四十肩や五十肩はどこが痛くなるのか|昭和区吹上なごみ鍼灸接骨院
目次
2025/08/27
名古屋市昭和区吹上駅、御器所駅近くにあります
なごみ整骨院グループのなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療です。
「最近、肩を動かすとズキッと痛む」「夜に肩がうずいて眠れない」
そんな症状に悩んでいる方は、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の可能性があります。
しかし実際には、
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「肩のどこが痛くなるのか?」
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「首や腕の痛みと違うの?」
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「痛みの場所によって原因は変わるの?」
と疑問に思う方も多いはずです。
本記事では、四十肩・五十肩の痛みが出やすい部位や症状の進行パターン、そして改善に有効な治療法まで詳しく解説します。
1. 四十肩・五十肩とは?|正式名称は「肩関節周囲炎」
まず「四十肩・五十肩」とは俗称であり、正式には肩関節周囲炎と呼ばれる疾患です。
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主に40代~50代に発症しやすいことからこの名前がつきました。
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肩の関節やその周囲の筋肉・靭帯・腱に炎症が起きることで、痛みや動きの制限が生じます。
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発症のきっかけは明確でないことが多く、「気づいたら痛くなっていた」というケースも少なくありません。
特徴的な症状は以下のとおりです。
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肩を動かすと強い痛みが出る
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特定の角度で腕が上がらない
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夜間、特に眠るときにズキズキ痛む
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放置すると肩が固まって動かなくなる
このように、単なる「肩こり」とは異なり、**炎症と関節の拘縮(固まり)**が関係しているのが四十肩・五十肩の特徴です。
2. 四十肩・五十肩はどこが痛くなるのか?
実際に痛みを訴える患者さんの声を整理すると、痛む場所は肩そのものだけでなく、広範囲にわたることが多いです。
①肩の前側の痛み
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服を着替えるときや髪を結ぶときにズキッと痛む
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腕を前に上げたとき(屈曲動作)に鋭い痛みが走る
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肩の前面(鎖骨の外側〜上腕骨の付け根)に痛みが集中
これは、上腕二頭筋腱や関節包の前方部分に炎症が起きているケースが多いです。
②肩の外側の痛み
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腕を横に広げる(外転動作)で強い痛みが出る
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肩から腕の外側(上腕の外側)にかけて鈍い痛みが広がる
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「腕を持ち上げようとすると途中で止まる」という訴えが多い
ここには三角筋や腱板(特に棘上筋)が関わっており、肩関節の動きを支える筋肉に炎症や負担がかかっているサインです。
③肩の後ろ側の痛み
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後ろのポケットに手を回す動作がつらい
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背中をかくときに激痛が走る
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就寝時、肩の後方にズーンと重い痛みが出る
後方の痛みは、肩甲下筋や関節包の後部が硬くなっていることが原因。動きの制限(可動域制限)が強く出やすい部位でもあります。
④首や腕に広がる痛み
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首の付け根まで痛む
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上腕や肘のあたりまでズキズキする
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しびれに似た症状を伴う場合もある
これは、肩だけでなく神経や周囲の筋肉にまで炎症や緊張が及んでいるケースです。四十肩・五十肩では痛みが放散痛として広がるのが特徴のひとつです。
⑤夜間痛(寝ているときの痛み)
四十肩・五十肩の代表的な症状が夜間痛です。
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寝返りを打つと肩がうずく
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横向きで眠れない
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ズキズキして目が覚めてしまう
この夜間痛の原因は、炎症による血流増加や関節内圧の上昇です。安静にしていても痛みが続くため、生活の質を大きく下げてしまいます。

3. 四十肩・五十肩の進行段階と痛みの出方
四十肩・五十肩の痛みは、進行度によって現れ方が変化します。
①急性期(発症〜数週間)
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ちょっと動かすだけで激痛
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夜間痛が強く、眠れないこともある
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肩をかばって動かさなくなる
→ この時期は炎症が強いため、安静と炎症を抑えるケアが重要。
②慢性期(数週間〜数ヶ月)
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強い痛みは減ってくる
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しかし動かすと突っ張るような痛み
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動かさないことで可動域がどんどん狭くなる
→ この時期は「固まり始めている」ため、温熱療法やストレッチで肩の柔軟性を回復させる必要があります。
③回復期(半年〜1年)
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痛みは落ち着いてくる
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しかし動かしにくさや可動域制限が残る
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放置すると「関節が固まったまま」になる恐れ
→ ここで適切なリハビリを行えば、肩の動きは大きく改善します。

4. 四十肩・五十肩の痛みと他の疾患との違い
肩の痛みは、必ずしも四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは限りません。
似たような症状を持つ疾患が多いため、自己判断で放置してしまうと重症化や回復の遅れにつながることもあります。
