足底筋膜炎は足のマッサージで根本改善できる!名古屋市東区の鍼灸接骨院
名古屋市東区の砂田橋駅・千種区の茶屋ヶ坂駅近くにあります
なごみ整骨院グループの「なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院」です。
こんにちは!
今回は、日々多くの患者様からご相談をいただく「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」と、その改善に役立つ「足のマッサージ」について詳しくご紹介します。
踵や足の裏に痛みを感じている方、朝起きた時の一歩目がつらい方、歩くとジンジンするような違和感がある方にとって、きっと役立つ情報になると思います。
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足底筋膜炎とは?
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)は、足の裏にある「足底筋膜」と呼ばれる膜状の組織に炎症が起こることで、主に踵(かかと)から土踏まずにかけての痛みが出る疾患です。
足底筋膜は、かかとから足の指の付け根までをつなぎ、歩行時や立位時にアーチを支えています。この部分に過剰な負担がかかることで、細かい損傷が蓄積し、やがて炎症が起こります。
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なぜ足底筋膜炎になるのか?その原因を解説
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の主な原因には以下のようなものがあります。
・長時間の立ち仕事や歩行
・硬い地面でのランニングやジャンプ
・足の形状(偏平足、ハイアーチ)
・加齢による足底組織の柔軟性低下
・体重増加による足裏への負担増
・合わない靴の着用(クッション性のない靴、サイズが合わないなど)
・ふくらはぎや足の筋肉の柔軟性不足
特に、アスリートや立ち仕事の多い方、40〜60代の方に多く見られます。
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足底筋膜炎の主な症状と経過
代表的な症状は以下の通りです:
・朝起きて最初の一歩目に激しい痛み
・長時間座ったあとに立ち上がると痛む
・歩行や運動時に痛みが増す
・痛む場所はかかとの前あたり
多くの場合、症状は数週間から数ヶ月間続きます。放置していると慢性化し、治療期間が長引く恐れがあります。
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足底筋膜炎と似た症状との違い
足の痛みには他にもいくつかの疾患があり、誤認しやすいものもあります。
・アキレス腱炎:かかとの後ろやふくらはぎに痛み
・踵骨棘(しょうこつきょく):踵に骨のトゲが形成される
・モートン病:足の指の間にしびれや痛み
・坐骨神経痛:足裏ではなく、お尻から脚全体に痛み
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の特徴は、「足裏の中央〜かかと前方の痛み」が中心である点です。
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足底筋膜炎が悪化するとどうなる?
・慢性的な痛みに移行
・歩き方が変わり、膝や腰にも負担がかかる
・骨棘(かかとの骨のトゲ)の形成
・日常生活の活動制限(外出やスポーツが困難に)
そのため、早期の治療と適切なセルフケアが重要です。
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接骨院で行う足底筋膜炎の治療法
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、以下の治療法を組み合わせて症状改善を目指します。
・超音波治療:炎症部位の治癒を促進
・手技療法(マッサージ):筋膜や筋肉の緊張を緩和
・鍼灸治療:血流改善と鎮痛効果
・足底アーチ補正テーピング
・物理療法(温熱、電気刺激)
・歩行・姿勢指導
それぞれの患者様の状態に合わせたオーダーメイド施術を行います。
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足底筋膜炎とマッサージの関係
マッサージは、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の改善に非常に効果的です。
その理由は:
・血行促進により回復力を高める
・足裏の筋肉や筋膜の柔軟性を回復
・ふくらはぎやアキレス腱の緊張を和らげる
・足全体のバランス調整
・神経系への働きかけで痛みの緩和
ただし、炎症が強い急性期には刺激が強すぎると逆効果になることもあります。
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足底筋膜炎に効果的なマッサージ方法【自宅編】
以下はご自宅でもできるマッサージの例です。
▶ 足裏ローリングマッサージ
・テニスボールまたはゴルフボールを足裏に置き、前後に転がします。
・1回3分程度。座って行うと負担が少なくておすすめです。
▶ 指圧マッサージ
・親指でかかと〜土踏まずにかけて、ゆっくりと押しながら円を描くようにマッサージします。
▶ アキレス腱のほぐし
・ふくらはぎの下部からアキレス腱にかけて指でほぐすように揉みます。
▶ ストレッチ後のマッサージ
・足の裏のストレッチ(足の指を反らすなど)を行った後にマッサージすると効果が高まります。
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当院の足底筋膜炎マッサージ【専門施術編】
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、専門的な知識を持った国家資格者が、患者様一人ひとりの症状や足の形に合わせてマッサージを行います。
・トリガーポイント療法:痛みの原因点を的確に刺激
・筋膜リリース:筋膜の癒着を解放
・深部組織マッサージ:通常では届かない筋肉層へアプローチ
・関節モビライゼーション:足関節の可動域改善
「ただ気持ちいいだけのマッサージ」ではなく、「症状を根本から改善する施術」を提供しています。
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マッサージ以外のセルフケア方法
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の改善には、マッサージだけでなく日常生活の中でできるセルフケアを取り入れることが大切です。
以下に、名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院がおすすめする方法をいくつかご紹介します。
① 足底筋膜のストレッチ
足の指を手でゆっくり反らせるようにして、足裏の筋膜を伸ばします。10〜15秒キープを1日2〜3回。
② ふくらはぎのストレッチ
壁に手をつき、片足を一歩引いた状態でふくらはぎの筋肉(腓腹筋)をじんわり伸ばします。左右各30秒、1日2回が目安です。
③ 冷却療法(アイシング)
痛みが強い場合は、保冷剤やアイスパックをタオルで包み、10〜15分ほど足裏に当てて炎症を抑えましょう。入浴後や就寝前が効果的です。
④ インソールや足底パッドの活用
クッション性のあるインソールやアーチサポートがある靴底パッドを使用することで、足底筋膜への負担を軽減できます。
⑤ 足に優しい靴の選び方
ヒールが高すぎない、足幅に合っていて、クッション性があり、土踏まずを支える構造の靴が理想です。スリッパやサンダルは長時間の使用を避けましょう。
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足底筋膜炎にならないためにできる予防法
再発防止や予防のためには、日頃からのケアが不可欠です。次のような習慣を意識してみてください。
- 日常生活の中での歩き方の改善
つま先に偏らないように、かかとから着地し、足全体で地面を踏みしめる意識が大切です。
- 筋力強化トレーニング
足裏の小さな筋肉(内在筋)を鍛えることで、アーチをしっかり支えられるようになります。タオルギャザーやつま先立ち運動がおすすめです。
- 体重管理
体重が増えると足裏にかかる圧力が増し、足底筋膜に負担がかかります。バランスの良い食事と適度な運動で体重を適正に保ちましょう。
- 休息をとる
立ち仕事の合間に足を少し休める時間を設けたり、座った状態で足を高く上げるなど、日常に小休憩を取り入れましょう。
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なごみ鍼灸接骨院砂田橋院でのサポート体制
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、足底筋膜炎の治療と予防をトータルにサポートしています。
以下のような体制で患者様をお迎えします。
■ 初回カウンセリング
症状の経過や痛みの部位、日常の生活習慣、姿勢、歩行のクセなどを丁寧にヒアリングします。
■ 検査・評価
徒手検査や視診・触診に加え、必要に応じて姿勢・歩行確認なども行い、原因を多角的に分析します。
■ 個別治療計画の作成
患者様一人ひとりに合わせた施術プランを提案し、短期〜中長期での目標を設定します。
■ 施術と運動指導の併用
手技療法だけでなく、ストレッチ・エクササイズの指導も積極的に行い、自宅でのセルフケアも支援します。
■ 再発予防までしっかりサポート
症状が改善した後も、姿勢や生活動作、足の使い方の見直しを含めて、再発しにくい身体づくりを一緒に目指します。
- 実際の患者様の声と症例紹介
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院ではこれまでに数多くの足底筋膜炎の患者様を施術してきました。
その中から一部の症例と患者様の声をご紹介します。
- 50代女性(立ち仕事/販売員)
「毎朝の一歩が痛くて憂うつでしたが、先生のマッサージとストレッチ指導で、今では朝もスッと立てるようになりました!」
- 30代男性(ランナー)
「走りすぎて痛めた足の裏が、数回の施術で驚くほど回復。フォームの改善アドバイスもありがたかったです。」
- 40代主婦(運動不足気味)
「足の裏がチクチクして歩くのもつらかったのが、セルフケアの方法まで丁寧に教えてもらえて、痛みが減りました。」
このように、足底筋膜炎は適切なアプローチで改善が期待できる症状です。つらい痛みを「年齢のせい」「仕方ない」とあきらめずに、ぜひご相談ください。
- まとめ
足底筋膜炎は、踵や足の裏の痛みを引き起こし、日常生活に大きな支障を与える疾患ですが、適切な治療とセルフケアを組み合わせることで十分に改善が可能です。
今回の内容では、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の
・基礎知識
・原因と症状の理解
・マッサージの有効性
・自宅でできるセルフケア
・なごみ鍼灸接骨院砂田橋院での専門的な対応
について詳しくご紹介しました。
特に「マッサージ」は、足底筋膜炎の回復を促進する非常に効果的な方法です。ただし、自己流では逆に悪化させるリスクもあるため、症状に応じた適切なケアが必要です。
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術とアドバイスを丁寧に行い、再発防止までトータルでサポートしております。
「最近、朝起きたときに足が痛い」「立ち仕事が多くて足裏がつらい」と感じたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院のアクセス情報
住所:名古屋市東区砂田橋3-2-102-121
・アクセス : 地下鉄名城線「砂田橋駅」から徒歩7分 地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅」から徒歩7分
・営業時間 : 平日・土曜も受付中(詳しくは公式サイトをご確認ください)
・予約方法 : 電話または公式サイトからのWEB予約が可能です
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こんにちは。
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院小幡院です。
本日は、五十肩(四十肩)にストレッチは有効か?についてお伝えいたします。
1.はじめに
五十肩(四十肩)は、40〜50代を中心に多くの方が経験する肩の痛みや可動域制限を伴う疾患です。特に、家事・仕事・趣味・スポーツなど日常生活に支障をきたすケースもあり、そのしつこい症状には悩まされる方も多いでしょう。
当院「なご針灸整骨院 小幡院」でも、肩の痛みのご相談は非常に多く、その中でしばしば「ストレッチって本当に有効ですか?」という質問をいただきます。今回は、ストレッチの正しい理解と実践のために、専門的視点から十分な論拠と共に解説します。また、再発予防まで含めた包括的なサポート体制もご紹介します。
2.五十肩(四十肩)とは
2‑1 定義とメカニズム
五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎は、医学的には“肩関節周囲炎”または“凍結肩(フローズンショルダー)”などとも言われます。原因は不明なことも多く、肩関節やその周囲組織(腱、滑液包(バース)、関節包)が炎症を起こし、痛みと可動域制限が発生します。
2‑2 症状の進行ステージ
急性(凍結)期:痛みが強く、夜間痛・動作痛が顕著。可動域が徐々に狭くなる。
硬結(拘縮)期:炎症が落ち着いた後も関節が固まり、可動域制限が固定化。
回復期:自然回復が進むものの、日常生活に制限が残ることも。
ステージによって痛みの強さ・動かせる範囲が異なるため、リハビリ内容も段階的に変えることが重要です。
3.ストレッチの効果について【詳細解説】
3‑1 ストレッチの基本的役割【なぜ必要か?】
五十肩に限らず、ストレッチは**体の回復と維持における「土台」**となるケア方法です。特に五十肩では、「痛いから動かさない」が続くと、関節がますます固まり、回復が遅れる負のループに入ります。適切なストレッチはこのループを断ち切るカギになります。
🔹 柔軟性の向上(可動域の回復)
五十肩では、肩関節周囲の筋肉・関節包・靱帯などが硬くなりやすく、関節が“凍る”ように動かなくなる状態(=凍結肩)が発生します。ストレッチを行うことで以下のような効果が期待されます:
縮んだ筋肉や靱帯、関節包を徐々に元の長さに戻す
癒着した組織間の滑走性(スムーズな動き)を回復させる
日常的な動作(着替え・洗髪・背中に手を回すなど)が再び可能に
筋肉や腱・関節包の柔軟性を高めることは、再発リスクの低減にも直結します。
🔹 血流改善(自然治癒の促進)
肩の動きが制限されると、その部分の血行も悪くなります。血流が悪いと炎症産物や老廃物が停滞しやすく、痛みが長引く・回復が遅れる要因になります。
ストレッチは以下の点で血流改善に貢献します:
筋ポンプ作用の活性化:動かすことで筋肉がポンプのように働き、血液の循環を助ける
毛細血管の拡張:ストレッチで軽い伸張刺激が加わると、局所の血管が開き、酸素と栄養が届きやすくなる
これは自然治癒力を高める意味でも非常に大きな意味があります。
🔹 リラクゼーション効果(神経系への影響)
ストレッチには交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経を優位にする効果があります。特に五十肩の方は「痛み」からくる不安・緊張で筋肉が硬直しがちです。
ストレッチ中に深呼吸を意識することで、リラックス状態へ導く
「痛みと向き合う感覚」に慣れ、脳の痛み認知を再教育する
つまり、ストレッチは**身体だけでなく、心にも作用する“内側からのケア”**としても重要です。
3‑2 五十肩に特化したストレッチのメリット【症状別の視点】
五十肩は単に「肩が痛くて動かない」だけではなく、その背景にある“関節包の癒着”や“運動回避による拘縮”を改善することが回復のカギになります。ストレッチはその過程で重要な役割を担います。
🔸 関節包の癒着を防ぐ/柔らかくする
肩関節は“関節包”という袋状の膜に包まれています。この関節包が炎症や不動によって縮まり、他の組織と癒着することで、肩が動かなくなります。
ストレッチは、この癒着を物理的に引きはがす刺激を与える
動かさないと、癒着が強くなり「凍結」状態になる
定期的なストレッチは、**癒着を未然に防ぎ、可動域を守る“予防の盾”**にもなります。
🔸 “痛みと仲良くなる”=中枢神経の適応
痛みがあると、脳は「これ以上動かすな」と命令を出します。その結果、動かさない→より固まる→さらに痛いという悪循環に。
軽度のストレッチを繰り返すことで:
「この程度の刺激なら大丈夫」という神経系の再学習(脱感作)が進む
「動かしても怖くない」という心理的安全感が得られる
→ これは**“痛みと仲良くなる”リハビリの根本的な考え方**で、非常に重要です。
🔸 再発予防の基盤づくりに貢献
五十肩が回復しても、以下のような方は再発リスクが高まります:
姿勢が悪い(猫背・巻き肩)
肩周辺の筋力低下がある
片方だけ回復し、左右差が大きい
ストレッチや運動習慣がない
