手首の痛み=ドケルバン病かも?
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2017/10/25
なごみグループの松下です。
パソコンやスポーツ良く使う人の治療をしていると、
「親指の付け根が痛い」というお話をよく聞きます。
そこで、親指を四指で握ってもらって尺屈(小指の方に曲げて)してもらうと
これはフィンケルシュタインテストといい親指や手首の痛みを引き起こす、
『ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)』という疾患を判別するためのテストの一つです。
今回はこの『ドケルバン病』とスマートフォンの使い過ぎの関係についてお話したいと思います。
スマホのやり過ぎで手首が痛くなる!?
パソコン作業やスポーツなどで親指を酷使する人や(当然マッサージ師もですが(笑))、
あるいは妊娠・出産後の女性に多いとされている疾患です。
『ドケルバン病』とは、親指の酷使により、手首の『腱鞘』という部位に炎症が起きた結果痛みを生じさせるのです。
特に最近ではスマートフォンなどの普及によってタッチパネルを触る機会が激増し、
その結果や、親指を酷使することが多くなったので昔よりも患者数は増えていると言われています
いわゆるスマホ指ですね。心当たりはありませんか?
親指のケアで『ドケルバン病』を予防しよう!
スマートフォンを片手で保持しながら親指「だけ」を使っての操作は親指の腱鞘に非常に負担をかけます。
手首や指に痛みや引っ掛かりを感じた場合は、なるべく握りしめるような動作を避けて、手を休ませてあげてください。
また、その際に水や氷のうなどで手首を冷やしてあげると、なお効果的です。
指の曲げっぱなしで痛くなるので指や手首をそらして、伸ばすストレッチを軽く行ってあげると効果があります。
画面の前の皆さん?手は毎日必ず使う靭帯でも重要な個所の一つです。
健康な生活の為にも、これからはパソコンやスマートフォンを使用の際は姿勢や目の疲れだけでなく、指や手首にも気を使ってあげてください。