五十肩とは?症状と改善方法について|昭和区吹上なごみ鍼灸接骨院

代表施術者:厚生労働省認可 柔道整復師 宮原雅彦

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五十肩とは?症状と改善方法について|昭和区吹上なごみ鍼灸接骨院

・目次

2025/07/10

名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります

なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院・吹上院です。 

「肩が上がらない…」「後ろに手が回らない…」「夜も痛くて眠れない…」このような症状に心当たりはありませんか?

それはもしかすると「五十肩」かもしれません。

この記事では、五十肩の基本的な知識から、症状、原因、改善方法、予防法、そして当院での施術内容までをわかりやすく解説します。

五十肩に悩んでいる方、早く治したい方、再発を防ぎたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

1. 五十肩とは?

五十肩(肩関節周囲炎)とは?

五十肩(ごじゅうかた)は、医学的には「肩関節周囲炎(けんかんせつしゅういえん)」と呼ばれる疾患で、特に40〜60代の中高年に多く発症します。突然発症することもあれば、徐々に進行する場合もあり、原因がはっきりしない「特発性(とくはつせい)」であることが多いのも特徴です。

この病気は、肩関節の周辺にある複数の組織が同時に関与するため、「肩関節周囲炎」と呼ばれており、関節そのものだけでなく、関節を支える軟部組織(筋肉・腱・靱帯・滑液包など)も含めた広範囲の障害です。

五十肩の主な特徴

① 肩を動かすと痛い(運動時痛・動作痛)

最も一般的な症状がこの「運動痛」です。特に以下のような動作で強く痛みが出やすいです:

痛みは肩関節の深部に感じることが多く、「ズキッ」と刺すような鋭い痛みから、「重だるい」不快感まで人によって異なります。肩を無理に動かそうとすると、痛みにより動作が止まり、それが続くことでさらに肩の可動域が制限されていきます。

② 安静時にもズキズキ痛む(夜間痛・安静時痛)

炎症が強くなると、動かしていなくても痛みを感じるようになります。特に夜間、以下のような状況で痛みが強くなることが多いです:

この「夜間痛」があることで睡眠の質が著しく低下し、疲労がたまりやすくなり、ストレスや体調不良の原因にもなります。放置していると、不眠やうつ症状につながるケースもあります。

③ 肩の動きが悪くなる(可動域制限)

肩の構造は非常に複雑で、360度近くあらゆる方向に動かせる関節です。五十肩になると、関節を包む「関節包(かんせつほう)」が炎症を起こし、癒着(組織同士がくっつくこと)や線維化(固くなること)が進むことで、肩の動きが著しく制限されます。

特に以下のような日常動作が困難になります:

こうした動作制限により、「服の脱ぎ着ができない」「腕を上げた状態で作業できない」など、生活の質(QOL)が著しく低下する要因となります。

肩関節の構造と五十肩の関係

五十肩(四十肩)は、肩の関節そのものだけでなく、関節を構成・支持している複数の軟部組織に炎症が起こり、それが複雑に関係し合いながら進行していく「複合的な障害」です。以下に、五十肩に関与する主な組織と、それぞれがどのような役割を持ち、炎症時にどのような問題を引き起こすかを解説します。

1. 腱(けん)

腱は、筋肉と骨をつなぐ組織で、筋肉が収縮したときにその力を骨に伝える「橋渡し」のような役割を担っています。肩関節では特に、「腱板(けんばん)」と呼ばれる複数の腱(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つ)が協力して、腕の動きを支えています。

五十肩では、この腱に炎症が起こることで「動かしたときの鋭い痛み」が出やすくなります。さらに、炎症が長引くと腱そのものが弱くなり、場合によっては部分的な断裂(腱板断裂)を引き起こすこともあります。

2. 靱帯(じんたい)

靱帯は、骨と骨を結びつけ、関節の安定性を保つ役割を持っています。肩関節は非常に可動域が広い反面、不安定になりやすいため、複数の靱帯がしっかりと補強しています。

五十肩(四十肩)では、関節に炎症が起こることで、靱帯にも刺激が加わり、肩を動かすたびに引っ張られるような違和感や痛みが出ます。また、靱帯が硬くなると、関節全体の動きがさらに制限される原因にもなります。

3. 滑液包(かつえきほう)

滑液包は、関節や腱と骨の間に存在する「クッション」のような構造で、摩擦を軽減し、スムーズな動きを助ける役割があります。肩には「肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)」と呼ばれる滑液包があり、非常に重要な位置にあります。

五十肩では、この滑液包にも炎症が波及し、腫れたり熱を持ったりすることで、肩を動かすたびにズキズキとした痛みが生じることがあります。特に、腕を上げる動作で引っかかるような感覚や圧迫感を感じる場合は、滑液包炎を伴っている可能性があります。

