腰痛ベルトの効果と使うべきタイミングとは?|なごみ鍼灸接骨院御器所院
目次
2025/05/26
腰痛ベルト、正しく使わないと逆効果って知っていました?
名古屋の御器所で整骨院をやっていると、
「先生、腰痛ベルトってずっとつけてても大丈夫ですか?」
という質問を本当によく受けます。
待合で患者さん同士が
「私は寝るときも巻いてるよ〜」
「いやいや、それダメらしいよ」
なんて話しながら雑誌をめくっている姿も見かけます。
…正直、聞いていてヒヤッとすることもあります。
便利なアイテムだけど、使い方を間違えると腰痛を長引かせる“諸刃の剣”なんですよ。
今日は、僕が なごみ鍼灸接骨院 御器所院 の現場で患者さんにいつもお伝えしている
「腰痛ベルトとの付き合い方」を、実体験ベースで話していきますね。

■腰痛ベルトは“使うべきときだけ”頼る道具
腰痛ベルトの役割を一言でいうと、
腰を固定して、動かしたときの痛みを減らす補助具 です。
たとえば、現場仕事の方や介護職の方のように
「重いものを持つ瞬間に痛みが出る」
というケースでは、間違いなく力になります。
実際、僕の患者さんで運送業の50代男性は
「荷物の積み下ろしのときだけ巻くようにしたら、午後の痛みが全然違う」
と話していました。
逆に、
“ずっと巻きっぱなし” は NG。
理由は後で話しますが、筋肉がサボってしまうからなんです。
■実際に院で伝えている「正しい使い方」
① 痛みが強いとき・負担がかかる動作をするときだけ使う
患者さんに話すときは、いつもこう伝えています。
「ベルトは“杖”と同じ扱いですよ」と。
必要なときだけ使う。
必要がなくなってきたら外す。
この考え方が一番安全です。
✔ 重い物を持つ
✔ 長時間立つ
✔ 長時間車を運転する
✔ ぎっくり腰の初期
こういう時期には役立ちます。
逆に、何もしていないときの“常用”は腰が弱ります。
② 長時間つけっぱなしにしない
院でもよくあるのが、
「朝から夕方まで巻いて仕事して、そのまま夕飯の準備、気づいたら夜まで…」
というパターン。
これ、筋肉が本当に働かなくなります。
実際、検査で腹圧(お腹の硬さ)をチェックすると、
長期間ベルトを使ってきた人は “力の入り方が弱い” ことが多いんです。
腰痛の再発を防ぐには、
自分の筋肉で支える力(特に腹横筋)が絶対必要。
ベルトは“代わりに支えてくれるけど、育ててはくれない”んです。
③ 装着位置は「骨盤のてっぺん」を基準にする
施術中にもよくある光景ですが、
ベルトを巻く位置が高すぎたり低すぎたりする人がめちゃくちゃ多い。
「そこ肋骨ですよ…!」
と心の中でツッコミながら位置を直すこともしょっちゅうです。
正しい位置は、
ベルトの上端が腰骨(上前腸骨棘)の少し上。
下端が骨盤のラインをかぶるくらい。
ここを支えないと意味がありません。
■腰痛ベルトの注意点(現場でも必ず伝える部分)
◆① 長期間の常用はNG
長期間使用の弊害は本当に多いです。
専門的に言うと、「筋抑制」が起きます。
実際、筋力検査をすると、
ベルト常用者の腹横筋・多裂筋は弱っていることが多い。
臨床経験上、
ベルトをやめたら腰痛が改善した
という人は珍しくありません。
◆② “使わない方がいいタイミング”もある
軽い日常動作では外すべきです。
ベルトに頼っていると、体が正しい姿勢を覚えなくなるからです。
特にデスクワーク中の常用は逆効果です。
座っているときは腰を動かさないので、
筋肉を固定しすぎて逆に固まります。
◆③ 症状に合ったベルトを選ぶこと
現場でよく見るのが「合わないベルト問題」。
産後女性が普通の腰痛ベルトを巻いていたり、
高齢者の方が硬すぎるものを使っていたり。
ちゃんと体に合ったものを使わないと、逆に悪化します。
■腰痛ベルトを“ずっと使い続ける”とどうなるか
これは現場の感覚としてはっきり言えます。
◆1. 筋力が落ちる
特にインナーマッスル(腹横筋・多裂筋)が弱ります。
ベルト依存の方はここが働きにくい。
数年単位で巻き続けている人ほど落ちやすい。

◆2. 姿勢が悪くなる
支える感覚が鈍くなり、
「ベルトありきの姿勢」が癖になります。
実際、外した瞬間に
「腰がスカスカする」と言う人は、これが原因。
◆3. 血流が悪くなる
きつく巻きすぎると冷えやむくみまで出る時があります。
女性の患者さんで、
「巻くと下腹部だけ冷える」
と言われたこともありました。
■当院(御器所院)で実際に行っている腰痛ケア
ここからは、実際に院で提供している施術を
“現場の空気感”を交えて紹介します。
◆1. 骨盤矯正(ソフトで、戻りにくいタイプ)
当院の矯正はバキバキ鳴らすタイプではありません。
検査で骨盤の傾き・捻れを確認しながら、
必要な方向だけにスッと調整します。
施術中、よくこんな会話になります。
僕「ここちょっと傾いてますね」
患者さん「えっ…自覚なかったです」
骨盤は“体の土台”なので、ここが崩れると
腰椎、股関節、膝まで影響してきます。
矯正後に
「足が軽くなった気がする」
と言う方はけっこう多いです。
◆2. EMS(寝たままインナーマッスル強化)
これは、ベルト常用で弱った筋肉を鍛える時に使うことが多いです。
10分ほど寝ているだけで、
腹横筋が勝手に動いてくれるのでラク。
筋肉が育ってくると、
「ベルトなくても動ける気がします」
と嬉しそうに言ってくれる方が増えます。

◆3. 鍼灸(深部の筋緊張に効く)
特に慢性腰痛に強いです。
ベッドにうつ伏せになってもらって、
硬いポイントに細い鍼をスッと入れる。
「思ったより全然痛くないんですね」
と驚かれることが多いです。
深部の血流が改善すると、腰が温かくなるんですよ。

■初診の流れはこんな感じ
御器所院では、初診の日は30〜40分ほどかけます。
・姿勢分析
・触診
・可動域検査
・生活習慣のヒアリング
・ベルトを使うタイミングの確認
ここまで丁寧に見てから施術方針を立てています。
「こんなに見てもらったの初めてです」
と言われることが多いですね。
■腰痛ベルトに頼りすぎないためのセルフケア
これも患者さんに必ず伝えます。
●ハムストリングスのストレッチ
太ももの裏が硬いと骨盤が後ろに傾く。
●ドローイン
腹横筋を使う呼吸法。
ベルト卒業に欠かせません。
●キャット&カウ
背骨を柔らかくする王道エクササイズ。
どれも5分あればできます。
■腰痛に悩むあなたへ
腰痛は我慢すればするほど長引きます。
そして、腰痛ベルトは「使い続ければ良い」というものではありません。
大切なのは、
“必要な時だけ頼る”
“自分の筋肉を育てる”
この2つです。
そのバランスを一緒に見つけていくのが、僕ら整骨院の役目です。
御器所駅の近くにある
なごみ鍼灸接骨院 御器所院 は、
初めての方でも話しやすい雰囲気なので、
「ベルトをやめたいけど不安で…」
という方も気軽に相談してくださいね。

ブログ監修者: 川口哲平
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