五十肩の原因について|守山区小幡にあるなごみ針灸整骨院
目次
2025/08/05
こんにちは!
名古屋市守山区小幡にある【なごみ針灸整骨院小幡院】です。
「肩が上がらない…」
「動かすと激痛が走る…」
「夜になるとズキズキして眠れない…」
こんなお悩みを抱えていませんか?
40代〜60代の多くの方が一度は経験すると言われている「五十肩(四十肩)」。
医学的には「肩関節周囲炎」とも呼ばれますが、そのはっきりとした原因が分からないまま痛みや可動制限が起こるのが、この症状の大きな特徴です。
今回は、患者さまから最もよく聞かれる質問、
「五十肩って、そもそもなんでなるの?」
このテーマについて、専門家の立場から徹底的に掘り下げて解説していきます。
【目次】
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五十肩とは?改めて基本解説
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五十肩の原因に関する“医学的”な見解
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組織別に見る「五十肩が起こる仕組み」
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年齢とともに起こる変化と関連性
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姿勢・生活習慣が与える影響
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ストレス・内臓疲労との関連性
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よくある誤解と間違った理解
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当院の見解と原因へのアプローチ
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患者さまの声から見えてきた原因傾向
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まとめとアドバイス
1. 五十肩とは?改めて基本解説
五十肩(四十肩)は、正式名称を「肩関節周囲炎」と言い、肩関節周囲の組織に炎症や癒着が起こることによって、痛みや可動制限が現れる疾患です。
✔ 特徴的なのは「特別なケガや外傷がない」のに痛くなること
✔ 症状は数か月~1年続くこともある
✔ ほとんどの場合、片側に起こるが、数年後に反対側に出るケースもあり
つまり、「理由がよくわからないのに、肩がどんどん痛くなり、動かなくなる病気」と言われるのが五十肩です。
2. 五十肩の原因に関する“医学的”な見解
実は、五十肩は「原因がはっきりしない疾患」の代表格とも言われています。
医学的には以下のように説明されることが多いです。
「肩関節周囲の軟部組織(関節包・靭帯・腱・滑液包など)に慢性的な炎症が起き、結果として痛み・可動域制限が発生する。」
つまり、関節の中や周囲にある組織が加齢や使い過ぎなどの影響で硬くなり、動かなくなってしまうのです。
特に指摘されているのは:
-
関節包(かんせつほう):肩関節を覆う袋のような組織
-
腱板(けんばん):肩の動きを支えるインナーマッスルの腱
-
滑液包(かつえきほう):関節の動きを滑らかにするクッションのような袋
これらが炎症や癒着(癒着とは、組織同士がくっついて動かなくなること)を起こすことで、肩が動かなくなり、痛みを伴うようになります。
3. 組織別に見る「五十肩が起こる仕組み」
肩関節は、体の中で最も可動域が広い関節です。
その分、たくさんの組織が連動して動くため、少しのバランスの乱れで症状が出てしまうのです。
①関節包の癒着
→加齢や動かさない生活により、関節包が硬くなり動かなくなる
②腱板(インナーマッスル)の機能低下
→小さな筋肉が弱ると、肩を支えきれず炎症を起こす
③滑液包の炎症
→摩擦が強まり、炎症・痛み・熱感が発生
④関節内の血流低下
→関節周囲の代謝が落ち、回復しづらくなる
このように、「組織の老化+機能低下+血流障害」という三重苦が肩に起こることで、五十肩が発症します。
4. 年齢とともに起こる変化と関連性
五十肩が40〜60代で多いのは、次のような生理的変化が起こるからです。
▶コラーゲンの減少
腱や靭帯はコラーゲンという成分でできており、年齢とともに弾力性を失います。
▶筋力・柔軟性の低下
特にインナーマッスル(棘上筋・肩甲下筋など)が弱くなると、肩を支えきれなくなり負担が集中します。
▶ホルモンバランスの変化
女性では更年期に関連してホルモンの変動が起こり、関節の代謝に影響します。
▶代謝の低下
血流が悪くなり、関節内の修復能力が落ちます。
これらの変化が積み重なって、ある日突然「肩が上がらない」「痛くて寝られない」といった症状が現れます。
5. 姿勢・生活習慣が与える影響
五十肩(四十肩)の発症には、「年齢的な変化」だけでなく、日常の姿勢や生活習慣、仕事環境が大きく影響していることがわかっています。
当院に通院されている患者さまの多くも、「肩をひどく使った覚えはないけど、なぜか痛くなった…」とおっしゃいますが、よくよくお話を伺うと、日常的な「肩への小さな負担」が積み重なっているケースが非常に多いのです。
ここでは、五十肩の原因となりやすい【6つの生活習慣・姿勢のタイプ】について詳しくご紹介します。
① 猫背・巻き肩などの悪姿勢
姿勢の歪みは、五十肩の「隠れた引き金」です。
とくに、以下のような姿勢に注意が必要です:
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背中が丸まる「猫背」姿勢
-
肩が内側に巻いてしまう「巻き肩」
-
頭が前に突き出す「ストレートネック」
このような姿勢では、肩甲骨の動きが極端に悪くなります。
●なぜそれが五十肩の原因になるのか?
