足底筋膜炎とは?原因はなに?詳しく解説!|東区のなごみ鍼灸接骨院
目次
2025/07/05
名古屋市東区の砂田橋駅・茶屋ヶ坂駅近くにあります
なごみ整骨院グループの「なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院」です。
こんにちは!
本日は、多くの方が悩まれる「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」について、原因・症状・治療法・セルフケアなどを詳しく解説していきます。
当院の施術方針や実際の対応事例もふんだんに盛り込んでおりますので、お困りの方、予防を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
- 足底筋膜炎とは?
1.1 足底筋膜とは?
足底筋膜は、足裏(土踏まず部分)に広がる厚い結合組織の膜で、踵骨(かかとの骨)から足指先まで伸びています。この筋膜は、弾力性と強靭さを兼ね備えており、地面からの衝撃を受け止め、足のアーチ(土踏まず)を支えている非常に重要な役割を担っています。
1.2 足底筋膜炎とは?
歩く・走るなどの際に足底筋膜に繰り返し過度な負担がかかることで、微細な裂傷(マイクロストレイン)を生じ炎症が起こり、痛みを発症します。これが「足底筋膜炎」です。かかとの裏や土踏まずに痛みを感じることが多く、とくに朝起きて最初の一歩目や、長時間座った後に立ち上がった際に強い痛みが出ることが典型的です。
- 原因とリスク因子
2.1 主な原因
- 運動習慣の変化
ランニングやジャンプ動作など、足に負担がかかる運動を急に始めたり、頻度・強度が増えたりすると発症リスクが高まります。 - 足のアーチ異常
偏平足(アーチが低い)や凹足(アーチが高すぎる)では、足底筋膜にかかる負担のバランスが崩れ、炎症に繋がりやすくなります。 - 加齢
加齢に伴い筋膜は弾力性が低下し、切れやすくなります。 - 体重増加
体重が増えると足裏への圧力が高まり、筋膜への負担が増します。 - 硬い路面・不適切な靴
アスファルトなど硬い地面、クッション性の低い靴、ヒールの高い靴などは悪影響です。
2.2 その他のリスク因子
- 糖尿病・関節リウマチ・痛風など:全身炎症や血行障害が関与
- 長時間立ち仕事・立ちっぱなし:職業によるリスク
- 足底筋膜の過緊張・筋力低下:ふくらはぎ・足の筋肉との連動性低下
足底筋膜炎になりやすい人にはいくつかの共通した傾向があります。
以下に主なものをまとめました。
- 長時間立ちっぱなしの仕事をしている人
教師、看護師、販売員、調理師など、一日中立っていることが多い職種の人は足に負担がかかりやすく、足底筋膜に繰り返しストレスがかかることで炎症が起きやすくなります。
- ランナーやスポーツ愛好者
特にマラソンやジョギングを習慣にしている方は、走行中に足底に繰り返し衝撃が加わるため、筋膜に微細な損傷が蓄積しやすくなります。ウォームアップ不足や靴の選び方にも注意が必要です。
- 足のアーチが崩れている人(偏平足・ハイアーチ)
足のアーチは衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。アーチが低すぎる(偏平足)または高すぎる(ハイアーチ)と、筋膜にかかるストレスのバランスが崩れ、炎症を引き起こしやすくなります。
- 体重が増加傾向のある人
肥満や急激な体重増加も足底への負荷を大きくします。足底筋膜は体重を支える構造のため、負荷が増えるほど損傷のリスクも高まります。
- 硬い靴や合わない靴を履いている人
クッション性の少ない靴や、サイズが合っていない靴を長時間履いていると、足裏への負担が増加し、足底筋膜炎の原因になります。特にヒールの高い靴や、底の硬い革靴などには注意が必要です。

- 足底筋膜炎の症状
3.1 典型的な症状
- 踵部痛:踵の前方や裏に鋭い痛み
- 朝一歩目の痛み:朝起床時に痛みが強く、動くうちに和らぐ
- 長時間の座位→立位での痛み:立ち上がりで激痛あり
- 歩行時・運動時の痛み:歩き出しに痛み、進むにつれて軽減
- 足裏の圧痛・硬さ:足底中央あたりが硬く押すと痛む
3.2 症状の進行
- 初期では一歩目のみの痛み
- 進行すると、歩行全体で痛みが続く
- 慢性化すると痛みが持続し、安静時(座っている・寝ている間)でも痛むケースも
- 歩行パターンの偏りによる二次的な膝・股関節・腰の痛みに繋がる場合もあります
- 診断方法
4.1 問診と身体検査
- 痛み発生時期、部位、持続時間、誘因などを丁寧に聞いた上で、足底筋膜部や踵部に指圧を加えて痛みの部位・強さを評価します。
4.2 ジャンプ・立ち試験
- 跳躍・つま先立ち・かかとを中心とした動作で疼痛パターンを確認
4.3 画像検査
- 必要に応じてエコーやレントゲンで筋膜の肥厚・骨棘の有無をチェック
- 骨棘(かかと周囲の骨のトゲ)や筋膜の肥厚は慢性化のサイン
4.4 鑑別診断
以下の症状と見分けることが重要です:
- アキレス腱付着部炎
- 踵骨疲労骨折
- 脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
- 足底腱膜下滑液包炎(かかとの裏の内側)
- 脛骨神経痛・モートン病など
- 治療法
5.1 保存療法
5.1.1 安静と負担軽減