ストレッチを継続的に行うことで:
肩関節を支える筋肉(ローテーターカフなど)の柔軟性と協調性を維持
姿勢のリセット・肩甲骨の安定性が高まり、動作の癖を改善
結果的に「五十肩のなりにくい体」を作る
予防のためのストレッチは、日常の**“メンテナンス運動”**と考えるのがベストです。
🔸 鍼灸・整骨施術との相乗効果
五十肩の治療には、ストレッチだけでなく他のアプローチとの**“組み合わせ戦略”**が極めて効果的です。
鍼灸:深部のトリガーポイントや経絡にアプローチし、痛み・炎症を緩和
整骨施術:関節や筋膜のバランスを整え、肩の動きやすさを引き出す
ストレッチ:整えた体を保つ、自力で維持する手段
特に当院では、施術の直後にストレッチを指導することで:
可動域の改善を定着させる
神経‐筋の協調性を高める
自宅でもセルフケアができるようにする
このように、**“ストレッチだけでは不十分、しかしストレッチ抜きでも不完全”**というのが五十肩における基本方針です。
✅ まとめ:ストレッチの効果は“段階・方法・頻度”次第
ストレッチは五十肩の「改善」「予防」の両面において、非常に重要
ただし、「痛みが強い時期に無理をする」「自己流でやる」「続けない」など、やり方を間違えると逆効果
当院では、その方の症状に合ったストレッチ方法・負荷・タイミングをオーダーメイドでご指導
五十肩は時間をかけて丁寧にケアすれば、必ず改善の方向に向かっていきます。ストレッチはその中で、ご自身が「自分の体に積極的に関わる」ための最も重要な一歩です。
4.ストレッチの具体的方法
4‑1 急性期(痛みが強いとき)
この段階では強い痛みがあるため、ストレッチもやさしい範囲から始めます。
● ペンデュラム運動
体を前傾させ、健康な手でテーブルなどを支え、患部の腕をぶら下げる
軽く前後・左右に揺らす
毎回10回程度、1日2〜3セット
→ 関節への負担を最小限に抑え、滑液循環を促進
● タオルを使った支援ストレッチ
タオルを両手で縦に持ち、自助で痛くない範囲で腕を引き上げる
痛みの境界ラインまでゆっくり10〜15秒キープ
→ 自動的・他動的なストレッチ境界でさらなる圧迫を避けながら関節可動域(ROM)向上
4‑2 回復期(拘縮が進んでくるとき)
痛みはやや落ち着くが可動域が狭い、寝返り・後ろを向く動きに困る段階。
● クロスボディストレッチ
浅い前屈姿勢から、患部の腕をまっすぐ反対側の肩に近づける
ゆっくり10〜20秒キープ×左右3回
→ 胸・肩甲帯・肩関節前面の柔軟性向上
● アームリフト(立位・座位/支えあり)
壁やテーブルに指先をかけながら、できるだけしっかり腕を側方~前方に上げる
痛みのギリギリまでゆっくり持ち上げて10秒静止、5回
→ 関節包・カプセルの癒着撤去
● 肩甲骨随伴運動(リトラクション・プロトラクション)
背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せたり離したりを繰り返す
各10〜20回を1日2セット
→ 背中・胸郭周りの柔軟性と肩関節への負担軽減
4‑3 回復後(再発予防)
可動域が回復してきたら、普段の生活に戻れるよう、日常的にストレッチや体操を組み込みます。
肩回旋ストレッチ:腕を肘90°で曲げ、前後・上げ下げ
壁を使った押し出し体操:軽く壁を押すようにきちんと伸ばす
バンザイ・タッチアップストレッチ:背中で両手を組み左右に伸ばす
目安:朝晩セットで3〜5分
5.ストレッチ以外の施術との組み合わせ
5‑1 鍼灸+整骨
施術との相乗効果
鍼灸:患部に直接働きかけ、炎症と痛みを抑える
整骨:関節や筋膜の精密なモビライゼーション、蓄積したコリを解消
→ ストレッチと併用することで、早期改善・痛み減少の効果が高まります。
5‑2 生活習慣の改善もカギ
冷え・姿勢・睡眠などの要因が治癒スピードに影響
特に座り方や腕の使い方(肩より前に腕がある状態)に注意
温める・血流を促す習慣づけ+肩に負担の少ない動作指導
6.注意点とよくある質問
Q.痛くても我慢してストレッチはした方がいいの?
A.急性期に無理に伸ばすと関節包・腱板に炎症を起こすリスクがあります。痛みが「鈍い・心地いい」の範囲ならOKですが、「ズキッと刺すような痛み」があるときはストップして加療を優先してください。
Q.毎日やらないと効果は出ない?
A.毎日3〜5分程度の頻度が理想。3日以上空くと筋膜や関節包が再び固まりがちです。忙しい方は、朝起きてすぐ/お風呂上りなど“ルーティン化”がおすすめです。
Q.いつまで続ければいい?
A.多くは半年〜1年で通常ROMに近づく方が多いですが、回復スピードには個人差があります。症状や可動域の変化は定期的にチェックしながら、焦らず継続しましょう。
7.当院での具体的なサポート体制
初回カウンセリング+姿勢評価
痛み・可動域測定
治療プラン提案(鍼灸・整骨含む)+ストレッチ指導
週1〜2回の施術+毎日のストレッチチェック
定期的に進捗を検証 → 必要なら手技やストレッチを微調整
改善後も予防として継続支援
当院では、ストレッチ知識の提供+記録づけ+ご自宅へのフォローアップ動画配信も行っており、ご本人が安心して継続できる体制を整えています。
8.まとめ
五十肩(四十肩)は炎症・拘縮・回復のステージがあり、ストレッチはその進行段階ごとに種類・強度を調整する必要がある
急性期はやさしい刺激、回復期は機能改善、維持期は習慣化を意識したストレッチが有効
鍼灸・整骨施術との併用で早期回復が期待できる
生活習慣の見直し・定期ケアも含めた総合的取り組みが、再発予防とQOL向上に直結
当院では、痛みの根本的な改善と日常生活を取り戻すためのサポートをトータルで行っています。「ストレッチが本当に効くのかな?」と感じている方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの再び腕がスムーズに動く未来のために、私たちが全力でお手伝いします。
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院小幡院のLINEからのご予約はこちらへ
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名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。
「肩が上がらない…」「服を着替えるだけで激痛が走る」「夜も痛くて眠れない」
そんな症状に悩まされている方は、もしかすると「五十肩(四十肩)」かもしれません。
五十肩は自然に治ると言われがちですが、実際には長期間苦しんでしまう方も多く、放置することで可動域の制限や慢性痛が残るリスクもあります。
この記事では、五十肩の原因や治療法、効果的なセルフケア方法を詳しく解説します。自分でできる対策を知って、少しでも早く改善を目指しましょう。
1. 五十肩(四十肩)とは?|原因と発症のメカニズム
● 五十肩・四十肩の違いは?
五十肩と四十肩は名称が異なるだけで、医学的には同じ「肩関節周囲炎」を指します。40代で発症すれば「四十肩」、50代なら「五十肩」と呼ばれることが多いですが、発症年齢が違うだけで症状や治療法に大きな違いはありません。
● 主な原因とは?
五十肩は、肩関節を構成する筋肉や腱、関節包の炎症や癒着が原因です。以下の要因が引き金になることが多いです。
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加齢による関節の老化
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肩周辺の血流不足
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姿勢不良(猫背・巻き肩)
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運動不足による筋力低下
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過度な肩の使用や負荷
● 発症しやすい人の特徴
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デスクワーク中心の生活
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運動習慣がない
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40代〜60代
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糖尿病や甲状腺疾患を抱えている人
2. 五十肩の主な症状と進行ステージ
● 五十肩の典型的な症状|痛みと可動域制限が中心
五十肩(四十肩)の代表的な症状は、肩関節の強い痛みと、肩を動かしにくくなる可動域制限です。特に以下のような場面で支障をきたすことが多く、日常生活の質(QOL)にも大きな影響を与えます。
【代表的な症状一覧】
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肩の痛み(自発痛・夜間痛)
→ 何もしていないのにズキズキと痛む「自発痛」、寝ているときに痛みで目が覚める「夜間痛」が特に多く、睡眠障害を引き起こすケースも。 -
可動域の制限
→ 腕を上げる、背中に手を回す、物を取るといった動作が制限され、服の着脱や整髪などが困難に。 -
動作時痛(運動時痛)
→ 動かそうとすると鋭い痛みが走り、無意識に動作を避けるようになる。 -
筋力低下や筋萎縮
→ 長期間動かさないことで、肩周囲の筋肉が弱くなり、さらに動かせなくなる悪循環に。
【よくある困りごと】
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髪を結べない・ドライヤーが使えない
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シャツやブラウスの袖に腕が通らない
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車の後部座席に手を伸ばせない
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洗濯物を干す動作がつらい
こうした症状は、五十肩の進行ステージによって程度や質が異なります。次に、発症から回復までのステージについて詳しく解説します。
● 五十肩は3つの進行ステージに分かれる
五十肩は一般的に、「急性期」「拘縮期」「回復期」という**3つの進行段階(ステージ)**を経て、症状が変化していきます。それぞれのステージで現れる症状の特徴と、適切な対処法を知っておくことが、早期回復のカギになります。
【第1ステージ】急性期(炎症期)
期間目安:発症から約2〜9週間
この時期は、肩関節内に強い炎症が起きている状態です。最も痛みが強く、特に夜間のズキズキとした「夜間痛」が特徴的です。
▶ 主な症状
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安静にしていても肩がズキズキと痛む(自発痛)
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寝返りや就寝時に痛みで目が覚める(夜間痛)
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肩を少しでも動かすと鋭い痛みが走る
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精神的ストレス・不眠傾向
▶ この時期の注意点
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無理に動かすのはNG:炎症が強い状態での無理な運動は、かえって悪化させるリスクあり。
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冷却(アイシング)も有効:特に痛みが強い場合は、炎症を抑える目的で患部を冷やすとよい。
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この時期のストレッチは控えめに:あくまで軽めの可動域内での運動にとどめ、安静を心がけましょう。
【第2ステージ】拘縮期(凍結肩)
期間目安:発症後2〜6ヶ月頃
炎症が徐々に落ち着き始めますが、関節包が癒着し、肩が固まってしまう状態です。痛みは少し和らぎますが、肩が「ロックされた」ように動かない感覚が強くなります。
▶ 主な症状
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強い痛みは軽減するが、動かしづらさが顕著に
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腕を横や前に上げる、後ろに回す動作がほとんどできない
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肩関節の可動域が大きく制限される(髪を結べない・背中に手が届かない)
▶ この時期の注意点と対処法
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適度な温熱療法が有効:入浴やホットパックで筋肉を温め、柔軟性を維持。
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無理のない範囲でのストレッチを開始:振り子運動や壁這いストレッチなど、痛みを感じない範囲で継続。
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施術やリハビリに最適な時期:筋肉や関節の癒着を改善するため、整体や鍼灸、理学療法などの介入に最適なタイミングです。
【第3ステージ】回復期(解凍期)
期間目安:発症後半年〜1年以上にわたることも
拘縮が徐々に解け始め、痛みが和らぎ、肩の可動域も少しずつ回復していきます。完全に元の動きに戻るには時間がかかりますが、
継続的なケアにより回復スピードが上がります。
▶ 主な症状
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日常生活に支障が出にくくなる
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動きによっては痛みが出るが、慢性痛に移行するケースも
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可動域が徐々に広がる
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肩周囲の筋力が低下している場合が多い
▶ この時期の注意点と対処法
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積極的な運動療法が必要:ストレッチ+軽めの筋トレ(チューブトレーニングなど)で機能を回復。
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姿勢改善も同時に意識:巻き肩や猫背があると再発リスクも高まるため、姿勢矯正も効果的。
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セルフケアの継続が重要:この時期に怠ると、完全に可動域が戻らない場合もあるため、根気よく継続を。
● ステージに応じた対処が、五十肩の改善に直結する
五十肩は、痛みの強さと関節の動かしにくさのバランスが日々変化する病態です。そのため、「とにかく動かすのがいい」といった一律のアドバイスは危険です。
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急性期:炎症を抑えて安静に
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拘縮期:少しずつストレッチや鍼灸を活用
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回復期:筋力トレーニングと姿勢改善を習慣化
このように、今どのステージにあるのかを知り、それに応じた正しい対応を取ることが、早期回復の近道になります。
3. 五十肩の治し方|医療的アプローチと自然回復の違い
● 放置で治るは本当?
「自然に治る」と言われることもありますが、治癒までに1〜2年かかるケースが多く、何もしないと可動域が戻らないままになる危険性もあります。
● 医療機関での治療方法
① 薬物療法
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痛みが強い場合は、消炎鎮痛薬(NSAIDs)や湿布薬が処方されます。
② 注射療法
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ステロイド注射は炎症を一時的に抑える効果が高く、特に夜間痛に効果的。
③ 理学療法・リハビリ
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理学療法士による可動域訓練や筋力トレーニングで回復を促進。
4. 鍼灸治療でのアプローチ|五十肩に効く東洋医学の力
● 鍼灸の効果とは?
