五十肩は腕が後ろに回らない?|名古屋市昭和区吹上駅近くの接骨院
目次
2022/02/02
名古屋市昭和区吹上駅近くのなごみ鍼灸接骨院吹上院の比嘉です。
こんにちは!
今回は、「五十肩の症状」についてご紹介していきます。

五十肩とは?|肩関節周囲炎の正体
五十肩とは、正式には 肩関節周囲炎 と呼ばれる疾患で、40代後半から60代にかけて多くみられます。
肩関節は、体の中でも特に可動域が広い関節です。
骨と骨を「関節包」と呼ばれる袋状の組織が覆い、その周囲を腱や筋肉が支えています。
五十肩は、この関節包や周囲の組織に炎症が起こり、痛みや動きの制限を引き起こす状態です。
五十肩の進行過程(3つのステージ)
①急性期(炎症期)
強い痛みが出る時期。腕を動かすと鋭い痛みを感じ、夜間痛で眠れないこともあります。
②慢性期(拘縮期)
炎症が落ち着く一方で、肩が固まって動かしにくくなる時期。可動域制限が目立ち、日常生活に大きな支障をきたします。
③回復期(寛解期)
徐々に肩の動きが戻り、痛みも軽くなる時期。ただし、完全に元の状態に戻るには時間がかかります。
五十肩の症状|日常生活で困る動き
五十肩のもっとも大きな特徴は、「肩の痛み」と「関節の動かしづらさ(可動域制限)」です。
特に40代後半から60代にかけての方に多く見られ、症状はある日突然強く現れることもあれば、徐々に違和感から始まって悪化していくケースもあります。
①腕を上げると肩に強い痛みが走る
五十肩の初期段階では、腕を肩より高く上げようとしたときに鋭い痛みが走ります。例えば、電車やバスで吊り革をつかもうとした際に痛みが出たり、電球の交換で手を上げられなかったりすることがあります。こうした「日常的な上方動作」が制限されることは、想像以上に不便でストレスとなります。
②洗濯物を干すなど腕を上げる動作ができない
家事動作は肩を大きく動かすことが多く、特に洗濯物を干す・カーテンを閉めるなど「肩より上に手を伸ばす動作」は強い痛みを引き起こします。患者様の中には「家事の度に痛みを我慢している」「家族にお願いしないとできなくなった」と訴える方も少なくありません。
③髪を結ぶ・後ろでエプロンを結ぶことができない
肩の可動域が制限されると、後ろに腕を回す動作が困難になります。女性では髪を結ぶ、エプロンを結ぶといった日常の身支度がスムーズにできなくなり、男性でもベルトの後ろ側を整える、ポケットに手を入れるといった動作に不自由さを感じます。
④洗顔や着替えがスムーズにできない
五十肩は「肩を上げる・回す」動作が難しくなるため、洗顔で顔に手を近づける、上着やシャツを脱ぎ着する際に強い痛みを感じます。特に着替えの動作は毎日のことですので、慢性的な不便さとストレスにつながりやすいのが特徴です。
⑤夜寝ていると肩の痛みで目が覚める
五十肩の厄介な点は「夜間痛」です。寝返りを打ったときや横向きで肩に圧がかかったときに痛みで目が覚めてしまうため、慢性的な睡眠不足に陥るケースもあります。睡眠の質が落ちると、疲労が取れず回復も遅れ、日中の集中力低下や精神的なストレスの悪化につながります。
進行した場合のリスク
こうした症状が進行すると、日常生活のあらゆる動作に制限がかかります。
-
「自分でできていたことができない」 → 自立した生活が難しくなる
-
「痛みで夜眠れない」 → 体力や気力が低下し、精神的にも落ち込む
-
「無理に動かすと悪化」 → 慢性化し、治癒に数年単位の時間がかかる
放置してしまうと「凍結肩」と呼ばれる状態になり、肩が固まってほとんど動かなくなってしまう危険性もあるため、早期のケアと適切な治療がとても重要です。

五十肩を放置するとどうなる?
「五十肩は自然に治る」と言われることがあります。実際、数年の経過で痛みが軽減する場合もありますが、放置することには大きなリスクがあります。
放置した場合のリスク
-
肩の関節が固まり、可動域が制限されたまま残る
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首・背中・腰などに負担がかかり、二次的な痛み が発生する
-
症状の慢性化により、回復までに数年以上かかる
このように、五十肩を放置すると「痛みは軽くなったけれど、肩が上がらないまま」といった状態になりやすいため、早期に治療を始めることが重要 です。
五十肩の原因は?
五十肩の原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
-
加齢による関節包や腱の変性
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血流不足による組織の炎症
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長年の姿勢不良(猫背・巻き肩)
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デスクワークや家事による肩の使いすぎ
-
運動不足による筋肉の柔軟性低下
こうした要因が重なることで炎症が起こり、痛みや可動域制限を引き起こすのです。
五十肩の治療期間と予後
五十肩は「治療しても1年ほどかかる」と言われています。
これは、炎症が収まっても肩の拘縮が残り、改善に時間がかかるためです。
ただし、発症早期に治療を始めること、適切な施術や運動療法を継続することによって、回復を早めることが可能です。