肩甲骨は「肩を動かす土台」です。
猫背や巻き肩で肩甲骨が前方に固定されてしまうと、本来スムーズに動くはずの肩関節が正常に機能せず、結果的に肩の筋肉や腱に過剰な負荷がかかります。
その状態が長く続くと、
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腱板(インナーマッスル)に炎症が起きる
-
関節包が縮こまって癒着する
-
肩が動かない、痛い、夜間痛が出る
といった典型的な五十肩の症状が発生します。
② デスクワークやスマホの長時間使用
現代人の生活習慣で特に注目したいのが、**「座りっぱなしの生活」や「画面を見る時間の長さ」**です。
●実際に多いケース
当院に通われている五十肩の患者様のうち、会社員や事務職・パソコン業務をされている方は非常に多く、
「1日8時間以上、同じ姿勢でキーボード作業している」
「在宅ワークで運動不足になった」
「スマホを長時間見てしまい、姿勢が悪くなっている」
といったお話をよく伺います。
このような生活スタイルでは、
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肩を上げる動作が極端に減る
-
同じ筋肉だけが緊張し続ける
-
肩まわりの血流が低下する
という悪条件が重なり、五十肩の引き金となります。
③ 運動不足・加齢による筋力低下
「肩を動かさない=五十肩の最大のリスク」です。
私たちの体は、動かさなければどんどん硬くなり、柔軟性も失われていきます。
さらに、年齢とともに筋肉量が自然に減少する「サルコペニア」の影響も加わります。
●よくあるパターン
-
「若い頃は運動してたけど、最近は全く…」
-
「定年後に急に体を動かす機会が減った」
-
「肩を動かす動作が日常にない」
こうした運動不足の状態が続くと、肩のインナーマッスル(腱板)が弱り、関節をうまく支えられなくなります。その結果、関節内にストレスがたまり、炎症を起こしてしまいます。
肩関節は“動かしてこそ健康を保てる関節”なのです。
④ 片側ばかり使う習慣(利き手依存)
人間には利き手があり、知らず知らずのうちに「右ばかり使う」「左でしか荷物を持たない」といった動作のクセがついています。
●その結果どうなるか?
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片側の筋肉ばかり発達してアンバランスに
-
関節の偏った動きが蓄積して、炎症に
-
非利き手は使われず硬くなる(拘縮しやすい)
こうした左右非対称の使い方が続くと、片側だけ五十肩が出たり、治ったと思ったら反対側にも出る、という「交互発症」のようなケースにもつながります。
⑤ 家事や育児など日常動作での負担の偏り
専業主婦や子育て中の方の五十肩も少なくありません。
特に多いのが、
-
洗濯物を干すときに肩を無理に伸ばす
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料理中に鍋を片手で持ち上げる
-
赤ちゃんを同じ手で抱っこし続ける
-
子どもの抱き上げで急に肩を痛める
こういった日々の繰り返し動作も、じわじわと肩に負担を蓄積させていきます。
一見すると「重いものを持ったわけではない」のですが、同じ動作の“繰り返し”が関節には大きなストレスとなるのです。
⑥ 睡眠時の姿勢・寝具の影響
意外と見落とされがちなのが、睡眠時の肩への負担です。
たとえば:
-
横向きで寝る際に、いつも同じ肩を下にしている
-
高すぎる枕で首や肩に無理がかかっている
-
寝返りが少なく、血流が悪くなっている
こうした「睡眠中の肩への圧迫」も、長期的に見ると筋肉や関節に炎症を引き起こし、五十肩の遠因となり得ます。
夜間痛(夜に肩がズキズキして眠れない)の原因としても、寝具の硬さや枕の高さが合っていないというケースが少なくありません。
◎まとめ:悪い生活習慣は五十肩の“静かな導火線”になる
「肩が痛い」「動かない」と気づいた時点で、すでに五十肩は数ヶ月〜数年かけて蓄積されてきた肩の負担が表面化したものであることがほとんどです。
つまり、五十肩は「急性のケガ」ではなく、「慢性的な生活のクセ」が原因で起こる慢性疾患と言えるのです。
✅セルフチェックしてみましょう
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長時間の座り仕事をしている
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スマホを1日3時間以上見ている
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運動やストレッチの習慣がない
