五十肩(四十肩)でのストレッチの注意点|名古屋市昭和区御器所の接骨院
目次
2025/07/11
名古屋市昭和区の御器所駅から歩いてすぐの、なごみ鍼灸接骨院 御器所院で日々施術をしています高野です。こんにちは。
肩の痛みを抱えて来院される方は一年を通して多いのですが、最近とくに「先生、これ五十肩ですか…?」という相談が増えてきました。今日は、院で実際によくお伝えしている“五十肩とストレッチの話”を、少し現場の空気も交えながら書いてみようと思います。

■ 五十肩の患者さん、診ていて本当に多いです
朝一番、受付を抜けて施術室に入ると、「上の棚に手を伸ばしただけでズキンと来て…」と右肩を押さえて入ってくる50代の女性の患者さん。反対に、「洗濯物を干そうとしたら上がらなくて」と左肩をかばう男性もいたりします。
五十肩(四十肩)というと「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、現場で診ていて感じるのは “予防も改善も、正しく動かすかどうかで大きく変わる” ということなんです。
厄介なのは、肩関節を包む「関節包」や周りの筋膜が固まってしまう“拘縮”。これは放っておくと数ヶ月〜数年に及ぶケースもあり、患者さん本人も気づかないうちにどんどん肩が動かなくなっていきます。
だからこそ、タイミングを見て行うストレッチが重要。ただし、五十肩は時期によって対処法が全く違うため、やみくもに動かすと逆効果なんです。
■ 「動かした方がいいの?」に、私はこう答えています
よく患者さんに聞かれる質問が
「痛くても動かしたほうが良いんですか?」
というもの。
この質問は本当に難しくて、診てきた経験から言えば
“正しく動かせば良いけど、時期によっては悪化もする”
が答えになります。
急性期(痛みのピーク)なのか、拘縮期(固まってくる時期)なのか、回復期(動きが戻り始める時期)なのか…。
ここがズレると、せっかく良かれと思ってストレッチしても炎症を強くしてしまうことがあるんですね。
■ 急性期のストレッチは「やらない勇気」も必要
例えば、ある男性患者さん。発症して2週間ほどで来院されたのですが、ご自身でネット動画を見ながら毎日肩を上げていたら、かえって痛みが強くなってしまったタイプでした。
急性期は、夜間痛が強かったり、横向きで寝られなかったり、少し動かしただけでズキンと来る時期。
ここで無理にストレッチをすると、関節包の炎症がまた燃え上がること、よくあります。
そんな時、当院ではまず電気治療・超音波・鍼灸で炎症を落ち着かせることを優先します。
それに加えて、やるとしても 「振り子運動」程度の超軽い運動だけ。
腕をぶら下げてゆらゆら揺らす、あの動きですね。
これだけでも「動かしている」という刺激になるので、痛みが強い方には十分なんです。

■ 拘縮期は“じわっと伸ばす”が勝負
逆に、痛みが少し落ち着いてきて肩が固まり始めた時期。ここは、動かすべきです。
ストレッチを怠ると、関節包の癒着が進み、日に日に可動域が狭くなる傾向があります。
現場ではこういった声もよく聞きます。
「昨日より上がらなくなってる気がするんです…」
「背中に手が回らないまま3ヶ月経っちゃって」
そういう患者さんには、壁に向かって指を歩かせる“壁歩きストレッチ”や、肘を机に置いて脇を伸ばすストレッチを提案します。
ポイントは、痛みの手前で止めること。
伸ばされている感じはするけど、ズキッとはしない。そのギリギリを探るのが上手な人ほど回復が早いです。

■ 回復期は「肩だけ鍛えてもダメ」です
回復期に入ると、今度は“動かせるけど力が戻らない”という段階に入ります。
この時期に意識してほしいのが 「肩甲骨と肘の動き」 です。
私自身、20代の頃に左肩を痛めたことがあり、治った後も数ヶ月は肩がなんとなく不安定でした。
その時に効いたのが、肘を大きく回す運動や、肩甲骨を背骨に寄せる動き。
これを患者さんにもよく伝えています。
実際、御器所院ではチューブを使ったトレーニングや、背中側にタオルを持って引く運動をよく指導します。
「肩ってこんなに動くんですね」と驚かれる方も多いです。
■ ここからは、当院の施術の流れを少し紹介します
なごみ鍼灸接骨院グループでは、HPにも書いてありますが(ざっくり言うとこんな感じです👇)
-
急性期
→ 痛みの緩和(電気・超音波・鍼灸)+無理のない運動 -
拘縮期
→ 可動域改善(手技・超音波・姿勢調整・ストレッチ) -
回復期
→ 再発予防(筋力・動作指導・肩甲骨の連動強化)
という流れで施術しています。
初診では、痛みの種類や可動域を細かくチェックします。
たとえば「腕を横から上げると90°で止まる」「背中に手を回せない」などの動作を確認しながら、どの時期にいるかを判断していきます。

■ 五十肩の治療で一番大切だと思うこと
これ、個人的な意見なのですが、
五十肩に“安静にしすぎる”は禁物 だと思っています。
もちろん急性期は無理に動かしてはいけません。
でも、完全に肩を動かさずに数週間過ごしてしまうと、拘縮が一気に進むんですね。
現場で何度もそのケースを見てきました。
だからこそ、
“痛みを抑えつつ、動かせる範囲で必ず動かす”
というバランスが大事なんです。
これは専門家のサポートがないと判断が難しいので、できれば早めに相談してほしいなと思います。
■ なごみ鍼灸接骨院 御器所院が選ばれている理由(現場の肌感)
・鍼灸と矯正を同時に受けられるので、深い筋肉と姿勢の両面からケアできる
・超音波で関節包や筋膜を柔らかくしやすい
・肩だけでなく、首・胸・背中・骨盤まで見てくれる
・スタッフそれぞれが肩の症例を多く担当している
患者さんからは「説明が分かりやすい」と言っていただくことが多く、嬉しい限りです。
■ 最後に──五十肩は、一人で悩む必要はありません
五十肩は、痛い時期が長く続くので気持ちが沈む人もいます。
「このまま一生治らないのかな」
「家事ができないのがつらい」
そういった言葉を何度も聞いてきました。
でも大丈夫です。
正しいステップを踏めば、多くの方が元の生活に戻れています。
もし肩の痛みや可動域で悩んでいるなら、
名古屋市昭和区 御器所駅近くの なごみ鍼灸接骨院・御器所院 に一度ご相談ください。
あなたの肩の状態に合わせて、無理のない最適なプランをご提案します。

ブログ監修者: 川口哲平
コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!
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