なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院では、単なる痛みの緩和だけでなく、「体の連動性や姿勢のバランス」を見直し、全身を調整することで根本改善を目指す治療を行います。
痛みが再発しにくい身体づくりやセルフケア指導にも力を入れており、トレーニングや歩き方の指導も行います。
もし施術内容や料金、具体的な予約の流れなどさらに詳しく知りたい場合も、お気軽にお知らせください。
目次
2025/07/31
こんにちは。
名古屋市東区砂田橋にあります、なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院の高野です。
「朝の一歩目にかかとがズキッ」「歩き出しに痛みが出る」――そんな症状でお困りの方、いませんか?
それは多くの場合、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)が原因です。
今回は、足底筋膜炎に密接に関わる「足のアーチ」について名古屋市東区砂田橋にありますなごみ鍼灸接骨院砂田橋院の高野が詳しく解説し、治療アプローチや自宅でできるセルフケアを交えて、専門と一般の間をつなぐ内容をご提供します。

基本解説
足底筋膜炎とは、踵(かかと)から中足骨(足先)にかけて伸びる「足底筋膜」と呼ばれる繊維性の腱様組織が、過剰な負担や繰り返しのストレスによって炎症・微細損傷を起こす疾患です。
もともとはランナーや立ち仕事の方に多い症状ですが、最近ではデスクワーク中心の生活でも発症が増えています。
典型的な症状
朝の一歩目が鋭く痛む(スターティングペイン)
動き出すと多少落ち着くが、長時間の立ち仕事・歩行で再び痛む
かかとの内側前方に圧痛がある
両足、または片側のみで症状が出るケースもある
人間の足の裏には、歩行や走行時にかかる衝撃を吸収し、地面への力の伝達を効率よく行うための3つのアーチ構造が存在します。これらのアーチは、骨・靭帯・筋肉・腱によって支えられ、動的・静的な安定性に寄与します。
内側縦アーチ(ないそくたてアーチ)
構成骨:踵骨(かかと)、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1中足骨
特徴:3つのアーチの中で最も高く、最も弾力性があるアーチです。
役割:
衝撃吸収:地面からの衝撃を和らげる。
蹴り出しを助ける:「ウィンドラス機構(Windlass mechanism)」により、足底腱膜が巻き上げられ、アーチが引き締まり、蹴り出しの力を強化します。
姿勢保持:直立姿勢を支え、バランスを取る。
臨床的意義:
アーチが落ちると偏平足(へんぺいそく)となり、疲労や膝・腰の痛みの原因になることもあります。
外側縦アーチ(がいそくたてアーチ)
構成骨:踵骨、立方骨、第4・第5中足骨
特徴:内側よりも低く、硬くて安定しています。
役割:
安定性の確保:歩行やランニング時、側方(左右)のバランスを取る。
荷重分散:特に立っている時に体重をしっかり支える。
臨床的意義:
外側縦アーチが不安定になると、足首のねんざや外反母趾の原因になることがあります。
横アーチ(よこアーチ)
構成骨:中足骨(特に第1~第5中足骨の頭部)
特徴:足の前部、つま先に近い部分に存在するアーチ。地面と接する面に最も近い。
役割:
足先の柔軟性と安定性を両立。
衝撃分散:前足部にかかる体重の衝撃を横方向に拡散する。
靴のフィット感にも大きく関わる。
臨床的意義:
横アーチが崩れると開張足(かいちょうそく)となり、中足骨頭痛やモートン病(神経の圧迫による痛み)の原因になることがあります。
補足:アーチを支えるメカニズム
受動的支持:靭帯や骨の形状がアーチの基礎を形作る。