名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療では、四十肩・五十肩との違いを正確に判断して施術にあたっています。
① 肩こり
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原因:長時間のデスクワークやスマホ使用による筋肉の緊張。血流不足が中心。
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症状:肩や首まわりが重い・だるい・張っている。動かしても「鋭い痛み」ではなく「重だるさ」が主体。
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違いのポイント:
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四十肩は「動かした瞬間に鋭く痛む」「夜もズキズキする」のが特徴。
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肩こりは温めたりストレッチすると軽減しやすい。
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② 腱板断裂(けんばんだんれつ)
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原因:転倒や重い物を持ち上げる外傷、または加齢による腱の変性。
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症状:腕が上がらない、動かそうとしても力が入らない。痛みは強くない場合もある。
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違いのポイント:
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四十肩は「痛みで動かせない」が中心。
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腱板断裂は「力が入らない」「動かそうとしても腕が上がらない」のが特徴。
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注意点:断裂の程度によっては自然回復せず、手術が必要になることも。
③ 頸椎症(けいついしょう)
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原因:首の骨(頸椎)の変形や椎間板の老化による神経圧迫。
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症状:肩〜腕にかけての痛みやしびれ。手の感覚が鈍くなることもある。
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違いのポイント:
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四十肩は「肩関節を動かすと痛い」が中心。
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頸椎症は「じっとしていてもしびれる」「肩以外に腕や手まで症状が広がる」のが特徴。
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④ 心疾患(狭心症・心筋梗塞など)
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原因:心臓の血管が狭くなり、血流不足が起きる。
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症状:胸の痛みとともに、左肩や腕の内側に痛みが放散する。運動や緊張で強まる。
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違いのポイント:
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四十肩は「動作に伴う痛み」が中心。
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心疾患は「動かしていなくても発作的に痛む」ことがある。
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注意点:生命に関わる疾患の可能性があるため、「胸の痛み+肩や腕の違和感」が同時にある場合は救急受診が必要。
⑤ 石灰沈着性腱炎
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原因:肩の腱にカルシウムが沈着して炎症を起こす。
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症状:突然、耐えられないほど強い肩の痛み。腕をまったく動かせないこともある。
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違いのポイント:
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四十肩は徐々に痛みが強くなることが多い。
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石灰沈着は「急激な発症」であり、痛みが極端に強い。
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⑥ 変形性肩関節症
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原因:加齢や長年の使用で肩関節の軟骨がすり減る。
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症状:動かすと痛む、ゴリゴリ音がする、慢性的に可動域が制限される。
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違いのポイント:
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四十肩は一時的な炎症と拘縮が中心。
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変形性肩関節症は「関節そのものの変形」が原因であり、進行性。
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5. 四十肩・五十肩の改善法
①急性期の痛み対策
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無理に動かさず安静にする
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冷却(アイシング)で炎症を抑える
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就寝時は抱き枕やタオルで肩を支えて安定させる
②慢性期・回復期のケア
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温めて血流を改善(入浴・温熱療法)
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軽いストレッチで肩の可動域を回復
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姿勢改善(猫背を直すことで肩関節への負担軽減)
③専門的な治療
接骨院や鍼灸院では、次のような治療が有効です。
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手技療法:肩周囲の筋肉をほぐし、可動域を広げる
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鍼灸治療:炎症を鎮め、血流を改善
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電気治療:深部の筋肉を刺激して回復を促す
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矯正・運動療法:肩甲骨や姿勢を整えることで根本改善
6. 四十肩・五十肩を放置するとどうなる?
