肩こりに有効なツボとセルフケア方法|昭和区吹上なごみ鍼灸接骨院
目次
2025/06/12
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。
デスクワークやスマートフォンの使用が日常となった現代、
多くの人が慢性的な「肩こり」に悩まされています。
特に30代〜50代の働き盛りの方や、家事・育児で
忙しい方に多く見られます。
肩こりは放っておくと頭痛や吐き気、集中力の低下など
にもつながり、生活の質を大きく下げてしまいます。
この記事では、肩こりを和らげる「ツボ押し」と
「セルフケア」について、詳しく解説します。

肩こりの主な原因|なぜ肩がこるのか?
肩こりは現代人に非常に多い不調ですが、その原因は1つ
ではありません。日常の生活習慣や環境、心身の状態など
が複雑に絡み合って発症します。
ここでは、特に肩こりを引き起こしやすい4つの代表的な
原因について詳しく解説します。
1. 姿勢の乱れ|スマホ首・猫背が肩こりを招く
私たちの体は本来、背骨が自然なS字カーブを描くことで
頭の重さ(約5kg)を支えています。
しかし、デスクワークやスマートフォンの長時間使用により
「前かがみ」や「猫背」などの悪い姿勢が習慣化すると、
このバランスが崩れ、肩や首への負担が大きくなります。
よくある姿勢の例
・ストレートネック:
首の自然な湾曲が失われ、頭が前に突き出した状態。
現代人に非常に多く、首・肩に大きな負担をかけます。
・巻き肩:
肩が内側に巻き込まれ、胸が閉じた姿勢。
肩甲骨の可動域が狭まり、肩の筋肉が硬直します。
・前傾姿勢:
座っているときに骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなる
ことで、首と肩にかかる負荷が増加。
姿勢による肩こりのメカニズム
悪い姿勢 → 筋肉の緊張・血流不良 → 老廃物の蓄積
→ 痛みやこりの発生
対策
・デスクワーク時はモニターの高さやイスの座り方を調整
・1時間に1回は立ち上がってストレッチ
・姿勢矯正グッズや、プロによる姿勢矯正も有効
2. 筋肉疲労と血行不良|使いすぎても動かなすぎても起こる
血行不良が原因で起こる肩こりは、筋肉を「使いすぎた場合」
も「動かさなさすぎた場合」も発生します。
どちらも筋肉に負荷がかかり、血流が悪くなることで酸素や
栄養が行き届かなくなり、老廃物(疲労物質)が溜まって
炎症や痛みを引き起こします。
よくある原因
・長時間同じ姿勢での作業(PC作業・運転・勉強)
・過度な力仕事や荷物の持ち運び
・スポーツによる筋疲労の蓄積
血流不良が引き起こす症状
・筋肉の張りや硬直
・「重だるさ」「こわばり」「痛み」などの自覚症状
・疲労回復の遅延
対策
・肩甲骨周りをほぐす体操やストレッチを日課に
・ホットパックやお風呂で温めることで血行改善
・鍼灸やマッサージで血流を根本から改善するのも有効
3. ストレスや精神的な緊張|自律神経と肩こりの深い関係
実は、精神的ストレスも肩こりの大きな原因のひとつです。
イライラや緊張が続くと、自律神経のうち「交感神経」が
優位になり、身体は常に“戦闘モード”になります。
この状態では筋肉が緊張しやすく、特に肩や首まわりに
その影響が現れます。
ストレスが引き起こす体の変化
・筋肉の緊張(無意識に肩が上がっている)
・血管収縮による血行不良
・呼吸が浅くなり、酸素供給が低下
肩こりに表れやすいストレスサイン
・肩の張りに加え、頭痛・不眠・集中力の低下を感じる
・深呼吸がしづらい
・肩を無意識にすくめていることが多い
対策
・深呼吸や瞑想(マインドフルネス)で副交感神経を優位に
・鍼灸による自律神経の調整
・適度な運動でストレス発散と血行促進
4. 運動不足|筋肉が衰えると、肩こりは悪化する
現代人の多くは運動量が不足しており、それが肩こりの
一因にもなっています。
特に肩甲骨周囲の筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋など)は日常動作
ではあまり使われないため、意識して動かさないと
どんどん硬くなってしまいます。
筋肉の衰えが引き起こす肩こりの悪循環
運動不足 → 筋力低下・柔軟性低下 → 血流が悪くなる →
肩こり発生 → 動くのが億劫になる → さらに運動不足……
特に注意が必要な人
・在宅ワークで外出が減った方
・車移動が多く、歩く機会が少ない方
・高齢者や産後の方で筋力が落ちている方
対策
・ラジオ体操やウォーキングなどの軽運動を習慣化
・肩甲骨まわりを積極的に動かすエクササイズ
・ストレッチポールやゴムバンドなどのツールも活用
肩こりの原因は「姿勢の乱れ」「筋肉疲労・血行不良」
「ストレス」「運動不足」の4つに大別されますが、
それぞれが複雑に絡み合っているのが現実です。
自分の肩こりのタイプや生活習慣を見直し、
適切なセルフケアや専門施術を取り入れることが、
根本的な改善への近道です。

