五十肩(四十肩)の治し方について解説!| 名古屋市東区砂田橋の接骨院

代表施術者:厚生労働省認可 柔道整復師 宮原雅彦

交通事故後の治療・リハビリも自信があります

2,000年創業の豊富な施術実績!名古屋市に5院展開!

五十肩(四十肩)の治し方について解説!| 名古屋市東区砂田橋の接骨院

・目次

2025/08/15

こんにちは。
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院です。
本日は五十肩(四十肩)の治し方について解説します!

 

【1】五十肩とは?原因・メカニズムをわかりやすく解説


本日は「五十肩(四十肩)」について、できるだけわかりやすくご説明していきます。「肩が上がらない…」「ズキズキして寝れない…」とお困りの方、もしかすると五十肩かもしれません。

まず、「五十肩」とは医学的には「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」という名称がついています。名前の通り、肩の関節を構成する周辺組織(腱、筋肉、関節包など)に炎症が起こることが主な原因です。

五十肩は、肩関節の中で一番重要な「腱板(けんばん)」という筋肉の集合体や、「関節包(かんせつほう)」という関節を包む袋のような組織にダメージが蓄積して発症します。日常の姿勢やクセ、筋力低下などによって、少しずつダメージが進み、ある日突然「激痛」として現れるのです。

🔍 代表的な原因

以下のような要因が重なると、五十肩のリスクが高まります。

 

① 加齢による組織の変性

40~60代でよく発症する理由は、腱や靭帯が硬くなりやすく、血流も悪くなりがちだからです。

 

② 姿勢の悪化(猫背・巻き肩)

現代では、パソコン作業・スマホの使いすぎによって、肩甲骨が前に引っ張られた「巻き肩」になっている方が非常に多いです。これにより、肩関節の可動域が狭くなり、動作時に摩擦が起きやすくなります。

 

③ 運動不足と筋力低下

特に肩周りのインナーマッスル(深部の筋肉)を使わない生活が続くと、肩関節の安定性が低下し、小さな負荷でも炎症を起こしやすくなります。

 

④ 糖尿病や内科疾患との関係

実は五十肩は糖尿病や甲状腺疾患との関連も報告されています。血糖コントロールが悪いと、腱や関節包の柔軟性が失われ、炎症が起こりやすくなります。

 

⑤ ストレスと睡眠不足

慢性的なストレスや睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こし、炎症を抑えるホルモンの働きが低下します。その結果、肩の違和感が長引くことになります。

【2】五十肩の進行段階(ステージ別)と症状


五十肩の症状は「突然肩が痛くなった」というイメージを持たれがちですが、実際には3つの進行段階(ステージ)があります。それぞれの段階で治療のアプローチやセルフケアが異なるため、ご自身の状態をしっかりと把握することがとても大切です。

 

🔹 ステージ①:炎症期(急性期)
🔸 症状の特徴

突然の肩の激痛(特に動かした時)

夜間痛が強く、寝ていても痛みで目が覚める

自分で肩を動かすのもつらく、着替えや洗髪が困難

肩の腫れや熱感を感じることも

🔸 期間

約2週間〜2ヶ月程度(個人差あり)

🔸 対応

この時期は「とにかく炎症を抑える」ことが最優先です。無理に動かすと悪化するため、安静を保ちつつ、冷却や軽めの治療が中心となります。

 

🔹 ステージ②:拘縮期(凍結期)
🔸 症状の特徴

炎症が治まってくる一方で、肩の可動域が大幅に制限される

腕が後ろに回らない、上がらない、横に広がらない

日常生活における動作が著しく制限される

🔸 期間

約2ヶ月〜6ヶ月程度(長い方で1年以上)

🔸 対応

ここでのポイントは「動かしていくこと」。痛みが落ち着いている分、徐々に関節をほぐし、柔軟性を取り戻すストレッチや筋膜リリースが重要です。

 

🔹 ステージ③:回復期(解氷期)
🔸 症状の特徴

可動域が少しずつ改善

痛みは軽くなり、日常生活がだんだん楽に

運動後の疲労感や筋肉痛のような違和感は残ることがある

🔸 期間

6ヶ月〜1年半程度

🔸 対応

筋力強化・肩甲骨の動き改善・姿勢の矯正を重点的に行うことで、再発しにくい体を作っていきます。

 

