どこが痛い?四十肩・五十肩の痛み|千種区池下の接骨院・整骨院
目次
2025/12/13
名古屋市千種区池下駅近くにある、なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院 池下院。
ここでは交通事故治療だけでなく、肩の痛みで悩む方の相談も多くいただいています。
「最近、肩を動かすとズキッと痛む」「夜、肩がうずいて眠れない」
──こんな症状に困っている方、もしかすると四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の可能性があります。
でも、実際には患者さんの多くが、
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「肩のどこが痛いのかよくわからない」
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「首や腕の痛みと区別できない」
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「痛む場所で原因が違うの?」
と悩まれています。そこで今回は、四十肩・五十肩の痛みが出やすい部位や症状の進行パターン、さらに現場で効果を感じている治療法まで、実体験を交えて詳しくお話しします。
1. 四十肩・五十肩とは?|正式名称は肩関節周囲炎
四十肩・五十肩は、俗称で呼ばれることが多いですが、正式には肩関節周囲炎と呼ばれます。主に40代~50代で発症することが多いことから、一般的にこの名前がつきました。
肩関節や周囲の筋肉・靭帯・腱に炎症が起きることで、痛みや動きの制限が現れます。発症のきっかけがはっきりしないことも多く、「気づいたら肩が上がらなくなっていた」という方も少なくありません。
私の整骨院での経験では、特に「夜、肩がズキズキして眠れない」と相談されるケースが多いです。この症状は、炎症と関節の拘縮(固まり)が関係しているため、単なる肩こりとはまったく違うんですよね。
特徴的な症状は以下の通りです。
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肩を動かすと強い痛みが出る
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特定の角度で腕が上がらない
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夜間、特に就寝中にズキズキ痛む
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放置すると肩が固まって動かなくなる
「痛くても我慢していたら自然に治るかな…」と思ってしまう方もいますが、
放置すると回復に時間がかかることが多く、現場では早めの対応が非常に重要だと感じています。

2. 四十肩・五十肩はどこが痛くなるのか?
実際に痛みを訴えて池下院に来院される患者さんの話を聞くと、痛む場所は肩だけにとどまらず、広範囲に及ぶことが多いです。
①肩の前側の痛み
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服を着替えるときや髪を結ぶときにズキッと痛む
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腕を前に上げると鋭い痛みが走る
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肩の前面(鎖骨の外側〜上腕骨付け根)に痛みが集中
これは上腕二頭筋腱や関節包の前方部分に炎症があるケースが多く、患者さんも「腕を前に上げると何かが引っかかる感じ」と表現されます。
②肩の外側の痛み
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腕を横に広げる(外転動作)で強い痛み
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上腕の外側にかけて鈍い痛みが広がる
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「腕を持ち上げようとすると途中で止まる」と言われる方も
ここでは三角筋や腱板(棘上筋)が関わっており、肩関節の動きを支える筋肉への負担が見られます。施術で肩周囲の筋肉をほぐすと、「少し軽くなった」と笑顔になる方も多いんです。
③肩の後ろ側の痛み
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後ろのポケットに手を回す動作がつらい
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背中をかくときに激痛
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就寝時、肩の後方にズーンと重い痛み
後方の痛みは肩甲下筋や関節包後部の硬さが原因で、動きの制限(可動域制限)が強く出やすい部位です。肩を後ろに回せない方は猫背や背中の硬さも伴っていることが多く、池下院では姿勢も含めて評価しています。
④首や腕に広がる痛み
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首の付け根まで痛む
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上腕や肘までズキズキする
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しびれに似た症状を伴うことも
