足の指の痛み!付け根の痛み!外反母趾
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2022/02/09
名古屋市守山区小幡にあります、なごみ鍼灸整骨院の松岡です。
ふと気が付くと、足の親指が痛いなんてことはありませんか?
その症状、もしかしたら外反母趾かもしれません。
外反母趾とは
足の親指が小指側に変形し、「くの字」になる状態をいいます。主な原因は、合わない靴や土踏まずのアーチ機能の低下にあります。特に、ハイヒールによって外反母趾を生じる女性が急増しています。その他、関節リウマチの合併症としても外反母趾を生じる場合があります。進行すると、普通の靴でも違和感を生じ、歩くだけで痛みがでるようになります。
外反母趾とは、母趾(おやゆび)が外反する(小指側に曲がる)病態ですが、同時に第1中足骨が内反(内側に広がる)しています。この第1中足骨の内反が外反母趾変形の始まりと考えられています。中足骨が内反する一方で、母趾は逆に靴の先により外側に押し曲げられます。それと同時に母趾内転筋に引っ張られることにより付け根でねじれながら「くの字」に曲がってしまいます。
足のアーチ(土踏まず)は・・・
足のアーチは縦に内側、外側と横にあります。
大きな役割としては・・・
① 接地時の衝撃緩和
② 次の一歩を踏み出す動力
③ バランス能力向上 があります。
① 歩行の際地に足が着いた時に衝撃を和らげ、膝や腰にかかる負荷を軽減する作用です。
② 踵接地時に足趾が上がることで、次に地面を蹴り出す原動力に変わる足底筋膜の巻き上げ機構です。
③ 赤ちゃんが立ち上がれる様になった時に、足趾で必死に地面を掴むのをイメージしていただくと分かるように、バランスを取る為には欠かせないものです。
足底の痛みの予防としては・・・
① 足関節の柔軟性を高める
② 下腿部の柔軟性を高める(アキレス腱伸ばし)
③ 足指で物を掴めるようにニギニギ運動
④ 体重の増加を防ぐ
アーチの低下や痛みをほかっておくと・・・
運動不足により、足のアーチの低下が原因で外反母趾、内反小趾や足底筋膜炎など二次的な不調に繋がる可能性もあります。また、足のむくみやこむら返りを引き起こすきっかけにもなりえます。
足は全体重が乗る土台になります。足指が働かないと重心が踵側に乗りやすく骨盤も後傾してしまいます。骨盤が後傾すると姿勢不良により肩や腰にも不調が出やすくなります。
足の不調こそしっかりケアをして行きましょう。
足の痛みや悩みのある方は一度なごみ針灸整骨院にご相談下さい。