肩こりに効果的なツボ5選|東洋医学の力を活用
ツボ(経穴)は、東洋医学で体のエネルギーの流れ
=「気(き)」を整えるための重要なポイントです。
肩こりに効く代表的なツボを5つご紹介します。
1. 肩井(けんせい)|即効性のある有名ツボ
・場所:
肩の一番高いところ。首のつけ根と肩先の中間あたり。
・効果:
血流を促進し、肩こり・首こりの即効的な改善に。
・押し方:
親指や人差し指でゆっくりと圧をかけ、10秒×3回程度繰り返します。
2. 天柱(てんちゅう)|首からくる肩こりに
・場所:
首の後ろ、髪の生え際の左右両側。太い筋肉(僧帽筋)の外側。
・効果:
頭痛・眼精疲労の軽減にも効果。緊張型肩こりに特におすすめ。
・押し方:
中指や親指で円を描くようにマッサージするのがポイント。
3. 風池(ふうち)|頭痛・肩こり・目の疲れにも
・場所:
天柱の少し外側。耳の後ろのくぼみと後頭部の中間。
・効果:
自律神経のバランスを整える効果もあり。
・押し方:
中指で左右同時に押し込むように刺激します。
4. 曲垣(きょくえん)|肩甲骨周辺のこりに
・場所:
肩甲骨の上角あたり。肩の背中側。
・効果:
肩甲骨の動きが悪いと感じたときに効果的。
・押し方:
指で届きにくい場合はテニスボールを壁との間に挟んで刺激。
5. 合谷(ごうこく)|肩だけでなく全身のこりに
・場所:
手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたり。
・効果:
全身の気血の流れを整える万能ツボ。
・押し方:
反対の親指で強めに5秒間圧迫し、離すを数回繰り返す。

自宅でできる簡単ケア方法
1. 姿勢の見直しと環境整備
・パソコンの高さ:
画面の上端が目線の高さに来るように調整。
・イスの座り方:
深く腰掛け、骨盤を立てる。足裏はしっかり床につける。
2. 肩ストレッチ(1日3分でもOK!)
・肩回し運動:
前後にゆっくり10回ずつ回す。
・首の傾けストレッチ:
耳を肩につけるように左右にゆっくり傾け、筋を伸ばす。
3. 温熱療法(ホットタオル・温湿布)
温かいタオルを肩に乗せるだけでも血行が
促進され、筋肉が緩みやすくなります。
入浴時に湯船で肩まで浸かるのも効果的です。
4. 呼吸法・マインドフルネス
深呼吸をゆっくり5〜10回行うことで自律神経が整い、
肩周りの筋肉も緩みます。