【3】ステージ別セルフケアと自宅での取り組み方(治し方)


五十肩は、治療だけでなく「自分で取り組むケア」がとても大切です。当院では、ステージごとに適切なセルフケアをお伝えしています。ここではご自宅でできる簡単なケアをご紹介します。

🔹 炎症期のセルフケア(急性期)
🔸 やるべきこと

冷やす(1回15分を1日数回)

痛みのある動作は避ける

肩に負担の少ない体勢で睡眠(横向きより仰向けがおすすめ)

🔸 NGな行動

グイグイ動かす

温めすぎる(温熱は逆効果のことも)

マッサージを自己流で行う

🔹 拘縮期のセルフケア(凍結期)
🔸 基本姿勢

肩が固まらないように、少しずつ動かすことがポイントです。

🔸 おすすめの体操

壁這い運動:壁に手をついて、指を這わせて少しずつ上へ。1日3セット。

タオル体操:後ろ手でタオルを持ち、上下に引っ張るようにストレッチ。

コッドマン体操:前傾姿勢で腕をブラブラ振ることで肩関節に負担をかけずに可動域を拡げる。

🔹 回復期のセルフケア
🔸 狙い

筋力アップ(特にローテーターカフ)

肩甲骨と肩関節の連動性改善

🔸 具体的な方法

ゴムチューブを使った軽負荷トレーニング(外旋・内旋)

壁スクワット+腕の上げ下げ運動

フォームローラーを使った姿勢改善ストレッチ

 

【4】予防と再発防止のポイント


五十肩(四十肩)は一度よくなっても、再発するケースも少なくありません。特に生活習慣や姿勢のクセが原因の場合、再び同じような状況に陥る可能性が高いです。ここでは、当院でもお伝えしている予防と再発防止の5つのポイントをご紹介します。

 

✅ ポイント①:正しい姿勢を身につける

猫背や巻き肩は肩関節にストレスをかけ続けます。まずは座り姿勢・立ち姿勢の見直しから始めましょう。

椅子に座る時は「骨盤を立てる」

胸を少し張る意識

パソコン作業は目線をやや上に(画面の高さを調整)

 

✅ ポイント②:肩甲骨をよく動かす

「肩甲骨はがし」などでも注目されていますが、肩甲骨は肩関節の動きに密接に関係しています。

肩甲骨まわし体操(前後回し)

肩甲骨寄せ運動(1日5分でOK)

 

✅ ポイント③:冷え対策をする

冷えることで筋肉が硬くなり、可動域が狭まりやすくなります。夏場でも冷房で肩が冷えるケースがあります。

湯船に毎日浸かる

就寝時の肩の保温(タオルや毛布を活用)

肩用の温熱パッドを活用

 

✅ ポイント④:ストレッチを習慣化する

肩関節は「動かさないと固まる」特徴があります。1日たった5分のストレッチでも効果は抜群です。

朝起きたら肩の伸び運動

就寝前のゆっくりしたストレッチ

スマホ操作後に首~肩を伸ばす

 

✅ ポイント⑤:異変を感じたら早めに相談を

痛みや違和感があるのに「まだ大丈夫」と思って放置するのは一番危険です。早期の対応こそが、治療期間を短く、痛みを少なくするコツです。

以上が、五十肩の原因から進行段階、そしてセルフケア・予防の徹底解説になります。

 

【5】名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院の治療アプローチ(治し方)


五十肩(四十肩)は、自然に治ると思っている方も少なくありませんが、実際には放っておくと関節が固まり、慢性化してしまうケースも非常に多いです。当院では、患者様一人ひとりの症状や進行段階に合わせたオーダーメイド治療を行っています。

以下に、当院が取り入れている主な4つのアプローチをご紹介します。

 

①鍼灸治療:炎症の抑制、血流促進、筋肉の柔軟化、夜間痛軽減

当院では、五十肩の症状に対して「鍼灸治療」を積極的に活用しています。

五十肩は「深部の筋肉や関節包に起こる炎症」と「その結果としての筋緊張」が大きな原因。これらに対して、鍼灸は直接深部にアプローチできる数少ない施術法です。

 

🔶 鍼灸の主な効果

 

