肩こりと吐き気の関係とは?|名古屋市昭和区御器所の接骨院

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肩こりと吐き気の関係とは?|名古屋市昭和区御器所の接骨院

・目次

2025/06/20

ただの肩こりでは済まない?ツラい吐き気の背景と対処法を徹底解説!

こんにちは!
名古屋市昭和区・御器所駅すぐの なごみ鍼灸接骨院・御器所院 の高野です。

「肩がゴリゴリ」「首が張って苦しい…」だけでなく、
「気持ち悪い」「吐き気がする」「頭が重い」などの症状が加わると、フツウの肩こりとは明らかに違う深刻さを感じます。そして、つい「歳のせいかな」とあきらめていませんか?

でも安心してください。

肩こりと吐き気がセットで起こるときには、ちゃんと原因効果的な対処法があります。

今回は、以下の内容を名古屋市昭和区御器所にあります、なごみ鍼灸接骨院御器所院が詳しくお伝えします。

 

1. なぜ肩こりで吐き気が起こるのか?

肩こりは「肩周りの筋肉の疲労や緊張」と簡単に捉えられがちですが、実際には身体全体、特に神経系・循環系・筋膜ネットワークと深く関わっており、吐き気や頭痛、めまいといった“自律神経系の不調”を引き起こすこともあります。

以下の3つが主なメカニズムです。

 

■ 血流と神経の圧迫による影響

● 首・肩は「神経と血管の交差点」

首や肩周辺には、重要な神経と血管が集中しています。とくに以下のような構造が関与しています:

筋肉がガチガチに硬直すると、これらの神経・血管が圧迫されてしまい、血流が頭部に届きにくくなるのです。

 

● 血流障害による脳の酸素不足

血流が低下すると、脳は酸素不足となり、頭痛・ふらつき・吐き気といった反応を示します。これは“高山病”や“貧血”の症状と似ています。

特に多いのが、「肩こり+片頭痛」のパターン。
片頭痛の前兆として吐き気を感じるケースも非常に多く、夕方や疲労時に悪化するのが特徴です。

 

■ 自律神経の乱れによる消化器症状

● ストレスと交感神経の過緊張

肩こりと吐き気の関係で、もっとも見落とされがちなのが「自律神経」の影響です。

日常のストレスや長時間のデスクワーク、緊張感が続くと、交感神経が優位(=戦闘モード)になります。
交感神経が働きすぎると…

つまり、食べても「消化できない」「ムカムカする」「吐き気がする」という反応が起きるのです。

● 副交感神経が働きにくくなると回復できない

本来、食事のあとや寝ているときには「副交感神経」が働き、内臓を休めたり回復させたりします。
しかし肩や首に慢性的な緊張があると、副交感神経がうまく働かず、常に“疲弊した状態”に。

この自律神経のアンバランスこそが、慢性肩こりによる吐き気や不定愁訴の原因の一つです。

 

■ 筋膜のつながりによる“離れた場所”への影響

● 筋膜とは何か?

筋膜とは、筋肉を包む「うすい膜」で、身体全体をウェットスーツのように覆っている連続した組織です。
肩・首・背中・胸部・腹部の筋膜は連動しており、一部の緊張が他の部位へ“引きつれ”を引き起こす性質があります。

 

● 背中の緊張が“胃”を圧迫する

肩甲骨の内側や、背骨周辺の筋肉(僧帽筋・脊柱起立筋など)が緊張すると、その筋膜は腹部前方にも影響を与えます。
結果として、胃や横隔膜周辺が引っ張られるように緊張し、以下のような症状が出ます:

これは、器質的(=臓器自体の病気)でない吐き気の原因として、とても多いケースです。

 

◆ 医学的な視点と東洋医学の視点の両方から見た解釈

視点 原因 吐き気の発生メカニズム
西洋医学 筋緊張・血行不良・神経圧迫 脳の酸素不足・自律神経失調・胃腸の機能低下
東洋医学 気の停滞・瘀血・肝の不調 「気逆」や「肝気鬱結」による嘔気・悪心

東洋医学では、特に「肩のこり=気血の流れが滞る」と考え、「肩こり+吐き気」は「肝の高ぶり(肝陽上亢)」や「胃の逆流(胃気上逆)」と関連づけて説明されます。

 

◆ まとめ

肩こりが原因で吐き気を感じるとき、単なる筋肉疲労だけではなく、以下の複雑なメカニズムが絡み合っています:

そのため、「湿布を貼る」「少し揉む」といった対処だけでは根本的な改善には至りません。

全身のバランスを整える施術(例:鍼灸・整体)や、自律神経へのアプローチ、生活習慣の見直しが、吐き気をともなう肩こりに対する正しい対処法となります。

 

2. 肩こり+吐き気のチェックリスト

肩こりが原因で吐き気を感じる方は、単なる“筋肉疲労”ではなく、自律神経の乱れや内臓機能の低を伴っていることが多いです。
以下に当てはまる場合は、その可能性が高いと考えられます。

 

肩や首のこり、重だるさを常に感じる

これは最も基本的なサインです。
筋肉のこわばりにより、血行不良・神経圧迫・老廃物の滞留が起こり、全身の不調に波及します。
特に、僧帽筋(首から肩甲骨・背中にかけて広がる大きな筋肉)の緊張は、自律神経にも大きな影響を与えます。

 

