足により肩の筋肉が衰えると、関節を支える力が弱まり、安定性が低下。
-
結果として関節がスムーズに動かなくなり、少しの動作でも炎症を起こしやすくなります。
使いすぎのリスク
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一方で、重い荷物を持ち上げたり、高所での反復作業(例:天井の掃除や荷物の積み下ろし)などを繰り返す人は、
-
腱や靭帯に繰り返しのストレスが加わり、摩耗や炎症が蓄積されます。
ワンポイント:
「運動していれば大丈夫」というわけではなく、肩に過剰な負荷をかける動作や、反復動作の多い仕事・趣味も要注意です。
【4】糖尿病・甲状腺機能異常などの基礎疾患|代謝異常が引き起こす関節障害
医学的にも注目されているのが、五十肩と基礎疾患の関連性です。
糖尿病と五十肩の関係
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糖尿病のある方は、一般の方に比べて五十肩を発症する確率が2〜3倍高いとされています。
-
血糖値が高い状態が続くと、体内のタンパク質と糖が結びついて変性を起こし、コラーゲンの柔軟性が失われる(糖化)のです。
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その結果、関節包が硬くなりやすく、癒着や拘縮が進行してしまいます。
甲状腺機能の低下も影響
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特に女性に多い**甲状腺機能低下症(橋本病など)**も、五十肩との関連が報告されています。
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ホルモンバランスの乱れが筋肉・関節の代謝に悪影響を及ぼし、炎症が起きやすい状態をつくることが分かっています。
【補足】ストレス・睡眠不足も影響する
直接的な原因ではありませんが、精神的ストレスや慢性的な睡眠不足も、筋肉の緊張・血流不良を招き、炎症リスクを高めます。
-
交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張しやすい状態に
-
自律神経の乱れにより、夜間痛が強くなったり回復が遅れるケースも見られます
3. 症状の進行ステージと特徴
五十肩は自然に進行していく疾患で、主に以下の3つのステージに分かれます。
| ステージ | 症状の特徴 |
|---|---|
| 急性期(炎症期) | 激しい痛み・夜間痛・突然動かせなくなる |
| 拘縮期(凍結期) | 痛みが落ち着くが、肩が固まり動かせない |
| 回復期(解凍期) | 徐々に動かせるようになるが筋力低下も |

4. 放置することで起こるリスクと後遺症|「自然に治る」と思っていませんか?
五十肩は、時間が経てば痛みが和らいでいくことが多いため、「そのうち治る」と考えて放置してしまう方が少なくありません。
しかし実際には、放置によって回復が遅れる・機能障害が残る・他の部位に負担がかかるといった二次的な問題を引き起こす可能性があります。
特に拘縮(こうしゅく)期や回復期に適切なアプローチをせずに放っておくと、可動域の改善が不十分になり、後遺症が残るケースもあります。
以下に、五十肩を放置することで起こりうる代表的なリスクについて詳しく解説します。
【1】関節の癒着が進行し、凍結肩になる
五十肩を放置すると、関節内で炎症が慢性化し、関節包や周囲の軟部組織が癒着していきます。
この状態が悪化すると、関節が凍りついたようにまったく動かなくなる「凍結肩(フローズンショルダー)」と呼ばれる状態に進行します。
凍結肩の特徴:
-
腕が上がらない、後ろに回せない
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動かそうとすると鋭い痛みが走る
-
日常生活の多くの動作に支障が出る(着替え、洗髪、車の運転など)
癒着が完成してしまうと、ストレッチやリハビリだけでは可動域が戻らず、数年単位で不自由な生活が続く可能性もあります。
【2】筋力低下により、回復後も肩が重く感じる
痛みをかばって肩を動かさなくなることで、肩まわりの筋肉(特に三角筋や棘上筋)が著しく衰えてしまいます。
筋力低下による影響:
-
痛みが和らいでも**「肩が重い」「すぐ疲れる」「長く腕を上げていられない」**といった症状が残る
-
関節を支える筋肉が弱くなることで、肩関節の安定性が損なわれ、再発リスクが上がる
-
筋肉の代謝が落ち、血流や柔軟性も低下する悪循環に
放置=動かさない=筋肉が弱るという流れは、加齢による筋力低下をさらに加速させてしまいます。
【3】肩をかばうことで他の部位にも不調が出る
肩を動かすのがつらくなると、無意識のうちに**体の他の部位で代償動作(かばう動き)**を行うようになります。
よくある二次的な不調:
-
反対側の肩の痛み・腱板炎(左右バランスの崩れ)
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首や背中のコリ・緊張性頭痛(肩をすくめる癖)
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胸郭・肩甲骨の動きが制限され、呼吸が浅くなる
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腰痛や骨盤のゆがみ(全身バランスの連鎖)
本来の動きを取り戻せないまま過ごしていると、局所的な問題が「全身の不調」へと波及するのが五十肩の怖いところです。
【4】精神的ストレス・不眠などの二次的問題
五十肩は、特に夜間の痛み(夜間痛)が強く出やすいため、睡眠障害を引き起こすことがあります。
睡眠不足による影響:
-
疲労が取れにくく、日中の集中力や仕事効率が低下
-
ストレスや不安感の増加
-
自律神経のバランスが崩れ、痛みの感じ方がより過敏に
-
長期的には、うつ状態や不安障害といった精神的な問題につながることも
慢性的な痛みと生活の不便さが重なると、患者さんのQOL(生活の質)が著しく低下してしまいます。
✅まとめ|放置は「自然治癒」ではなく「悪化」を招くことも
| 放置による主なリスク | 詳細 |
|---|---|
| 関節の癒着 | 凍結肩になり、可動域が大きく制限される |
| 筋力の低下 | 回復しても重だるさ・疲労感が残る |
| 他部位への影響 | 首・背中・反対側の肩・腰など全身に波及 |
| 睡眠障害・精神的疲労 | 痛みによる不眠・ストレス増加・うつ傾向 |
「自然に治るだろう」と安易に考えて放置すると、回復までに年単位の時間がかかるだけでなく、日常生活に深刻な支障をきたす可能性もあります。
逆に言えば、適切な時期に正しい対応をすれば、五十肩は改善が見込める症状です。
「痛みが長引く」「腕が上がらない」「夜に痛くて眠れない」といったサインを感じたら、早めに専門機関へ相談し、正しいステップでの改善を目指しましょう。

