肩こりにツボ押しが効果的な理由とは?
目次
2025/06/12
【専門家が本音で話す】肩こりとツボ押しの話|御器所の整骨院から
名古屋市昭和区、御器所駅から歩いてすぐの
なごみ鍼灸接骨院・御器所院の高野です。
寒くなってくると、肩こりで来院される方が一気に増えます。
受付に入ってきて第一声が「先生、肩パンパンで頭まで痛いです…」なんてこと、珍しくありません。
そんな中で、患者さんによく聞かれるのが
「ツボ押しって本当に効くんですか?」
という質問です。
今日は、現場で日々肩こり患者さんと向き合っている立場から、
ツボ押しがなぜ効くのか、どこを押せばいいのか、そしてセルフケアでは届かない部分の話まで、ざっくり・正直に書いていきます。
■ 肩こりの原因、実際は“ひとつじゃない”
毎日見ていると「肩こり」と一言で言ってもタイプが本当にバラバラです。
デスクワークの女性(30代)なんかは、
背中から肩にかけてガチガチ。
触る前から「絶対これ猫背から来てるよね」と分かるケース。
一方で、営業で車移動が多い40代の男性は、
肩より胸が硬すぎて肩が前に巻き込まれているタイプ。
それから、最近よく見るのが
学生さんや20代のスマホ首。
後頭部の筋肉がカチコチで、天柱のあたりを軽く押すだけで
「そこそこ!頭に響きます…」と言われます。
つまり、肩こりって
-
姿勢のクセ
-
首・肩の筋肉の硬さ
-
ストレス
-
睡眠不足
-
運動量の少なさ
…いろんな原因が重なって起きるんですよね。
そして、こうした原因の「入り口」に働きかけられるのがツボ押しの面白いところです。
■ ツボ押しが肩こりに効く理由|現場で感じる“3つの作用”
ツボ押しを説明するときに、東洋医学の話をすると急に難しく聞こえるんですが、現場目線で言うとこの3つが本質です。
① 血流が一気に上がる
肩のツボを押すと、温かくなる感じがありますよね。
あれはそのまま血の流れが良くなっているサインです。
当院でも、肩井(けんせい)を押した瞬間に肩の動きがスッと軽くなる方、少なくありません。
② 神経がリラックスモードに切り替わる
患者さんに合谷(ごうこく)を押してもらって「深呼吸してみてください」と声をかけると、息がスーッと入りやすくなることがあります。
肩がこると呼吸が浅くなる
↓
呼吸が浅いと自律神経が乱れる
↓
さらに肩がこる
この悪循環をツボ押しがちょっと断ち切ってくれるんです。
③ 深い筋肉にアプローチできる
「触られると痛いポイントがある」という方、結構います。
これはトリガーポイントと呼ばれる筋肉の硬結で、ツボと重なるケースが多いです。
深いところの緊張って、普通のマッサージではなかなか届きません。
そこをピンポイントで捉えられるのがツボ押しの強みです。
■ 肩こりに効くツボ|まずはこの3つだけ覚えておけばOK
患者さんにもよく教えている“本当に使える3つ”だけ紹介します。
● 肩井(けんせい)
肩の真ん中、ちょっと凹んでいる場所。
デスクワーカーはほぼ全員痛いところです。
押し方のコツ
・反対の手の中指で下に向かって10秒押す
・痛気持ちいいくらいで十分

● 天柱(てんちゅう)
後頭部と首の境目の少しくぼんだ部分。
目の疲れ・頭痛の方にはかなり効果的です。
押し方
・親指で上に押し上げるように
・呼吸と合わせてゆっくり

● 合谷(ごうこく)
親指と人差し指の間のくぼみ。
肩・首だけじゃなく、全身の緊張にも効きます。
押し方
・親指でじっくり押す
・痛すぎない程度が大事

■ 日常生活でどう取り入れる?|患者さんに実際に勧めている方法
現場でよく言うのは、
「1日30秒×3回でいいので、とにかく続けてみてください」
ということ。
続ければ確実に変わるんですけど、
頑張りすぎると続かないのが人間なんですよね。
僕がよく提案しているのはこの3つ。
◇ デスクワーク中
合谷を10秒押す → 肩を3回まわす
これだけで肩の重さがフワッと抜けます。
◇ 通勤中
肩井を軽く押しながら深呼吸。
電車の中でも全然できます。
◇ 寝る前
天柱を押して首の後ろを緩めると、寝つきがよくなる方が多いです。
(うちの患者さんにも“天柱押し習慣で寝つきが変わった”という人、結構います)
■ ツボ押しだけで良くならない人もいます(ここが本音)
これは毎日施術している立場として言いますが、
“ツボ押しだけで肩こりが治る人は全体の3割くらい” だと感じています。
なぜかというと、
-
姿勢(猫背・巻き肩)
-
骨盤のゆがみ
-
深層筋の硬さ
-
背中の筋力不足

これらが原因になっている方は、セルフケアだけではどうしても限界があります。
「押すとその時は楽なんだけど、また戻るんです」
と相談される方は、まさにこれ。
そんなときに使うのが、当院の施術です。
■ なごみ鍼灸接骨院 御器所院が肩こりに行うアプローチ
短くまとめると、ツボ押しで届かない“深い原因”をとる治療です。
◆ 深層筋の調整(筋膜リリース)
肩甲骨の裏の硬さや、首の奥の張りを丁寧にとっていきます。
初めて受けた方は「こんな奥が硬かったんですね…」と驚きます。
◆ 姿勢矯正(骨格のゆがみを整える)
肩こりの8割は姿勢から来ています。
猫背が改善すると肩井の硬さがガラッと変わります。

◆ 鍼灸
天柱・肩井・風池などのツボに鍼をすると、
“奥が緩む感じ”が出る方が多いです。
これは手では届かない場所への刺激が入るからです。
◆ 超音波・ハイボルト
寝違えや強い痛みがある肩こりには即効性があります。
深部を温めながら緩めるので時間も短い。

◆ ストレッチ・生活指導
結局、普段の姿勢や使い方が直らないと戻りやすいので、
あなたの生活に合わせて簡単なケアを提案しています。
■ 最後に|肩こりは“早めにケアした人から”軽くなっていきます
肩こりって、ほとんどの人が「まぁそのうち治るだろ」と思いがちです。
でも放っておくと
-
頭痛
-
集中力の低下
-
眠りの浅さ
-
イライラ
-
背中の張り
こんな不調までついてきます。
ツボ押しは本当に良いセルフケアですが、
「押しても戻る」
「長年の肩こりが全然変わらない」
そんな方は、早めに身体を見せてください。
御器所駅からすぐの
なごみ鍼灸接骨院・御器所院 では、
あなたの肩こりの原因を一緒に探しながら、根本から楽になる身体づくりをお手伝いしています。
気になる方は、いつでも相談してくださいね。

ブログ監修者: 川口哲平
コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!
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