腕が痛いのは・・・五十肩(四十肩)かも?|守山区小幡のなごみ針灸整骨院
目次
2025/08/22
こんにちは!名古屋市守山区小幡にある なごみ針灸整骨院小幡院 のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「腕が痛いのは、、、五十肩(四十肩)」というテーマで、皆さまのお悩みに寄り添いながら詳しく解説していきます。
五十肩(四十肩)は、肩関節周囲炎とも呼ばれ、40代から50代にかけて多くみられる疾患です。「肩が上がらない」「夜にズキズキ痛む」「腕を動かすと鋭い痛みが走る」など、日常生活に大きな支障をきたすのが特徴です。特に「腕の痛み」として現れるため、「もしかして五十肩?」と不安になる方が多くいらっしゃいます。
1. 腕の痛みと五十肩(四十肩)の関係
「腕が痛い」と感じる場合、その痛みの原因が必ずしも腕そのものにあるとは限りません。実際には肩関節の炎症や可動域の制限が、腕の痛みとして現れることが多いのです。
腕の痛みが出る典型的な状況
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洗濯物を干そうと腕を上げた時にズキッと痛む
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上着を着たり脱いだりする時に肩から腕にかけて痛む
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夜寝ているとき、寝返りを打つと腕に響くような痛みが出る
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髪を結ぶ・高い棚の物を取るなどの動作で腕が重だるく痛む
これらはすべて肩関節周囲の炎症や拘縮が原因で、腕そのものに問題があるわけではありません。腕の痛みが長引く場合は、五十肩を疑う必要があります。
2. 五十肩(四十肩)のメカニズム
五十肩は「肩関節周囲炎」と医学的に呼ばれます。その名の通り、肩関節の周囲で炎症が起こり、痛みや動きの制限を引き起こす状態です。
主な原因
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加齢による肩関節周囲の組織(腱板や靱帯、関節包など)の変性
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血流不足や細かな損傷の蓄積
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姿勢不良(猫背や巻き肩)による肩の負担
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運動不足による柔軟性低下
病期の流れ
五十肩は一般的に以下の3つの時期をたどります。
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炎症期(急性期)
強い痛みが出やすく、夜間痛や動作痛が特徴。腕を動かさなくてもズキズキすることがある。 -
拘縮期(慢性期)
痛みは落ち着いてくるが、関節が固まり動かしにくくなる。腕が上がらず、日常生活に制限が出る。 -
回復期
少しずつ可動域が広がり、痛みも改善。時間の経過とともに自然回復する場合もあるが、放置すると関節の可動域制限が残ることもある。
3. 五十肩と他の病気との見分け方
「腕が痛い=五十肩」とは限りません。似たような症状を示す病気もあります。
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腱板断裂:転倒や外傷が原因で、肩を動かすと強い痛み。力が入らない。
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石灰沈着性腱板炎:急に強烈な痛みが出る。夜も眠れないほどの激痛。
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頚椎症:首から肩・腕にかけてのしびれや痛み。神経圧迫が関与。
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上腕二頭筋長頭腱炎:腕の前側が痛む。物を持ち上げると悪化。
自己判断は難しいため、長引く痛みがある場合は専門家に相談することが大切です。
4. 腕の痛みで困る日常動作
五十肩になると「こんなことができなくて困る」という声をよく耳にします。
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髪を洗う・乾かす
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背中のファスナーを上げ下げする
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布団をめくる
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洗濯物を干す
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車のシートベルトを引く
こうした動作が痛みや制限によって困難になるため、生活の質が大きく低下してしまいます。
5. 当院での施術方法
名古屋市守山区小幡の なごみ針灸整骨院小幡院 では、五十肩の症状に合わせた施術を行っています。
施術の特徴
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鍼灸施術:肩周囲の血流を改善し、炎症や筋緊張を和らげます。
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手技療法:硬くなった筋肉をほぐし、関節の可動域を広げます。
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関節調整・矯正:肩関節や姿勢のバランスを整えることで根本改善を目指します。
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運動療法・ストレッチ指導:ご自宅でもできるセルフケアを指導し、再発予防をサポートします。
特に「急性期」と「慢性期」ではアプローチが異なります。
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急性期 → 痛みを和らげる施術中心(炎症鎮静、安静指導)
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慢性期 → 可動域改善・リハビリ中心(ストレッチ、運動療法)
6. 自宅でできるセルフケア
五十肩は長い経過をたどるため、セルフケアがとても重要です。
基本的なセルフケア