肩だけでなく神経や周囲の筋肉に炎症が広がっているケースで、放散痛として痛みが広がるのが特徴です。
⑤夜間痛(寝ているときの痛み)
四十肩・五十肩の代表的な症状のひとつです。
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寝返りを打つと肩がうずく
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横向きで眠れない
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ズキズキして目が覚める
夜間痛の原因は、炎症による血流増加や関節内圧の上昇。池下院では、抱き枕で肩を支える方法や就寝時の体勢の工夫をお伝えしています。

3. 四十肩・五十肩の進行段階と痛みの出方
症状は進行度によって大きく変化していきます。ここで大切なのは、「今の肩の状態に合った対応をすること」です。私の経験上、急いで動かそうとしたり、自己判断でストレッチをしてしまう方は、かえって回復が遅れることが多いんですよ。名古屋市千種区池下の当院にも、そんな方がたくさん来院されます。
①急性期(発症〜数週間)
この時期は、ちょっと肩を動かすだけでズキッと痛みが走るのが特徴です。特に夜間痛が強く、眠れないという声もよく聞きます。「夜中に目が覚めてしまって…もう寝不足でつらいです」と訴える50代の女性患者さんもいました。
肩をかばうあまり、つい動かさなくなってしまうのですが、これは自然な反応なんですよね。ただ、この急性期は炎症が非常に強いため、無理に肩を動かすのは危険です。マッサージでグイグイほぐすと、かえって炎症が悪化してしまうこともあります。
この時期の治療の基本は、「安静」と「炎症抑制」です。当院ではアイシングや炎症を抑える手技療法を行いながら、就寝時の姿勢指導もしています。たとえば、枕やタオルを肩の下に挟んで支えるだけでも、夜間のズキズキを軽減できることが多いんです。
②拘縮期(数週間〜数ヶ月)
急性期の激痛が落ち着き、少し肩が動かせるようになったころに入るのが拘縮期です。「痛みは減ったけど、肩を上げると突っ張る感じがする」と訴える方が増えてきます。ここで多いのが、肩を使わないことで可動域がどんどん狭くなってしまうケースです。
名古屋市千種区池下の当院に来られる60代の男性患者さんは、肩を少しだけ前に上げると痛みがあるため、つい腕を動かさないようにしていました。検査してみると、肩甲骨周囲の筋肉がガチガチに固まっていて、肩関節自体よりも肩甲骨の動きが制限されていたんです。
この時期の治療法は、温熱療法で血流を良くし、軽いストレッチで肩の柔軟性を少しずつ回復させることが中心になります。池下院では、肩甲骨周囲をほんの数ミリずつ動かすだけでも、「あれ、こんなに上がるんですね!」と患者さんが驚かれることも珍しくありません。小さな変化でも体感してもらうことが、回復のモチベーションにつながるんですよ。
③回復期(半年〜1年)
回復期に入ると、痛みはかなり落ち着いてきます。しかし、ここで注意が必要です。肩が動かしにくい、腕が十分に上がらないといった症状が残ることが多く、放置すると「肩が固まったまま」になってしまう恐れがあります。
名古屋市千種区池下の当院に来院された70代女性は、半年ほど放置していたため、肩の可動域がかなり制限されていました。「ここまで腕が上がるとは思わなかった」と施術後に驚かれるほど、適切なリハビリで肩の動きは大きく改善できるんです。
回復期の治療では、肩だけでなく肩甲骨・背中・首までを含めた全体的な動きの改善が重要です。手技療法で筋肉をほぐしつつ、肩甲骨の動きを取り戻すエクササイズを取り入れることで、自然に腕が上がるようになります。
また、この時期は患者さん自身に家庭でのセルフケアをしてもらうことも大切です。「テレビを見ながら肩甲骨を軽く動かす」「入浴時に肩を温める」といった小さな習慣でも、可動域回復のスピードは格段に変わってきます。
4. 四十肩・五十肩と似た症状の違い
肩の痛みは決して四十肩・五十肩だけに限られるものではありません。
実際、名古屋市千種区池下のなごみ鍼灸接骨院にも、肩の痛みで来院される方の中には、
肩こりや腱板断裂、頸椎症、さらには心疾患が原因で痛みを感じているケースも少なくないんですよ。
だからこそ、痛みの原因を正確に見極めることが非常に大切だと私は感じています。
まず、肩こり。これは長時間のデスクワークやスマホ操作による筋肉の緊張が主な原因です。
患者さんの多くは「肩が重くてだるい」と訴えます。肩を軽く動かしたり、温めると痛みがやわらぐことも多く、
四十肩・五十肩の鋭い痛みとは感覚が異なります。
先日も、30代の男性が「肩がズーンと重いだけで、腕を上げるときの痛みはない」と言って来院されました。
このように肩こりは痛みが“鈍い”場合が多く、放置しても深刻な動作制限には至らないことが多いですが、
慢性的に続くと首や背中にも負担がかかるので注意が必要です。
次に腱板断裂。これは転倒や重い荷物を持ち上げた衝撃、また加齢による腱の変性が原因です。
腱板断裂の方は「力が入らず、腕がまったく上がらない」と訴えることがあります。
痛みが強くない場合もあり、患者さん本人は四十肩だと思っているケースも少なくありません。
名古屋市千種区池下でも、60代の男性が「肩が上がらないけど、痛みは我慢できる」と来院されたことがあります。
検査してみると棘上筋腱の部分断裂があり、早期に治療しなければ肩の可動域が戻らなくなる可能性もありました。
頸椎症も肩の痛みの原因としてよく見かけます。
首の骨や椎間板の変形で神経が圧迫されることで、肩から腕にかけてしびれや違和感が出ることがあります。
