足底腱膜炎(足の裏の痛み)とは?|昭和区吹上なごみ鍼灸接骨院
目次
2025/06/28
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。
朝、起きて最初の一歩が痛い。長時間立ちっぱなしで足裏が
ジンジンと痛む。そんな症状にお悩みではありませんか?
もしかするとそれは、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
という疾患かもしれません。
本記事では、足底腱膜炎の原因やメカニズム、
治療法やセルフケア、そして名古屋市昭和区吹上の
【なごみ鍼灸接骨院 吹上院】での施術について、
詳しく解説していきます。
1. 足底腱膜炎とは?|足の裏に起こる慢性炎症
足底腱膜炎とは、足の裏(足底)にある腱膜(けんまく)
という組織に炎症が起こる疾患です。
足底腱膜とは、かかとの骨(踵骨)から足指の付け根
(中足骨)にかけて張っている強靭な結合組織のこと。
土踏まずのアーチを支える重要な構造であり、歩行や
ランニング時の衝撃吸収を担っています。
◆ どんな症状が出る?
-
朝起きて最初の一歩が激痛
-
長時間歩くと足裏がズキズキする
-
かかと周辺を押すと痛い
-
安静にすると少し和らぐが、再び動くとまた痛い
特に、かかとの内側あたりにピンポイントで痛みが出る
ことが多いです。踵や足の裏の痛みが特徴的なので、
しれべてみるとこれだ!と感じる方も多いでしょう。
2. 足底腱膜炎の主な原因
足底腱膜炎の発症には、下記の要因が関わっています。
① 繰り返される過度な負荷
-
長時間の立ち仕事
-
マラソンやランニングなどの運動習慣
-
クッション性のない靴の使用
足底腱膜は、歩行や走行時に伸縮し、常に張力がかかります。
これが繰り返されることで小さな断裂や炎症が生じるのです。
② 加齢による組織の変性
40~60代に多く、腱膜の柔軟性が低下することで
負担が蓄積されやすくなります。
③ 足の形状異常(偏平足・ハイアーチ)
・偏平足(足のアーチが低下)
→ 常に腱膜が引き伸ばされている状態
・ハイアーチ(足のアーチが高すぎる)
→ 衝撃吸収がうまくできない
どちらも足底腱膜に過剰なストレスを与える原因となります。
④ 体重増加・肥満
体重が増えると、歩行時に足底にかかる荷重も増し、
腱膜への負担が倍増して踵や足の裏の痛みを増悪させます。
⑤ 筋肉の柔軟性不足
特にふくらはぎやアキレス腱の硬さは足底腱膜の緊張を
引き起こしやすくなります。

3. 足底腱膜炎の病態と進行
足底腱膜炎は、単なる「筋肉痛」や「使いすぎ」ではありません。炎症性の病態が慢性化することで、組織の変性や瘢痕(はんこん)化が起きることがあります。
▽ 初期段階
-
動作開始時の痛み
-
休むと痛みが軽減
-
炎症中心の状態
▽ 中期段階
-
歩くたびにズキズキ痛む
-
安静にしていても違和感
-
微小断裂や繊維の損傷
▽ 慢性期(3か月以上)
-
慢性的な炎症による組織変性
-
石灰沈着や足底の瘢痕化
-
骨棘と呼ばれる突起がかかとに形成される
4. 一般的な治療法とその限界
● 一般的な保存療法
-
アイシング(炎症を抑える)
-
インソールの使用(アーチサポート)
-
消炎鎮痛剤の内服や塗布
-
安静・負荷軽減
これらで改善するケースもありますが、「根本的な原因」
にはアプローチできないことが多いです。
● ステロイド注射・体外衝撃波療法など
一定の効果はあるものの、再発のリスクや副作用も
あるため注意が必要です。