歩行・運動制限の他、クッション性のある靴底を使うことで痛み軽減が期待されます。
5.1.2 アイシング
炎症が強い場合、1日数回10〜15分程度のアイシングが有効です。
5.1.3 ストレッチ
- 足底筋膜ストレッチ:ふくらはぎの筋肉と足底筋を伸ばす
- タオルストレッチや壁に手をついてのふくらはぎ伸ばしなど
5.1.4 テーピング・インソール
- 足底弓をサポートするテーピング(キネシオテープ)が有効
- アーチサポート付きインソールも負担軽減に役立ちます
5.1.5 超音波治療・鍼灸
- 超音波治療:患部の血流改善・筋膜の緩和を促す
- 鍼灸:トリガーポイントへの施術により筋膜緊張・痛みを軽減
5.1.6 物理療法
- 電気療法、マイクロ波などで痛みの緩和・循環改善
5.2 注射療法
重度の痛みや慢性化したケースでは、ステロイド注射やヒアルロン酸注射なども選択肢に。ただし、注射による合併症(筋膜断裂等)には注意。
5.3 リハビリ・運動療法
- 足底+ふくらはぎ周囲の筋力強化
- バランス・プロプリオセプション訓練(不安定な面での立位訓練)
5.4 インソールカスタムメイド
足型を取り作成するオーダーメイドインソールは、個々の問題に適切対応できます。
5.5 外科的治療
保存療法で2〜6ヶ月改善が見られない場合、足底筋膜切除術や骨棘除去術などの外科処置が検討されます。ただし治療成功率と合併症のリスクを考慮し慎重に判断する必要があります。
- なごみ鍼灸接骨院砂田橋院での治療方針
6.1 問診・評価
初診時にじっくり時間をかけて痛みの原因・日常生活・靴や歩き方のクセなどを聞かせていただきます。そして、足底・下腿(かかと・ふくらはぎなど)の緊張・アーチ状況を評価します。
6.2 物理療法+手技療法
- 超音波療法で深部の血流改善と筋膜リラクゼーション
- 干渉波・マイクロ波で痛みを軽減
- 手技療法:足底やふくらはぎの筋膜リリースなど
6.3 鍼灸治療
トリガーポイントや足底筋膜に関連する筋・筋膜に鍼灸施術。血流と組織修復を促します。
6.4 テーピング
症状に応じて、アーチサポート用のテーピングを実施。
6.5 運動指導・生活指導
セルフストレッチや筋力訓練、歩行指導までトータルでサポート。また、普段履く靴のアドバイスや、日常の注意点も丁寧にお伝えします。
6.6 経過観察・再評価
定期的に改善具合をチェックし、症状に応じて治療プランを調整します。多くのケースでは数週間~数ヶ月で良好な回復が得られます。
- 当院での治療実例
7.1 50代女性・主婦(週2回通院・2ヶ月で改善)
- 主訴:朝一歩目の強い痛みが続く
- 治療:超音波・手技・鍼灸・テーピング
- 結果:痛みが50%軽減→最終的には朝の痛みが消失し、日常生活に支障がなくなる
7.2 30代男性・会社員(ランニング中級者)
- 主訴:長時間走ると踵が痛む
- 治療:スポーツインソール導入+運動指導
- 結果:ランニングフォームの改善により、痛みは解消し、自己ペースでのジョグ再開
- セルフケアと予防
8.1 日常でできるケア
- 毎日のストレッチ:ふくらはぎ+足底をゆっくり伸ばす
- アイシング:運動の後や痛みを感じた時に
- 柔らかい靴選び:クッション性・アーチサポート重視
8.2 フォーム・姿勢に気をつける
歩行時の着地位置や重心移動、運動時のフォームなども重要。自己流のクセが痛みの原因になる場合が多いです。
8.3 体重管理も大切
可能であれば筋力トレーニングにより筋肉量を整え、肥満気味の方は体重のコントロールも有効です。

- よくある質問(FAQ)
Q1:足裏だけでなく、ふくらはぎにも痛みがあります。大丈夫?
A:放置すると波及していくことがあります。ふくらはぎの緊張緩和は治療の重要要素。
Q2:インソールは既製品で良い?
A:軽度の場合はOKですが、個別のアーチ形状に合うオーダーメイドがベスト。
Q3:テーピングは自分でできる?
A:練習すれば可能ですが、最初は専門家に依頼する方が安心です。
Q4:治療後すぐに運動再開しても良い?
A:痛みがほぼ消失し、医師・治療家と相談のうえで段階的に再開することが望ましいです。
- まとめ
- 足底筋膜炎は「歩き出し・朝一歩目の痛み」が特徴で、日常生活に大きなストレスを与えます。
- 治療では物理療法・手技・鍼灸・インソール・運動指導を組み合わせることが効果的です。
- 当院では個別対応と実績をもとに、根本改善を目指しています。お気軽にご相談ください。
- 最後に
足底筋膜炎は“ただの踵の痛み”ではなく、適切に対応すればしっかり回復できる症状です。セルフケアも大切ですが、症状が強い場合はいつでも当院にご相談ください。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。
なごみ鍼灸接骨院 砂田橋院のアクセス情報
住所:名古屋市東区砂田橋3-2-102-121
- アクセス: ①地下鉄名城線「砂田橋駅」から徒歩8分 ②地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅」から徒歩8分
- 営業時間: 平日・土曜も受付中(詳しくは公式サイトをご確認ください)
- 予約方法: 電話または公式サイトからのWEB予約が可能です
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