頭痛い!命にかかわる頭痛を知ろう!
目次
2021/06/23
名古屋市昭和区御器所にあるなごみ鍼灸接骨院御器所院 岩崎です。
今回は、命にかかわる危険な頭痛についてお話しさせていただきます。
くも膜下出血
私たちの脳は、3層の膜で覆われています。その中間の膜を「くも膜」といいます。
このくも膜と脳の間にある動脈瘤(どうみゃくりゅう)が破裂して出血するのが「くも膜下出血」です。
「今まで経験したことがない突然の激しい頭痛」や「いきなり後ろからハンマーでたたかれたような感じ」とよく表現され、突然ガーンとする衝撃感、気が遠くなる感じ、めまい感などの異変、嘔吐などが起きるのが特徴です。
くも膜下出血を発症した方の大部分は救急車で搬送されますが、なかには頭痛があまり目立たず自分で歩いて病院にいき運よく発見されることもあるそうなので、注意が必要です。
くも膜下出血の原因
くも膜下出血の原因の大部分は高血圧と喫煙です。
塩分の多い食事やアルコールの摂り過ぎは高血圧になりやすく、高血圧の人はくも膜下出血による死亡リスクが約3倍も高くなるそうです。
また、数日前から血圧の乱高下をくり返したあと、くも膜下出血を起こす例がみられることから、血圧の変化には注意が必要です。
血圧が乱高下した場合にはほかの原因も考えられるので普段から自分の血圧はどれくらいかを計っておく習慣をつけましょう。
喫煙との関連性については、さまざまな調査が行われていますが、喫煙者のリスクは非喫煙者の約3倍になるそうです。
1日の喫煙量が少ない人であっても、20本以上吸っている人とリスクは変わらず。喫煙そのものが、リスクを高めているといえますが、タバコをやめると、くも膜下出血のリスクは低下し、やがて非喫煙者と同じレベルになるそうなので、頑張って禁煙してみてはいかがでしょうか?
くも膜下出血の前兆
くも膜下出血の原因でもある動脈瘤の破裂は、事前に分かる場合があります。
動脈瘤が破裂しそうな場合には、動眼神経麻痺という症状が表れる場合があり、動脈瘤が視神経を圧迫することで、まぶたが上がらなくなる、両目で見ると物が重なって見るなどの症状が見られますので、この症状が出現した際は、すぐに病院へ受診してください。
この様に、くも膜下出血は、急に発症するうえに死亡率も高い恐ろしい病気です。
くも膜下出血を発症すると、3分の1の方が死亡し、3分の1の方に障害が残ると言われています。
またくも膜下出血を起こした方の20%が再破裂すると言われていますので、最初の発症が落ち着いても油断はできません。
名古屋市昭和区御器所にあるなごみ鍼灸接骨院御器所院では本当に治療を行っても良い症状なのかを確認するために、詳しく問診を行っていますので「なんか頭痛いんだけど」・「本当にこの頭痛いの大丈夫なの?」とお悩みの方は一度ご相談ください。
全力でサポートします。
名古屋市昭和区御器所駅近くのなごみ鍼灸接骨院御器所院はこちら