豪雨時の運転の注意事項!!
目次
2018/07/11
こんにちは!なごみグループの松下です。
先週は長雨が続き西日本では甚大な被害が出ました。
幸いなことに名古屋では雨が続いただけで済みましたが、皆さんの中には家族や親戚が西日本に住んでいて連絡を取った人も多いのではないでしょうか?
このブログでも幾度となく書いてきましたが、
交通事故を起こす確率は晴天時に比べて雨天時が遥かに高くなります。
しかし、住んでいるところや仕事の関係で豪雨の時でも、
どうしても車を運転せざるを得ない状況や雨で移動手段が限られてしまう為、車で移動しなければならなかった方も多かったと思います。
そこで今回は夕立や豪雨の時の運転で気を付けることをお話したいと思います。
安全な場所を走る
何よりもベストな行動は『豪雨の時には家から出ない』なのですが、例えば仕事やレジャーで車を使って外出中にゲリラ豪雨などでいきなり豪雨に見舞われた場合だとそうも言ってられません。
ひとまず、高架下や立体交差点のアンダーパスなど、地面より低い場所を走らないようにしてください。
こういった周囲よりも低い場所は雨が溜まって冠水しやすく、車が水没する恐れがあります。
たとえ遠回りになってもなるべく河川敷などから離れた地面よりも高い道を選んで運転してください。
万が一冠水した道路に侵入してしまった場合はスピードを落としてゆっくりとUターンするか、そのままスピードを落として進んでください。
あせって早く通り過ぎようとするほど巻き上げる水の量が多くなり、かえってエンジンに水が入りやすくなってしまいます。
基本的に乗用車ではJAFによる「冠水路走行テスト」において、
60cmの水位でエンジンが止まることが確認されています。
具体的な例を出せば、ラジエーターファンの先が水に触れた瞬間にエンジンは止まってしまうものと考えてください。
エンジンが止まってしまうと、すぐに水は浸水してきます。
電気系統もショートし、窓も開かなくなります。
また、ドアは半分くらいの高さまで水が来ると水圧で開かなくなります。
このような最悪の事態に備えて常にシートベルトを着るためのカッターや窓を割って脱出するためのハンマーなどは車に常備しておいてください。
スリップに注意しましょう!!
マンホールや横断歩道などの白線の上は雨が降ると滑りやすくなっています。
また、雨天時は道路に溜まった塵や埃が水たまりに浮かび上がってスリップしやすくなります。
更に、大雨や水たまりに突入した場合などでは水がタイヤの溝に入り込んで車体を浮かし、ブレーキを無効化する恐れもあります。
このような現象をハイドロプレーニング現象と呼び、雨の日のスリップ事故の原因としてもっともよく知られています。
本格的な夏に入り、晴れの日が多くなってきましたが、それだけに急な夕立などには十二分に気を付けて運転してください。