五十肩(四十肩)とは?|名古屋市守山区小幡にあるなごみ針灸整骨院
目次
2025/08/02
こんにちは!
名古屋市守山区小幡にある「なごみ針灸整骨院 小幡院」のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、40代から60代の患者様から非常にご相談の多い「五十肩(四十肩)」について、詳しく解説していきたいと思います。
「急に肩が上がらなくなった」「夜になるとズキズキと痛む」「シャツを着るのがつらい」。
そんな症状に悩まされている方、それはもしかしたら「五十肩」かもしれません。
五十肩は、自然に治ることもありますが、正しい知識と適切な対処法を知っておかないと、痛みが長引いたり可動域が戻らなかったりすることもあります。
このブログでは、五十肩の原因・症状・診断・治療・セルフケア・予防法まで、幅広くかつ分かりやすくご紹介します。
1. 「五十肩」と「四十肩」の違いは?
まずは「五十肩」と「四十肩」という名称について。
実は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる病名が正式です。
「五十肩」も「四十肩」も、年齢によって呼び分けられているだけで、症状や原因はほとんど同じです。
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四十肩:40代で発症した場合の呼称
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五十肩:50代で発症した場合の呼称
つまり、年齢の違いによる俗称であり、医学的には区別されていません。
◉ なぜ名前が違うの?
実際の病態に違いはなく、どちらも肩関節に痛みや可動制限が生じるものです。医学的には「肩関節周囲炎」に分類され、腱板(けんばん)、滑液包(かつえきほう)、関節包(かんせつほう)などの軟部組織に異常が起きて発症します。
2. 五十肩の主な症状
五十肩には以下のような特徴的な症状があります:
① 肩の痛み(特に夜間痛)
特に、寝ているときや就寝中にズキズキと痛む「夜間痛」は、五十肩の代表的な症状です。横向きで寝ると、痛い方の肩に圧がかかり、眠れなくなる方も多く見られます。
② 可動域の制限(腕が上がらない)
最初は軽い違和感程度だったのが、徐々に「腕が上がらない」「後ろに回せない」といった運動制限が出てきます。シャツを着る、髪を結ぶ、背中を洗うなど、日常生活に支障が出てきます。
③ 肩関節周囲の炎症と硬直
炎症が進むと、筋肉や関節包が硬くなり、動かすこと自体が困難になってきます。
④慢性的な張り感・違和感
動かすと重たい・張る・引っかかるような感覚が続くこともあります。
⑤日常動作に支障
五十肩になると、日常生活が不便になるだけでなく、精神的なストレスにもつながります。仕事、家事、趣味に大きな支障をきたします。
3. 五十肩の進行段階(3つの時期)
五十肩は、一般的に3つの時期を経て回復へ向かいます。
① 炎症期(急性期)…約1〜2ヶ月
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肩の激しい痛み
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夜間痛が強い
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安静時でもズキズキする
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可動域はまだ大きく制限されない
② 拘縮期(慢性期)…約2〜6ヶ月
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炎症は徐々に収まる
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しかし肩の可動域が狭くなる
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「腕が挙がらない」「背中に手が回らない」など明確な動作制限が出てくる
③ 回復期…半年〜1年程度
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痛みが徐々に軽減
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可動域も少しずつ戻ってくる
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しかし回復までに長期間を要する
※人によっては1年以上かかることもあります。
4. なぜ五十肩になるの?|原因とリスク
五十肩の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の要因が複合的に関係していると考えられています。
◉ 加齢による組織の変性
加齢によって肩関節を支える腱や関節包が硬くなり、炎症や癒着が起こりやすくなります。
◉ 血流不足・代謝低下
筋肉や関節周囲への血流が悪くなり、疲労物質や炎症が長引く原因となります。
◉ 姿勢の悪さ(巻き肩・猫背)
現代人に多い巻き肩・猫背姿勢が、肩関節に負担をかけ続けることで五十肩のリスクを高めます。
◉ 肩の使いすぎ・逆に使わなさすぎ
重い荷物を持つ仕事や育児などによるオーバーユース。また、運動不足で肩を使わなすぎても、関節は硬くなりがちです。
◉ 運動不足・血行不良
運動不足により肩の筋肉が硬くなると、柔軟性が失われ、ちょっとした動作で炎症が起きやすくなります。また、血流の悪化は自然治癒力を下げます。
◉ 糖尿病やホルモンバランスの乱れ
糖尿病患者は五十肩のリスクが高いことが知られています。また更年期の女性はホルモン変化により関節の柔軟性が低下しやすくなります。
5. 五十肩と似た症状の病気に注意!
五十肩と思っていたら、実はまったく別の病気だった…というケースもあります。以下のような疾患と間違えやすいため、自己判断は禁物です。
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腱板断裂(肩の筋が切れてしまう)
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石灰沈着性腱板炎(肩に石灰がたまって炎症)
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肩峰下滑液包炎
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頚椎症・頚椎ヘルニア(首の神経圧迫による肩の痛み)
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関節リウマチ など
当院では、問診・視診・触診・徒手検査などを通して、こうした病気と五十肩を見分け、的確な施術方針を立てていきます。
6. 五十肩の治療方法とは?
