腰椎椎間板ヘルニアと神経の関わりとは
目次
2022/02/07
名古屋市東区砂田橋のなごみ鍼灸接骨院砂田橋院の
斯波です。こんにちは!
今回は、腰椎椎間板ヘルニアについて
お伝えします。
ヒトの神経には、脳からの命令を
手足に伝える役目を担っている
運動神経と、手足や体の各部からの
知覚情報(熱い・痛いなどの感覚)を
脳に伝える知覚神経があります。
これらの神経は人体の中心部では
背骨の中の空間に
保護されるような形で存在しています。
腰部の神経を入れている脊柱管は
5個の腰椎という骨から成り立っており
これらはいくつかの靱帯組織により
連結されています。
また、第二腰椎より下の部分では
神経は馬の尻尾のようになっており
脊髄馬尾と呼ばれます。
この脊髄馬尾神経は、それぞれの腰椎で
左右一対ずつ枝分かれしており
神経根と呼ばれています。
各神経根は、比較的狭い骨の間隙を通って
下肢に向かっています。
5個の腰椎は、幾つかの靱帯や、椎間板と呼ばれる
一種のクッションのような働きをする
組織によりつながれています。
この椎間板は正常は弾性を有しており
上下の腰椎を支えるとともに
前後左右に運動することが可能になっています。
椎間板は、外縁部分を構成する線維輪という
靱帯様の構造物と、中心部に含まれる
軟らかい髄核という構造物から成り立っていますが
外縁部分の椎間板の線維輪が弱くなって膨隆したり
線維輪が断裂して中心部の髄核が脱出したりすると
近傍にある神経を圧迫するようになってきます。
これが腰椎椎間板ヘルニアと呼ばれるものです。
椎間板が損傷してしまう理由は様々ですが
椎間板が加齢とともに早期から
老化しやすい組織であることや
二本足歩行により下位腰椎への負担が
強くなっていることが
大きな原因であろうと考えられています。
椎間板ヘルニアの患者様の年齢は
50歳代にピークがあり男性は
女性の約2倍の頻度でみられ
20歳以前と70歳以降では比較的に稀な病気です。
では実際に改善していくために
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