自賠責保険って何?
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2018/08/16
こんにちは。なごみ鍼灸接骨院の大屋です。
お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
帰省やお出かけでリフレッシュできた方や、お盆休みは関係なくお仕事だった方といろいろだと思います。
お盆休みは普段乗りなれない方が自動車を運転し、事故を起こしたり、巻き込まれたりしやすいです。
そこで、本日は、交通事故を起こしたときに聞いたことがある「自賠責保険」についてお話させていただきます。
自賠責保険って?
自賠責保険とは、「自動車損害賠償保障法」という法律で加入が義務付けられている自動車やバイクの保険で、正式名称を「自動車損害賠償責任保険」といいます。
事故が起こった場合の被害者の救済が目的の保険で、最低限の補償は自賠責保険から受けることができます。
自賠責保険はすべての車両に、加入が義務付けられており、強制保険とも言われます。
加入せずにクルマを運転することは法律で禁じられていて、自賠責保険の有効期間が切れている場合には、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、免許停止処分となるので注意が必要です。
また、自賠責の証明書をクルマに積んでいないと、それだけで30万円以下の罰金が科せられますので合わせて注意が必要です。
自賠責保険の加入・継続の手続きは、通常は新車購入時と車検更新時に行われ、保険料も合わせて納めます。
自賠責保険の適応範囲は?
自賠責保険の補償範囲は、対人保障に限られています。
基本的には、事故を起こしたクルマの保有者自身のケガなどには適用されず、クルマの損害や建造物(ガードレールなど)の損害などの物損事故も対象外です。
限度額を超えた時には加害者側が不足分を負担するか、任意保険でまかないます。??
自賠責保険で一番身近な保証は交通事故でケガをした時です。
その時の保証は120万円と決められています。
そして、ケガの慰謝料については、日額4,200円というが決まっており、自賠責の支払基準による慰謝料が全額払われるのは、傷害による損害の総額が自賠責内の120万円の範囲内である点には注意しましょう。
自賠責保険の支払い基準は
①入院日数と実際の通院日数の2倍の合計
②総治療期間
のいずれか少ない方を対象日数として計算するといわれています。
そして、事故の怪我で精神的に苦しんでいても、入院や通院をしていなければ慰謝料はもらえませんので注意してください。
このように、交通事故を起こした際に、身体的・精神的に苦しんだ時に最低限の保証が受けれる仕組みがありますが、事故を起こしてもなかなか理解するのが難しかったり、面倒くさくてそのまま放置してしまっている方もいると聞きます。
なごみ鍼灸接骨院は交通事故専門院として認定を受けており、このような手続きも代わって行っておりますので、万が一事故を起こしてしまった際は、ぜひ一度ご相談ください。