足底筋膜炎とは?詳しく解説します!|名古屋市東区砂田橋の接骨院
目次
2025/08/18
こんにちは。
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院です。
本日は「足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)とは?」についてお話します。
「最近、朝起きたときにかかとがズキッと痛む…」「夕方になると歩くのがつらい…」、こうした声を、なごみ鍼灸接骨院砂田橋院でもお聞きします。家事や仕事、育児に忙しい生活の中、日常の“しあわせな一歩”を、かかとの痛みが奪ってしまう。それこそが足底筋膜炎(そくていきんまくえん)(踵や足の裏の痛み)によるつらい現実です。
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)は、かかと付近の筋膜に炎症や微小断裂が生じることで、朝の一歩目や長時間の歩行で強い痛みを感じる疾患です。なかには服薬や湿布で対応できる軽症の方もいらっしゃいますが、放置して痛みの慢性化が進むと、治療に長期を要するケースも少なくありません。事実、軽い違和感であっても、数週間から数か月にわたって痛みに悩まされることになる方も多く見られます。
こうした痛みが「年齢のせい」と諦めてしまう前に、名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋では一緒に考え、対処するお手伝いをいたします。「なぜ起こるのか」「どう予防・対処すればよいか」を、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。
この記事では、まず足底筋膜(踵や足の裏の痛み)という存在の構造や役割に触れつつ、なぜいま痛みが出ているのかを医学的に捉え、「その痛みへの対処法」および「日常生活でできる予防や工夫」へと丁寧に導いていきます。
院としても、触診など状態評価を軸に、急性期には炎症を抑える治療、慢性期には柔軟性回復や筋力強化、アーチを支えるケアを組み合わせたオーダーメイドなアプローチをご提供しています。たとえば、手技で足底の緊張を緩和したり、必要に応じて鍼灸やテーピングなども実施可能です。
「痛みを繰り返さない足へ」。それが、私たちが目指すゴールです。どうぞ最後までお付き合いください。

