膝痛の原因
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2018/10/16
こんにちは、なごみ鍼灸接骨院の奥村です。今回は膝痛についてお話しさせていただきます。
膝は身体の体重を支える重要な役割をおこなっています。立つ、歩く、走る、膝を伸ばしたり曲げたりする動作など日常当たり前のように行う動作ですが膝には相当の負担がかかります。膝は大変故障しやすい部位といえます。
膝が痛くなる原因
膝に痛みをもたらす原因は大きく3つに分けられます。
・外傷・・・ 事故などによる骨折、半月板や靭帯の損傷。
・炎症・・・ 慢性関節リウマチや化膿性関節炎などによる炎症。
・老化・・・ 膝の軟骨や骨が老化して体重を支えきれなくなり関節が変形して炎症を起こす。(変形性膝関節症)
特に多いのは
変形性膝関節症
膝の痛みで治療を受けている人の大多数が変形性膝関節症となっています。
加齢とともに膝の軟骨が少しずつ衰え弾力を失っていきます。その状態で激しい運動や体重増加などによって強い負担がかかると軟骨がすり減っていき骨と骨が直接ぶつかりあうようになるので痛みが起こります。
変形性膝関節症になりやすい人
・50歳以上・・・年齢が高くなるほど変形性膝関節症になる可能性は高くなます。
・女性・・・男性よりも筋肉が弱いため、閉経後女性ホルモンの影響も考えられる。
・肥満・・・体重の重い人はその分膝への負担がかかり軟骨がすり減りやすくなる。
・体質・・・極端にO脚の人。
日常生活でできる予防・治療
・太り過ぎない。
・長時間歩かない。ふだん運動をしていない人が長い間歩くと膝の軟骨が壊れやすくすり減りやすい。
・杖を使って歩く。階段の上り下りの際には手すりを使うようにしましょう。
・膝の体操を行う。膝を使わないでいると筋肉や靭帯が弱くなったり固くなったりして関節を動かす力が弱まり痛みが増してきます。
適度な運動を行うことによって膝の組織の新陳代謝を活性化し病気の進行を抑えます。
・特に膝に熱がある場合、冷やす。膝に水がたまっている場合アイシングなどで30分くらい冷やして下さい。
・温める。毎日お風呂の湯船にゆっくり入る温湿布などで温めると血流が上がり痛みを和らげるのに大変効果的です。
膝の水はどうしてたまるのか?
膝を故障しているときに膝に水がたまることを聞く事がよくありますがこの水とは関節液のことです。関節液は関節包から分泌され通常は1cc以下に保たれていますが膝関節に炎症が起こると炎症を抑えるために関節液の分泌量が増えます。関節液にはヒアルロン酸という炎症を抑える効果のある成分が含まれています。関節液が増えると関節包が引き伸ばされて膝に痛みが生じてきます。これが膝に水がたまる状態です。
なごみでの治療
骨盤矯正で身体のバランスを整え痛みの出にくい身体を作ります。局所治療では、微弱電気、超音波治療、鍼灸治療で深部に刺激を入れて血流を上げ回復力アップで痛みを緩和させていきます。継続治療をお薦めします。