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肩が内側に巻いている
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どちらか一方の肩だけよく使う
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寝具・枕が合っていない気がする
1つでも当てはまる方は、五十肩予備軍かもしれません。
予防や早期のケアのためにも、ぜひ一度、当院で姿勢や肩関節の状態をチェックしてみてください。
6. ストレス・内臓疲労との関連性
五十肩の原因として、体の中からの影響も無視できません。
▶ストレスによる筋緊張
精神的なストレスは交感神経を活性化させ、筋肉の緊張・血流悪化を引き起こします。
▶内臓疲労と関連した肩の反応
東洋医学では、肝・胆・脾などの疲労が肩に現れることが知られています。特に右肩の痛みは肝胆系との関連も指摘されています。
ストレスや内臓の不調が長引くことで、肩に出る不定愁訴のような痛みが慢性化し、結果的に五十肩に発展することもあります。
7. よくある誤解と間違った理解
❌「動かさなければ治る」
→実際には、動かさないと拘縮が進むため、適度な運動が必要です。
❌「五十肩=年齢のせい」
→若くても起こる人はいますし、生活習慣や姿勢が大きく関与しています。
❌「肩だけの問題」
→肩甲骨、背骨、骨盤など全身のバランスが影響します。
正しい理解を持ち、早期の対策をとることが、長引かせないコツです。
8. 名古屋市守山区小幡にあるなごみ針灸整骨院小幡院の見解と原因へのアプローチ
なごみ針灸整骨院小幡院では、五十肩の原因は「肩の局所的な炎症だけ」でなく、全身の姿勢・筋肉バランス・自律神経の乱れ・生活環境まで含めて総合的に捉えるべきと考えています。

そのため、施術も以下のように多角的に行っています。
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鍼灸による血流改善・筋緊張の緩和
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手技療法で深層筋や関節の癒着を解消
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姿勢改善のための猫背矯正・骨盤調整
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自宅でできる運動・ストレッチ指導
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食事・睡眠・メンタル面のアドバイス
9. 患者さまの声から見えてきた原因傾向
◎なごみ針灸整骨院小幡院での実際の傾向
当院での五十肩の患者様 約100名のカルテを振り返ったところ、以下の傾向が見られました。
| 原因・背景 | 関連する患者様の割合 |
|---|---|
| 長年の猫背・巻き肩 | 約70% |
| 運動不足・筋力低下 | 約60% |
| デスクワーク中心の生活 | 約50% |
| ストレス・自律神経の乱れ | 約40% |
| 過去の外傷歴(打撲・骨折など) | 約30% |
| 更年期・ホルモン変化 | 約25% |
つまり、加齢だけでなく「日々の体の使い方・心の状態」まで含めて五十肩は起こるということです。
10. まとめとアドバイス
いかがでしたか?
五十肩の原因は、「年齢」や「肩の酷使」だけで説明しきれない、複合的な要因が絡み合っています。
✅加齢に伴う組織の変化
✅姿勢の悪化や運動不足
✅ストレスや内臓疲労
✅筋肉バランスの乱れ
これらが少しずつ積み重なり、ある日突然「腕が上がらない」「夜も眠れないほど痛い」という状態になってしまうのです。
しかし、裏を返せば、原因が多い=改善の道筋も多いということ。
当院では、その方の体の状態・生活環境に合わせて、最適な施術プランをご提案しております。
「最近、肩の動きが悪い…」
「痛みが強くなってきた…」
「このまま放っておいて大丈夫かな…?」
そんな方は、ぜひお早めにご相談ください。
📍なごみ針灸整骨院 小幡院
名古屋市守山区小幡5-1-4
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▶[電話番号]052-217-9540
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ブログ監修者: 瀬上正幸
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