むち打ち症の症状ってどんなもの?首がどうなるの?頭痛も関係があるの?
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2021/06/01
名古屋市昭和区御器所にあるなごみ鍼灸接骨院御器所院 岩崎です。
今回はむち打ち症について紹介させていただきます。
むちうち症の歴史
皆さんがよく耳にする「むち打ち症」という名前。正式名称を「外傷性頚部症候群」といいます。
ずいぶんと正式名称からかけ離れた呼び名ですが、こう呼ばれるようになったのは症状の原因となる首の動きに由来すると言われています。交通事故にあった際に車等にぶつかった衝撃で首が過伸展、過屈曲した状態がムチがしなる動きと似ていることからむち打ち症と呼ばれるようになりました。
むち打ち症の症状の約7~8割が「首が痛い」、「前後左右に曲がりにくい」という状態になりますが、軽傷のものなら1.5~3ヶ月ほどで完治します。しかし、難治性のものが存在します。その症状は5つに分類することができます。
むち打ち症の5つの分類
①頚椎捻挫型:
「むち打ち症」の約7~8割が頚椎捻挫型と言われています。頚椎の周りの筋肉や靭帯、軟部組織の損傷が多くみられます。主な症状は首を動かした時の痛み、首や肩が動きにくい、首・背中のコリ、頭痛、めまい。
②神経根症状型:
背骨の神経が首のしなりにより大きく引き伸ばされるのとで起きる症状で、神経が圧迫され、首の痛みのほか、手足や腕の痛みやシビレ、だるさ、後頭部の痛み、顔面痛などの症状が現われます。
③バレ・リュ-症状型:
後頭部交感神経が刺激されておこる症状のため、別名「後頭部交感神経症候群」ともよばれています。この後頭部交感神経とは、交感神経と副交感神経からなる自律神経で、内臓の働きを司る神経の為、めまいや耳鳴り、難聴、目のかすみ、眼精疲労、頭痛や吐き気、記憶や集中力の低下、声のかすれや胸の圧迫感などの症状が現われます。
④根症状とバレ・リュ-症状混合型:
神経根症状型に加えて、バレ・リュ-症状が合併された症状で首の痛みと共に頭痛や嘔吐、めまい、耳鳴りなどの症状が現われます。
⑤脊髄症状型:
頚椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されて、下肢の痺れや知覚異常が起こり、歩行障害が現われるようになります。また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくくなるケースもあります。
名古屋市昭和区御器所駅近くのなごみ鍼灸接骨院御器所院では交通事故治療も専門的に観させていただいております。
交通事故に遭ったことがありこのような症状を感じるかたは医療機関に受診し、名古屋市昭和区御器所院で治療を行ないましょう!
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