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温める:お風呂や蒸しタオルで温めることで血流が良くなり、回復が早まります。
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軽いストレッチ:無理のない範囲で、肩を大きく動かさずに小さな運動から始めましょう。
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姿勢改善:猫背や巻き肩を避け、肩甲骨を寄せるような姿勢を意識しましょう。
より詳しいセルフケア方法
① 振り子運動(コッドマン体操)
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机や椅子に片手を置き、体を前に少し倒します。
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反対側の腕を脱力して、ぶら下げたまま前後左右、円を描くようにゆらします。
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1日2〜3回、1回につき1〜2分ほど行うと効果的です。
② タオルストレッチ
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長めのタオルを背中に回し、片方の手は上から、もう片方の手は下から握ります。
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上の手でタオルをゆっくり引き、肩の可動域を広げます。
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痛みのない範囲で1日数回実施しましょう。
③ 壁押しストレッチ
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壁の前に立ち、指先を壁につけます。
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指を少しずつ歩かせるように上に上げ、肩を徐々に持ち上げます。
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無理のない高さまで上げてキープし、ゆっくり下ろします。
④ 肩甲骨はがし運動
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両手を肩に置き、大きく肘で円を描くように回します。
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前回し・後ろ回しを各10回ずつ。
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肩甲骨周囲の柔軟性が高まり、肩の動きがスムーズになります。
⑤ 呼吸を意識したストレッチ
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胸を開き、肩を少し引いた状態で深呼吸を繰り返します。
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息を吸うときに肩甲骨を寄せるよう意識し、吐くときに脱力します。
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姿勢改善とリラクゼーション効果があります。
7. 姿勢改善法
五十肩を予防・改善するためには、日常生活での姿勢がとても重要です。特に猫背や巻き肩は肩関節に大きな負担をかけます。
基本の姿勢チェック
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耳、肩、骨盤が一直線になるように意識する
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顎を引き、首を前に突き出さない
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肩をリラックスさせて胸を軽く張る
姿勢改善の実践方法
① 壁立ち姿勢チェック
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壁に背をつけ、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとをつけて立ちます。
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腰の隙間は手のひら1枚分くらいに。
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この姿勢を数十秒キープすることで正しい姿勢を体に覚えさせます。
② デスクワーク中の工夫
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画面は目の高さに調整
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椅子は深く座り、背もたれを活用
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1時間に1回は立ち上がって肩回しをする
③ スマホ姿勢の改善
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スマホを胸の高さまで上げて見る
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下を向きすぎない
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長時間使用を避け、首や肩をこまめに動かす
④ 肩甲骨リセット運動
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両手を後ろで組み、胸を開くように肩甲骨を寄せます
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そのまま10〜15秒キープ
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デスクワークの合間に行うと姿勢改善に効果的
8. 予防と再発防止
五十肩は一度改善しても再発する可能性があります。予防には以下が有効です。
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毎日の肩回し運動
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姿勢改善(デスクワーク時の姿勢に注意)