鍼灸は、ツボや経絡を刺激して血流を促進し、筋肉の緊張を緩めることで、五十肩の痛みや可動域の改善に役立ちます。
● 有効なツボ
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肩井(けんせい):肩の筋緊張を緩める
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天宗(てんそう):肩甲骨の動きを良くする
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合谷(ごうこく):痛み全般に有効な万能ツボ
● 当院での実例紹介|なごみ鍼灸接骨院 吹上院
名古屋市昭和区吹上の「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」では、以下の施術を組み合わせて改善を図ります。
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鍼灸治療で肩周辺の筋肉を緩める
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姿勢矯正により肩関節の負担を軽減
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高周波治療や超音波機器で血流促進
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症状に応じたオーダーメイドのストレッチ指導
5. 自宅でできる五十肩のセルフケア方法
● ストレッチ①|壁這い運動
壁に向かって指先で少しずつ「歩かせる」ように腕を上げる。
→ 可動域の改善に効果的。
● ストレッチ②|振り子運動
テーブルに片手を置き、もう一方の腕を力を抜いて振り子のように動かす。
→ 無理なく関節を動かす練習になる。
● 温熱療法(ホットパック・温湿布)
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入浴や温湿布で筋肉の緊張を緩和
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血流促進で痛みが軽減される
● 姿勢改善
猫背や巻き肩を改善することで肩関節への負担が減り、回復を早めます。デスクワーク中も意識して背筋を伸ばしましょう。
6. 日常生活で気をつけたいポイント
● 無理に動かさない
痛みが強い急性期は、無理に動かすと逆に悪化します。
● 反対側の肩もケア
五十肩は左右両肩に交互に発症することがあるため、元気な方の肩もストレッチをしておくと予防になります。
● 睡眠時の姿勢
肩が痛くて眠れないときは、タオルを丸めて脇に挟むと痛みが緩和しやすくなります。
7. 再発防止と予防のために|習慣化すべきこと
● 筋力トレーニングの継続
特に肩周辺のインナーマッスル(ローテーターカフ)を鍛えると予防に効果的です。
● ストレッチを毎日の習慣に
肩甲骨の動きを意識した柔軟体操を日課にすることで、可動域を保てます。
● 姿勢を正す生活習慣
猫背やスマホ首は、五十肩を引き起こすリスクを高めるため、普段の姿勢を見直しましょう。
8. よくある質問と実際の体験談
● よくある質問(Q&A)
Q. 五十肩は自然に治りますか?
→ 自然治癒するケースもありますが、1〜2年かかることもあり、放置は悪化のリスクも。早期対策がおすすめです。
Q. 冷やすべき?温めるべき?
→ 急性期は冷却、慢性期は温熱が基本です。痛みの状態で使い分けましょう。
Q. スポーツはいつから再開できる?
→ 医師や施術者に相談しながら、痛みがなく可動域が回復してから行いましょう。
● 患者様の声(なごみ鍼灸接骨院 吹上院より)
「服を着替えるのもつらい状態から、数ヶ月で動かせるようになりました」
「毎日のストレッチと施術で少しずつ回復してきています」
「スタッフが丁寧にアドバイスしてくれるので安心して通えます」
まとめ|五十肩は早めの対処とセルフケアが鍵!
五十肩(四十肩)は、多くの方が経験する肩のトラブルですが、正しい治療とセルフケアによって早期回復が期待できます。
「自然に治るだろう」と放置せず、医療機関での診断や鍼灸治療、ストレッチなどを組み合わせて対策することが大切です。
名古屋市昭和区で五十肩の症状にお悩みの方は、ぜひ「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」までご相談ください。
一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術で、根本改善をサポートいたします。
五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院吹上院までご相談ください!
名古屋市昭和区御器所駅近くにありますなごみ鍼灸接骨院御器所院です。こんにちは!
今回は五十肩についてお話します。
五十肩(四十肩)という名称は、主に50代前後に発症しやすいことに由来します。その正体は、肩関節周囲の炎症や癒着によって関節の可動域が制限される病態で、専門的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。本記事では、名古屋市昭和区御器所にありますなごみ鍼灸接骨院御器所院の高野が柔道整復師としての知見をもとに、五十肩の原因や症状、そして施術やセルフケアに関するポイントを整理しました。肩の痛みや動きの制限で日常生活に支障を感じている方、また周囲に悩んでいる方がいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
1. 五十肩(四十肩)の基本:症状と病態の理解
1.1 初期症状:違和感から始まるステージ
五十肩は、まず肩の「違和感」や「軽い痛み」として始まることが多く、「腕を上げにくい」「寝返りで肩が痛む」といった症状が出ます。これは肩関節周囲(関節包、棘上筋腱、滑液包など)の炎症が原因です。
1.2 炎症と癒着の進行
炎症を放置すると、組織が硬くなり関節包が収縮(いわゆる「癒着」)します。その結果、肩の外旋・内旋・前方挙上・外転などが急激に制限され、「外転30°以内で痛い」「後ろに手が回らない」といった状態に至ります。
1.3 症状の経過とステージ
一般的に五十肩の経過は、三つのステージで捉えられます。
-
炎症期(凍結前期):疼痛が強い
-
凍結期:可動域制限が顕著に
-
解凍期:ゆるやかに可動が回復
このステージ理解が施術計画の基軸となります。
2. 五十肩の「原因」を柔整師はこう捉える
五十肩(肩関節周囲炎)は、単一の原因ではなく、いくつもの要因が重なって発症します。柔道整復師としては、肩の局所的な問題だけでなく、身体全体の構造的なバランスや生活習慣、心理状態までを包括的に評価し、アプローチする必要があります。
2.1 肩関節の「構造的弱点」
肩関節(肩甲上腕関節)は、全身で最も可動域が広い関節です。その自由度の高さは、繊細な筋肉や靭帯、関節包といった軟部組織によって支えられています。中でも「腱板(ローテーターカフ)」は重要な安定機構で、特に棘上筋(きょくじょうきん)腱は、肩を動かすたびにストレスを受けやすい構造です。
臨床現場では、「外転初動(30°未満)での痛み」がある場合、棘上筋や滑液包に微細な損傷(マイクロトラウマ)が蓄積していることが多いです。これが慢性化すると、炎症反応から関節包が硬くなり、いわゆる「癒着」へと進行します。
2.2 加齢と組織の退行変性
加齢に伴い、筋腱や靭帯はコラーゲン構造の劣化や水分保持力の低下を起こし、組織の柔軟性と再生力が失われます。腱や関節包は乾燥したゴムのように硬くなり、わずかな負荷や繰り返し動作によっても損傷しやすくなります。
また、滑液(関節の潤滑液)の分泌量も減少するため、肩関節内での滑りが悪くなり、摩擦が増加 → 炎症誘発のリスクが上がるという悪循環も発生します。
特に女性では、更年期以降のホルモンバランス変化も関与し、組織の回復力が低下しやすい傾向にあります。
2.3 生活習慣による外的要因
現代の生活では、肩関節を長時間同じ姿勢で固定する場面が非常に多くなっています。代表的な例は:
-
パソコン・スマホによる長時間の前傾姿勢
-
デスクワークや運転などによる肩の固定
-
荷物の持ち上げ・家事・育児による一方向への過負荷
これらが繰り返されることで、肩甲骨の可動性が失われ、肩関節にかかる負担が局所化しやすくなります。さらに、猫背姿勢(胸椎の後弯)が強まると、肩甲骨の外転・下制が起こり、肩関節が前方に引っ張られるようになります。
これにより、腱板が挟まれやすくなる「インピンジメント症候群」を助長し、炎症・可動域制限へとつながります。
2.4 全身・他部位からの影響
肩の痛みは「肩だけの問題」とは限りません。例えば:
-
腰椎の可動制限 → 体幹の回旋が不足 → 肩で代償
-
頸椎のアライメント不良 → 神経・血流の支配低下
-
骨盤の歪み → 上肢の運動連鎖に影響
このように、他部位の不調が連鎖的に肩へ負荷を集中させることがあります。
柔道整復師の視点では、肩関節だけでなく「肩甲胸郭関節」「胸鎖関節」「胸椎・腰椎の可動性」など全身の関節連動性を評価することが重要です。結果として、肩にかかる「代償的ストレス」が可動域制限や痛みの原因になっていることが少なくありません。
2.5 心理・社会的ストレス
五十肩は、身体の構造だけでなく「こころ」との関わりも非常に深い症状です。
ストレスが慢性的にかかると、交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れます。
それにより:
-
筋肉の緊張が持続しやすくなる
-
血流が悪化し、組織の酸素供給が不足する
-
回復が遅れ、痛みが慢性化する
このような「身体が回復しにくい状態」が続くと、「痛みが怖いから動かさない」→「動かさないから固まる」→「さらに痛む」という負のスパイラルが完成してしまいます。
柔整師は、患者さんの生活背景やストレスレベルにも耳を傾けながら、心身両面へのアプローチを意識する必要があります。場合によっては、心理的ケアや運動指導、休息環境の見直しなど、生活指導まで含めた施術計画が求められます。
3. 柔整師が現場で行う評価の視点
施術前に重症度や背景因子を整理するため、次のような多角的アプローチで患者さんを評価します。
3.1 視診・触診
-
肩関節の左右差、姿勢の乱れ
-
温感、腫れ、圧痛の分布
3.2 ROM(可動域検査)
-
能動・他動両方で測定し、どの方向で制限が強いか把握
3.3 筋力テスト・機能検査
-
ローテーターカフ筋の筋力、肩甲骨周囲筋の協調性チェック
3.4 全身評価
-
頚部、胸郭、胸椎〜腰椎の可動性や連動性
-
日常生活での姿勢・動作パターンを確認
4. 原因別施術計画とアプローチ方法
柔整師は検査結果をもとに原因を推理し、オーダーメイド施術を展開します。
4.1 炎症期への対応
-
超音波治療・カッピング・鍼灸併用による鎮痛・抗炎
-
アライメント調整(頚椎・胸椎・肩甲骨位置)でストレス分散
-
軽めのモビライゼーション:痛みのない範囲で関節の滑走性促進
4.2 凍結期へのアプローチ
-
関節モビライゼーション強化:肩甲胸郭関節・鎖骨胸骨関節も含む
-
筋膜リリース・トリガーポイントリリース:棘上筋・小円筋など
-
セルフストレッチと筋トレ併用:適切な負荷で組織の弾力回復促進
4.3 解凍期の促進
-
積極的な動作訓練:局所だけでなく肩と体幹の連動性を重視
-
スポーツや家事・仕事動作への復帰支援
-
再発予防プログラム:姿勢改善、肩甲骨安定訓練、ストレスケア
5. セルフケアで大切なポイント
施術の効果を高めるため、自宅でできるセルフケア指導を重要視しています。
5.1 毎日のストレッチ習慣
-
タオルを使ったペンドゥラム運動など「軽く揺らす」ストレッチ
5.2 姿勢改善
-
椅子に深く座り、耳、肩、腰が一直線になるよう意識
-
肩甲骨を軽く引き寄せる運動(胸を張る)
5.3 定期的な休憩と動的ストレッチ
-
固定姿勢を避け、肩や上肢を動かすことで循環改善
5.4 メンタル・ストレスケア
-
呼吸によるリラックスや、湯船での入浴、軽い散歩などでリフレッシュ
6. よくある誤解と正しい理解
誤解 | 正しい理解 |
---|---|
「五十肩=50代にしか起こらない」 | 実際には30代〜70代まで発症し、性別も問わない |
「痛いから動かさないほうがいい」 | 適度な動かし方は癒着予防と症状改善に必要 |
「湿布だけで治る」 | 鎮痛には湿布が有効でも、緊張や可動制限には施術+運動が必要 |
7. 最後に:柔整師だからこそ見抜くポイント
-
原因の多因子性を理解する
-
検査による原因特定とオーダーメイド施術
-
セルフケア指導で長期的な改善を支える
-
再発予防へのアプローチを構築
肩の痛みでお困りの際は、単に痛みを抑えるだけではなく、「なぜ」その痛みが出たのかを共に考え、段階的に改善へ導ける柔整師の視点は大きな助けになります。もし近隣の整骨院や治療院でお悩みの方がおられれば、ぜひ「原因の特定と構造的バランスまで考慮しているか」を尋ねてみることをおすすめします。
名古屋市昭和区御器所のあるなごみ鍼灸接骨院御器所院の五十肩(四十肩)治療の基本方針
なごみ鍼灸接骨院グループでは、五十肩(四十肩)を「急性期・拘縮期・回復期」の3段階(時期)に分類し、その時期に合った最適な治療を提供しています。
1. 急性期(炎症期/疼痛期)
-
温熱や電気治療器(低周波など)を使って痛みを緩和しながら、肩まわりの血行改善を図ります 。
-
鍼灸治療を併用し、深部の筋肉や経絡を刺激することで炎症のコントロールと鎮痛を狙います。
-
超音波治療器も使用し、筋膜の癒着緩和・組織の回復をサポートします 。
-
初期は「痛みを抑えつつ、無理のない範囲で動かす」ことを重視。安静ではなく、関節滑液による栄養循環を維持します。
2. 拘縮期(慢性期)
-
可動域制限が顕著になる時期。ここからは、超音波や手技による組織の伸展+骨格矯正に重点を置きます。
-
姿勢調整・筋骨バランスの修正を導入し、肩だけでなく全身の歪みを整えることで動きを回復させていきます。
-
軽いストレッチ指導や生活指導を通じて、日常的なセルフケアを促し、関節の硬化を防ぎます 。
3. 回復期
-
可動域維持・拡張のためのリハビリと併行し、筋力維持や正しい肩の使い方を指導します。
-
姿勢が戻りにくいケースでは、より丁寧な骨盤や背骨の調整、機能的な筋肉トレーニングを提案します 。
🎯 なごみ鍼灸接骨院御器所院ならではのポイント
- 柔道整復師+鍼灸師の連携施術:手技・矯正と、鍼灸による深部アプローチの組み合わせで、痛み・可動域・根本原因に対応 。
- 超音波治療器の併用:筋膜・関節包・靱帯などの癒着や硬化改善が期待でき、早期回復に貢献。
- 全身バランスの調整:肩以外に歪みがあると判断すれば姿勢・骨盤調整にも対応し、再発予防に力を入れています。
- 段階に応じた生活・運動指導:時期ごとのセルフケア(ストレッチ・姿勢・動かし方など)をサポート。
📅 施術の流れ(例)
-
初診・検査:丁寧な問診と検査で「どの段階(急性・拘縮・回復)」かを判断 。
-
施術内容:時期に応じて電気、鍼灸、超音波、手技、矯正などを組み合わせ。
-
セルフケアの提案:患者の状態に合わせ、日常でできる対処法や注意点を個別に指導。
-
経過確認&改善調整:定期的に可動域や痛みの程度をチェックし、必要に応じて施術内容や頻度を調整。
✅ こんな方におすすめ
-
夜間痛や動かしたときの痛みが強く、日常生活に支障がある
-
整形外科で「動かしていれば治る」と言われたが、可動域制限が心配
-
痛み止めや注射だけでは改善しなかった
-
再発予防を含めて根本的に治したい
🔚 まとめ
なごみ鍼灸接骨院 御器所院では、急性期から回復期まで段階ごとに最適な施術を提供し、痛みの緩和と可動域の回復を両輪でケアします。全身バランス、セラピーの連携、そしてセルフケア指導により、多くの患者さんが早期に日常生活を取り戻しています。
五十肩でお困りの方は、早めの治療開始と総合的アプローチが、将来的な後遺症軽減にも繋がります。
五十肩(四十肩)ついてお悩みがある方は名古屋市昭和区御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループの
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おまかせ下さい!