セルフストレッチ方法|ご自宅でできる五十肩ケア
五十肩は安静にしすぎても肩が固まってしまうため、無理のない範囲でのセルフケアが大切です。
①テーブルストレッチ
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椅子に座り、両手をテーブルの上に置く
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体を少しずつ前に倒して肩を伸ばす
→ 肩の前側が伸びる感覚を意識
②壁伝いストレッチ
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壁に向かって立ち、指先を壁につける
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指を上に少しずつ歩かせるようにして腕を上げる
→ 痛みのない範囲で肩の可動域を広げる
③タオルストレッチ
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タオルの両端を持ち、背中に回す
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上の手でタオルを引き上げ、下の手を無理なく動かす
→ 後ろに手を回す動作の改善に効果的
※強い痛みが出る場合は無理をせず、専門家に相談してください。

【当院の施術】なごみ鍼灸接骨院吹上院の五十肩治療
名古屋市昭和区の なごみ鍼灸接骨院 吹上院 では、五十肩の症状が出ている時期に合わせて最適な施術を行っています。
五十肩は「急性期」「慢性期」「回復期」と進行段階が分かれているため、それぞれに応じたケアが必要です。
当院では 痛みの軽減から機能回復、再発予防までトータルサポート を行っています。
🔹 急性期の施術(炎症・強い痛みがある時期)
急性期は炎症が強く、少し肩を動かすだけでも鋭い痛みが走る時期です。特に夜間痛で眠れない方が多く、日常生活のストレスが大きいのが特徴です。
当院では、この時期には 「炎症の沈静化」と「痛みの緩和」 を最優先に施術を行います。
・超音波治療
深部にまで振動を届け、炎症を和らげて組織の回復を促進します。腫れや痛みを軽減する効果が高く、薬に頼らず自然治癒力を高められるのが特徴です。
・微弱電気治療(マイクロカレント)
身体が持つ自然な電流に近い刺激を流し、細胞の修復を助けます。痛みを和らげながら組織の再生を早める、安全性の高い治療法です。
・鍼灸治療
東洋医学的なアプローチで、肩周囲のツボを刺激し血流を改善。炎症部位の代謝を高め、回復力を引き出します。特に夜間痛の軽減に効果的です。
→ 急性期は「無理に動かさず、炎症を抑えて痛みを落ち着かせる」ことがポイントです。
🔹 慢性期の施術(肩の可動域が狭くなる時期)
炎症が落ち着いてくると、今度は肩が固まり始め、動かせる範囲が狭くなります。この時期を放置すると「関節拘縮」が進行し、腕を上げられない・後ろに回せないといった症状が固定化してしまいます。
当院では、慢性期には 「可動域の改善」と「固まった筋肉を緩めること」 を重点的に行います。
・なごみ式筋骨バランス矯正法
当院独自の施術法で、骨格の歪みと筋肉のバランスを整えます。肩だけでなく、首・背中・肩甲骨の動きまで改善させることで、根本的に可動域を広げていきます。
・手技療法・筋膜リリース
固まった筋肉や癒着した筋膜を丁寧にほぐすことで、肩関節の動きをスムーズにします。「肩だけでなく全身のバランスを整える」点が、五十肩改善の大きなカギです。
・血流改善アプローチ
筋肉を緩めて血流を良くすることで、肩周囲の組織が回復しやすい環境を整えます。これにより、肩が固まったまま残るリスクを減らします。
→ 慢性期は「固まった肩を柔らかくし、再び動かせる状態に戻す」ことが目標です。
🔹 回復期の施術(動きが徐々に戻る時期)
回復期は肩の痛みが和らぎ、少しずつ動かせるようになる段階です。ただし、この時期に正しいリハビリを行わないと、可動域が完全には戻らず再発のリスクも残ります。
当院では、回復期に 「肩の機能回復」と「再発予防」 を徹底的にサポートします。
・ストレッチ指導
ご自宅でもできるセルフストレッチをお伝えし、肩の柔軟性を取り戻します。テーブルストレッチ・壁ストレッチ・タオルストレッチなど、症状に合わせた運動を指導します。
・運動療法
肩関節だけでなく、肩甲骨や胸椎を含めた連動した動きをトレーニング。これにより「肩が上がらない・後ろに回せない」といった制限を改善していきます。
・姿勢改善・生活習慣アドバイス
猫背や巻き肩など、姿勢不良は五十肩の大きな要因です。当院ではデスクワーク中の座り方・睡眠姿勢・日常の動作改善まで丁寧にアドバイスし、再発予防につなげています。
→ 回復期は「肩を最後まで回復させ、再発を防ぐこと」がゴールです。
まとめ|五十肩は早期治療と継続ケアが大切
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五十肩は「肩関節周囲炎」で、痛みと可動域制限が特徴
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放置すると肩が固まり、日常生活に支障が残る
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病院は診断と薬物療法、接骨院は機能回復と再発予防を重視
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セルフストレッチと専門的な施術を組み合わせることが改善の近道
名古屋市昭和区吹上駅近くの「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」 では、患者様一人ひとりに合わせた五十肩治療を行っています。
「肩の痛みで困っている」「腕が動かなくなってきた」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ブログ監修者: 川口哲平
コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!
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