ぎっくり腰の原因となる筋肉はこれ!!
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2021/07/15
名古屋市守山区小幡にあります、なごみ針灸整骨院の松岡です。
本日はぎっくり腰と関連する筋肉について説明していきます。
腰痛持ちの方は特に注意したいぎっくり腰のお話しですので、ぜひご覧ください。
【そもそもぎっくり腰とは?】
ぎっくり腰は実は正式名称ではなく俗称で、本当の名前は急性腰痛症といい、名前の通り急に腰の部分に痛みが現れた腰痛全般の事を言い表します。
初期は痛みの原因となった動作を行うと激しい痛みが伴い、歩く事や姿勢を変える事も難しくなります。
その後は1〜2週間で痛みが落ち着いていき、徐々に回復していくのが一般的です。
ーぎっくり腰の特徴ー
いくつかの病気などは予兆や初期症状などがあり、そこから生活場面での支障に気付くことで治療行為につながって重症化を防ぐ、もしくは回避する事が出来ます。
しかし、ぎっくり腰は予兆などはあまり無く、突然に症状が発症します。
よく「ぎっくり腰は癖になる」と、多くの方々に言われますが
実は慢性化しやすく2度、3度とぎっくり腰を繰り返し、それがキッカケで更に癖になっていき痛みが悪化する事も少なくないです。
【なぜぎっくり腰になるのか】
ぎっくり腰の原因は、
・腰部に負担のかかりやすい動作が多い生活習慣がある
・体幹部の筋力が弱い
・体幹部・下肢の筋力、柔軟性の低さ
・急激な動作
などと言われていますが、主たる要因について科学的な論拠を求めるのは未だ困難と言われています。
『顔を洗って鏡を見ようと動こうとした際に腰に激痛が出て動けなくなった』というケースもあるくらい、これといって強い負担をかけたことがなくても急性腰痛症は発症します。
そもそも『腰痛』は症状であり、明確な原因のある腰痛を
・特異的腰痛
明確な原因のない腰痛を
・非特異的腰痛
と言います。
腰痛は腰部の周囲にある組織(筋肉・神経・骨・靭帯・椎間板など)がさまざまな外傷・疾患によって損傷を受けることによって生じてます。
ぎっくり腰で痛めてしまう事がないよう、簡単で効果的なストレッチが幾つかありますが、今回その一つをご紹介します。
急性腰痛になりやすい人の多くが大腰筋と言われる股関節を曲げるための筋肉の柔軟性が低下があると言われています。大腰筋は以下の画像のように、腰椎から骨盤・股関節を介して大腿骨についています。
この大腰筋の柔軟性の回復に貢献するストレッチが“ニーアップストレッチ”
仰向けになって両手で膝を胸まで近づけていくような状態を作ります。もう片方を地面の方向へと押し付けるように力を入れることで、抱えている方の下肢の反対側の大腰筋が伸ばされます。背中が反らないよう床に肩甲骨をつけた姿勢をとることがポイントです。
この姿勢でゆっくりと10秒〜20秒間ほど維持していただいき、反対側の足も行ってください。
伸ばす方の足をベッドから出して下ろした状態を作り、反対側の膝を曲げた状態で維持していきますと、さらに大腰筋を伸ばす事が出来ますのでお試し下さい。
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院ではこの大腰筋や腸骨筋といったインナーマッスルを手技によるアプローチで柔軟性を高めることも行います。お悩みの方は一度ご相談下さい。