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独自の矯正法をもちいて
骨格から症状を改善へと導きます!
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なごみ整骨院グループの
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ご相談ください!
名古屋市東区の砂田橋駅・千種区の茶屋ヶ坂駅近くにあります
なごみ整骨院グループの「なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院」です。
こんにちは!
本日は、名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院でもご相談の多い症状である足底筋膜炎(そくていきんまくえん)について、原因や症状、治療法、そして自宅でできる予防・改善のためのストレッチ方法を詳しくご紹介したいと思います。
1.足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)とは?
足底筋膜炎は、足裏の土踏まずから踵(かかと)にかけて伸びる強靭な組織「足底筋膜」が炎症を起こす疾患です。
足底筋膜は、足のアーチ構造を保ち、歩行や走行時の衝撃を吸収する重要な役割を果たしています。
この組織に過度な負荷がかかると、小さな断裂や炎症が起こり、歩き始めや立ち上がった瞬間に鋭い痛みを感じるようになります。
2.足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の主な症状
足底筋膜炎の症状は以下のようなものがあります:
・朝起きて最初の一歩目が痛い(スタート痛)
・長時間座った後に立ち上がるときに痛みが出る
・踵の内側や足裏にピンポイントの痛みがある
・歩いているうちに痛みが少し和らぐが、長時間歩くと悪化する
・裸足や硬い床を歩くと特に痛みを感じる
これらの症状がある方は、早めの対処が必要です。
3.足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の原因とメカニズム
足底筋膜炎の発症には、以下のような原因や背景があります。
▷ 運動やスポーツによる過剰な負荷
ランニングやジャンプを繰り返すスポーツ(陸上競技・サッカー・バスケットなど)をしている方に多く見られます。
▷ 長時間の立ち仕事や歩行
接客業・医療関係・建設業など、日常的に足を酷使している職業の方にも多く見られます。
▷ 靴の影響
クッション性のない靴や、サイズが合っていない靴を履き続けることで足底に過剰なストレスがかかります。
▷ 加齢による筋膜の柔軟性低下
年齢とともに筋膜や筋肉の柔軟性が低下し、ちょっとした衝撃で炎症が起こりやすくなります。
▷ 足のアライメント異常
偏平足(アーチの低下)やハイアーチ(アーチが高すぎる)など足の構造的な問題が背景にあることもあります。
4.足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)と関連する他の疾患
足底筋膜炎は単独で起こるだけでなく、以下のような疾患と関連している場合があります。
・アキレス腱炎
・踵骨棘(かかとの骨のトゲ)
・外反母趾・内反小趾
・膝や股関節のゆがみ
・腰痛や坐骨神経痛
特にアキレス腱の硬さやふくらはぎの筋肉の緊張が強い方は、足底筋膜への負担が増加しやすくなります。
5.足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の一般的な治療法
▷ 安静と冷却
痛みの強い時期は無理せず安静にし、氷で冷やすことで炎症を抑えます。
▷ インソールやサポーターの使用
足底筋膜のサポートや負担軽減のために、専用のインソールを使うことがあります。
▷ 痛み止めやステロイド注射
炎症が強い場合、整形外科で処方されることがありますが、対症療法で根本治療ではありません。
6.当院のアプローチ(なごみ整骨院グループでの施術方法)
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、痛みの根本改善を目的とした「鍼灸治療」「超音波治療」「骨格矯正・姿勢矯正」「手技療法」を組み合わせた施術を行っています。
▷ 鍼灸治療
足底筋膜やその関連部位に鍼を打ち、血流を促進し回復を促します。
▷ 骨盤・足関節の調整
足元から全身のバランスを整えることで、足底へのストレスを軽減します。
7.自宅でできるストレッチとセルフケア
足底筋膜炎は、適切なストレッチとセルフケアの積み重ねによって改善が期待できます。ここでは、名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院が実際に指導している、安全で効果的なストレッチ方法を中心にご紹介します。
★ストレッチ①:足底筋膜ストレッチ(指反らし)
【目的】足底筋膜を直接的に伸ばす基本のストレッチ
やり方:
1.椅子に座った状態で片足を反対の太ももに乗せます。
2.足の指(特につま先)を手でゆっくりと反らせ、足の裏全体が伸びていることを感じましょう。
3.この状態で20〜30秒キープします。
4.左右1〜2回ずつ行いましょう。
ポイント:
・指先だけでなく、土踏まず全体がしっかり伸びているか意識しましょう。
・痛みが出る直前の心地よい強さで行うのが理想です。
★ストレッチ②:ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)ストレッチ
【目的】ふくらはぎの緊張を緩めて足底筋膜への負担を軽減
やり方(壁を使った方法):
1.壁に両手をつき、痛くない方の足を前、痛む方を後ろに引きます。
2.両足のつま先は正面に向けたまま、前足に体重を移動します。
3.かかとを床につけたまま後ろ足のふくらはぎが伸びているのを感じましょう。
4.30秒キープ × 2セット
応用:膝を軽く曲げるとヒラメ筋が伸び、膝を伸ばすと腓腹筋が伸びます。両方とも交互に行うと効果的です。
★ストレッチ③:タオルストレッチ
【目的】ふくらはぎと足底筋膜を同時に効果的に伸ばす
やり方:
1.長めのタオルを用意し、足裏(つま先の下あたり)に引っかけます。
2.膝を伸ばした状態で、両手でタオルの端をゆっくりと引き寄せます。
3.ふくらはぎと足の裏が心地よく伸びた状態で20〜30秒キープ。
4.朝晩1日2回がおすすめ。
★セルフケア①:ゴルフボール or テニスボールころがし
【目的】足底筋膜をマッサージし、血流促進・筋膜リリース
やり方:
1.椅子に座り、ゴルフボールやテニスボールを足の裏に置きます。
2.軽く体重をかけながら、踵からつま先までゆっくり転がします。
3.片足あたり3~5分を目安に行います。
注意点:
・痛すぎる場合は力を抜いてください。
・硬すぎるボール(野球ボール等)は避けましょう。
★セルフケア②:足指のグーパー運動
【目的】足裏の筋肉(足底筋群)を強化し、アーチ構造の維持を助ける
やり方:
1.椅子に座った状態で、足の指を大きく開くように「グー・パー」を繰り返します。
2.10回×3セットを目安に。
3.慣れてきたら床にタオルを置き、足の指で引き寄せる「タオルギャザー」もおすすめ。
★セルフケア③:温冷交代浴
【目的】足裏の血流改善と筋肉の緊張緩和
やり方:
1.洗面器やバケツにお湯(40℃前後)と冷水(15〜20℃)を準備します。
2.足を温水に2分→冷水に30秒、交互に3〜4セット繰り返します。
3.夜のリラックスタイムやお風呂の後に行うと効果的です。
★セルフケア④:かかと上げ運動(カーフレイズ)
【目的】ふくらはぎと足底筋の強化、アーチ形成のサポート
やり方:
1.壁や椅子につかまり、まっすぐ立ちます。
2.ゆっくりとかかとを上げて、つま先立ちになります。
3.2〜3秒キープし、ゆっくりとかかとを下ろします。
4.10回×2セットが目安。
ポイント:
・かかとをしっかり上げきること。
・膝が曲がらないよう意識しましょう。
☆セルフケアの実践ポイント☆
- 朝起きた直後と入浴後の柔らかくなった状態がストレッチに最適な時間帯です
- 痛みが強い場合は無理をせず、まずは短時間からスタート
- 「少し気持ちよい」と感じる程度の刺激で継続的に行うことが大切
- 靴下やスリッパを履いた状態よりも、裸足で行う方が足の動きがわかりやすいです
このようなストレッチやセルフケアは、治療と並行して継続することで早期改善が期待できます。名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、患者様お一人おひとりの症状に合わせたセルフケア指導も丁寧に行っておりますので、施術の際にぜひお気軽にご相談ください。
8.ストレッチを行う際の注意点
ストレッチは正しく行えば、足底筋膜炎の改善や予防に非常に効果的ですが、やり方を間違えると痛みが悪化したり、逆効果になったりすることもあります。
ここでは、患者様に必ずお伝えしている「ストレッチ実践時の注意点」をご紹介します。
【1】痛みが強いときは無理をしない
足底筋膜炎の炎症が強い時期(特に発症直後や急性期)に無理にストレッチをすると、筋膜にさらなるダメージを与えてしまうことがあります。
▶ 目安としては、激しい痛みやズキズキ感があるときは中止し、まずは安静・冷却を優先してください。
▶ 痛みが和らいできた「回復期」にストレッチを取り入れるのが理想的です。
【2】反動をつけない・ゆっくり伸ばす
ストレッチの基本は、「反動をつけずに、じっくり伸ばす」ことです。
勢いや反動を使って無理に伸ばすと、筋膜や筋肉を傷める原因になります。
▶ ゆっくりと息を吐きながら、「気持ちよく伸びている」と感じる強さで行いましょう。
【3】呼吸を止めない
ストレッチ中に力んで呼吸を止めてしまう方が意外と多く見られます。
呼吸を止めると筋肉が緊張し、効果が半減します。
▶ ストレッチ中は「深く、ゆっくりした呼吸」を心がけ、身体の力を抜いてリラックスしましょう。
【4】伸ばしている部位を意識する
なんとなく行うのではなく、「今、どこを伸ばしているのか?」をしっかり意識することで、ストレッチの効果は大きく高まります。
▶ 足底筋膜炎の場合は、「土踏まず・かかと周辺・ふくらはぎ・アキレス腱」などを意識しましょう。
▶ 感覚を研ぎ澄ませることで、自分の身体との対話ができ、ケガの予防にもつながります。
【5】1回で効果を求めすぎない
ストレッチは1回や2回で劇的な効果が出るものではありません。
焦らず、毎日少しずつ積み重ねていくことで、徐々に筋膜の柔軟性が高まり、症状が改善していきます。
▶ 目安は1日2〜3回、1回あたり5分程度からスタート。
▶ 無理なく継続することが、改善への近道です。
【6】ストレッチ前に体を温めるとより効果的
ストレッチをする前に身体を温めることで、筋肉や筋膜の伸びがよくなり、ケガの予防にもなります。
▶ 入浴後や軽いウォーキング後など、筋肉が温まったタイミングでのストレッチがおすすめです。
【7】正しいフォームで行う
自己流でストレッチをしていると、誤ったフォームで別の部位を痛めてしまう可能性があります。
▶ 当院ではストレッチの指導も行っておりますので、ご不安な方はお気軽にスタッフまでご相談ください。
【8】ストレッチは“痛みを我慢して伸ばす”ものではない
よく「痛い=効いている」と思い込んで無理に伸ばす方がいますが、これは危険です。
ストレッチは“気持ちいい”と感じる範囲で止めるのがベスト**です。
▶ 痛みを感じるレベルは「やりすぎ」のサイン。
▶ 伸ばす強さは“7割程度の気持ちよさ”が理想です。
【9】左右差を意識する
足底筋膜炎は片足だけに症状が出ることが多いですが、左右のバランスの崩れが原因の場合もあります。
▶ 痛い側だけでなく、反対側も必ずストレッチすることで、バランスを整え再発予防につながります。
▼ まとめ:安全に効果的なストレッチを続けるために
ストレッチは、足底筋膜炎の改善・再発予防においてとても重要なセルフケアですが、やり方やタイミングを間違えると逆効果になることもあります。
以下のポイントを常に意識し、継続して行いましょう。
- 無理をせず、自分の体の声を聴く
- 呼吸とともにゆったり伸ばす
- 継続は力なり!毎日の小さな積み重ねが大切
- わからないことは専門家に相談する
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、患者様の状態や生活スタイルに合わせた「あなただけのストレッチプラン」をご提案しています。ご希望の方はお気軽にお声かけください。
9.足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の予防に重要な生活習慣
- 正しいサイズの靴を履く(インソールの活用も◎)
- 長時間の立ち仕事では定期的に足を休める
- 運動後のストレッチを習慣化
- 足の指を使ったグーパー運動で筋力アップ
- 体重管理も足底の負担を減らすために重要
10.よくある質問(Q&A)
Q1. 足底筋膜炎は放っておけば治るの?
→ 放置すると慢性化し、歩くたびに痛みが出る状態になります。早期の対処が重要です。
Q2. マッサージは効果がありますか?
→ 正しい手技で行えば効果的ですが、痛みが強いときは避けた方が良い場合もあります。
Q3. 鍼治療は効きますか?