5. 足底腱膜炎に対する施術法
名古屋市昭和区吹上の【なごみ鍼灸接骨院 吹上院】では、
踵や足の裏の痛みの原因に着目し、根本からの改善を
目指す施術を行っています。
◆ ① 姿勢評価と歩行分析
痛みの原因は足だけにとどまらない場合も多く、
当院では全身の姿勢・重心バランス・歩行フォームを
チェックします。
-
体の使い方に偏りがないか
-
片足重心・骨盤の歪みがないか
-
足首や膝の柔軟性
などを丁寧に評価します。
◆ ② 筋肉と腱膜のリリース施術
足底だけでなく、ふくらはぎ、アキレス腱、太もも
にかけての筋緊張を手技・ストレッチ・超音波療法などで
緩めていきます。
-
トリガーポイントマッサージ
-
筋膜リリース
-
超音波機器による深部アプローチ
腱膜にかかる負荷を体全体のバランスから減らすことを
目的としています。
◆ ③ 鍼灸による鎮痛と回復促進
名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院の強みである
鍼灸治療では、足底やふくらはぎの経穴(ツボ)を刺激
して、血流改善・神経調整・自然治癒力の向上を図ります。
おすすめのツボ:
・承山(ふくらはぎの中央)
・太渓(内くるぶしとアキレス腱の間)
・湧泉(土踏まずの中央)
患者様の痛みや状態に合わせて、無理のない刺激量で安全に
施術いたします。
◆ ④ テーピング・セルフケア指導
・アーチの保持や踵への衝撃緩和を目的としたテーピング
・自宅でのストレッチ(腓腹筋・足底筋・ハムストリング)
・正しい靴の選び方指導
再発予防も含めた生活習慣へのアドバイスを行います。

6. 自宅でできる!足底腱膜炎のセルフケア法
● タオルストレッチ(足底腱膜&ふくらはぎの柔軟性アップ)
▷ このストレッチの目的
タオルストレッチは、足底腱膜だけでなく、ふくらはぎ
(下腿三頭筋)やアキレス腱の柔軟性を高める効果が
あります。踵や足の裏の痛みは、かかとから足指に
かけての腱膜が引き伸ばされることにより微細な損傷を
繰り返して起こるため、周囲の筋肉を柔軟に保つことが
腱膜への負担を減らすカギとなります。
▷ やり方(ステップバイステップ)
①床やベッドに座る
両脚を前に伸ばした状態で座ります。
片脚だけ前に出してもOKです。
②片足の足裏にタオルをかける
タオルはバスタオルなど、ある程度の長さのあるものが
理想です。足の指の付け根に引っかけてください。
③両手でタオルを持ち、つま先を手前に引く
かかとを床につけたまま、つま先が自分の方に向くように
ゆっくりと引っ張ります。ふくらはぎ~足裏がじんわり
伸びているのを感じましょう。
④20秒キープ × 3回繰り返す
無理に強く引っ張らず、「気持ちよい」と感じる範囲で
伸ばしましょう。左右両方行うのが理想ですが、
痛い側を重点的に行ってください。
▷ ポイント・注意点
・呼吸は止めずに、ゆっくりと自然呼吸
・痛みを我慢してまで伸ばすのは逆効果になります。
痛気持ちいい程度がベストです。
・朝の起きがけや、お風呂上がりに行うとより効果的です。
・膝を曲げずに、かかとを床につけた状態で行うことで
ふくらはぎも同時にストレッチされます。
● ゴルフボールマッサージ(足底腱膜の筋膜リリース)
▷ このマッサージの目的
足底の筋膜や腱膜に対する緊張緩和、血行改善、癒着の除去
を目的としたセルフマッサージです。
腱膜の滑走性を回復させ、痛みの元となる「筋膜の癒着」や
「トリガーポイント」を緩めるのに効果があります。
▷ 用意するもの
・ゴルフボール(硬さが調度良く、手に入りやすい)
・テニスボールや凍らせたペットボトルでも代用可
(痛みが強い場合はやわらかめがおすすめ)
▷ やり方(座って行う場合)
①椅子に座り、床にゴルフボールを置く
足裏全体を床につけられる高さの椅子が理想です。
②痛みのある足をボールに乗せる
土踏まずの中央にボールがくるように乗せます。
③ゆっくり前後に転がす(1分~2分程度)
足の親指から踵まで、足底全体をまんべんなくマッサージ
するようなイメージで、前後にゆっくり動かします。
④必要に応じて左右に転がす・円を描く
足裏の内側・外側にもボールを移動させて刺激しましょう。
▷ 注意点・コツ
・強く押しつけすぎないこと!
痛みが強い場合は刺激を弱め、力を抜いて行ってください。
・炎症がひどいとき(熱感や腫れがあるとき)は避ける
この場合は冷却・安静が優先です。
・入浴後など、筋肉がほぐれている状態で行うと効果的
・痛みのあるポイント(トリガーポイント)に留めて
10~20秒静止するのも有効(ただし我慢しない)