放っておくと危険!慢性化する肩こりのリスク
肩こりを「ただの疲れ」と軽視していると、実は思わぬ
体調不良につながることがあります。
慢性的に肩の筋肉が緊張した状態が続くと、
全身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、慢性肩こりによって引き起こされる代表的な
4つの健康リスクについて詳しく解説します。
1. 緊張型頭痛|肩こりから始まる“締めつけるような痛み”
肩こりと非常に関係が深いのが「緊張型頭痛」です。
特徴
・後頭部〜こめかみあたりがギューっと締めつけられるように痛む
・頭が重い・だるいといった症状が毎日のように続く
・痛みは鈍く、数時間〜数日続くことも
原因
肩や首まわりの筋肉が緊張し、筋肉内の血流が悪化して発症。
筋肉が酸欠状態になることで「発痛物質」が分泌され、
神経を刺激して頭痛が起こります。
対策
温める・ストレッチする・鍼灸治療で筋肉の緊張を
ほぐすことで改善が見込めます。
2. 自律神経失調症|肩こりが引き金となる全身の不調
慢性肩こりが続くと、身体のバランスを司る「自律神経」
にまで悪影響を及ぼす可能性があります。
主な症状
・めまい、動悸、息切れ
・胃腸の不調(便秘や下痢)
・不眠、過度な緊張、イライラ
・朝起きられない、やる気が出ない
メカニズム
肩こりによる慢性的なストレス刺激が交感神経を常に優位な
状態にしてしまい、副交感神経とのバランスが崩れます。
結果として、自律神経が乱れ、心身に様々な影響が出ます。
対策
ツボ刺激や深呼吸、マインドフルネス、鍼灸での
自律神経調整などが効果的です。
3. 頸椎症や五十肩の誘発|構造的なトラブルへ発展する恐れ
慢性的な肩こりは、筋肉だけでなく骨や関節、
神経にも悪影響を及ぼします。
頸椎症とは
加齢や姿勢の悪さによって、首の骨(頸椎)が変形し、
神経を圧迫する疾患です。
・肩こり・首こりに加えて、腕のしびれや脱力感
・悪化すると手の細かい動きができなくなることも
五十肩(肩関節周囲炎)とは
肩関節の炎症により、激しい痛みと可動域制限を起こす
疾患です。慢性の肩こりによる血流不全や筋緊張が、
五十肩の発症リスクを高めると考えられています。
対策
正しい姿勢・運動習慣・早めの医療機関受診が重要です。
当院でも、頸椎症や五十肩予防の施術を行っています。
4. 集中力の低下やイライラ
肩こりが長く続くと、仕事の効率が落ちたり、感情面でも
不安定になりやすくなります。
影響例
・肩の痛みや重さが気になって仕事に集中できない
・睡眠の質が下がり、朝からだるい
・常に疲れていて、些細なことでイライラしてしまう
心理的な悪循環
肩こり → ストレス増加 → 自律神経の乱れ
→ さらに肩こり悪化といった悪循環に陥りやすいです。
対策
定期的なセルフケア、適度な運動、リラクゼーション、
ツボ刺激で心身のリセットを行いましょう。
肩こりは「身体の警告サイン」
肩こりは、単なる筋肉の疲労ではなく、「生活習慣の乱れ」
や「心身のストレス」を知らせるサインでもあります。
放置することで、身体全体に悪影響を及ぼす可能性が
あるため、できるだけ早く対策を行うことが大切です。

なごみ鍼灸接骨院 吹上院の肩こりケア
名古屋市昭和区にある「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」では、
肩こりの根本改善を目的とした施術を行っています。
主な施術内容
鍼灸治療:
ツボを正確に刺激し、血行改善と自律神経の調整を行います。
手技療法・筋膜リリース:
筋肉や筋膜の硬直をやわらげ、動きを取り戻します。
姿勢改善指導・ストレッチ指導:
セルフケアも含めた総合的なアプローチ。
こんな方におすすめ
-
肩こりが長年治らない
-
頭痛や眼精疲労も同時にある
-
姿勢が悪いと自覚している
-
鍼灸に興味があるが初めてで不安
当院では、初回予約優先制ですので、
気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ|日々のケアとツボ押しで肩こり予防を
肩こりは、毎日の習慣や姿勢が大きく影響しています。
「ツボ押し」や「ストレッチ」「温め」などのセルフケアを
継続することで、痛みやこりを軽減することが可能です。
また、症状が重い場合や長引く場合は、鍼灸や専門的な
治療を受けるのも選択肢の一つです。
ブログ監修者: 川口哲平
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