むち打ち症状と脳脊髄液の関係!
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2021/06/16
名古屋市昭和区吹上駅近くのなごみ鍼灸接骨院の髙栁です。
こんにちは!
今回は、「むち打ちの症状と脳脊髄液との関係」についてお話します。
むち打ちの症状は?
むち打ちは、追突事故などの衝撃が首にかかり、首がむちを打つような動きをすることで首の痛みになります。痛みだけでなく、手のしびれや首の可動域の制限や自律神経の乱れを引き起こします。症状を放置してしまうと痛みが残ってしまい後遺症になってしまうことも多々あります。
脳脊髄液減少症とは?
交通事故による怪我で多いのがむち打ちがあります。そのむち打ちと似た症状であるのが「脳脊髄液減少症」です。
脳と脊髄は、硬膜という袋の中に入っていて、この袋は無色透明である髄液に満たされています。
成人の場合は、1日に約500ミリリットル絶え間なく作られていて、脳や脊髄などに川の様にを循環しています。この髄液量と髄圧は通常では一定に保たれています。
「脳脊髄液減少症」とは、本来なら一定であるべき髄液圧が低い状態にあることにより引き起こされます。
髄液が抜かれてしまうと脳の浮力が低下しイメージとしては、頭の中で脳がペチャンコになってしまいます。このため神経や血管が引っ張られて、激しい頭痛が起きてしまいます。
この圧が低くなる原因は、自律神経の障害、精神的な原因の他、脊髄における硬膜からの髄液の漏出も原因の一つです。
脳脊髄液減少症の症状は起立性頭痛が主にあります。これは、起き上がると起立すると頭痛が起こり、横になって寝ると頭痛が和らぐという特徴的な症状です。さらに、頚部痛、全身倦怠、めまい、吐き気、耳鳴り、うつなど症状は様々あります。
交通事故との関係は?
交通事故で車がぶつかったときのショックなどで何らかの圧力が加わったことにより髄膜に裂孔(穴)が空いてそこから髄液が漏れるというメカニズムにより引き起こされています。くしゃみや咳、尻もちなど日常のちょっとしたことでも起きる可能性があります。
名古屋市昭和区曙町のなごみ鍼灸接骨院吹上院では・・・
むち打ちなど交通事故による怪我は、放置すると後々症状が出てくるのがほとんどです。むち打ちであれば、しっかり治療することができれば、改善していきます。しかし、脳脊髄液減少症などの症状が併発すると治療は長期になり、後遺症が残る可能性は高くなります。まずは、交通事故に遭ったら、しっかりと検査と治療を受けましょう。
名古屋市昭和区吹上駅近くのなごみ鍼灸接骨院は、交通事故治療専門院です。マッサージや電気治療を用いながら症状を改善を目指していきます。交通事故による怪我の治療はもちろんのこと保険会社さんとのやりとりなどのサポートもしていきます。