足底筋膜炎とは？〜踵や足の裏の痛みの正体|千種区池下の接骨院・整骨院
目次
2025/06/30
こんにちは、名古屋市千種区池下にある
なごみ鍼灸接骨院・池下院です。
日々多くの患者様と接する中で、「踵や足の裏の痛み」に悩まされて来院される方が非常に増えています。
特に、朝起きて一歩目を踏み出すと強い痛みを感じる、あるいは長時間歩いた後にかかとがズキズキするという方、
それは「足底筋膜炎（そくていきんまくえん）」かもしれません。
このブログでは、そんな足底筋膜炎について、原因・症状・治療法・予防法まで、名古屋市千種区池下にある当接骨院の視点で詳しくご紹介します。
■ 足底筋膜とは？どんな働きをしているの？
足底筋膜（そくていきんまく）とは、足の裏に存在する厚くて丈夫な結合組織で、かかとの骨（踵骨）から、足の指の付け根（中足骨）に向かって扇状に広がっている膜状の構造です。見た目はあまり目立ちませんが、実は私たちが立ったり歩いたりするうえで、非常に重要な役割を担っています。
足のアーチを支える「橋げた」のような存在
足底筋膜は、土踏まずを構成する「足の縦アーチ」の下側から弾力的に支えている組織です。言い換えれば、橋の下に張られた橋げたやケーブルのようなもの。この筋膜がピンと張られることで、足の骨や筋肉を正しい位置に保ち、重力や着地の衝撃に負けない安定した構造が作られています。
足のアーチには以下の3つの役割があります：
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衝撃の吸収：歩行や走行のたびにかかる地面からの衝撃を吸収し、体への負担を軽減します。
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バランスの維持：不安定な地面でもバランスを取りやすくし、転倒を防ぎます。
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推進力の発生：地面を蹴る際にバネのように反発力を生み出し、スムーズな歩行・走行が可能になります。
これらの機能が正常に働くためには、足底筋膜が健やかであることが不可欠です。
歩行・走行時に働く「自然のショックアブソーバー」
歩くとき、私たちの体重は片足にすべて乗り、着地するたびに地面から大きな反発力がかかります。その衝撃は体重の2〜3倍にもなると言われており、それが一日に何千回と繰り返されます。
足底筋膜はその都度、筋膜の伸縮性と弾力性によって衝撃を吸収し、ふくらはぎや膝、股関節、腰など他の部位に衝撃が伝わりにくくなるよう調整しています。
もしこの筋膜が柔軟性を失ったり、部分的に損傷したりすると、足だけでなく膝痛や腰痛にも波及することがあるため、実は全身の健康にも関わる重要な組織なのです。
体の動きと連動する「動的な構造物」
足底筋膜は、単なるパッシブな膜ではありません。歩行やランニングの動作に応じて、たえず伸び縮みする動的な構造物です。
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地面に足を着けた瞬間には、アーチが一時的に沈み込み、筋膜が伸ばされます。
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地面を蹴るタイミングでは、筋膜が弾力を利用して収縮し、前に進む推進力を生み出します。
この「伸張→収縮」のサイクルがスムーズに行われることで、私たちは無意識にスムーズな歩行ができているのです。
普段は意識されないが、傷みやすい部位
足底筋膜は、靴で覆われていることもあり、普段はあまり意識されません。しかし、構造上非常に酷使されやすい部位でもあり、一日の立ち仕事や歩行距離が増えると、慢性的に疲労が蓄積されやすくなります。
そして、些細なきっかけ――たとえば「新しい靴に替えた」「急に運動を始めた」「長時間歩いた」などで、急激に痛みが出ることもあります。
■ 足底筋膜炎とは？なぜ「踵や足の裏の痛み」が出るのか
足底筋膜炎とは、この筋膜に過剰な負荷やストレスがかかることで炎症が起きる状態をいいます。
特に、かかと（踵）に近い部分に炎症が起きやすく、歩行時に痛みを感じる原因になります。
■ よくある症状
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朝起きてすぐの一歩がズキッと痛い
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長時間立っていたり、歩いた後にかかとがジンジンする
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足裏を押すとピリッとした痛みがある
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じっとしていると痛みは落ち着くが、動き出すとまた痛む
特に、「朝一歩目が痛いけど、歩いていると少し楽になる」という特徴があり、このような症状は足底筋膜炎の典型例です。
■足底筋膜炎の原因とは？──誰にでも起こりうる足裏の障害
足底筋膜炎（そくていきんまくえん）は、かかとから足の指の付け根にかけて広がる「足底筋膜」と呼ばれる組織に炎症が生じることで、足の裏やかかとに痛みを引き起こす疾患です。特に朝起きて最初の一歩を踏み出した瞬間に強い痛みを感じる方が多いのが特徴です。
この障害は、スポーツ選手やアスリートだけのものと思われがちですが、実際には年齢・性別・職業に関係なく、日常生活の中で誰にでも起こりうる非常に一般的な障害です。とくに以下のような条件に該当する方は、足底筋膜炎のリスクが高まります。
□ よくある原因とその背景
● 長時間の立ち仕事（看護師・販売職・工場勤務など）
立ちっぱなしの姿勢が長く続くと、足底筋膜にかかる負荷が蓄積し、炎症が起こりやすくなります。特に硬い床の上で立ちっぱなしになる職場では、足裏への衝撃吸収が不十分で、筋膜にストレスが集中しやすくなります。
● ジョギングやマラソンなど足に負担をかける運動習慣
ランニングやジャンプ動作の多いスポーツでは、地面との衝突時に足底筋膜に大きな負荷がかかります。特に**準備運動不足や、使いすぎ（オーバーユース）**によって、筋膜が繰り返し引き伸ばされ、微細な損傷が蓄積して炎症に繋がります。
● クッション性の低い靴やスリッパを日常的に履いている
足底筋膜を保護する役割のある「靴底のクッション」が不十分だと、歩行時の衝撃がそのまま足裏に伝わり、慢性的な炎症を引き起こします。室内用のスリッパや、ぺたんこの靴を長時間履く習慣も要注意です。
● 体重の増加（妊娠や中年以降の体重変化）