→ 当院でも多くの方が改善を実感されています。血流が良くなることで治癒力が高まります。
11.まとめ
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)は、「ただの足裏の痛み」と軽く見られがちですが、放置すれば日常生活に大きな支障をきたします。
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療を行い、痛みの根本原因を見つけ出して施術しています。
また、自宅でできるストレッチやセルフケアも非常に重要です。こちらで紹介した内容を参考に、ぜひ日々のケアを継続してみてください。
▶ ご相談はお気軽に!
「最近、朝起きたときに足裏が痛む…」
「立ち仕事でかかとがジンジンする…」
「長年足底筋膜炎に悩んでいる…」
そんな方は、ぜひ一度「名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院」にご相談ください。
あなたの足元から、快適な日常を取り戻すお手伝いを全力でさせていただきます。
なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院のアクセス情報
住所:名古屋市東区砂田橋3-2-102-121
- アクセス: 地下鉄名城線「砂田橋駅」から徒歩8分 地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅」から徒歩8分
- 営業時間: 平日・土曜も受付中(詳しくは公式サイトをご確認ください)
- 予約方法: 電話または公式サイトからのWEB予約が可能です
👉名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院はこちらから!
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。
五十肩(四十肩)は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、肩関節の動きが制限され、強い痛みを伴うのが特徴です。
発症年齢は40代〜60代に多く、加齢による関節の変化や、血流の低下、筋力の衰えが主な原因とされています。
この記事では、五十肩に対して効果的な治療方法を詳しく解説し、再発防止や回復のために必要な情報を提供します。
1. 五十肩の症状と診断方法
五十肩は、発症から自然回復までに1年〜2年ほどかかると言われており、進行段階に応じて大きく3つの時期に分かれます。
それぞれの時期で症状や対応方法が異なるため、正しい理解と早期対応が重要です。
1-1. 急性期(炎症期)
発症初期にあたる時期で、炎症が活発に起きている段階です。特徴的な症状は以下の通りです。
-
肩関節の前側または外側に強い痛みが出る
-
夜間痛(夜中や明け方に痛みが強まる)があり、寝返りが困難に
-
肩を動かさなくてもズキズキと痛む「安静時痛」も出現
-
洗髪や着替え、荷物の持ち上げなど、日常動作が困難に
この時期は、無理な運動や過度な刺激を避け、安静と炎症を抑えるケアが求められます。
1-2. 慢性期(拘縮期)
炎症が徐々におさまると、次に「関節拘縮」が顕著になる期間へと移行します。
-
痛みは軽減するが、肩が固まったように動かしにくくなる
-
特に腕を上げる、後ろに回すといった動作が制限される
-
髪を結ぶ、エプロンを結ぶ、ブラジャーのホックを留めるなどの動作が難しくなる
-
関節の動きが悪く、肩に「引っかかり感」を覚えることも
この期間は、適度な運動やストレッチ、温熱療法などで関節の可動域を広げていく必要があります。
1-3. 回復期
関節の拘縮が少しずつ解消し、肩の可動域が改善していく段階です。
-
痛みはさらに軽減し、可動域も徐々に回復
-
リハビリを継続することで肩の機能が正常に近づく
-
無理せず継続的に動かすことが重要
ただし、急に強い運動をすると再発や炎症がぶり返す恐れがあるため、無理のない範囲でリハビリを続けましょう。
診断方法:
五十肩と似た症状を持つ疾患(腱板断裂、石灰沈着性腱板炎、肩峰下滑液包炎など)との鑑別が重要です。以下の流れで診断が行われます。
-
問診(カウンセリング):発症時期、痛みの場所、日常生活で困る動作などを詳しくヒアリングします。
-
視診・触診:左右の肩の違いや変形、腫れ、熱感などを確認します。
-
可動域検査:肩を前方・側方・後方へ動かして、制限の程度や痛みの出方を調べます。
-
整形外科的テスト:インピンジメント徴候、ドロップアームテストなど、他の肩関節疾患との判別に有効なテストを行います。
-
画像検査:
-
X線:関節の変形や石灰沈着の有無を確認。
-
超音波検査:筋肉や腱の損傷を動的に観察可能。
-
MRI:必要に応じて腱板断裂などの精密検査を行うこともあります。
-
これらを総合的に判断することで、五十肩かどうか、または他の病気による症状かを見極めます。
2. 保存療法と運動療法の重要性
2-1. 保存療法
炎症や痛みが強い初期段階では、まずは炎症を抑える治療が行われます。
-
冷却療法(アイシング):急性の炎症期には氷を使って肩を冷やすことで痛みを軽減します。
-
温熱療法:慢性期や回復期では、血流を促進するために温める方法が有効です。
-
薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方され、炎症と痛みを抑えます。
-
安静:過度に肩を動かさないようにしつつ、日常生活での負担を軽減します。
2-2. 運動療法(リハビリ)
拘縮期から回復期にかけては、関節の可動域を広げるための運動が重要になります。
-
振り子運動:軽く体を前傾させ、腕をぶら下げて前後・左右・円を描くように動かします。
-
壁歩き運動:壁に沿って指を上に歩かせるようにして、徐々に腕を挙げていきます。
-
タオルストレッチ:タオルを使って背中で上下に引っ張ることで肩の可動域を広げます。
適切な運動療法を継続することで、肩の機能回復が期待できます。
3. マニュアルセラピーと整骨院での施術
3-1. マニュアルセラピー(徒手療法)
マッサージや関節モビライゼーション、筋膜リリースなどの手技療法を用いて、筋緊張を緩めたり、関節の動きを改善したりします。
-
肩関節モビライゼーション:関節に適度な圧をかけ、可動域を広げる手技。
-
トリガーポイント療法:肩周囲の筋肉に存在する痛みの原因点を緩めます。
3-2. 整骨院での治療アプローチ
整骨院では、個々の症状に合わせた手技療法や電気治療、超音波治療、姿勢矯正などを組み合わせて、痛みの根本改善を目指します。
名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院吹上院では、徒手療法を中心に五十肩施術を進めます。
ただ機械を当てるだけ、針を刺すだけではない、症状に応じた施術を受けることができます。
4. 鍼灸治療の効果
鍼灸治療は、古代中国医学に基づいた伝統療法であり、体の自然治癒力を引き出すことを目的としています。五十肩に対しては、以下のようなメカニズムで効果を発揮します。
4-1. 気血の流れを整える
五十肩の背景には、東洋医学的に「気血の滞り」や「寒湿の侵入」があると考えられています。経絡やツボを刺激することで、全身のエネルギー(気)と血液の流れをスムーズにし、筋肉や関節の硬直を緩和します。
4-2. 代表的なツボの紹介
-
肩井(けんせい):肩の中央に位置するツボで、肩こり・五十肩の代表的なツボ。首・肩の緊張緩和、血行促進に効果があります。
-
天宗(てんそう):肩甲骨の中央付近にあるツボで、肩の可動域制限や背中のこわばりに対応。特に拘縮期に用いられます。
-
**肩髃(けんぐう)・臂臑(ひじゅ)・曲池(きょくち)**など:腕から肩にかけての経絡に位置するツボで、肩関節の可動域改善に有効。
4-3. 局所と遠隔の組み合わせ
患部周辺だけでなく、足や手にある遠隔のツボ(例:足三里、合谷)を組み合わせて刺激することで、自律神経や内臓機能を整え、全身のバランスを調整します。これにより、肩の回復を内側からもサポートできます。
4-4. 鍼灸治療のメリット
-
薬を使わない自然な治療法:副作用のリスクが少なく、慢性痛に適しています。
-
血流改善と鎮痛効果:筋肉の緊張を和らげ、痛みの伝達をブロック。
-
可動域の回復:拘縮期や回復期に継続的に行うことで、肩の可動域改善が期待されます。
鍼灸は単独でも効果がありますが、他の物理療法や手技療法と併用することで、より早期の改善が見込めます。
5. 五十肩の予防と生活改善
五十肩を予防するには、日常の動作や生活習慣に注意を払うことが大切です。以下に、具体的な予防策をより詳細にご紹介します。
・猫背や前かがみの姿勢を避ける:
姿勢が崩れると、肩甲骨や肩関節の位置がずれ、負担が集中します。
デスクワークやスマホの操作中も背筋を伸ばすことを意識し、頭の位置を前に出さないように心がけましょう。
・定期的な肩回し運動やストレッチ:
肩関節を柔軟に保つためには、毎日の簡単なエクササイズが有効です。
腕を大きく回す「肩回し運動」、壁に手をついて行う「壁ストレッチ」などを日課に取り入れることで、関節の拘縮を予防できます。
・長時間同じ姿勢を取らない:
1時間に1度は立ち上がり、肩を回す、腕を上げる、首を左右に倒すなど軽い動作を行いましょう。
血流を促進し、筋肉の硬直を防ぐことで、肩への負担が減ります。
・肩周囲の筋力強化:
筋肉が弱ると、関節への負担が増え、炎症を招きやすくなります。
チューブトレーニングや軽いダンベル運動を取り入れ、三角筋、僧帽筋、肩甲下筋などの肩周囲の筋肉をバランスよく鍛えることが大切です。
・ストレス管理と睡眠の質改善:
自律神経のバランスが崩れると、筋肉が緊張しやすくなり、肩こりや痛みにつながります。
リラックスできる時間を確保し、質の良い睡眠を取ることも予防には欠かせません。
生活の中で「気づいたときに少し肩を動かす」意識が、五十肩の予防・改善にとても効果的です。
6. 名古屋市昭和区「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」での五十肩治療
「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」では、五十肩の状態に応じた多角的な治療法を提供しています。
症状の段階や体の状態に合わせて、患者さま一人ひとりに最適な施術プランを構築します。
・問診、評価:
症状の原因を明確にするために、初回では時間をかけてカウンセリングを実施します。
姿勢や筋肉バランス、生活習慣なども確認し、根本原因を突き止めます。
・姿勢矯正、骨盤矯正:
姿勢の乱れや骨盤のゆがみが肩に負担をかけている場合、それを整えることで肩関節の動きがスムーズになります。
猫背や体幹バランスの改善により、肩周囲の負荷を軽減。
・鍼灸治療:
関節包や深層筋へ直接アプローチするため、刺鍼により血流改善と炎症軽減を図ります。
局所と全身のツボを使い分けることで、痛みの軽減と可動域改善の相乗効果を狙います。
・超音波、高周波治療:
患部に対して超音波や高周波を用いた電気治療を施すことで、筋肉や関節の深部まで温め、血流促進と痛みの緩和を実現します。
組織の修復を助け、治癒を加速します。
・運動指導とセルフケア:
施術後の良い状態をキープするために、自宅でできるストレッチや筋トレ方法を丁寧に指導します。
毎日のセルフケアを継続することで、再発防止と回復力向上を目指します。
「一時的な対処」ではなく「根本的な改善」に重点を置き、オーダーメイドの施術で患者さまの生活の質向上をサポートしています。
まとめ
五十肩は、早期の正しい対処と継続的なケアが回復の鍵となります。
-
急性期は保存療法で炎症と痛みの緩和
-
拘縮期からは運動療法や徒手療法で可動域を回復
-
鍼灸や整骨院での施術も併用すると効果的
-
日常生活での予防や姿勢改善も忘れずに
名古屋市昭和区吹上の「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」では、多角的な治療を通して、五十肩でお悩みの方に寄り添ったサポートを行っています。
肩の不調を感じたら、我慢せず、まずは専門家に相談することが何よりも大切です。
五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院吹上院までご相談ください!
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。
40代以降の男女に多くみられる「五十肩(四十肩)」。
突然肩が痛くなり、服を着替えたり髪を洗ったりするのもつらくなる――そんな経験はありませんか?
この症状は、放置すると半年〜1年以上も不自由が続き、後遺症として可動域が戻らないこともあるため、正しい知識と対応が欠かせません。
本記事では、五十肩が発生するメカニズム・主な原因・放置のリスク・効果的な解消法について、整体・接骨の視点から徹底解説します。
1. 五十肩とは?|正式名称と特徴
五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、肩の関節まわりに炎症が起こることで痛みと運動制限が現れます。
主な症状
-
腕を上げる・後ろに回すと肩が痛む
-
夜間に痛みが強くなり、睡眠に支障が出る
-
肩関節の可動域(動く範囲)が狭くなる
-
エプロンの紐を結ぶ、シャツを脱ぐなどの日常動作が困難になる
40代で発症すれば「四十肩」、50代以降なら「五十肩」と呼ばれますが、どちらも同じ疾患です。
2. 五十肩が発生する主な原因|知らないうちに進行する肩関節の変化とは?
五十肩(四十肩)は、外傷や明確なきっかけがないまま発症することがほとんどです。痛みや可動域制限の原因は、肩関節内の炎症・癒着・硬化によるもので、日常生活の中に潜むリスク要因が密接に関係しています。
以下に、五十肩を引き起こしやすい代表的な原因をより詳しくご紹介します。
【1】加齢による関節・腱の変性|40代以降から始まる肩の老化現象
加齢とともに、肩関節周囲の組織には変性(老化)による変化が起こります。
関節包・腱板の変化
-
肩関節を包む「関節包」や、腕を動かす「腱板(ローテーターカフ)」の組織は、年齢とともに弾力性が失われ、硬くなります。
-
さらに血流が悪化することで、自然治癒力が低下し、微細な損傷が修復されにくくなるのです。
小さな炎症の積み重ねが発症のきっかけに
-
日常動作の中で起こる「ごくわずかな損傷」が、繰り返し積み重なることで炎症が慢性化します。
-
その結果、関節の滑らかな動きが失われ、痛み・動かしづらさ・可動域制限といった五十肩特有の症状へと進行します。
【2】姿勢不良・巻き肩・猫背|現代人に急増する「機能的な肩こり」が引き金に
長時間のスマートフォン操作、デスクワーク、座りっぱなしの生活習慣は、肩や背中の筋肉バランスを崩し、関節の動きを妨げます。
姿勢不良が与える影響とは?