1. 足底筋膜とは?その構造と役割
「足底筋膜(そくていきんまく)」という言葉に、なじみがある方はそう多くないかもしれません。しかし実は、私たちが毎日無意識に「立つ・歩く・走る・しゃがむ」といった動作を行うたびに、この足底筋膜はフル稼働しています。足底筋膜がなければ、土踏まずは崩れ、体重を支えることも、スムーズに歩くことも難しくなってしまいます。
足底筋膜の構造:かかとから足指に向かって広がる「扇状の膜」
足底筋膜(踵や足の裏の痛み)とは、その名の通り足の裏(足底)に張り巡らされた強靭な繊維性の膜です。踵骨(しょうこつ/かかとの骨)の前方から起始し、足の前方へと扇状に広がりながら、足の指の付け根(中足骨頭〜基節骨底)に停止します。
全体として見れば、足裏の真ん中を縦に走る構造で、足底の中央部が最も厚く、外縁にいくにつれて薄くなっていきます。繊維は主にコラーゲン繊維で構成されており、丈夫で伸縮性に富み、負荷に対して弾力的に対応できるようになっています。
この足底筋膜は、「浅葉」と呼ばれる表層の線維束と、より深い層にある「深葉」に分かれており、浅葉が歩行や運動に大きく関与します。
足底筋膜とつながる周囲の組織:アキレス腱やふくらはぎとの連携
足底筋膜は、アキレス腱や下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)と機能的につながっていることも非常に重要なポイントです。たとえば、ふくらはぎの筋肉が硬くなると、アキレス腱を通して踵に強い牽引力が加わり、その力が足底筋膜に波及します。
逆に、足底筋膜が硬くなると、ふくらはぎや膝裏、太もも裏にまで緊張が伝わることもあります。これは、身体の筋膜や腱が連続的につながっている「筋膜連鎖」の考え方に基づくものです。
そのため、足底筋膜の問題が、足首・膝・股関節など全身に影響するケースも多く、局所だけでなく、全体的なアプローチが大切になります。
足底筋膜の主な役割
では、そんな足底筋膜が担う「働き」とは何でしょうか?
主に3つに整理できます。
① アーチ(=土踏まず)を支える「縁の下の力持ち」
私たちの足には、「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」と呼ばれる3つのアーチ構造があります。そのうち、特に内側縦アーチ(土踏まず)を物理的に支えているのが、足底筋膜です。
足底筋膜はアーチの“底板”として、足の骨をつなぎ止め、アーチの高さと安定性を保ちます。これにより、体重がかかったときでもアーチが潰れず、足全体に均等に荷重が分散されるのです。
② 衝撃を吸収する「トラス機構」の役割
歩行やランニングでは、1歩ごとに自体重の数倍の衝撃が足にかかります。足底筋膜は、この衝撃を受け止めて吸収し、足首や膝、腰への負担を和らげるトラス機構として機能しています。
このトラス機構は、足の骨構造と筋膜の張力のバランスで成り立っており、歩行中の衝撃をスムーズに“逃がす”クッションのような働きをします。
③ 蹴り出しの推進力を高める「ウインドラス機構」
もう一つ重要なのが、「ウインドラス機構(windlass mechanism)」です。
歩行中、足の指(特に親指)が背屈すると、それに連動して足底筋膜が巻き上げられ、引き締まります。この現象により、足部が硬く強固になり、地面を力強く蹴り出すことが可能になります。いわば、足底筋膜がゴムのようにたわんで力を溜め、歩行やランニングの“推進力”を補助しているのです。
この機構がしっかり働いていると、効率的な歩行が可能になりますが、足底筋膜が硬くなっていたり、アーチが崩れていたりすると、エネルギーロスが大きくなり、結果として疲労や痛みの原因となります。
2. 足底筋膜炎とは? 病態と定義
「足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)とは? ──定義と発症のメカニズム
足底筋膜炎とは、足底筋膜に微細な損傷や炎症が生じ、主にかかとの前方(踵骨結節部)に痛みを感じる疾患です。
足底筋膜は、かかとの骨から足指の付け根まで伸びる強靭な繊維組織で、アーチ(土踏まず)の保持と衝撃吸収に重要な役割を果たしています。
しかし、この部分は体重負荷や歩行時の牽引力が集中しやすく、繰り返しの**微小な断裂(マイクロトラウマ)**が蓄積すると、やがて組織の変性や炎症が起こります。
また、加齢により足底筋膜の柔軟性が低下し、クッション機能が衰えると、より損傷を受けやすくなります。
よくある症状の一例:
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朝起きて最初の一歩が鋭く痛む
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長時間歩いた後、かかとや足裏がジンジン痛む
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休んだ直後の再動作時に再び痛みが出る
これらは、踵骨に付着する部分の繊維が炎症を起こし、刺激に過敏な状態になっているサインです。
病態の進行:急性期と慢性期
足底筋膜炎の経過は、大きく急性期と慢性期に分けられます。
● 急性期(発症直後〜数週間)
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炎症反応が強く、痛みが鋭い
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朝の起床時や、長時間の座位・休息後に**「ズキッ」とした痛み**
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熱感や軽度の腫れを伴うこともある
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日常動作に支障をきたしやすく、安静が必要な期間
この時期は、**足底筋膜への繰り返しの負荷(オーバーユース)**や、急激な運動量の増加が直接的なトリガーになります。
● 慢性期(1か月以上経過〜)
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痛みはやや鈍くなるものの、違和感や重だるさが持続
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歩行や立位が続くと、じわじわと再発する痛み
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組織が硬化し、柔軟性が著しく低下
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足のアーチ構造が崩れ、再発しやすくなる
慢性化すると、痛みは一時的に和らいでも、再発や慢性疲労による二次的な不調(腰痛・膝痛など)につながることもあります。
そのため、早期の対処とリハビリが極めて重要です。
発症の背景とリスクファクター(危険因子)
足底筋膜炎の発症には、以下のような複数の因子が複雑に関係しています。
① 繰り返される負荷の蓄積(オーバーユース)
最も多い原因が、過剰な歩行・走行・ジャンプなどの動作による負荷です。
アスファルトのような硬い地面でのランニング、クッション性の低い靴での長距離歩行は、足底筋膜に直接的なストレスを与え続けます。
② 加齢と筋膜の柔軟性低下
40代以降では、筋膜自体の水分量が減少し、弾力性が失われるため、ダメージを受けやすくなります。
特に、中高年層での足底筋膜炎の多発はこの影響が大きいと考えられています。
③ 肥満・体重増加
体重が増えると、足底筋膜が支える荷重も増大します。
長期的な負荷により筋膜に過度なストレスがかかり、微細な損傷が積み重なりやすくなります。
④ 足のアーチの異常(扁平足・ハイアーチ)
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扁平足(土踏まずが潰れている)では、足底筋膜が常に伸びきった状態になり、過緊張が持続。
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ハイアーチ(アーチが高すぎる)では、接地面が狭くなるため、特定部位に負荷が集中。
いずれも足底筋膜への不均等な牽引力となり、炎症を引き起こします。
⑤ 靴の問題(不適切な靴の使用)
クッション性のない靴、サイズの合わない靴、アーチサポートが欠如した靴なども、足底筋膜に余計な負担をかける要因です。
特に仕事で立ちっぱなしの方や、ヒールを履く女性に多く見られます。
接骨院からの視点:早期発見・早期対応の重要性
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の兆候を見逃さず、初期段階での早期ケアを重視しています。
実際、「ただの足の疲れだと思っていたら、実は足底筋膜炎だった」というケースは少なくありません。
当院では、足裏の触診・アーチ評価などを用いて、炎症の程度や構造変化を的確に捉え、患者様の状態に合わせた治療プランを提供しています。
3. なごみ鍼灸接骨院砂田橋院の施術とは
① 丁寧なカウンセリングと検査で「原因を見極める」
初診では、現在の症状だけでなく、生活習慣・歩行動作・過去の怪我歴などを詳しくお伺いし、痛みの根本原因を特定していきます。
足底筋膜炎の場合、「足裏の痛み」だけでなく、ふくらはぎ・アキレス腱・膝・骨盤のバランスまで検査することが大切です。
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患部の触診
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姿勢・歩行分析(足の使い方をチェック)
このように、“痛い場所だけ”を見るのではなく、“なぜそこが痛むのか”まで踏み込んで検査を行うのが当院の方針です。
② 手技療法(筋膜調整・関節調整)