5. 解消のための基本方針
五十肩の治療では、ステージに応じた対応が最も重要です。急性期・拘縮期・回復期でやるべきことが異なります。
| ステージ | 対応方針 |
|---|---|
| 急性期 | 安静・アイシング・炎症の抑制が最優先 |
| 拘縮期 | ストレッチで可動域を少しずつ回復 |
| 回復期 | 筋力トレーニング・可動域訓練で元の状態へ |
6. 自宅でできるケア・ストレッチ
五十肩を改善するには、日々のセルフケアも非常に重要です。
【1】タオルストレッチ
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タオルを背中で上下に持ち、上下に動かす
-
痛みのない範囲で10回
【2】壁這い運動
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指を壁につけて、這わせるように肩を上げていく
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無理をせずゆっくり上げ下げ
【3】ペンデュラム運動(振り子)
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身体を前に倒し、腕を下げてブラブラ振る
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関節に負荷をかけずに可動域を拡大
【4】温熱療法
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お風呂やホットパックで肩まわりを温めることで、筋肉の柔軟性と血行を改善

7. 接骨院・整骨院での専門的な施術
五十肩は自己流のストレッチだけでは改善が難しい場合があります。そこで効果的なのが、接骨院や整骨院での専門的な施術です。
【1】関節モビリゼーション
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固まった関節に微細な動きを加えることで癒着を緩和し、動きを取り戻します。
【2】鍼灸療法
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ツボや筋肉に刺激を与え、炎症の鎮静・血流促進・痛みの抑制に効果があります。
【3】ハイボルト・超音波治療
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電気刺激や超音波で筋肉・靭帯の深部に直接アプローチし、炎症や硬さを軽減します。
【4】姿勢・動作の見直し指導
-
再発予防のために、日常生活の動作や姿勢改善指導もセットで行うことが効果的です。
8. よくある質問(FAQ)
Q. 五十肩は自然に治るものですか?
→痛みは自然に治ることもありますが、可動域が戻らないケースが多く、機能的な回復にはリハビリや施術が必要です。
Q. 両肩に同時に起こることはありますか?
→まれですがあります。特に糖尿病などの基礎疾患がある場合、両側性の五十肩が起こるリスクが高くなります。
Q. どの段階で施術を受けるのがベストですか?
→痛みが落ち着き始めた拘縮期〜回復期がベストですが、急性期であっても相談だけでも早めに受けることが推奨されます。

9. 名古屋市昭和区「なごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療」での取り組み
当院では、五十肩の症状に対して以下のような段階別の施術プログラムをご用意しています。
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初回は問診と動作検査を丁寧に行い、症状のステージを正確に見極め
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鍼灸や手技療法、電気治療を組み合わせた個別対応の施術プラン
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自宅でできるセルフケアや生活習慣のアドバイス
-
回復期には肩甲骨・胸郭・姿勢のトータル調整で、再発しにくい体へ
五十肩は原因不明の突然の痛みや可動域制限で日常生活を大きく制限してしまう厄介な症状です。
しかし、発症のメカニズムを理解し、段階に応じた適切なケアを行えば、確実に回復が期待できます。
✅ 放置せず、痛みが出た時点で専門機関に相談
✅ セルフケアと施術を並行して行う
✅ 長期的に肩の柔軟性・筋力を保つ意識が大切
名古屋市昭和区で五十肩の症状にお悩みの方は、「なごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療」までお気軽にご相談ください。
五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療までご相談ください!
名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療はコチラ
ブログ監修者: 川口哲平
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