-
肩が前に巻き込まれる「巻き肩」、背中が丸まる「猫背」になると、肩甲骨の可動性が低下します。
-
肩甲骨と連動して動くはずの肩関節(肩峰〜上腕骨の動き)に、不自然な負荷が集中することになります。
筋肉の緊張→血行不良→炎症へ
-
猫背姿勢では、胸の筋肉(小胸筋)が硬くなり、肩関節の自由な動きを妨げるだけでなく、
-
首〜肩〜背中にかけての血流が滞り、筋肉や関節が酸素不足になりやすい状態に。
これが慢性的な緊張や炎症の原因となり、五十肩を引き起こしやすくします。
【3】運動不足と使いすぎ|どちらも「肩関節に悪影響」
五十肩は、「肩を使わなさすぎる人」と「酷使する人」の両方に起こりやすい特徴があります。
運動不足のリスク
-
運動不足により肩の筋肉が衰えると、関節を支える力が弱まり、安定性が低下。
-
結果として関節がスムーズに動かなくなり、少しの動作でも炎症を起こしやすくなります。
使いすぎのリスク
-
一方で、重い荷物を持ち上げたり、高所での反復作業(例:天井の掃除や荷物の積み下ろし)などを繰り返す人は、
-
腱や靭帯に繰り返しのストレスが加わり、摩耗や炎症が蓄積されます。
ワンポイント:
「運動していれば大丈夫」というわけではなく、肩に過剰な負荷をかける動作や、反復動作の多い仕事・趣味も要注意です。
【4】糖尿病・甲状腺機能異常などの基礎疾患|代謝異常が引き起こす関節障害
医学的にも注目されているのが、五十肩と基礎疾患の関連性です。
糖尿病と五十肩の関係
-
糖尿病のある方は、一般の方に比べて五十肩を発症する確率が2〜3倍高いとされています。
-
血糖値が高い状態が続くと、体内のタンパク質と糖が結びついて変性を起こし、コラーゲンの柔軟性が失われる(糖化)のです。
-
その結果、関節包が硬くなりやすく、癒着や拘縮が進行してしまいます。
甲状腺機能の低下も影響
-
特に女性に多い**甲状腺機能低下症(橋本病など)**も、五十肩との関連が報告されています。
-
ホルモンバランスの乱れが筋肉・関節の代謝に悪影響を及ぼし、炎症が起きやすい状態をつくることが分かっています。
【補足】ストレス・睡眠不足も影響する
直接的な原因ではありませんが、精神的ストレスや慢性的な睡眠不足も、筋肉の緊張・血流不良を招き、炎症リスクを高めます。
-
交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張しやすい状態に
-
自律神経の乱れにより、夜間痛が強くなったり回復が遅れるケースも見られます
3. 症状の進行ステージと特徴
五十肩は自然に進行していく疾患で、主に以下の3つのステージに分かれます。
ステージ | 症状の特徴 |
---|---|
急性期(炎症期) | 激しい痛み・夜間痛・突然動かせなくなる |
拘縮期(凍結期) | 痛みが落ち着くが、肩が固まり動かせない |
回復期(解凍期) | 徐々に動かせるようになるが筋力低下も |
4. 放置することで起こるリスクと後遺症|「自然に治る」と思っていませんか?
五十肩は、時間が経てば痛みが和らいでいくことが多いため、「そのうち治る」と考えて放置してしまう方が少なくありません。
しかし実際には、放置によって回復が遅れる・機能障害が残る・他の部位に負担がかかるといった二次的な問題を引き起こす可能性があります。
特に拘縮(こうしゅく)期や回復期に適切なアプローチをせずに放っておくと、可動域の改善が不十分になり、後遺症が残るケースもあります。
以下に、五十肩を放置することで起こりうる代表的なリスクについて詳しく解説します。
【1】関節の癒着が進行し、凍結肩になる
五十肩を放置すると、関節内で炎症が慢性化し、関節包や周囲の軟部組織が癒着していきます。
この状態が悪化すると、関節が凍りついたようにまったく動かなくなる「凍結肩(フローズンショルダー)」と呼ばれる状態に進行します。
凍結肩の特徴:
-
腕が上がらない、後ろに回せない
-
動かそうとすると鋭い痛みが走る
-
日常生活の多くの動作に支障が出る(着替え、洗髪、車の運転など)
癒着が完成してしまうと、ストレッチやリハビリだけでは可動域が戻らず、数年単位で不自由な生活が続く可能性もあります。
【2】筋力低下により、回復後も肩が重く感じる
痛みをかばって肩を動かさなくなることで、肩まわりの筋肉(特に三角筋や棘上筋)が著しく衰えてしまいます。
筋力低下による影響:
-
痛みが和らいでも**「肩が重い」「すぐ疲れる」「長く腕を上げていられない」**といった症状が残る
-
関節を支える筋肉が弱くなることで、肩関節の安定性が損なわれ、再発リスクが上がる
-
筋肉の代謝が落ち、血流や柔軟性も低下する悪循環に
放置=動かさない=筋肉が弱るという流れは、加齢による筋力低下をさらに加速させてしまいます。
【3】肩をかばうことで他の部位にも不調が出る
肩を動かすのがつらくなると、無意識のうちに**体の他の部位で代償動作(かばう動き)**を行うようになります。
よくある二次的な不調:
-
反対側の肩の痛み・腱板炎(左右バランスの崩れ)
-
首や背中のコリ・緊張性頭痛(肩をすくめる癖)
-
胸郭・肩甲骨の動きが制限され、呼吸が浅くなる
-
腰痛や骨盤のゆがみ(全身バランスの連鎖)
本来の動きを取り戻せないまま過ごしていると、局所的な問題が「全身の不調」へと波及するのが五十肩の怖いところです。
【4】精神的ストレス・不眠などの二次的問題
五十肩は、特に夜間の痛み(夜間痛)が強く出やすいため、睡眠障害を引き起こすことがあります。
睡眠不足による影響:
-
疲労が取れにくく、日中の集中力や仕事効率が低下
-
ストレスや不安感の増加
-
自律神経のバランスが崩れ、痛みの感じ方がより過敏に
-
長期的には、うつ状態や不安障害といった精神的な問題につながることも
慢性的な痛みと生活の不便さが重なると、患者さんのQOL(生活の質)が著しく低下してしまいます。
✅まとめ|放置は「自然治癒」ではなく「悪化」を招くことも
放置による主なリスク | 詳細 |
---|---|
関節の癒着 | 凍結肩になり、可動域が大きく制限される |
筋力の低下 | 回復しても重だるさ・疲労感が残る |
他部位への影響 | 首・背中・反対側の肩・腰など全身に波及 |
睡眠障害・精神的疲労 | 痛みによる不眠・ストレス増加・うつ傾向 |
「自然に治るだろう」と安易に考えて放置すると、回復までに年単位の時間がかかるだけでなく、日常生活に深刻な支障をきたす可能性もあります。
逆に言えば、適切な時期に正しい対応をすれば、五十肩は改善が見込める症状です。
「痛みが長引く」「腕が上がらない」「夜に痛くて眠れない」といったサインを感じたら、早めに専門機関へ相談し、正しいステップでの改善を目指しましょう。
5. 解消のための基本方針
五十肩の治療では、ステージに応じた対応が最も重要です。急性期・拘縮期・回復期でやるべきことが異なります。
ステージ | 対応方針 |
---|---|
急性期 | 安静・アイシング・炎症の抑制が最優先 |
拘縮期 | ストレッチで可動域を少しずつ回復 |
回復期 | 筋力トレーニング・可動域訓練で元の状態へ |
6. 自宅でできるケア・ストレッチ
五十肩を改善するには、日々のセルフケアも非常に重要です。
【1】タオルストレッチ
-
タオルを背中で上下に持ち、上下に動かす
-
痛みのない範囲で10回
【2】壁這い運動
-
指を壁につけて、這わせるように肩を上げていく
-
無理をせずゆっくり上げ下げ
【3】ペンデュラム運動(振り子)
-
身体を前に倒し、腕を下げてブラブラ振る
-
関節に負荷をかけずに可動域を拡大
【4】温熱療法
-
お風呂やホットパックで肩まわりを温めることで、筋肉の柔軟性と血行を改善
7. 接骨院・整骨院での専門的な施術
五十肩は自己流のストレッチだけでは改善が難しい場合があります。そこで効果的なのが、接骨院や整骨院での専門的な施術です。
【1】関節モビリゼーション
-
固まった関節に微細な動きを加えることで癒着を緩和し、動きを取り戻します。
【2】鍼灸療法
-
ツボや筋肉に刺激を与え、炎症の鎮静・血流促進・痛みの抑制に効果があります。
【3】ハイボルト・超音波治療
-
電気刺激や超音波で筋肉・靭帯の深部に直接アプローチし、炎症や硬さを軽減します。
【4】姿勢・動作の見直し指導
-
再発予防のために、日常生活の動作や姿勢改善指導もセットで行うことが効果的です。
8. よくある質問(FAQ)
Q. 五十肩は自然に治るものですか?
→痛みは自然に治ることもありますが、可動域が戻らないケースが多く、機能的な回復にはリハビリや施術が必要です。
Q. 両肩に同時に起こることはありますか?
→まれですがあります。特に糖尿病などの基礎疾患がある場合、両側性の五十肩が起こるリスクが高くなります。
Q. どの段階で施術を受けるのがベストですか?
→痛みが落ち着き始めた拘縮期〜回復期がベストですが、急性期であっても相談だけでも早めに受けることが推奨されます。
9. 名古屋市昭和区「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」での取り組み
当院では、五十肩の症状に対して以下のような段階別の施術プログラムをご用意しています。
-
初回は問診と動作検査を丁寧に行い、症状のステージを正確に見極め
-
鍼灸や手技療法、電気治療を組み合わせた個別対応の施術プラン
-
自宅でできるセルフケアや生活習慣のアドバイス
-
回復期には肩甲骨・胸郭・姿勢のトータル調整で、再発しにくい体へ
五十肩は原因不明の突然の痛みや可動域制限で日常生活を大きく制限してしまう厄介な症状です。
しかし、発症のメカニズムを理解し、段階に応じた適切なケアを行えば、確実に回復が期待できます。
✅ 放置せず、痛みが出た時点で専門機関に相談
✅ セルフケアと施術を並行して行う
✅ 長期的に肩の柔軟性・筋力を保つ意識が大切
名古屋市昭和区で五十肩の症状にお悩みの方は、「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」までお気軽にご相談ください。
五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院吹上院までご相談ください!
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。
40代以降の多くの方が悩まされる「五十肩(四十肩)」。
肩が上がらない、後ろに手が回らない、服を着替えるだけで激痛が走る――そんなつらい症状を抱えたまま日常生活を送るのはとてもストレスですよね。
この記事では、五十肩の原因・メカニズムから、効果的なストレッチ方法、日常での注意点までを詳しく解説します。
痛みを軽減し、可動域を改善するために役立つ内容を、整体・鍼灸院視点でお届けします。
1. 五十肩(四十肩)とは?症状と進行の仕組み
● 五十肩とは?
正式名称は「肩関節周囲炎」。40〜60代に多く、肩の関節を包む袋(関節包)が炎症を起こして癒着し、強い痛みや可動域の制限が現れる症状です。
● 主な症状
-
肩の前や外側の痛み
-
夜間痛(就寝中のズキズキした痛み)
-
洗髪・着替え・エプロンのひも結びが困難
-
肩が固まり、動かなくなる(拘縮)
● 進行は3つの段階に分かれる
段階 | 特徴 |
---|---|
急性期 | 強い痛み。特に夜間痛が顕著 |
拘縮期 | 痛みは少し和らぐが動かせなくなる |
回復期 | 徐々に可動域が戻ってくる |

2. なぜストレッチが有効なのか?
五十肩は「動かさないと固まりやすい」疾患です。ストレッチは以下のような目的で行われます:
-
肩関節周囲の筋肉や関節包の柔軟性を取り戻す
-
血流を促進し、痛み物質の蓄積を軽減
-
可動域の改善と生活動作のスムーズ化
ただし、炎症が強い急性期には注意が必要。無理に動かすことで症状を悪化させる可能性があります。
3. 五十肩の進行段階とストレッチの使い分け
五十肩のケアには「段階に応じたアプローチ」が大切です。
● 急性期(ストレッチは避け、冷却や安静を)
-
強い炎症を抑えることが最優先
-
温めず、むしろ冷却が有効
-
肩を無理に動かさず、痛みが落ち着くまで待機
● 拘縮期(ストレッチ開始期)
-
痛みが落ち着いてきたタイミングで可動域改善を目的にストレッチをスタート
-
この時期に正しく動かすことで癒着や拘縮を防止できます
● 回復期(可動域改善・筋力回復)
-
肩周囲の筋力トレーニングと並行して行うと効果的
-
動作のバリエーションを増やし、日常動作をスムーズに戻す
4. 【段階別】五十肩に有効なストレッチ7選
ここでは、特に拘縮期〜回復期にかけて効果的なストレッチを厳選して紹介します。
① タオルストレッチ(肩の内外旋運動)
やり方:
-
長めのタオルを両手で持ち、背中で上下に動かす
-
痛みのない範囲で10回ほど繰り返す
ポイント:
上の手でゆっくり引き、下の手で無理なくついていく感覚で動かす。
② 壁這い運動(壁登りストレッチ)
やり方:
-
壁に向かって立ち、指先を壁につける
-
ゆっくりと指を上に這わせ、可能な高さまで肩を上げる
-
5〜10回繰り返す
効果:
肩関節の屈曲(前から上げる動作)を改善します。
③ テーブル滑らせ運動
やり方:
-
テーブルに腕を乗せ、タオルを敷く
-
肘を伸ばした状態で前方に滑らせる
-
痛くない範囲で5回×2セット
目的: 肩を無理なく動かし、滑りやすくすることでリスクを軽減
④ ペンデュラム運動(振り子運動)
やり方:
-
立位または座位で、体を前傾させる
-
腕を自然に下げ、肩をリラックス
-
小さく前後・左右・円を描くように腕を動かす
効果: 関節に負担をかけずに、肩周囲の血行を促す
⑤ 肩甲骨はがしストレッチ
やり方:
-
両手を腰の後ろで組む
-
肩甲骨を寄せるように胸を張り、5秒キープ
-
10回繰り返す
ポイント: 背中が丸まらないように意識!