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適度な運動(ウォーキングやストレッチ)
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冷えの予防(クーラーの風に直接当たらない)
9.症例紹介:なごみ針灸整骨院小幡院での実際のケース
ここでは、当院に来院された患者様の実例をいくつかご紹介いたします。実際の症例を通じて、五十肩(四十肩)の回復過程や施術内容、セルフケアの取り組みについてイメージしていただければと思います。
症例①:50代女性 右肩の強い夜間痛
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主訴:夜寝ている時に肩の痛みで目が覚める。腕を後ろに回せず、エプロンを結ぶ動作が困難。
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所見:肩の可動域が大きく制限されており、外旋(腕を外にひねる動作)が特に困難。夜間痛が強く、安静時にも疼痛がある。
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施術:鍼灸治療で炎症を抑え、肩周囲筋へのアプローチ。肩甲骨まわりの可動域改善を目的とした手技療法を併用。
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セルフケア指導:振り子運動とタオルストレッチを継続。寝る際には抱き枕を使って肩への圧迫を軽減。
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経過:約2か月で夜間痛が軽減し、日常生活動作がスムーズに。半年後には衣服の着脱も痛みなく行えるようになった。
症例②:40代男性 デスクワーク中心で左肩の可動域制限
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主訴:パソコン作業が多く、左肩が重だるい。洗濯物を干す時に肩が上がらず不便。
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所見:猫背姿勢が強く、肩甲骨の動きが固い。肩関節自体の炎症は軽度。
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施術:猫背矯正を中心とした姿勢改善施術。肩甲骨周囲筋のストレッチと手技療法。軽度の鍼治療で血流促進。
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セルフケア指導:デスクワーク中に30分ごとに背伸び運動。肩甲骨はがし運動を1日3回実施。
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経過:3週間で肩の重だるさが減少。1か月半で肩の可動域が改善し、洗濯物干し動作が可能に。
症例③:60代女性 左肩の慢性的な痛み
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主訴:半年以上続く肩の痛み。整形外科で「五十肩」と診断されたが、リハビリをしても改善が乏しい。
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所見:肩関節の拘縮(関節が固まる状態)が強く、特に腕を上げる動作に制限あり。
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施術:鍼灸治療を中心に行い、血流改善を促進。関節モビライゼーションで徐々に動きを引き出す。痛みの強い時期は過度な運動は控え、回復期に積極的に可動域訓練を実施。
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セルフケア指導:壁押しストレッチやタオルストレッチを痛みのない範囲で行うよう指導。
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経過:施術を継続することで徐々に可動域が拡大。半年後には日常生活に支障が出ないレベルまで改善。
これらの症例からも分かるように、五十肩(四十肩)は「痛みの強い時期」「動かしにくい時期」「回復期」と段階ごとにアプローチを変えることが重要です。当院では患者様一人ひとりの症状に合わせて施術計画を立て、セルフケアや生活習慣のアドバイスも行っています。
10. よくある質問 Q&A
Q1. 五十肩は自然に治りますか?
A. 時間の経過とともに改善することもありますが、放置すると関節の動きが悪いまま固まってしまうことがあります。適切な治療を受けることをおすすめします。
Q2. 手術は必要ですか?
A. 多くの場合は保存療法(施術・リハビリ)で改善します。重度の場合や他の疾患が疑われる場合は整形外科での検査・手術が必要になることもあります。
Q3. どのくらいで治りますか?
A. 個人差がありますが、半年から1年程度かかる場合もあります。ただし、施術やセルフケアを続けることで回復を早めることができます。
Q4. 片方だけですか?
A. 多くは片方の肩に出ますが、数年後に反対側に症状が出る方もいます。
11. 当院からのメッセージ
五十肩(四十肩)は「年齢のせいだから仕方ない」と思われがちですが、適切にケアすることで改善や予防が可能です。痛みを我慢せず、早めの相談が大切です。
名古屋市守山区小幡にある なごみ針灸整骨院小幡院 では、患者さま一人ひとりに合わせた施術を行い、日常生活が快適に送れるよう全力でサポートいたします。もし「腕が痛い」「肩が上がらない」と感じたら、お気軽にご相談ください。
まとめ
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腕の痛みの原因は五十肩の可能性がある
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肩関節周囲炎による炎症と拘縮が主な要因
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適切な施術とセルフケアで改善可能
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放置せず、専門家に相談することが大切
📍 なごみ針灸整骨院小幡院
名古屋市守山区小幡で地域の皆さまの健康をサポートしています。肩の痛み・腕の違和感でお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。
ブログ監修者: 瀬上正幸
コメント: 小幡院からの情報と交通事故関連のブログを監修していきます!交通事故にあってしまったら「なごみグループ」にご相談ください。
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