整体でも私の腰痛は施術できますか??
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2021/07/26
名古屋市昭和区御器所にあります、なごみ鍼灸接骨院御器所院の川口です。
最近は暑い日が続いていますね。
外に出てもうだるような暑さの為、外出したくない人も多いと思います。
室内にいても熱中症を発症してしまう事がありますので、室温・湿度の管理は十分に気を付けてください。
さて、今日は、高齢者に多い腰痛をお話させていただきます。
名古屋市昭和区御器所のなごみ鍼灸接骨院には、
「私の腰痛は整体を受けても大丈夫ですか?」
と、ご質問を受ける事があります。
そのご質問の参考になればと思います。
高齢者に多い腰痛の種類
若年者に多い腰痛は、いわゆる「ぎっくり腰」と言われる、急性なものが多いのに対し、高齢者に多い腰痛は「変形性脊椎症」「腰部脊柱管狭窄症」「脊椎圧迫骨折」です。
しかし、高齢者に「ぎっくり腰」が起きないわけではないので、注意してください。
まず、「変形性脊椎症」とは、加齢に伴い、背骨が変形してしまう事です。
主な症状は、背骨の可動域が制限され、姿勢が悪い方に変形してしまい、筋肉の緊張が亢進してしまい、痛みを発生させてしまいます。
朝方に痛みが強く、日中体を動かしているうちに痛みが軽減していく傾向がありますので、注意が必要です。
「腰部脊柱管狭窄症」とは、背骨のなかにある神経の通り道が何かしらの影響(ヘルニアや関節部・靭帯の肥厚など)で狭くなり、お尻や足にシビレ・痛みを起こしてしまいます。
ある程度歩くと痛みやシビレが出現し前かがみで少し休憩すると症状が回復し再び歩き出せるようになるのが特徴です。
「脊椎圧迫骨折」とは、加齢に伴い、骨密度が低下することにより、転倒した際のしりもち・くしゃみ・咳など軽い衝撃でも起きてしまう骨折です。
この骨折は背骨の椎体と呼ばれる所がつぶれる形になるのでそのままにしておくと背骨が曲がった状態になってしまいますので注意が必要です。
また、重度の場合には「腰部脊柱管狭窄症」を合併してしまう事もあります。
その他にも、内臓系の疾患で特に、膵臓や腎臓などの疾患があると、腰に痛みを伴いますので注意が必要です。
このように高齢者の腰痛は色々ありますが、高齢者の特徴として自覚症状が弱く、痛みもあまり強くないという特徴があり、そのため意外とそのまま放置してしまっている方が多いです。
そして、このような腰痛には「骨粗鬆症」が隠れていることが多いです。
「骨粗鬆症」とは、骨に含まれているカルシウムがどんどん減少していき、骨が脆くなり以前ならなんでもない衝撃でも、簡単に骨折してしまい、特に女性に起きやすいとされていますが、男性でも「骨粗鬆症」は起きるので注意が必要です。
このような疾患は整体で施術できるのか?
どの疾患でも、施術できるかどうかは、その時の状態によるところが大きいです。
一概に施術できる、できないの判断はできませんので、一番は実際にみさせていただき、判断させていただくことです。
名古屋市昭和区御器所のなごみ鍼灸接骨院御器所院では、問診・触診を行い、どの腰痛かしっかりと鑑別し、症状に合わせた施術を行っていきますので、腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。