⑥ 寝たまま腕上げストレッチ
やり方:
-
仰向けに寝て、腕を耳の横まで上げる
-
両手をつなぎ、腕を伸ばしながらバンザイの姿勢を取る
-
5秒キープ×10回
⑦ タオル肩回し(肩関節の回旋)
やり方:
-
タオルを背中でつかむ
-
上の手で引っ張り、下の手でついていく
-
前後に10回ゆっくり動かす
5. ストレッチを行う際の注意点|効果を高めるために守るべき4つのルール
【1】痛みがある場合は中止する
五十肩は炎症性の疾患です。痛みは身体からの警告信号でもあるため、「痛いのを我慢して動かす」のは逆効果です。
なぜ痛みがあるときは避けるべきか?
-
炎症が強い急性期には、無理な動きがさらに組織を傷つけてしまう
-
関節包や腱の損傷を招き、症状が悪化するリスクがある
-
無理をすると、かばう動作が癖になり、反対側の肩や首にまで影響が及ぶことも
対処法:
-
「ズキッとする痛み」や「引き裂かれるような痛み」を感じたらすぐにストップ
-
急性期(痛みが強い時期)は、ストレッチよりも安静やアイシング、医療機関での診察が優先されます
【2】無理に動かさず「気持ちいい」と感じる範囲で
ストレッチは「気持ちよさ」を感じる範囲で行うのが基本です。
「伸びている」「じわっと温まってくる」ような感覚があれば、適切な刺激になっている証拠です。
無理に動かしたときのリスク:
-
筋肉や腱、関節に余計なストレスをかける
-
逆に可動域を狭める原因となる
-
ストレッチ後に「痛みが強くなった」「夜間痛が悪化した」と感じたら、やりすぎのサイン
正しいストレッチの感覚:
-
「イタ気持ちいい」くらいがベスト
-
1〜2秒だけでなく、15〜30秒ほどじっくりキープすることで、筋肉が柔らかくなりやすい
-
痛みが出る前に戻す、という意識を持ちましょう
【3】呼吸を止めずに行うことが大切
ストレッチ中に呼吸を止めてしまうと、筋肉が緊張してしまい、かえって身体が硬くなる原因になります。
呼吸と筋肉の関係:
-
呼吸が深くなると、副交感神経が優位になり、筋肉がリラックスしやすくなる
-
吸うときに少し力が入り、吐くときに筋肉が伸びやすくなる
ストレッチ中の呼吸のコツ:
-
伸ばすときに「ふーっ」と息を吐く
-
呼吸を意識的に「ゆっくり、深く」行う
-
呼吸を止めていることに気づいたら、一度姿勢を戻して再スタートするのもOK
【4】毎日こまめに、少しずつ継続することが効果のカギ
五十肩の改善には「継続」が最も重要です。一度や二度のストレッチでは劇的な変化はありませんが、毎日少しずつ続けることで、関節の可動域は確実に広がっていきます。
継続の効果:
-
関節包や筋肉が少しずつ柔軟性を取り戻す
-
血流改善で痛みの緩和にもつながる
-
日常動作が少しずつスムーズになり、QOL(生活の質)が向上する
続けるための工夫:
-
朝・晩の2回のルーティン化(たとえば朝の着替え前、夜の入浴後など)
-
タオルやテーブルなど身近な道具を使い、無理なく取り入れる
-
時間がない日は1種目だけでもOK。短時間でも「続けること」が大切です
6. 自宅ケアと並行してできる接骨院での施術
五十肩は自己流のストレッチだけでは限界があります。以下のような施術を組み合わせることで、回復が加速します。
-
手技療法(肩甲骨調整)
-
ハイボルト治療・超音波治療
-
姿勢矯正や猫背改善
-
鍼灸治療(炎症抑制・血流改善)
特に可動域が著しく制限されている場合、プロの施術で癒着を緩めることが重要です。
7. よくある質問(FAQ)
Q. ストレッチをやって痛みが増したらどうすれば?
A. 無理に続けるのは厳禁です。すぐに中止し、整形外科や接骨院などの専門機関で診察を受けましょう。
五十肩は炎症を伴う症状です。特に急性期(発症初期)では、少しの動作でも関節包に刺激が加わると炎症が悪化し、夜間痛や可動域制限が強くなることがあります。
▼こんな時はすぐに専門機関へ!
-
ストレッチ後にズキズキと強い痛みが残る
-
翌日以降も痛みが引かない
-
動かす範囲が狭くなった、日常動作がつらくなった
無理をせず、一度専門家に相談することで悪化を防ぎ、早期回復へつながります。
Q. 完治までにどのくらいかかる?
A. 五十肩は完治までに6ヶ月〜1年程度かかるのが一般的です。
ただし、年齢や生活習慣、早期対応の有無などによって個人差があります。
回復にかかる期間 | 主な特徴 |
---|---|
〜3ヶ月(急性期) | 痛みが強く、安静が必要 |
3〜6ヶ月(拘縮期) | 可動域制限が出始める |
6ヶ月〜1年(回復期) | 徐々に肩が動くようになる |
早い段階でストレッチや施術を始めることで、回復期間を短縮できるケースもあります。
一方で、放置してしまうと回復が長引き、後遺症が残る可能性もあるため注意が必要です。
Q. 五十肩は自然に治るの?
A. 一定期間が経てば自然に痛みが軽減するケースもありますが、完全に可動域が元に戻らないケースも多く報告されています。
自然治癒には時間がかかり、その間に筋力や柔軟性が低下すると、腕が上がらない・後ろに回せないといった不自由が残るリスクがあります。
また、痛みによって肩を動かさなくなると、肩周囲の筋肉が硬くなり「凍結肩(フローズンショルダー)」と呼ばれる状態に進行してしまうことも。
早期に適切なストレッチやリハビリ、専門施術を取り入れることで、自然治癒以上の早期改善・機能回復が見込めます。
8. 名古屋市昭和区「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」での取り組み
当院では、五十肩に特化した施術プログラムを提供しています。
-
問診・可動域検査を丁寧に行い、痛みの根本原因を把握
-
姿勢矯正や肩甲骨はがしで肩関節の動きを改善
-
鍼灸で深部の炎症を鎮め、血流を促進
- 超音波や高周波で患部の炎症を鎮めて痛みの軽減
-
自宅でできるストレッチ指導付き
「そのうち治る」ではなく、「今できること」に取り組むことが、後遺症を残さない第一歩です。
湿布や痛み止めで我慢している方や、ロキソニンなどの痛み止めを服用し続けるのは危険です。
お悩みの方は是非一度、ご相談ください!
9. まとめ|ストレッチで動ける肩を取り戻そう
五十肩は、進行とともに自然に回復する場合もありますが、放置すればするほど固まりやすく、生活に支障をきたすようになります。
適切な時期に、正しい方法でストレッチを行うことが、早期回復と再発予防への近道です。
五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院吹上院までご相談ください!
名古屋市東区の砂田橋駅・千種区の茶屋ヶ坂駅近くにあります
なごみ整骨院グループの「なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院」です。
こんにちは!
今回は、多くの方が悩まれている「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」、つまり踵(かかと)や足の裏の痛みについてお話しし、その原因や症状、名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院での治療法や予防について詳しく解説していきます。
【足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)とは?】
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)とは、足の裏、特に踵(かかと)から足指の付け根にかけて広がる「足底筋膜」と呼ばれる膜状の組織に炎症が起こる疾患です。足底筋膜は、足のアーチ(土踏まず)を支える重要な役割を果たし、歩行や立位時に足裏へ加わる衝撃を吸収・分散させる働きを担っています。
この筋膜が繰り返し引き伸ばされたり、負担をかけられたりすることで、小さな断裂や炎症が起こり、痛みを感じるようになります。特に痛みが出やすいのは、足底筋膜が踵の骨(踵骨)に付着する部分で、多くの方が「朝起きて最初の一歩が一番痛い」と訴えます。この痛みは、起床後に一時的に強く現れ、しばらく歩くと軽減するという特徴があります。
【足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の主な症状】
足底筋膜炎の症状は以下のように多岐にわたりますが、特に以下の特徴が顕著です。
①朝起きて最初の一歩でかかとに鋭い痛みがある
寝ている間に足底筋膜が縮まり、最初の動作で急に引き伸ばされることで痛みが生じます。
②長時間歩いたり立ち仕事をした後に足の裏が痛む
筋膜への負荷が蓄積されることで、痛みが強まります。
③安静時は痛みが和らぐが、動き出すと再び痛む
初期には「動作開始時痛」が典型的で、動いているうちに一時的に痛みが緩和することもあります。
③かかとを押すと強い圧痛がある
特に足底筋膜がかかとの骨(踵骨)に付着する部分に圧痛がみられます。
④長期間続く慢性痛に発展することもある
放置すると痛みが慢性化し、日常生活に大きな支障をきたします。
⑤両足に症状が出ることもあるが、多くは片足のみ
主に利き足に症状が出やすい傾向があります。
これらの症状がある方は、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の可能性が高く、早期の対処が重要です。
【足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の原因について】
足底筋膜炎の主な原因は、足底筋膜に過度の負担がかかることです。以下のような要因が考えられます。
①長時間の立ち仕事や歩行
足底筋膜に繰り返し負荷がかかり、微細な損傷が起こります。
②足に合わない靴の使用
特にクッション性が弱い靴や、土踏まずを十分に支えない靴は、足底筋膜に過度なストレスを与えます。
③硬い床の上での運動やジャンプ動作の繰り返し
バスケットボールやバレーボールなど、ジャンプや着地の多いスポーツをされる方に多く見られます。
④加齢に伴う筋膜の柔軟性の低下
年齢とともに足底筋膜が硬くなり、衝撃吸収力が低下しやすくなります。
⑤肥満や体重増加
体重の増加により、足底への圧力が増大し、筋膜へのストレスが増えます。
⑥偏平足(扁平足)やハイアーチ(高すぎる土踏まず)などの足の構造的問題
これらの足の形状は、足底筋膜に不自然な張力をかけるため、炎症の原因になります。
⑦筋力や柔軟性の不足
ふくらはぎや足の筋力・柔軟性が不足すると、歩行や姿勢に悪影響を与え、足底筋膜への負担が増します。
⑧歩き方や走り方のクセ
オーバープロネーション(足が内側に倒れる歩き方)などのクセがあると、筋膜に偏った負担がかかりやすくなります。
これらの要因が単独、または複合的に関与して、足底筋膜に継続的なストレスを与えることで、炎症や痛みが引き起こされます。
【足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の診断】
足底筋膜炎の診断は、症状の詳細な聞き取りと身体所見を中心に行われます。名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では以下の流れで診断を進めます。
①問診(カウンセリング)
いつから痛みがあるか、どのような時に痛みが強まるか、どのような生活習慣があるかなど、詳しくお聞きします。
②視診・触診
足底の状態、アーチの高さ、歩き方や姿勢の確認を行い、かかとの圧痛や腫れの有無を確認します。足底筋膜が付着する踵骨(しょうこつ)部を中心に、圧痛の範囲や強さを確認します。
③機能検査
立位や歩行のチェック、つま先立ちや足首の可動域を確認し、足底筋膜への負荷のかかり方を調べます。
④他の疾患との鑑別
アキレス腱炎、踵骨疲労骨折、神経障害(足根管症候群など)など、他の原因による足底の痛みと区別する必要があります。
⑤必要に応じて医療機関との連携
当院ではレントゲンやMRIといった画像診断が必要と判断される場合、信頼できる整形外科をご紹介しています。
このように、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)の本質を見極め、根本的な原因にアプローチすることが重要です。早期に正しい診断を受けることで、治療効果も大きく向上します。
【なごみ鍼灸接骨院砂田橋院での治療法】
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)に対して総合的かつ個別に合わせた施術を行っています。
なごみ鍼灸接骨院砂田橋院で実施している治療法をより詳しくご紹介します。
①手技療法(マッサージ・筋膜リリース)
筋肉の緊張を取り除き、筋膜の滑走性を高めるために、足底筋膜、ふくらはぎ、アキレス腱周辺に対して深層部までアプローチする手技療法を行います。筋膜リリースでは筋膜の癒着を解放し、痛みの緩和と血流改善を促します。
②鍼灸治療
東洋医学的なアプローチにより、足底筋膜周辺のツボや関連経絡に鍼やお灸を行い、自己治癒力を高めます。特に慢性化している足底筋膜炎や冷えを伴うケースに効果的で、鍼による刺激で鎮痛物質の分泌が促され、痛みの軽減が期待できます。
③超音波療法
高周波の超音波を使用し、足底の深部組織に微細な振動を与えることで、血流促進と炎症の抑制を図ります。1回5〜10分の施術で、温熱効果により筋肉の緊張緩和や治癒促進が期待できます。急性期と慢性期いずれにも適応可能です。
④テーピング療法
足底やアキレス腱周囲に伸縮性のあるテープを貼り、足底筋膜の過度な伸張を抑えることで痛みを軽減します。また、アーチサポートテープを用いることで、正しい足底アライメントを維持しながら日常生活を送ることができます。スポーツ時のサポートとしても有効です。
⑤ストレッチ・運動指導
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)、アキレス腱、足底筋膜自体を柔軟に保つストレッチを指導します。症状のステージに応じて段階的にメニューを変え、自宅で継続可能なセルフエクササイズとして取り入れていただきます。筋力トレーニングも併用することで再発予防に効果的です。
⑥インソール(足底板)の提案
扁平足やハイアーチのある方には、足裏のアライメントを整えるオーダーメイドまたは既製品のインソールを推奨します。歩行時の衝撃吸収や足底筋膜の緊張緩和に役立ち、治癒のサポートだけでなく再発防止にも貢献します。
【自宅でできるセルフケア】
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)は、日常生活の工夫でも症状の改善が期待できます。なごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、患者様がご自宅でも無理なく継続できるセルフケアをご提案しております。
①ストレッチ(1日2〜3回、朝・夜・運動前後)
足底筋膜ストレッチ
・椅子に座り、片足をもう一方の膝に乗せ、足の指をゆっくりと手で反らせます。
・足裏の土踏まずに強い張りを感じるところまで伸ばし、15〜30秒キープします。
・左右3セットずつ行います。
アキレス腱・ふくらはぎストレッチ
・壁に手をつき、片足を後ろへ引きます。かかとは床につけたまま、前方に体重をかけてふくらはぎを伸ばします。
・ヒラメ筋を狙う場合は、膝を軽く曲げた状態で同様に行います。
・各ポジションを30秒×2セット、左右行いましょう。
②足底マッサージ
テニスボール or ゴルフボールを使用
・椅子に座り、足裏でボールを前後に転がします。
・圧をかけすぎず、リラックスした状態で5分程度続けてください。
冷却マッサージ(炎症が強いとき)
・冷凍ペットボトルを足裏に置き、ゆっくりと前後に転がすことで、アイシングとマッサージが同時にできます。
・1回10分以内を目安に、1日2〜3回位が良いです。
③タオルギャザー(足底筋トレ)
・床にタオルを広げ、その上に裸足で足を置きます。
・足の指だけでタオルをたぐり寄せるように動かします。
・片足ずつ1日2セット(1セット=10回程度)を目標に行いましょう。
④正しい靴選びと使用
・足裏の衝撃を吸収できるクッション性の高い靴を選びましょう。
・土踏まずをサポートするインソールの使用が効果的です。
・スリッパやサンダルなど、かかとが浮きやすい履物は避けてください。
⑤体重管理と栄養バランス
・体重増加は足底への負担を増やします。
・ビタミンC・E、たんぱく質、オメガ3脂肪酸などの摂取を意識し、筋膜や靭帯の修復力を高めましょう。
【予防と再発防止のために】
足底筋膜炎(踵や足の裏の痛み)は、再発しやすい症状でもあります。以下のポイントを意識することが予防につながります。
- 適切な靴の着用
- 日常的なストレッチと筋力トレーニング
- 長時間の立ち仕事では定期的に休憩を入れる
- 体重管理
- 定期的な足のメンテナンス(当院での施術もおすすめです!)