◉ 整体・手技療法
当院では、筋肉の緊張を緩め、肩周囲のバランスを整えることで、痛みの緩和と可動域の改善を図ります。無理に動かすことはせず、段階的にやさしくアプローチしていきます。
◉ 鍼灸治療
五十肩には特に鍼灸治療が効果的です。ツボへの刺激により血流を促し、炎症や痛みの緩和、回復力の向上が期待できます。夜間痛にも効果が見られるケースが多いです。
◉ ハイボルト療法・電気治療
深部の炎症にアプローチするため、神経や筋肉に働きかける電気療法も導入しています。
◉ テーピング・姿勢指導
肩周囲のサポートや、日常生活での姿勢・動作指導も大切です。巻き肩や猫背を改善することは再発予防にもつながります。
7. 自宅でできるセルフケア
【炎症期は無理に動かさない】
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安静第一。冷却(アイシング)を行いましょう。
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温めると悪化する場合もあるので注意。
【拘縮期〜回復期は少しずつ動かす】
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肩甲骨の体操やストレッチが有効です。
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無理をせず「気持ちいい」程度に留めましょう。
例:壁を使った「壁這い運動」、バスタオルを使ったストレッチなど
8. 五十肩の予防法
五十肩は、適切な予防習慣と姿勢の見直しによって大きくリスクを下げることができます。ここでは、日常生活で意識したい具体的なポイントを詳しくご紹介します。
① 正しい姿勢を保つ習慣を身につける
現代人の生活は、スマートフォンやパソコンの使用によって、知らず知らずのうちに猫背や巻き肩になりがちです。これらの姿勢は肩関節に過度なストレスをかけ、炎症の引き金となります。
▼ 良い姿勢のポイント:
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頭の位置は背骨の真上に保つ(あごを軽く引く)
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胸を軽く張り、肩を開く
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腰が反りすぎたり丸まりすぎないように、骨盤を立てて座る
※座る時は、骨盤を立てて背筋を伸ばす「坐骨座り」を意識しましょう。
② 肩甲骨をよく動かす
肩関節は、肩甲骨の動きと密接に関係しています。肩甲骨が固まっていると、肩の可動域が制限され、炎症を引き起こしやすくなります。
▼ 肩甲骨エクササイズ例:
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肩を後ろに大きく回す(1日20回)
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肩甲骨を寄せて5秒キープ ×10回
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タオルを使った「背中タッチ」運動(右手を上から、左手を下から背中へ回す動作)
③ 長時間同じ姿勢を避ける
1時間以上のパソコン作業やスマホ使用の後には、肩や首を回すストレッチを取り入れましょう。
▼ 1時間に1回の簡単ストレッチ:
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肩回し(前後10回ずつ)
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首をゆっくり左右に倒す
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背伸び+深呼吸(3回)
④ 冷え対策をしっかりと
肩まわりの冷えは、血流を悪化させ炎症の原因になります。特に冬場や夏場の冷房による冷えすぎにも注意が必要です。
▼ 冷え対策の方法:
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肩まわりを冷やさない服装(カーディガンやストールなど)
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湯船に浸かる習慣(シャワーだけで済まさない)
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就寝時に肩を冷やさない寝具選び
⑤ 適度な運動習慣を取り入れる
ウォーキングやラジオ体操など、軽い全身運動を継続することで、筋肉の柔軟性と血流が保たれ、五十肩の予防につながります。
このように、日々のちょっとした心がけが、五十肩の発症予防・再発防止に大きく関係します。当院でも、施術に加えてこうした生活習慣の改善指導を丁寧に行っております。ご自身で意識することに加えて、専門家のサポートを受けながら「肩の健康寿命」を守っていきましょう。
9. 名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院小幡院の特徴と五十肩に対するアプローチ
「名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院 小幡院」では、五十肩に対して以下のような方針で施術を行っています:
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国家資格保持者による安心・安全な施術
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西洋医学と東洋医学を融合したアプローチ
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一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイド治療
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日常生活や運動指導によるトータルサポート
五十肩は、我慢せず、早期の段階で適切な処置をすることで、より早く・確実に回復を目指せます。
10.よくある質問Q&A
五十肩に関して、患者様から多く寄せられる質問をQ&A形式でご紹介します。気になる疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。
Q1. 五十肩は自然に治るものですか?
A. はい、自然に治るケースもありますが時間がかかることが多いです。 一般的には半年〜1年ほどで自然に痛みが和らぐこともありますが、放置すると可動域が戻らなかったり、痛みが慢性化するケースもあります。早期に適切な処置を行うことで、回復期間を大幅に短縮できます。
Q2. 痛みが強い時は動かしていいのでしょうか?
A. 痛みが強い「炎症期」には無理に動かすのはNGです。 まずは炎症を抑えることが最優先です。安静を保ちつつ、適切な冷却や施術を受けてください。痛みが落ち着いてきた「拘縮期」から、徐々にストレッチなどの運動療法を取り入れるのが理想的です。
Q3. 肩の痛みがあるのですが、五十肩かどうかの見分け方はありますか?
A. 痛みの部位・動かしにくさ・夜間痛の有無が判断ポイントです。 ただし、肩の痛みの原因は非常に多岐に渡るため、自己判断は危険です。腱板断裂や頚椎疾患など別の疾患の可能性もありますので、必ず専門家の検査を受けましょう。当院では徒手検査・問診・視診で正確な鑑別を行っています。
Q4. 整形外科と整骨院のどちらに通えばよいですか?
A. 両方に役割があります。状態によって選びましょう。 整形外科ではレントゲン・MRIなどの画像診断、痛み止めの処方が可能です。当院のような整骨院では、手技や鍼灸、運動療法による機能回復をサポートします。必要に応じて併用することが最も効果的です。
11. まとめ
五十肩は、年齢に伴う自然な変化の一部でもありますが、放置すると長期化したり、可動域が完全には戻らなくなったりすることもあります。
少しでも肩に違和感がある、夜痛くて眠れない、腕が上がらなくなってきた──そんな時は我慢せず、早めにご相談ください。
名古屋市守山区小幡にお住まいの皆さまが、痛みなく、快適に毎日を過ごせるよう、「なごみ針灸整骨院 小幡院」が全力でサポートいたします。
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ブログ監修者: 瀬上正幸
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