五十肩(四十肩)の原因とは何?|名古屋市昭和区御器所の接骨院

代表施術者:厚生労働省認可 柔道整復師 宮原雅彦

交通事故後の治療・リハビリも自信があります

2,000年創業の豊富な施術実績!名古屋市に5院展開!

五十肩(四十肩)の原因とは何?|名古屋市昭和区御器所の接骨院

・目次

2025/07/14

名古屋市昭和区御器所駅近くにありますなごみ鍼灸接骨院御器所院です。こんにちは!

今回は五十肩についてお話します。

五十肩(四十肩)という名称は、主に50代前後に発症しやすいことに由来します。その正体は、肩関節周囲の炎症や癒着によって関節の可動域が制限される病態で、専門的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。本記事では、名古屋市昭和区御器所にありますなごみ鍼灸接骨院御器所院の高野が柔道整復師としての知見をもとに、五十肩の原因や症状、そして施術やセルフケアに関するポイントを整理しました。肩の痛みや動きの制限で日常生活に支障を感じている方、また周囲に悩んでいる方がいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

1. 五十肩(四十肩)の基本:症状と病態の理解

 

初期症状:違和感から始まるステージ

五十肩は、まず肩の「違和感」や「軽い痛み」として始まることが多く、「腕を上げにくい」「寝返りで肩が痛む」といった症状が出ます。これは肩関節周囲(関節包、棘上筋腱、滑液包など)の炎症が原因です。

 

炎症と癒着の進行

炎症を放置すると、組織が硬くなり関節包が収縮(いわゆる「癒着」)します。その結果、肩の外旋・内旋・前方挙上・外転などが急激に制限され、「外転30°以内で痛い」「後ろに手が回らない」といった状態に至ります。

 

症状の経過とステージ

一般的に五十肩の経過は、三つのステージで捉えられます。

このステージ理解が施術計画の基軸となります。

 

2. 五十肩の「原因」を柔整師はこう捉える

五十肩(肩関節周囲炎)は、単一の原因ではなく、いくつもの要因が重なって発症します。柔道整復師としては、肩の局所的な問題だけでなく、身体全体の構造的なバランスや生活習慣、心理状態までを包括的に評価し、アプローチする必要があります。

 

肩関節の「構造的弱点」

肩関節(肩甲上腕関節)は、全身で最も可動域が広い関節です。その自由度の高さは、繊細な筋肉や靭帯、関節包といった軟部組織によって支えられています。中でも「腱板(ローテーターカフ)」は重要な安定機構で、特に棘上筋(きょくじょうきん)腱は、肩を動かすたびにストレスを受けやすい構造です。

臨床現場では、「外転初動(30°未満)での痛み」がある場合、棘上筋や滑液包に微細な損傷(マイクロトラウマ)が蓄積していることが多いです。これが慢性化すると、炎症反応から関節包が硬くなり、いわゆる「癒着」へと進行します。

 

加齢と組織の退行変性

加齢に伴い、筋腱や靭帯はコラーゲン構造の劣化や水分保持力の低下を起こし、組織の柔軟性と再生力が失われます。腱や関節包は乾燥したゴムのように硬くなり、わずかな負荷や繰り返し動作によっても損傷しやすくなります。

また、滑液(関節の潤滑液)の分泌量も減少するため、肩関節内での滑りが悪くなり、摩擦が増加 → 炎症誘発のリスクが上がるという悪循環も発生します。

特に女性では、更年期以降のホルモンバランス変化も関与し、組織の回復力が低下しやすい傾向にあります。

 

生活習慣による外的要因

現代の生活では、肩関節を長時間同じ姿勢で固定する場面が非常に多くなっています。代表的な例は:

これらが繰り返されることで、肩甲骨の可動性が失われ、肩関節にかかる負担が局所化しやすくなります。さらに、猫背姿勢(胸椎の後弯)が強まると、肩甲骨の外転・下制が起こり、肩関節が前方に引っ張られるようになります。

これにより、腱板が挟まれやすくなる「インピンジメント症候群」を助長し、炎症・可動域制限へとつながります。

 

全身・他部位からの影響

肩の痛みは「肩だけの問題」とは限りません。例えば:

このように、他部位の不調が連鎖的に肩へ負荷を集中させることがあります。

柔道整復師の視点では、肩関節だけでなく「肩甲胸郭関節」「胸鎖関節」「胸椎・腰椎の可動性」など全身の関節連動性を評価することが重要です。結果として、肩にかかる「代償的ストレス」が可動域制限や痛みの原因になっていることが少なくありません。

 

心理・社会的ストレス

五十肩は、身体の構造だけでなく「こころ」との関わりも非常に深い症状です。

ストレスが慢性的にかかると、交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れます。

それにより:

このような「身体が回復しにくい状態」が続くと、「痛みが怖いから動かさない」→「動かさないから固まる」→「さらに痛む」という負のスパイラルが完成してしまいます。

柔整師は、患者さんの生活背景やストレスレベルにも耳を傾けながら、心身両面へのアプローチを意識する必要があります。場合によっては、心理的ケアや運動指導、休息環境の見直しなど、生活指導まで含めた施術計画が求められます。

3. 柔整師が現場で行う評価の視点

施術前に重症度や背景因子を整理するため、次のような多角的アプローチで患者さんを評価します。

 

視診・触診

ROM(可動域検査)

筋力テスト・機能検査

全身評価

 

4. 原因別施術計画とアプローチ方法

柔整師は検査結果をもとに原因を推理し、オーダーメイド施術を展開します。

 

炎症期への対応

凍結期へのアプローチ

解凍期の促進

5. セルフケアで大切なポイント

施術の効果を高めるため、自宅でできるセルフケア指導を重要視しています。

 毎日のストレッチ習慣

姿勢改善

定期的な休憩と動的ストレッチ

メンタル・ストレスケア

 

6. よくある誤解と正しい理解

誤解 正しい理解
「五十肩=50代にしか起こらない」 実際には30代〜70代まで発症し、性別も問わない
「痛いから動かさないほうがいい」 適度な動かし方は癒着予防と症状改善に必要
「湿布だけで治る」 鎮痛には湿布が有効でも、緊張や可動制限には施術+運動が必要

 

7. 最後に:柔整師だからこそ見抜くポイント

  1. 原因の多因子性を理解する

  2. 検査による原因特定とオーダーメイド施術

  3. セルフケア指導で長期的な改善を支える

  4. 再発予防へのアプローチを構築

 

肩の痛みでお困りの際は、単に痛みを抑えるだけではなく、「なぜ」その痛みが出たのかを共に考え、段階的に改善へ導ける柔整師の視点は大きな助けになります。もし近隣の整骨院や治療院でお悩みの方がおられれば、ぜひ「原因の特定と構造的バランスまで考慮しているか」を尋ねてみることをおすすめします。

名古屋市昭和区御器所のあるなごみ鍼灸接骨院御器所院の五十肩(四十肩)治療の基本方針

なごみ鍼灸接骨院グループでは、五十肩(四十肩)を「急性期・拘縮期・回復期」の3段階(時期)に分類し、その時期に合った最適な治療を提供しています

 

1. 急性期(炎症期/疼痛期)

 

2. 拘縮期(慢性期)

3. 回復期

 

🎯 なごみ鍼灸接骨院御器所院ならではのポイント

  1. 柔道整復師+鍼灸師の連携施術:手技・矯正と、鍼灸による深部アプローチの組み合わせで、痛み・可動域・根本原因に対応
  2. 超音波治療器の併用:筋膜・関節包・靱帯などの癒着や硬化改善が期待でき、早期回復に貢献。
  3. 全身バランスの調整:肩以外に歪みがあると判断すれば姿勢・骨盤調整にも対応し、再発予防に力を入れています。
  4. 段階に応じた生活・運動指導:時期ごとのセルフケア(ストレッチ・姿勢・動かし方など)をサポート。

 

📅 施術の流れ(例)

 

✅ こんな方におすすめ

 

🔚 まとめ

なごみ鍼灸接骨院 御器所院では、急性期から回復期まで段階ごとに最適な施術を提供し、痛みの緩和と可動域の回復を両輪でケアします。全身バランス、セラピーの連携、そしてセルフケア指導により、多くの患者さんが早期に日常生活を取り戻しています。

五十肩でお困りの方は、早めの治療開始と総合的アプローチが、将来的な後遺症軽減にも繋がります。

 

五十肩(四十肩)ついてお悩みがある方は名古屋市昭和区御器所駅近くにあります

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独自の矯正法をもちいて

骨格から症状を改善へと導きます!
 

 

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ブログ監修者: 川口哲平

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