【最後に…】
足底筋膜炎は「たかが足の裏の痛み」と侮ると、日常生活に大きな支障をきたす症状です。
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院では、症状の根本改善を目指し、一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術を提供しております。もし足裏やかかとの痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
痛みのない快適な生活を一緒に取り戻しましょう!
なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院のアクセス情報
住所:名古屋市東区砂田橋3-2-102-121
- アクセス: 地下鉄名城線「砂田橋駅」から徒歩8分
地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅」から徒歩8分
- 営業時間: 平日・土曜も受付中(詳しくは公式サイトをご確認ください)
- 予約方法: 電話または公式サイトからのWEB予約が可能です
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名古屋市昭和区御器所駅近くにありますなごみ鍼灸接骨院御器所院です。こんにちは!
今回は五十肩についてお話します。
五十肩(四十肩)は、肩関節を包む関節包や周囲の筋膜が炎症・癒着を起こし、痛みと可動域制限をもたらす症状です。その経過は数ヶ月から数年と長期化しやすく、日常生活に大きな影響を及ぼします。
そこで有効となるのが「ストレッチ」です。しかし、五十肩(四十肩)のストレッチには正しい理解と注意点の把握が不可欠です。ここでは、ストレッチの役割と安全に行うための注意点について、柔道整復師の視点から名古屋市昭和区御器所にありますなごみ鍼灸接骨院御器所院の高野が詳しく解説します。
1.五十肩(四十肩)ストレッチの役割
1. 関節包や筋膜の柔軟性を保つ
五十肩の大きな問題は、「肩が固まっていく=拘縮」です。関節包や筋膜が癒着してしまうと、可動域が著しく制限され、“肩が上がらない・後ろに回らない”という状態になります。
適切なストレッチによって関節周囲の組織を柔らかく保ち、拘縮の進行を防止・抑制できます。
特に慢性期(拘縮期)に入る前から可動域を維持するために軽い運動をしておくことが大切です。
2. 血行促進による痛み・炎症の軽減
ストレッチは筋肉の収縮・伸展を促し、血流を活性化させます。これにより:
-
関節内の老廃物や炎症物質の代謝が促される
-
酸素・栄養素の供給が増え、組織の修復が進みやすくなる
-
神経過敏による痛みの感受性が軽減
といった自然治癒力の後押しが期待できます。
特に肩は筋肉・関節・神経が密集しており、血行不良が慢性炎症につながることも多いため、“動かすことで治す”という考え方はとても理にかなっています。
⚠️ ストレッチを行う上での重要な注意点
五十肩のストレッチは「やり方を間違えると逆効果」です。痛みの悪化、炎症の再燃、組織損傷を防ぐために、以下のポイントを守ってください。
1. 医師の許可を得ること(特に急性期)
五十肩の発症直後や夜間痛が強い時期(急性期)は、炎症がピークにあり、少しの刺激でも痛みが悪化することがあります。
この時期に独断でストレッチを始めるのは危険であり、必ず以下のような確認が必要です:
-
レントゲンやMRIなどの検査で他疾患(腱板断裂・石灰沈着など)が除外されているか
-
医師や柔道整復師の判断で、動かしてよい段階かどうか
-
施術者からストレッチの可否と内容の指示があるかどうか
自己判断では「良かれと思った運動」が悪化の引き金になります。
2. 無理なストレッチは禁止。優しく、安全な動きにとどめる
五十肩は“痛みがあるからこそ動かしたくないが、動かさないと悪化する”という非常に繊細な病態です。
ストレッチを行う際は以下を厳守してください:
-
痛みの「出ない範囲」で止める
-
一気に伸ばさず、「じわーっと伸ばす感覚」で10〜20秒程度キープ
-
動作は“反動なし、呼吸を止めずに、ゆっくり”が基本
例えば、「肩が上がらないから無理に上げて10秒耐える」ようなやり方は逆効果です。
その結果、筋緊張・痛み・炎症が悪化し、むしろ治癒を遅らせてしまうケースが多いです。
3. 痛みが出たら即中止し、専門家に相談を
ストレッチ中または直後に「ズキンと鋭い痛み」や「翌日から明らかに悪化した」ような症状が出た場合は、すぐに中止し専門家に相談してください。
判断基準の目安:
症状 | 対応 |
---|---|
筋肉がじんわり伸びる感覚 | 継続可能 |
ピリッと電気が走るような痛み | 即中止・相談 |
翌日まで残るような痛み | 無理している可能性あり |
整形外科医や柔道整復師、理学療法士などの専門家に状況を伝え、運動内容や量を調整してもらうことが、継続的な改善につながります。
🎯 柔道整復師からのワンポイントアドバイス
-
五十肩は「痛くて動かせない」のではなく、「動かさないと痛くなる」性質があるため、時期に応じてのストレッチが極めて重要です。
-
ストレッチは筋肉・関節だけでなく、神経系・呼吸・姿勢・心身の緊張にも作用するため、“気持ちよく続けられる”強度で、無理なく日課にするのが最善です。
-
特にデスクワークやスマホ姿勢の多い現代人では、「肩だけでなく胸・首・背中・骨盤など全身を整える視点」も持つと、回復が一段と早くなります。
2. 急性期におすすめの軽いストレッチ
目的:痛みの抑制と関節可動域の“死守”
2‑1. 振り子運動(Codman体操)
-
机や椅子に手を添えて体を支える
-
痛い腕を力を抜いた状態で垂らす
-
小さな前後・左右の揺れを10回程度、1日数回行う
2‑2. タオルを使った軽いストレッチ
-
タオルの両端を持つ
-
背中側で持ち、上下にゆっくり動かす(10回程度)
2‑3. 手首回しストレッチ
-
肘を軽く曲げ、手首だけをゆっくり回す
-
左右各10回ずつ、1日数回
3. 慢性期に効果的な可動域拡大ストレッチ
目的:拘縮解除と可動域の回復
3‑1. 壁歩きストレッチ
-
壁に向かい、手をつける
-
指を壁に沿ってゆっくり上へ歩かせる(5~10秒キープ)
-
5回程度繰り返し
3‑2. 脇のばしストレッチ
-
肘を机に置き、体を後方に引く
-
脇を伸ばしながら10秒キープ
3‑3. 肩のワイパー運動
-
肘を90°に曲げ、支えながら外側に移動
-
5秒キープを数回
3‑4. 背骨・胸郭ストレッチ
-
四つん這いで背中を丸めたり反らしたり動かす
-
30秒間、数回繰り返す
3‑5. 棘下筋ストレッチ(レベル別)
レベル1~3まで、立って腰に手を当て前に押す動きでそれぞれ20秒×2セット
4. 回復期に適したトレーニングストレッチ
目的:機能性の回復と再発防止
4‑1. チューブ/タオル体操
-
背中側からタオルを斜めに持ち、両腕を引き上げる
4‑2. 肘回し運動
-
肘を曲げ水平にして、前後に回す(左右10回ずつ)
4‑3. 肩甲骨寄せ運動
-
胸を張って肩甲骨を背骨に寄せ10秒キープ
4‑4. 首・肩甲骨ストレッチ(仕事中に◎)
-
椅子に座ったまま首と肩甲骨周辺を伸ばす
5. まとめと継続のコツ
📌 各ステージごとのストレッチ比較
ステージ | 目的 | 主なストレッチ例 |
---|---|---|
急性期 | 痛みの軽減・拘縮防止 | 振り子体操、タオル、手首回し |
慢性期 | 可動域の回復 | 壁歩き、脇伸ばし、ワイパー、背骨動作、棘下筋 |
回復期 | 安定化・再発予防 | チューブ体操、肘回し、肩甲骨寄せ、首のストレッチ |
🌟 継続のコツ
-
時間や場所を決めて習慣化:朝・夜・仕事中に数分だけでもOK
-
鏡や動画を使ってフォームチェック:誤った姿勢は効果を減らします
-
無理せず、痛くなったら中止・専門家へ相談
名古屋市昭和区御器所のあるなごみ鍼灸接骨院御器所院の五十肩治療の基本方針
なごみ鍼灸接骨院グループでは、五十肩(四十肩)を「急性期・拘縮期・回復期」の3段階(時期)に分類し、その時期に合った最適な治療を提供しています。
1. 急性期(炎症期/疼痛期)
-
温熱や電気治療器(低周波など)を使って痛みを緩和しながら、肩まわりの血行改善を図ります 。
-
鍼灸治療を併用し、深部の筋肉や経絡を刺激することで炎症のコントロールと鎮痛を狙います。
-
超音波治療器も使用し、筋膜の癒着緩和・組織の回復をサポートします 。
-
初期は「痛みを抑えつつ、無理のない範囲で動かす」ことを重視。安静ではなく、関節滑液による栄養循環を維持します。
2. 拘縮期(慢性期)
-
可動域制限が顕著になる時期。ここからは、超音波や手技による組織の伸展+骨格矯正に重点を置きます。
-
姿勢調整・筋骨バランスの修正を導入し、肩だけでなく全身の歪みを整えることで動きを回復させていきます。
-
軽いストレッチ指導や生活指導を通じて、日常的なセルフケアを促し、関節の硬化を防ぎます 。
3. 回復期
-
可動域維持・拡張のためのリハビリと併行し、筋力維持や正しい肩の使い方を指導します。
-
姿勢が戻りにくいケースでは、より丁寧な骨盤や背骨の調整、機能的な筋肉トレーニングを提案します 。
🎯 なごみ鍼灸接骨院御器所院ならではのポイント
- 柔道整復師+鍼灸師の連携施術:手技・矯正と、鍼灸による深部アプローチの組み合わせで、痛み・可動域・根本原因に対応 。
- 超音波治療器の併用:筋膜・関節包・靱帯などの癒着や硬化改善が期待でき、早期回復に貢献。
- 全身バランスの調整:肩以外に歪みがあると判断すれば姿勢・骨盤調整にも対応し、再発予防に力を入れています。
- 段階に応じた生活・運動指導:時期ごとのセルフケア(ストレッチ・姿勢・動かし方など)をサポート。
📅 施術の流れ(例)
-
初診・検査:丁寧な問診と検査で「どの段階(急性・拘縮・回復)」かを判断 。
-
施術内容:時期に応じて電気、鍼灸、超音波、手技、矯正などを組み合わせ。
-
セルフケアの提案:患者の状態に合わせ、日常でできる対処法や注意点を個別に指導。
-
経過確認&改善調整:定期的に可動域や痛みの程度をチェックし、必要に応じて施術内容や頻度を調整。
✅ こんな方におすすめ
-
夜間痛や動かしたときの痛みが強く、日常生活に支障がある
-
整形外科で「動かしていれば治る」と言われたが、可動域制限が心配
-
痛み止めや注射だけでは改善しなかった
-
再発予防を含めて根本的に治したい
🔚 まとめ
なごみ鍼灸接骨院 御器所院では、急性期から回復期まで段階ごとに最適な施術を提供し、痛みの緩和と可動域の回復を両輪でケアします。全身バランス、セラピーの連携、そしてセルフケア指導により、多くの患者さんが早期に日常生活を取り戻しています。
五十肩でお困りの方は、早めの治療開始と総合的アプローチが、将来的な後遺症軽減にも繋がります。
五十肩(四十肩)ついてお悩みがある方は名古屋市昭和区御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループの
なごみ鍼灸接骨院・御器所院に
おまかせ下さい!
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なごみ鍼灸接骨院・御器所院は
独自の矯正法をもちいて
骨格から症状を改善へと導きます!
気になる方は
名古屋市昭和区御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループの
なごみ鍼灸接骨院・御器所院に
ご相談ください!
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