特に「じっとしていてもしびれる」「夜中に腕がしびれて目が覚める」という方が多いです。
私の経験上、この症状の方は肩自体よりも首や肩甲骨周囲の筋肉の緊張が強く、
肩を動かすよりも姿勢改善や首周りのケアが先決なこともあります。
さらに注意すべきは、心疾患による肩の痛みです。特に狭心症や心筋梗塞では、
胸の痛みに加えて左肩や腕に放散痛が出ることがあります。
これは動かしていなくても痛むのが特徴です。「腕が痛いだけ」と思って
受診が遅れると命に関わるケースもあるため、肩の痛みが急に出て胸の違和感を伴う場合はすぐに救急受診が必要です。
石灰沈着性腱炎も見逃せません。ある日突然、耐えられないほどの肩の痛みに襲われ、
腕を動かすことすらできなくなることがあります。
私の院でも、50代女性が「朝起きたら肩が全く動かない」と来院され、
レントゲンで石灰沈着を確認したケースがあります。こうなると自己判断で動かすのは非常に危険です。
最後に変形性肩関節症。加齢や長年の使用によって肩関節の軟骨がすり減ることで、
慢性的に痛みが出たり、可動域が制限されることがあります。四十肩・五十肩は炎症と拘縮が中心ですが、
変形性肩関節症は関節自体の形が変化してしまっているので、放置すると回復が難しくなることが多いです。
つまり、「肩が痛い」といっても、その背景には多くの原因が潜んでいます。
自己判断で放置すると、回復が遅れるだけでなく、症状が悪化してしまうリスクもあります。
名古屋市千種区池下で肩の痛みを感じている方は、できるだけ早く専門家に相談することが安全かつ確実な改善への近道だと思います。
なごみ鍼灸接骨院では、肩の痛みの原因をしっかり見極め、
患者さん一人ひとりに合った治療法を提案しています。
5. 四十肩・五十肩の改善法
急性期の痛み対策
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無理に動かさず安静
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冷却(アイシング)で炎症抑制
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就寝時は抱き枕やタオルで肩を安定
慢性期・回復期のケア
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温めて血流改善(入浴・温熱療法)
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軽いストレッチで可動域回復
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姿勢改善(猫背を直すことで肩関節への負担軽減)
専門的治療
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手技療法:肩周囲の筋肉をほぐす
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鍼灸治療:炎症を鎮め血流改善
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電気治療:深部の筋肉を刺激して回復促進
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矯正・運動療法:肩甲骨や姿勢を整え根本改善
現場では、患者さんと一緒に肩の動きを確認しながら「ここまで上がるようになった」と喜んでいただく瞬間が何よりやりがいです。

6. 放置するとどうなる?
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肩が固まって「凍結肩(フローズンショルダー)」になる
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日常生活で着替え・洗髪・家事・スポーツが困難になる
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痛みは消えても可動域が戻らず後遺症になる
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回復が長引き、数年かかることも
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精神的負担や他部位への二次的影響も
早期治療で回復は半年〜1年以内に日常生活に支障のないレベルまで改善することもあります。
7. まとめ:痛む場所を知ることが第一歩
四十肩・五十肩の痛みは、肩前・外側・後ろ・首や腕に広がり、夜間痛が特徴。進行段階によって痛みの質も変わり、放置すると肩は固まります。
「肩の痛みが長引く」「夜眠れない」と感じたら、早めに専門家へ相談してください。名古屋市千種区池下のなごみ鍼灸接骨院 池下院では、肩の痛みに対する適切な評価と治療を行っています。

ご予約・お問い合わせ
なごみ鍼灸接骨院・池下院
📞 052-753-7063
地下鉄池下駅より徒歩2分
平日 9:00〜12:15 / 16:00〜19:45
土曜 8:30〜12:00 / 15:00〜18:00
※初回特典あり
記事監修者:宮原 雅彦
柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)・専科教員資格(柔道整復師養成校教員資格)
コメント:五十肩は、施術をすることにより確実に良くなる症状です。
不安な時は、お気軽にお声かけください。
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