体重が増えると、それだけ足裏にかかる負荷も増大します。特に急激な体重増加や妊娠期には、足のアーチ構造にかかるストレスが大きくなり、筋膜の炎症を助長するリスクがあります。
● 偏平足やハイアーチなどの足の構造的な問題
足のアーチ構造に異常があると、歩行時の荷重バランスが崩れやすく、筋膜への負担が局所的に集中してしまいます。偏平足ではアーチの沈下によって常に筋膜が引っ張られる状態となり、ハイアーチでは衝撃を逃がしにくいために痛みが起こりやすくなります。
● 加齢による筋力の低下や柔軟性の減少
年齢を重ねることで、足の筋肉や腱の柔軟性が失われることも大きな原因の一つです。筋肉の柔軟性が落ちると、ふくらはぎやアキレス腱が硬くなり、その結果、足底筋膜が強く引っ張られて炎症を起こしやすくなります。
名古屋市千種区池下にお住まいの方も要注意！
名古屋市千種区池下エリアは、通勤や通学での徒歩移動が多い住宅街とオフィス街が混在する地域です。また、地下鉄池下駅周辺は人の往来が多く、毎日長時間歩く習慣のある方も少なくありません。
さらに、飲食店や販売業、医療・介護分野で働かれている方も多く、長時間立ちっぱなしで接客・作業を行う職種に従事している方が多いのも特徴です。
このような環境においては、以下のような方は特に足底筋膜炎のリスクが高まります。
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朝から晩まで立ち仕事が続く接客業の方
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一日1万歩以上歩く営業職や配送業の方
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通勤で駅まで長い距離を歩く方
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最近体重が増えたと感じている方
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偏平足・ハイアーチなど足の形に悩みがある方
■ 放っておくとどうなるの？
足底筋膜炎を放置してしまうと、慢性化して長期間にわたって痛みが続いてしまうケースもあります。さらに悪化すると、
足の使い方が不自然になり、膝や腰、反対の足まで痛くなることもあります。
また、無理に運動を続けると、筋膜の損傷が広がり、歩行困難や骨棘（かかとの骨のトゲ）形成につながる恐れもあります。
■ 名古屋市千種区池下での当院の治療法
当院では、「なぜ足底筋膜炎になったのか？」という根本原因に着目し、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を行っています。
▷ 主な施術内容：
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炎症や痛みの強い方には、鍼灸や電気による鎮痛と回復促進を行います。
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ふくらはぎや足裏の筋膜・筋肉を緩め、柔軟性を高めます。
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足のアーチや全身の姿勢バランスを整え、再発予防へ。
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日常生活でのサポートも重視し、症状を軽減。
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ご自宅でできる再発予防ケアも丁寧にお伝えしています。
名古屋市千種区池下周辺にお住まいで、「踵や足の裏の痛み」でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
■ 自分でできるセルフケア
早期回復や再発防止のために、日常生活でできるケアも大切です。
▷ 足底筋膜炎セルフケアの例：
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ゴルフボールやテニスボールで足裏をコロコロ転がす
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ふくらはぎとアキレス腱のストレッチを毎日行う
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座った状態で足の指を反らせて足底を伸ばすストレッチ
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クッション性のある靴を選ぶ・インソールを使う
ただし、痛みが強い時期に無理なストレッチや運動は逆効果になることもあります。自己判断で進めず、専門家のアドバイスを受けながら進めましょう。
■ 足底筋膜炎は「早期発見・早期治療」がカギ！
「時間が経てばよくなるだろう」と我慢してしまう方が多いですが、足底筋膜炎は放っておくと回復までに数ヶ月〜1年近くかかることもあります。
踵や足の裏の痛みを感じたら、それは体からのサインです。
早めに対処することで、治療期間も短く、生活への支障も少なく済みます。
名古屋市千種区池下のなごみ鍼灸接骨院では、地域に根ざした丁寧な施術を心がけていますので、お困りの際はいつでもご相談ください。
■ ご予約・お問い合わせはこちら
📍なごみ鍼灸接骨院・池下院（名古屋市千種区池下）
📞TEL：052-753-7063
🔸地下鉄池下駅から徒歩2分
🔸平日夜19：45まで受付／土曜日も対応
【まとめ】
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足底筋膜炎は「踵や足の裏の痛み」を引き起こす代表的な疾患
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長時間の立ち仕事・運動・靴の問題などが原因になる
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放置せず、早めに専門的な治療を受けることが大切
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名古屋市千種区池下周辺でお悩みの方は〇〇接骨院へ！
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ブログ監修者： 半崎翔大
コメント： 池下院・砂田橋院の投稿の監修をします！スポーツ障害から美容まで幅広く発信していきますので、楽しみにしてください！
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