4. 関節包(かんせつほう)

関節包は、関節全体を包んでいる袋状の膜で、内部にある関節液を保持し、関節の安定性を保つとともに、滑らかな動きを可能にします。

五十肩(四十肩)のもっとも大きな特徴の一つが、この関節包の「炎症」と「拘縮(こうしゅく)」です。関節包が炎症を起こし、そのまま硬くなってしまうと、肩を動かそうとしても“関節そのもの”が動かなくなり、可動域が著しく制限されます。これが「服が着られない」「腕が後ろに回らない」といった日常生活への支障の主因です。

総合的に見る五十肩のメカニズム

五十肩は、これらの腱、靱帯、滑液包、関節包といった複数の組織が、単独ではなく「連鎖的にトラブルを起こす」ことが特徴です。たとえば、関節包が拘縮すれば可動域が狭まり、動かさないことで腱や筋肉が弱り、さらに炎症が広がっていくという悪循環が生じます。

そのため、五十肩の治療では「一箇所だけを見る」のではなく、「肩全体の構造と機能を包括的に整えること」が非常に重要になります。

 

 

2. 五十肩の症状

五十肩の症状は、以下のように進行性で、放置すると半年〜2年にわたって日常生活に支障をきたします。

初期症状(炎症期)

中期症状(拘縮期)

回復期

 

3. 五十肩の原因

明確な原因は特定されていませんが、以下のような要因が重なって起こると考えられています。

また、長時間のデスクワークや運動不足も、五十肩を悪化させる要因になります。

 

 

4. 五十肩の進行段階と回復期間

五十肩(四十肩)は次の3段階で進行し、自然治癒するまでに1〜2年かかることもあります。

段階 期間の目安 主な症状
炎症期 1〜3ヶ月 強い痛み、夜間痛、動作痛
拘縮期 3〜9ヶ月 可動域制限、動かすと痛み
回復期 6〜24ヶ月 痛みの軽減、可動域回復

※個人差があり、適切な治療を受けることで短縮可能です。

 

5. 五十肩の改善方法

5-1. 自宅でできるケア

・温熱療法

温タオルやホットパックで肩周辺を温めると、血流が改善し痛みが緩和されやすくなります。

・ストレッチ

痛みが落ち着いたら、軽いストレッチで可動域を維持しましょう。
例:

5-2. 専門機関での治療

・整体・骨格調整

肩甲骨や背骨、骨盤の歪みを整えることで、肩への負担を軽減できます。

・鍼灸治療

ツボや筋肉を刺激し、痛みの緩和や可動域の改善が期待できます。

・電気療法(高周波・超音波)

痛みの深部にアプローチし、筋肉や靱帯の修復をサポートします。

・運動療法(リハビリ)

理学療法士や施術者の指導のもと、安全に肩の動きを取り戻していきます。

 

6. 日常生活での注意点

7. 五十肩の予防法

日頃からの体のメンテナンスが、五十肩の予防に繋がります。

7-1. 肩甲骨周りのストレッチ

肩甲骨が固くなると肩関節の動きが制限されやすくなります。

7-2. 正しい姿勢を意識

デスクワーク中の姿勢やスマホの使い方を見直すことが大切です。

7-3. 適度な運動習慣

ウォーキングやラジオ体操など、軽い運動で肩周りの血流を促進しましょう。

 

 

8. なごみ鍼灸接骨院 吹上院での五十肩施術

名古屋市昭和区にある「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」では、五十肩に対して以下のような多角的なアプローチを行っています。

問診・検査

姿勢分析や可動域の測定、筋肉の硬さなどを丁寧に評価し、痛みの原因を明確にします。

姿勢矯正

肩だけでなく、首・背骨・骨盤など全身のバランスを整えることで、肩の可動域を改善します。

鍼灸治療

肩周辺のツボを的確に刺激することで、炎症の鎮静や筋肉の緩和に効果が期待できます。

高周波・超音波療法

深層筋に働きかけ、血行促進と組織の修復をサポートします。

運動療法

ご自宅でできるストレッチやエクササイズの指導を行い、再発防止にも力を入れています。

 

9. まとめ

五十肩は自然に治ることもありますが、放置すると長引き、生活に大きな支障をきたします。
早期の対処と正しいケアが改善への近道です。

もしあなたが、

とお悩みであれば、ぜひ一度「なごみ鍼灸接骨院 吹上院」までご相談ください。あなたに合った最適な治療プランをご提案いたします。

五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院吹上院までご相談ください!

 

 

 

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ブログ監修者: 川口哲平

コメント: 御器所院・吹上院からの健康情報ブログを監修していきます!是非ともご覧ください!

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