炎症の抑制:鍼刺激によって、局所の炎症性物質の放出を抑える効果が期待できます。

血流促進:血液循環が改善されることで、痛み物質の代謝がスムーズに。

筋肉の柔軟化:硬くなった筋肉に直接刺激を入れることで、筋緊張が緩和。

夜間痛の軽減:自律神経の調整にも有効で、夜の痛みで眠れない方に好反応。

また、女性に多い「冷え」にも対応するため、温灸やせんねん灸などの温熱療法も併用。冷えによる血流悪化が五十肩を悪化させているケースも多いため、鍼灸+温熱の組み合わせが効果的です。

「注射が苦手」「薬に頼りたくない」という方にも、安心して受けていただける自然療法です。


②手技療法:筋膜リリース、関節モビリゼーション、肩甲骨はがし、トリガーポイント療法

五十肩(四十肩)では、肩だけでなく、肩甲骨・首・背中・胸筋までの広範囲が硬くなっていることが多いです。そのため、当院では「痛い部分だけ」ではなく、全身の連動性を重視した手技療法を取り入れています。

 

🔶 代表的な手技(治し方)

筋膜リリース:筋肉を包む筋膜が癒着して動きが悪くなった部分を優しく解放。

関節モビリゼーション:関節の可動域を少しずつ広げていく安全な関節アプローチ。


手技療法は、痛みを抑えるだけでなく、拘縮の進行を防ぎ、再発予防にも有効です。特に、「肩こりと五十肩が同時に起きている」という方には、この施術の効果を実感いただけることが多いです。

施術はリラックスした状態で行いますので、初めての方も安心して受けていただけます。


③最新機器:超音波治療、ハイボルテージ、微弱電流、ハイポルト治療など深部組織へのアプローチ

手技では届かない「深部の組織」へのアプローチには、最新の物理療法機器を活用します。当院では複数の電気治療機器や超音波機器を導入しており、痛みの強い時期にも負担なく施術を行えます。

 

🔶 機器別の効果(治し方)

超音波治療器
→ 1秒間に数百万回のミクロマッサージ効果で、深部の筋や靭帯を温めて柔らかくします。


微弱電流治療(マイクロカレント)
→ 細胞レベルの修復を促す非常に弱い電気で、炎症期や手術後などにも安心して使用可能。


これらの機器は、痛みの軽減だけでなく、回復力を高めるために使うのがポイントです。特に、急性期で手技療法が難しい場合には、電気治療+軽い手技+鍼灸というトリプル施術で回復を早めます。


④姿勢調整・体のバランス:骨盤矯正・猫背矯正・体幹強化・バランス矯正による治し方

五十肩は肩だけの問題ではありません。姿勢の乱れや骨盤の歪みが原因で肩に過剰な負荷がかかっているケースが非常に多いのです。

当院では、肩の治療と並行して「姿勢調整・骨盤矯正」も行い、根本から改善を目指します。

 

🔶名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院の姿勢矯正アプローチ(治し方)

骨盤矯正
→ 骨盤の歪みを整えることで、上半身のバランスが安定し、肩への負担が軽減。

猫背矯正
→ 胸椎(背中の骨)や頸椎(首の骨)の動きを改善し、肩甲骨の可動域を拡大。

体幹強化
→ 姿勢保持に必要なインナーマッスルを鍛えることで、再発予防につながります。

バランス調整
→ 立ち方・歩き方の癖を見直し、体全体の軸を整えるサポートを行います。

このように「全体から整える」という考え方を持つことで、肩の症状が再発しにくくなる体をつくることが可能です。患者様からも「肩だけでなく腰痛や頭痛も楽になった」と嬉しい声を多数いただいています。

 

▶まとめ

名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院の五十肩の治療は、「痛みを取る」だけでなく、「動きを取り戻す」「原因を断つ」ことが本質です。当院では、鍼灸・手技・最新機器・姿勢矯正の4本柱を軸に、症状とステージに合わせて最適な施術を提供しています。

「本気で改善したい」「長年の悩みを終わらせたい」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

 


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ブログ監修者: 半崎翔大

コメント: 池下院・砂田橋院の投稿の監修をします!スポーツ障害から美容まで幅広く発信していきますので、楽しみにしてください!

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