7. 再発予防のために大切なこと
足底腱膜炎は、一度治っても再発しやすい疾患です。
その理由は、足底腱膜に繰り返し負担がかかる
「生活動作のクセ」や「身体の使い方」に原因が
あるからです。
❶ 適切な靴選び|足底の衝撃をやわらげる第一歩
▶ なぜ靴が重要なのか?
歩行時、かかとには体重の2〜3倍の衝撃が加わります。
クッション性のない靴では、この衝撃がダイレクトに
足底腱膜に伝わり、再び踵や足の裏の痛みを引き起こす
可能性があります。
▶ 良い靴の条件
・クッション性のあるインソール(踵部が特に重要)
・土踏まずのサポート機能(アーチを支える)
・かかと部分がしっかりとホールドされている
・サイズがピッタリ合っている(小さすぎ・大きすぎNG)
▶ NGな靴の例
・スリッパやサンダル(アーチが崩れやすい)
・ヒールの高すぎる靴(前足部に過剰な負担)
・薄底の靴(衝撃を吸収できない)
当院では、患者様の足型や歩行癖に合わせて、
インソール選びや靴のアドバイスも行っております。
❷ ウォーミングアップ・クールダウンの習慣化
▶ なぜ必要?
筋肉や腱は、動き出す前に温まっていないと、硬いゴムの
ように急激な伸張に耐えきれず傷つきやすくなります。
逆に運動後は疲労物質を除去しなければ、組織の回復が
遅れてしまいます。
▶ おすすめの習慣
・運動前:軽いウォーキングやその場足踏み
+ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ(10分)
・運動後:アイシング+タオルストレッチや
クールダウンのマッサージ(10分)
▶ 足底腱膜への効果
・炎症の予防
・血行促進による組織の回復支援
・足裏の柔軟性キープ
❸ 正しい姿勢と歩行フォームの維持
▶ 原因になりやすい歩き方
-
内股・外股歩き
-
猫背・骨盤後傾
-
片足重心や過度な踵重心
これらは、足底腱膜に「ねじれ」や「引っ張り」の
ストレスを増やし、再発の原因になります。
▶ 正しい歩行フォームのポイント
-
背筋を伸ばし、あごを引く
-
重心は土踏まずの真上
-
踵 → 足裏 → つま先へ自然なローリング動作
-
歩幅を狭くしすぎず、股関節から動かす意識
▶ なごみ鍼灸接骨院でのサポート
当院では歩行フォーム分析も行い、動画を見ながら改善点を
一緒に確認できます。
❹ 体重管理|足底への負担を軽くする
▶ 体重と足底腱膜炎の関係
体重1kgの増加は、歩行時に約3kg分の荷重増加に繋がります。
特にBMI25以上の方では、足底腱膜炎の発症・再発リスクが
大きく上がると報告されています。
▶ 実践すべきこと
・食生活の見直し(間食・糖質過多の抑制)
・有酸素運動(ウォーキング・自転車・水中運動)
・筋肉量の維持で代謝アップ(特に下半身)
▶ なごみ鍼灸接骨院では
施術と並行して、運動指導や生活指導もトータルで
サポートしています。
❺ 定期的なストレッチと筋力強化
▶ ストレッチの目的
・足底・ふくらはぎ・アキレス腱の柔軟性を維持
・筋肉の滑走性を高め、腱膜への負荷を軽減
▶ 強化すべき筋肉
・後脛骨筋(こうけいこつきん):アーチ構造の保持に重要
・腓腹筋・ヒラメ筋:ふくらはぎの主要筋。負担を分散
・ハムストリングス:骨盤の傾きに関与し、姿勢を保つ
・足指の屈筋群:足底の筋力を維持する
▶ おすすめエクササイズ
-
タオルギャザー(足の指でタオルをたぐり寄せる)
-
つま先立ち運動(アキレス腱強化)
-
フットローラーで筋膜ケア
🌟 再発を防ぐには「治った後」がスタートライン
足底腱膜炎は、痛みがなくなった=完治ではなく、
「再発しない状態を維持できて初めて本当の治癒」
と言えます。
そのためには、
-
足への思いやり
-
正しい知識と習慣
-
体の使い方の見直し
が必要不可欠です。

まとめ|足の痛みを我慢せず、早めの対応を!
足底腱膜炎は、放っておくと慢性化しやすく、日常生活の
質が大きく下がってしまう疾患です。
当院【なごみ鍼灸接骨院 吹上院】では、足だけでなく、
全身のバランスを重視した施術で、痛みの根本から改善を
目指します。「朝の一歩が痛い」「かかとがジンジンする」
など、踵や足の裏の痛みがあれば、お気軽にご相談ください。
ブログ監修者: 川口哲平
コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!
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