動的支持:足底筋群や腱(例:後脛骨筋腱、足底筋膜など)がアーチの張力を調整しながら支える。
ウィンドラス機構:歩行時、つま先が反り上がると足底腱膜が巻き上がり、内側縦アーチが引き締まる構造。効率的な力の伝達を可能にする。
足底筋膜炎は、足の裏にある強靭な結合組織「足底筋膜(そくていきんまく)」に炎症が起こる疾患で、多くはかかと付近に痛みを感じます。
足底筋膜は、内側縦アーチの重要な構造サポーターであり、アーチの高さやバランスは炎症の発症と密接に関わっています。
扁平足(アーチ低下)の影響
✅ 解剖学的背景
扁平足とは、内側縦アーチが低下または消失した状態。
この状態では足底筋膜が引き伸ばされ続ける形になります。
✅ 起こる問題
常に張力がかかった状態が続き、筋膜がリラックスできない。
歩行や立位での衝撃吸収能力が低下し、負荷が筋膜に集中。
特に「かかと(踵骨の内側突起)」に筋膜が付着しているため、この部位に炎症や微小断裂が起こりやすくなります。
✅ 臨床例
朝の一歩目で強い痛み(初動時痛)が典型的。
長時間の立ち仕事や歩行で悪化。
✅ 関連する構造的問題
後脛骨筋の機能低下や距骨下関節の過回内(オーバープロネーション)も併発しやすい。
ハイアーチ(過剰なアーチ)の影響
✅ 解剖学的背景
ハイアーチ(高アーチ足、pes cavus)は、内側縦アーチが過度に高くなっている状態。
足底筋膜が緊張しやすく、クッション機能が損なわれた足になります。
✅ 起こる問題
アーチが硬くて柔軟性が乏しいため、地面からの衝撃が分散されず、一点に集中。
歩行時に足底筋膜に繰り返しストレスがかかりやすく、結果として炎症が生じやすい。
靴底の特定部分がすり減りやすく、歩行バランスも悪化。
✅ 臨床例
足底だけでなく、足背部やアキレス腱、ふくらはぎの筋緊張が伴うこともある。
クッション性がないため、長距離歩行やランニングで痛みが出やすい。
✅ 共通するキーポイント
| 要素 | 扁平足 | ハイアーチ |
|---|---|---|
| アーチの状態 | 低下(潰れている) | 過剰に高い |
| 衝撃吸収性 | 低下 | 著しく低下 |
| 筋膜への負荷 | 慢性的な牽引ストレス | 局所的な衝撃ストレス |
| 関連症状 | かかとの痛み、アキレス腱炎 | 足底痛、足背痛、外反小趾など |
| 対応策 | アーチサポート、動的筋トレ | クッション性重視のインソール、柔軟性の改善 |
🔄 なぜ「バランスの取れたアーチ」が重要なのか?
アーチは高すぎても低すぎても、足底筋膜に過剰な負荷を与えます。
適度な高さと柔軟性を保つことで、筋膜は自然な張力を維持し、負荷を分散・吸収できる理想的な状態になります。
🔧 対応と予防のポイント
ストレッチ:ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)や足底筋膜の柔軟性を高める。
足のアーチ筋群のトレーニング:特に短母趾屈筋、母趾外転筋など。
適切なインソールの使用:アーチの高さに応じたサポート。
靴選びの見直し:クッション性、アーチサポートのある靴。

朝のスターティングペイン(初動時痛)
🧠 原因のメカニズム:
睡眠中、足は底屈(つま先が伸びた状態)で静止しているため、足底筋膜が短縮したままになります。
朝、立ち上がった瞬間に体重が一気に足底にかかると、縮こまった筋膜が急に引き伸ばされることで、かかと周囲に鋭い痛みが生じます。
🔍 関連するアーチの問題:
内側縦アーチの低下(扁平足)があると、筋膜にかかる引っ張り力が日常的に強くなっているため、この痛みがより顕著に。
足底筋膜が休む間もなく過緊張している状態が続いている証拠。
💡 臨床的特徴:
一歩目が特に痛いが、歩いているうちに徐々に和らぐのが典型。
足底筋膜炎の最も代表的な初期症状。
夕方・立ち仕事後のふくらはぎや足底の重さ・鈍痛
🧠 原因のメカニズム:
長時間立っていると、足底のアーチ構造(特に内側・外側縦アーチ)が疲労して支えきれなくなる。
足底やふくらはぎの筋肉が補助的に働き続け、オーバーワーク状態となり、血流不良や疲労物質の蓄積により「重だるさ」や「鈍痛」として現れます。
🔍 関連するアーチの問題:
内側縦アーチが潰れ気味の人に多く、アーチのクッション機能が弱くなっている証拠。
また、ハイアーチの人も、足底の接地面が狭いため、一点に負担が集中しやすくなり、同様の症状を感じる場合があります。
💡 臨床的特徴:
午後〜夕方にかけて、症状が強くなる傾向。
立ちっぱなしの職業(看護師、調理師、販売員など)に多く見られる。
かかとの圧痛点(とくに内側の踵骨内側突起)
🧠 原因のメカニズム:
足底筋膜は、かかとの骨(踵骨の内側突起)に付着しており、この部分が歩行や立位で過度に引っ張られる・圧迫されると、炎症や微小損傷が生じます。
特にアーチが乱れていると、筋膜が正常に機能できず、この付着部に力が集中しやすくなる。
🔍 関連するアーチの問題:
扁平足では、アーチの崩壊により、筋膜が常に引き延ばされた状態 → かかとの付着部に牽引ストレス集中。
ハイアーチでは、筋膜にかかるクッションがないため、かかとの衝撃が直撃 → 圧痛が出やすくなる。
💡 臨床的特徴:
かかとを指で押すと「ピンポイントで痛い」場所がある。
朝だけでなく、日中にも痛みが残る場合は、慢性化している可能性が高い。
タオルギャザー(足指トレーニング)
床に置いたタオルを足指でたぐり寄せるトレーニングで、アーチ構造を意識的に強化できます。
ショートフット運動
足裏アーチを縮めて持ち上げる運動。1日数セット続けて、アーチ強化習慣を。
足底マッサージ
テニスボールや専用ローラーで足裏をゆっくり転がして筋膜の硬さを緩和。
アーチチェック方法
片足でつま先立ちをしてアーチが自然に形成されるかを確認。できない場合は、アーチ崩れに注意。
扁平足:内側縦アーチサポート型
ハイアーチ:柔軟素材でクッション性重視のタイプ
再発予防には、かかと部に厚みがある安定型がおすすめ
1. 問診・動作評価と根本原因の把握
まずは患者さんの痛みの出方や生活習慣を詳しく問診。
足底・足首・骨盤・股関節などの連動性や動きのクセをチェックし、なぜ痛みが出ているのか本質へアプローチ 。
2. 筋骨バランス矯正(整体)
「骨盤後傾」「足首の硬さ」「アーチの低下」という3点を中心に、ソフトな整体手技で調整します 。
これにより、足裏にかかる過剰負荷を軽減します。

3. 鍼灸または治療機器を活用
鍼灸が苦手な方は、ハイボルテージ治療器や微弱電流治療器で鎮痛・血流促進も対応。
鍼灸を受ける場合も、少ない刺激で身体の反応を引き出すスタイルです 。
4. 筋膜リリース(深部アプローチ)
足底だけでなく、ふくらはぎや腰部などの筋膜の癒着・硬さに対してリリースし、全身の柔軟性・連動性を回復。
5. セルフケア・運動指導
痛み軽減後には、自宅でできるストレッチや筋力トレーニング(例:タオルギャザー)を処方。
正しい靴の選び方や日常での動作指導も取り入れて、再発防止を重視しています。

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ブログ監修者: 瀬上正幸
コメント: 小幡院からの情報と交通事故関連のブログを監修していきます!交通事故にあってしまったら「なごみグループ」にご相談ください。
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