五十肩(四十肩)の柔整師の治療は何する?|名古屋市昭和区御器所の接骨院
目次
2025/08/01
名古屋市昭和区、御器所駅のすぐ近くにある
なごみ鍼灸接骨院 御器所院の高野です。
院の前を朝掃除していると、最近よく「肩が上がらんのですよ…」とご近所の方に声を掛けられます。年代は本当にさまざまですが、40~60代の方は特に多いですね。
「夜、寝ててもズキズキする」「髪を結ぼうとすると痛くて途中で止まる」「服を着替えるのも一苦労」──こうした症状が揃ってくると、やはり五十肩(四十肩)の可能性が高いです。
整形外科さんでは湿布や痛み止め、そして注射で炎症を抑えることが中心になりますが、実際の現場で施術していると、それだけでは“動きの戻り”まで辿り着かないケースがとても多いと感じています。
そこで、柔道整復師である私たちの出番になるわけです。
本文では、普段当院で行っている施術や、実際の患者さんを診ていて感じる“リアルな五十肩”をお伝えします。HP をご覧いただいた方から「ブログのほうが分かりやすい」と言っていただくことも多いので、今回も少し実体験を交えて書いてみました。

◆五十肩は「肩だけの問題」ではないんです
五十肩の正式名称は肩関節周囲炎。
肩の筋肉や関節包に炎症が起きて、痛みや動きの制限が出ます。
ただ、私の経験上、五十肩の方の多くは──
肩甲骨がきちんと動いていない・姿勢が悪い・胸郭や背骨が固い
という特徴がほぼセットで現れます。
ある60代の男性は、肩が痛くて来院されましたが、検査してみると胸椎の動きがガチガチでした。肩だけを触るよりも、背中を緩めた瞬間に「おお、ちょっと上がるな」と驚かれていました。
こういうケース、本当に多いんです。
なので当院では、単純に肩を揉むだけではなく
肩・肩甲骨・背骨・骨盤をひとつのユニットとして診ています。
◆五十肩の3つの時期と、実際に院でしていること
●1)急性期(痛みがピークで夜も眠れない時期)
この時期、患者さんと話すと必ず聞くのが
「じっとしててもズキズキ」「寝返りで起きる」「肩の前が熱い感じ」
という言葉。
炎症が強いので、ここで無理に動かすと悪化します。
当院ではこの時期、
・アイシング(15分ほど)
・電気治療(低周波)
・鍼灸で深部の炎症コントロール
・超音波で組織の回復アシスト
を組み合わせています。
ある女性の患者さんは、「温めたら気持ちいい感じがするんです」と言われていましたが、触診すると熱感が強かったので冷やす方を提案。2〜3日で夜間痛がかなり落ち着き、「もっと早く来ればよかった」と笑って帰られました。
急性期のポイントは、
“やらない”ではなく“やりすぎない”。
これは毎日のようにお伝えしています。
ちなみに、この段階でも“肩甲骨だけはそっと動かす”ことが大切。完全に固めておくと、あとで関節包が縮んで動きが悪くなってしまうんです。
●2)拘縮期(肩が固まって動かない時期)
痛みは少し減るのに、動きがどんどん悪くなる時期です。
「エプロンが結べない」「背中に手が届かなくなった」
こういった訴えが多いですね。
当院では、
・関節包のクセを取るモビライゼーション
・肩甲骨の可動域アップ
・胸椎(背骨)の伸展を出す調整
・姿勢の改善
このあたりを集中的に行います。
ここで無理やり引っ張ると逆効果なので、力加減はかなり繊細。
患者さんと「ここは痛くないですか?」と確認しながら、ミリ単位で関節を滑らせていきます。
ある50代の女性は、最初来られた時、肩がまったく上がらず「もう一生このままですかね…」と本気で落ち込まれていましたが、胸椎の動きを出したら、腕が10〜20度くらいスッと上がりました。
「え、そんなことで上がるの?」と驚いていましたが、肩甲骨と背骨の連動ってそれくらい大事なんですよ。
●3)回復期(動きは戻ってきたが、まだスムーズじゃない時期)
この時期は痛みはだいぶ落ち着きますが、
「腕は上がるけど力が入らない」
「何となく引っかかる」
という声が多いです。
ここでは、
・ローテーターカフ(肩のインナーマッスル)
・肩甲骨まわりの安定筋
・体幹との連動
をトレーニングしていきます。
チューブトレーニングやストレッチポールの運動をご自宅でも続けてもらいますが、たった2週間くらいで肩の安定性が変わる方も多いです。
患者さんの中には「自宅でできるなら教えてよ」とよく言われるので、動きをスマホで撮影しながら説明することもあります。皆さん意外と楽しそうに取り組んでくれます。

◆なごみ鍼灸接骨院・御器所院が意識していること
当院の特徴をあえて“現場目線”で挙げるなら──
●① 鍼灸+矯正+手技の連携
肩の深い部分は鍼灸が効きやすいです。
逆に姿勢や骨盤は矯正のほうが早い。
そのため、痛み→可動域→姿勢改善を段階的に行います。
●② 肩だけ見ない
姿勢、胸郭、骨盤のゆがみを必ずチェック。
HP( https://nagomi-nagoya.net )でも書いていますが、肩は体のバランスの結果として痛みが出ることが多いんです。
●③ 生活・動作指導を細かく
・寝方
・スマホを見る姿勢
・重いものの持ち方
・ストレッチの頻度
など、毎回少しずつアドバイスします。
「こんなに教えてくれるの珍しい」と言われることもあります。
◆こんな方は、早めの来院がおすすめです
・夜間痛が強い
・整形外科でシップだけ出されたが不安
・数ヶ月たっても腕が上がらない
・仕事や家事に支障が出ている
・五十肩がクセになっていて再発が心配
五十肩は“自然に治る”と言われがちですが、実際は
1年以上痛みが長引く方もいます。
早めにケアすると、回復スピードも全然違います。
◆最後に
五十肩の方を診ていると、皆さん本当に生活が不便そうで、
「早く楽になってほしいな」と毎回思います。
ただ、毎日患者さんと一緒に丁寧にケアしていくと、
「久しぶりに仰向けで寝られたよ」
「洗濯物を干すのが楽になった」
そういう言葉をいただけて、私自身とても嬉しくなるんです。
もし今、五十肩で悩んでいるなら、
一度、当院に相談してみてください。
名古屋市昭和区・御器所駅すぐ
なごみ鍼灸接骨院 御器所院が
しっかりお手伝いします。

ブログ監修者: 川口哲平
コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!
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