後ろからの追突にご注意!
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2017/01/25
こんにちは、なごみ鍼灸整骨院砂田橋院の丹羽です。
今回、交通事故のむちうち症の中でも最も多い頸椎捻挫についてご紹介します。
頸椎捻挫症って何?
背骨の、上から7個までの椎骨を〝頚椎〟その下の12個を〝胸椎〟さらにそこから下の5個を〝腰椎〟と分けており、首周りの骨(頸椎)に捻挫がおきたものを頸椎捻挫といいます。
捻挫と言うと、足首で起こる怪我というイメージを持っている方が多いですが、関節の周辺部位(関節包や靭帯、軟部組織など)の損傷を指すので関節があるところではどこにでもおこりえます。骨と骨とを繋ぐ関節に外から強い力が加わわることで、許容範囲を超える動きをして起こった損傷による痛みや熱感、腫れなどをきたします。
頸椎捻挫はどうして起こるの?
事故による衝撃で首を大きく振ったり、シートに頭を強くぶつけることで頚椎にダメージを受けて発症します。ヒトの頭の重さは体重の8~13%と言われており、仮に10%だと仮定をした場合、体重50kgの人の頭の重さは5kgにもなります。普通に過ごしていても首に掛かっていることになりますが交通事故になると、さらに衝突の衝撃が加わるため、頚椎へ掛かる負荷は計り知れないものになります。
交通事故の中でも、特に頚部捻挫を起こしやすいのが後方からの追突です。
後ろからの追突事故になると全く意識していないところにいきなり衝突されるため、首の筋肉が緩んでいる場合が殆どで、そのため首が前後に大きく振られやすくなり、靭帯などを損傷しやすくなってしまいます。
もし、交通事故に遭われた方は早期に治療を受けることをオススメします。事故後の始めは症状が弱いものも、後から強くなっていくことや、後遺症として残ってしまうことがあります。後遺症などが残らないようにするためにも、整骨院などでしっかりと治療していきましょう。