五十肩(四十肩)の段階別の治し方|名古屋市昭和区御器所の接骨院

代表施術者:厚生労働省認可 柔道整復師 宮原雅彦

交通事故後の治療・リハビリも自信があります

2,000年創業の豊富な施術実績!名古屋市に5院展開!

五十肩(四十肩)の段階別の治し方|名古屋市昭和区御器所の接骨院

・目次

2025/08/04

名古屋市昭和区の御器所駅を降りて、商店街を少し歩いたところにあるなごみ鍼灸接骨院・御器所院です。いつも読んでくださってありがとうございます。
今日は、当院でも相談の多い「五十肩(四十肩)」について、私・高野が現場のリアルを交えながらお話します。

五十肩って、医学書では“肩関節周囲炎”なんて書かれていますが、実際はそんな難しい名前よりも、
「夜中にズキーンと痛くて眠れない」
「洗濯物を干す動作で肩が止まる」
という生活のしんどさが本質なんですよね。

ついこの前も、御器所にお住まいの50代の女性の方がこんなふうに言っていました。

「整形で“そのうち治りますよ”と言われたんだけど、
その“そのうち”が待てないんです…夜が痛くて。」

こんな声、本当に多いです。

■五十肩には“時期”がある

五十肩は、実は 3つのステージ を経過します。
これを知らずに「ストレッチすれば治るんでしょ?」とやると悪化します。

●炎症期(発症~2〜9ヶ月)

とにかく痛みが強い時期。
肩をちょっと動かしただけで「うっ…」と声が漏れる、あの状態です。

この時期、私は患者さんに必ずこう言います。

「無理して動かさなくていいですよ。今は“攻めるタイミング”じゃありません。」

炎症で熱がこもっているので、温めるのは逆効果です。
アイシングは、私自身も自宅で五十肩を経験したときに助けられました。

・氷嚢+タオルで15〜20分
・保冷剤は凍傷リスクがあるので使用NG

実際、炎症期に入浴中に肩をウリウリ揉んで悪化してしまった方、何人も見ています…。

 

●拘縮期(約4〜12ヶ月)

痛みが落ち着いてきたのに、肩がガチガチに固まり始める時期。
ここで初めて“動かす”療法が必要になります。

患者さんからはよく
「痛みが減ったのに、なぜ動かなくなるんですか?」
と聞かれますが、炎症が治っていく過程で関節包が縮むためです。

 

●回復期(5ヶ月〜2年)

勝手に楽になっていく時期ですが、“何もしないと回復が遅い”というのが現場の感覚です。
正しく使えば数ヶ月の差が出ます。

■炎症期は“なにもしない勇気”が大事

当院に来られる方の多くが、「YouTubeで見たストレッチをやってみた」というパターン。
でも、炎症期に伸ばすと悪化します。

●アイシングのポイント

✔ 氷水入りの氷嚢をタオルで包む
✔ 15〜20分
✔ 1日2〜4回

これだけですが、私が施術してきた感覚では夜間痛の軽減に一番効果があります

 

●やっちゃダメなもの

・熱いお風呂で肩を揉む
・カイロを貼る
・サウナ
・“ぐいっ”と引っ張るストレッチ

温めたい気持ち、すごくわかりますが…ここは我慢。

■拘縮期からが本番。「動かして治す」段階へ

さて、炎症期を抜けたあたりから、ようやくストレッチの出番です。
当院で実際に指導しているものを、現場のコツつきで紹介します。

① ペンデュラム(振り子)運動

これは本当によく使います。
当院でも施術後に患者さんにやってもらいますが、最初は皆さん「これでいいの?」と半信半疑。

でも、
“肩そのものを動かさずに、関節液の循環を促せる”
という意味で非常に優秀。

② 壁を使ったスライドストレッチ

“指で壁を歩かせる”あれです。
御器所院でも問診室の壁を使ってよく説明します。

コツは、
痛みで止まったところで5秒だけキープ
欲張らないのが大事。

 

③ タオルストレッチ

当院の患者さんに特に好評。
お風呂上がりにやると柔らかさが全然違います。

 

④ 肩甲骨のストレッチ

五十肩の方は、ほぼ全員が肩甲骨が固いです。
猫背・巻き肩がセットになっている人も多いですね(デスクワークの方に多い)。

肩甲骨を動かすと肩の軽さが全然違うので、私は施術でも最優先でアプローチします。

 

■病院での治療と組み合わせると効果が速い

整形外科でのリハビリや注射は、私も否定しません。
実際、当院でも併用している方は多いです。

・ステロイド注射で炎症を抑える
・リハビリで動きを習得
・物理療法で筋緊張を緩和

ただ、注射だけでは動きの悪さは戻りません。
結局は「どう使うか」が大事なんですね。

 

■生活習慣の改善も“意外と侮れない”

五十肩を何百人も診てきて思うのは、
姿勢・冷え・睡眠・ストレス
この4つが、意外にも肩に直結しているということ。

●姿勢

巻き肩は、ほぼ全員に見られます。
御器所のオフィス街で働く方は特に多いです。

 

●睡眠

横向きで痛い方の肩を下にして寝ると、一発で悪化します。

 

●冷え

冬場は痛みが強くなりがち。
東海地方は風が冷たいので、肩まわりの保温は本当に大事です。

 

■なごみ鍼灸接骨院・御器所院での五十肩治療

ここからは、私たちの治療の実際を少し紹介します。

●急性期

・電気(低周波)
・鍼灸
・超音波
これらを組み合わせて炎症を落ち着かせます。

よく患者さんに言われますが、
「鍼ってこんなに肩が軽くなるんですね」
という反応が非常に多いです。

 

●拘縮期

肩だけを揉んでも良くなりません。
姿勢・肩甲骨・骨盤まで調整します。

これは実際の経験ですが、
肩が上がらない方の多くに「反り腰」や「猫背」が隠れています。

●回復期

動作のクセを直さないと再発します。
私たちはここを特に大事にしていて、洗濯物の上げ方やバッグの持ち方まで指導します。

 

■施術の流れ

1.初診:検査(挙上角度・夜間痛・可動域を確認)
2.施術:電気+手技+鍼灸+矯正を状態に合わせて選択
3.セルフケア指導
4.経過のチェック

「ただ揉むだけ」の施術ではなく、根拠をもって進めていきます。

 

■最後に

五十肩は、放っておくと1〜2年続きます。
でも、正しい時期に正しいことをすれば、必ず改善します。

焦る必要はありません。
でも、放置もよくありません。

名古屋市昭和区・御器所周辺で五十肩でお困りの方は、
なごみ鍼灸接骨院・御器所院にご相談ください。

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ブログ監修者: 川口哲平

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