皆さま、こんにちは。
名古屋市守山区小幡にある なごみ針灸整骨院小幡院 のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、多くの患者様からご相談いただくお悩みの一つ、「五十肩(四十肩)」 について、特に ご自宅でできるセルフケア に焦点を当てて詳しくご紹介していきます。
五十肩は「時間が経てば治る」と思われがちですが、正しいセルフケアを取り入れることで、痛みの緩和や回復スピードの向上、再発予防に大きな効果が期待できます。
この記事では、
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五十肩の基礎知識
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セルフチェック方法
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日常生活での注意点
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自宅でできる具体的なセルフケア体操
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ストレッチ、温め方、姿勢改善法
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よくある質問Q&A
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当院でのサポート内容
などを、丁寧に解説していきます。
五十肩(四十肩)とは?
まずは五十肩の基本を簡単におさらいしておきましょう。
◇ 定義
五十肩(四十肩)は医学的には 肩関節周囲炎 と呼ばれ、40〜50代を中心に発症しやすい肩の痛み・可動域制限の総称です。
◇ 主な症状
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肩を動かしたときの鋭い痛み
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夜寝ているときのズキズキとした痛み(夜間痛)
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腕を挙げられない、背中に手を回せないなどの可動域制限
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服の着脱、洗髪、洗濯物を干すなどの日常動作が困難
◇ 原因
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加齢による腱や靭帯の柔軟性低下
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肩関節を動かす筋肉(特にインナーマッスル)の弱化
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デスクワークや猫背などによる姿勢不良
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運動不足
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血行不良や代謝の低下
五十肩の経過(時期別の特徴)
五十肩は自然経過をたどることが多く、大きく3つの時期に分けられます。
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急性期(炎症期)
肩の動きに関わらず痛みが強い。夜間痛が特徴。 -
慢性期(凍結期)
痛みは落ち着くが、肩の動きが大きく制限される。 -
回復期(解凍期)
徐々に可動域が戻っていく。リハビリやセルフケアで改善が早まる。
※ この流れは一般的であり、症状や期間には個人差があります。
セルフケアが大切な理由
「放っておけば治る」と言われることもある五十肩ですが、何もせずに自然回復に任せると、1〜2年かかるケース も少なくありません。
その間、肩の可動域が制限されたまま過ごすことで、筋力低下や姿勢の悪化、日常生活の不便さが長引く可能性もあります。
正しいセルフケアを行うことで、
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炎症を悪化させない
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痛みを軽減する
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筋肉や関節の柔軟性を保つ
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回復を早める
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再発を予防する
といった効果が期待できます。
自宅でできる五十肩セルフケア
① 急性期のセルフケア(痛みが強い時期)
この時期は「無理をしないこと」が大前提です。
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安静を保つ:無理に動かさず、痛みの出る動作は避ける。
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患部を冷やす:ズキズキ痛む時は保冷剤や冷湿布で10〜15分冷却。
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夜間痛対策:抱き枕やタオルを脇に挟み、肩の負担を軽減。
② 慢性期のセルフケア(動きが硬い時期)
この時期は「動かして柔軟性を取り戻す」ことが大切です。
▽ 温める習慣
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入浴で肩をしっかり温め、血流を促進。
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蒸しタオルを肩に当ててからストレッチを行うと効果的。
▽ ストレッチ・体操
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棒体操(タオルや傘を使用)
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両手で棒を持ち、痛くない範囲で前に上げ下げ。
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横に開いたり、背中に回したりする動きも有効。
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振り子運動
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テーブルに手をつき、反対の腕をぶら下げて小さく円を描くように揺らす。
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重力を利用して肩関節をゆるめる。
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壁歩き体操
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壁に向かい、指先を壁につけ、少しずつ指で壁を歩かせて上に伸ばす。
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肩甲骨の運動
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両肩をすくめて下げる、前後に回す。
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肩甲骨周囲の血流改善に効果的。
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③ 回復期のセルフケア(可動域を広げる時期)
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ゴムバンド(セラバンド)を使った筋トレ
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ペットボトルを持った軽い負荷運動
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ラジオ体操のような大きな肩の動き
少しずつ筋力と可動域を取り戻し、再発予防へとつなげます。
日常生活での注意点
セルフケアと並行して、普段の生活習慣にも気を配りましょう。
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猫背姿勢を避け、背筋を伸ばして生活
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デスクワークでは1時間に一度は肩を回す
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重たい荷物は片側だけで持たない
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睡眠時の体勢を工夫(仰向けや反対側を下にする)
よくある質問(Q&A)
Q1. 痛みがあるのに動かしても大丈夫?
A. 急性期の強い痛みは無理せず安静を。慢性期以降は「痛気持ちいい範囲」での運動が効果的です。
Q2. サプリや食事で改善する?
A. ビタミンD、カルシウム、タンパク質は筋肉や骨の健康を支えます。バランスの良い食事を心がけましょう。
Q3. 再発しないためには?
A. 姿勢改善と肩周囲の筋肉強化が大切です。当院での施術+ご自宅でのセルフケアで予防が可能です。
当院でのサポート内容
なごみ針灸整骨院小幡院では、
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鍼灸治療による炎症・痛みの緩和
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手技療法による筋緊張の改善
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姿勢矯正による根本改善
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自宅でできるオーダーメイドセルフケア指導
を行っています。

