筋肉や筋膜の緊張を和らげるために、国家資格を持つ施術者が行う手技療法を中心にアプローチします。
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足底筋膜の緊張をほぐすマッサージ
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足関節の可動域確認
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骨盤や股関節の歪みに対する調整
全身のバランスを整えることで、足にかかる負荷を分散し、自然治癒力を高める施術を心がけています。
③ 鍼灸施術(慢性痛や深部の緊張にアプローチ)
足底筋膜炎が慢性化している場合、筋肉や神経の深部にまでアプローチできる鍼灸施術が効果的です。
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痛みの出ている足底筋膜やふくらはぎに対する鍼刺激
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筋膜の緊張緩和、血流改善、鎮痛効果
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自律神経のバランス調整も含めた全身ケア
東洋医学的な視点を取り入れることで、慢性的な痛みや再発を防ぐ根本治療を目指しています。
④ 最新物理療法(超音波・微弱電気など)

当院では、再生を促す先進的な物理療法も導入しています。
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超音波療法:深部の炎症や微小損傷の修復を促進
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微弱電気治療:鎮痛効果と筋緊張緩和
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EMS(電気筋肉刺激):足部の筋力低下予防やリハビリに活用
こうした機器を、患者さまの状態や段階に応じて使い分けることで、より短期間での回復を実現しています。
⑤ テーピング

足底筋膜炎においては、足のアーチ構造の補助も重要です。
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キネシオテープで足底筋膜のサポートと筋肉の働きを助ける
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靴の選び方や履き方の指導もセットで行います
歩行時の負担を軽減し、日常生活での再発防止につなげます。
⑥ セルフケア・ストレッチの指導
再発予防や根本改善には、日々のセルフケアが欠かせません。当院では以下のようなサポートも行います。
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足底筋膜・ふくらはぎのストレッチ指導
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タオルギャザーなど足指筋トレーニングの指導
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患者さん一人ひとりに合わせた「ホームケアメニュー」作成
「治療して終わり」ではなく、「痛みを繰り返さない身体づくり」までを見据えた施術です。

足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)でお悩みの方は是非一度、名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院にご相談ください。
日常生活の苦痛を少しでも減らして、日々過ごしやすい状態を作っていきましょう。
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ブログ監修者: 半崎翔大
コメント: 池下院・砂田橋院の投稿の監修をします!スポーツ障害から美容まで幅広く発信していきますので、楽しみにしてください!
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