① 肩が固まって動かなくなる「凍結肩」になる
四十肩・五十肩を放置すると、炎症による痛みの影響で肩を動かさなくなります。動かさない時間が長引くと、**関節包(肩の袋状の組織)が縮んで硬くなり、癒着(くっついてしまう)**ことがあります。
この状態を「凍結肩(フローズンショルダー)」と呼びます。
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腕を上げられない
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後ろに回せない
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洗髪や背中をかく動作ができない
といった日常動作に大きな支障をきたし、完全に肩が“固まった”状態になってしまいます。
② 日常生活の動作が大きく制限される
肩は全身の関節の中でも可動域が最も広い関節です。
そのため、ほんの少し動きが制限されるだけでも生活に影響が出ます。
放置して悪化した場合、次のような動作が困難になります。
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着替え:シャツや上着を脱ぎ着するときに激痛
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洗髪:頭に手を伸ばせず、両手で髪を洗えない
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車の運転:後方確認で後ろに手を回す動作ができない
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家事:掃除や洗濯物を干すときに肩が動かずつらい
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趣味やスポーツ:ゴルフ、テニス、ヨガなど腕を上げる動作ができない
生活のちょっとした場面で「できないこと」が増え、QOL(生活の質)が著しく低下します。
③ 痛みが軽快しても、可動域が戻らないことがある
四十肩・五十肩は、1〜2年ほどで自然に痛みが軽快することもあります。
しかし、痛みが治まっても「肩の動かしにくさ」が残ってしまうケースは少なくありません。
これは、炎症が収まっても関節包の癒着や筋肉の硬直が残ってしまうためです。
結果として…
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腕がまっすぐ上まで上がらない
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腰に手を回せない
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ゴルフや水泳など肩を大きく動かすスポーツができない
など、後遺症のように可動域制限が長期間残ることがあります。
④ 放置することで回復が長引く
「自然に治る」と言われることもありますが、放置した場合の回復には1〜2年以上かかるケースが多いです。
一方で、早期に治療やリハビリを始めれば、数ヶ月〜半年程度で日常生活に支障のないレベルまで回復できるケースもあります。
つまり、
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放置すればするほど「長引く・固まる・治りにくくなる」
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早めに治療すれば「短期間で回復が期待できる」
という大きな差が生まれてしまうのです。
⑤ 精神的な負担や二次的な不調も起こる
四十肩・五十肩を放置すると、身体だけでなく心や他の部位にも悪影響が及びます。
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夜間痛で眠れず、不眠や疲労がたまる
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肩をかばうことで、首や腰に余計な負担がかかり腰痛・肩こりが悪化
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「治らないのでは」という不安感がストレスにつながる
結果的に、全身の健康や生活習慣に悪影響を及ぼす可能性があります。

7. 四十肩・五十肩は痛む場所を知ることが改善の第一歩
本記事では「四十肩・五十肩はどこが痛くなるのか」について解説しました。
✅ 肩の前側・外側・後ろ側・首や腕に広がる痛みが出やすい
✅ 特に夜間痛が特徴で、生活の質を下げる
✅ 進行段階によって痛みの性質が変化する
✅ 放置すると肩が固まってしまう
もし「肩の痛みが長引いている」「夜も眠れない」という方は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
8. 名古屋市昭和区で四十肩・五十肩にお悩みなら
名古屋市昭和区のなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療では、四十肩・五十肩の症状に対して
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鍼灸治療による炎症の緩和
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手技療法・運動療法による肩の動き改善
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姿勢矯正で再発を防ぐケア
を組み合わせ、患者様の状態に合わせた施術を行っています。
五十肩(四十肩)でお悩みの方は、是非一度名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療までご相談ください!
名古屋市昭和区吹上のなごみ鍼灸接骨院 吹上院 交通事故治療はコチラ
ブログ監修者: 川口哲平
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