頭痛やめまいを伴うことが多い

筋肉の過緊張は、脳へと続く血流を低下させ、緊張型頭痛」「頚性めまいを引き起こします。
特に、首の後ろ(後頭下筋群)が固くなると、平衡感覚をつかさどる耳や脳幹にも影響を及ぼし、吐き気とセットになりやすいのです。

朝よりも夕方、気分が悪くなる

これは、筋疲労・自律神経の乱れ・脳の疲労が蓄積する典型的なパターンです。
日中のストレス・長時間の姿勢不良(デスクワークやスマホ使用)が重なり、夕方以降に一気に体調が悪化するのが特徴です。

食事後に胸がムカつく、または胃に圧迫感を感じる

肩こりや背中の緊張が強いと、筋膜や横隔膜を通じて胃の動きが妨げられることがあります。
また、交感神経が優位な状態だと、胃腸の蠕動運動(消化活動)は抑制され、消化不良や胃もたれが起きやすくなります。

 

ストレスや緊張で胃の調子がすぐ悪くなる

肩こりと自律神経は密接に関連しており、ストレスにより交感神経が優位になると、

この状態は「機能性ディスペプシア」と呼ばれ、検査では異常がないのに胃がムカムカする・吐き気が出ることがあります。
肩こりが引き金になることも珍しくありません。

 

◆ 要注意のサイン:医療機関への受診が必要な場合

以下のような症状を伴っている場合、肩こりに限らず、別の重大な疾患が潜んでいる可能性もあるため、速やかに病院での検査・診察を受けてください。

 

⚠ 吐き気に加えて胸痛や発熱、めまい、手足のしびれなどがある

これらの症状を「肩こりだから」と思い込むのは危険です。

 

⚠ 食欲不振や体重減少など顕著な体調変化がある

単なる肩こりでは起こらないような「全身症状」が見られるときは、内科・神経内科などの専門的な診察が必要です。

 

⚠ 夜間も吐き気が続き、日常生活に支障をきたす

 

3. 日本人に多い「緊張型肩こり」

 

筋緊張型頭痛との共通点

長時間の同姿勢やストレスによって僧帽筋や胸鎖乳突筋が硬くなると、頭に続く圧迫感や締め付け感が起こります。これが筋緊張型頭痛です。多くの場合、頭痛に伴って吐き気やむかつきが加わることもあります。

ストレス・スマホ・PCの背景

現代の生活で「姿勢の崩れ」と「過緊張」は避けて通れません。長時間デスクワークやスマホを覗き込む姿勢は、首肩への負担を蓄積させ、緊張型の肩こりを引き起こしやすくします。

 

無意識の筋肉緊張が吐き気に

ストレス下では、肩や首に無意識の力が入ります。その力が長く続くと、自律神経が乱れやすくなり、胃や消化器官の機能にも影響が出て、吐き気という形で症状化しやすくなります。

 

4. 鍼灸・整体で肩こり+吐き気にアプローチする方法

鍼の血流促進と自律神経調整

鍼は深層筋まで届き、局所の血行促進や緊張緩和を行う手段です。自律神経にも影響し、交感神経から副交感神経への切り替えを促進します。その結果、胃腸機能が正常化し、吐き気の症状も緩和されやすくなります。

 

灸の温熱効果と循環促進

灸による温熱は血管拡張を促し、血流を改善します。特に胃腸周りの血行が良くなることで、消化機能の向上と胃のむかつき改善が期待できます。

手技療法(筋膜リリース・ツボ押し)の相乗効果

手技により筋膜の癒着を解放し、筋肉の緊張を軽減します。併せて、自律神経経路上にあるツボを押すと、胃の疲れや緊張型肩こり双方に作用します。

 

5. セルフケア:自律神経と筋肉に効く方法

首・肩・胸筋ストレッチ+呼吸法

首を左右に傾けて数秒キープ、胸を開くストレッチ、肩をぐるぐる回す動き。それに合わせて深い腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、吐き気を抑える効果も期待できます。

 

温冷浴や温熱ケア

お風呂にゆっくり浸かる、ホットタオルを首肩に当てるなどで心地よい温感を取り入れましょう。循環向上と筋肉弛緩に効果的です。

 

ストレス対策・食生活・睡眠の工夫

深呼吸や瞑想、リラクゼーション音楽などでストレスホルモンを抑えます。消化に良い食事(発酵食品・胃にやさしいもの)を摂り、睡眠時間と質の改善を図りましょう。

 

6. なごみ鍼灸接骨院での施術プラン

カウンセリングと「吐き気症状の見立て」

症状の背景を丁寧に聞き取り(就寝姿勢、食事、職場環境、ストレス状況など)、吐き気の頻度・タイミング・他の体調と関連を確認します。

鍼灸+筋膜リリース+整体サポート

首・肩・胸部に鍼灸を行い、血行自律神経調整を実施。その後、筋膜リリースと関節の調整を行い、身体全体のバランスを取り戻します。胃腸調整をサポートするツボやセルフケアもご案内します。

短期集中 → 緩和 → 再発予防の流れ

初期は週1〜2回で筋肉緊張を抜きつつ、自律神経も整えていきます。吐き気が減りつつある段階で週1回程度へ移行し、身体の状態が安定したら再発予防期として月1回ペースに移行します。

 

まとめ:吐き気のない快適な毎日へ

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ブログ監修者: 川口哲平

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