交通事故で最も多い後遺症『むち打ち症』のアレコレ
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2018/10/24
こんにちは!なごみグループの松下です。
10月も後半に差し掛かり、だいぶ気温も下がってきましたね?
皆さん衣替えは終わりましたか?
今回は交通事故の後遺症で最も多い『むち打ち症』について詳しくお話していこうと思います。
『むち打ち症』とは?
『むち打ち症』とは交通事故等で大きな衝撃が首にかかったことで起こる頸部の捻挫の総称を呼びます。
傷害した部位や発生する症状でタイプが分かれますが、おおむね以下の症状が表れます。
・首から肩、腕にかけての痛みやしびれ
・頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気がする。
・集中力がなくなる
・長期間症状が持続する
等が一般的です。
人間の頭は大体ボーリングの玉ぐらいの重さを持つといわれています。
車の衝突や急停止などで急激に首がしなると頭部の重さで首に大きな負荷がかかり、首を通る神経や筋肉が傷ついて症状を起こすのです。
また首には脳からの重要な欠陥や神経が多いのでこれらが傷つくと痛みが長期にわたって続いてしまうのです。
また、むち打ち症の症状は事故直後すぐに発生することが少なく、ある程度時間がたってから現れることが多いので受診が遅くなり後遺症と認定されなかったというトラブルも起こっています。
『むち打ち症』の治療はどこでする?
?
まず、痛みのあるなしにかかわらず、交通事故に遭った場合は病院で診てもらいましょう。
基本的には整形外科さんで診断する方がいいでしょう。
レントゲンやMRI検査で脊柱や神経、血管の異常を確認しましょう。
また、医師の診断書がないと整骨院や接骨院での保険治療ができないので接骨院での治療を考える場合は必ず書いてもらうようにしましょう。
交通事故の治療は病院と接骨院の併用が可能です。
法律で定められた規定により、医師の診断のもとで病院と接骨院での両方で治療が可能となっています。
病院で検査や痛み止めの薬の処方をしてもらい、接骨院でマッサージや超音波治療などを並行して行うことで症状がより早く治ることがあります。
病院だけでは痛みが引かないという方は担当医とのご相談のうえで接骨院の治療をご検討ください。
保険が打ち切られる場合とは?
交通事故でむち打ち症になった患者さんが抱えるトラブルで多いのは、「治療費を途中で打ち切られてしまう」問題です。事故後、しばらくは、相手の保険会社が治療費を支払ってくれるのですが、通院期間が長くなると、支払いを打ち切られてしまうことがあります。
通院日数が少なかったり、医師の診断書がなかったりすると上記のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
基本的に症状が完治するまでは保険料を支払う義務が保険会社さんにはありますので保険会社から上記のような連絡があった場合、医師や弁護士にご相談してください。