めまいを引き起こすむち打ち症とは
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2018/03/28
こんにちは!なごみグループの髙栁です。
今回は、めまいを引き起こすむち打ち症についてお話します。
むち打ち症のメカニズム
むち打ち症は、交通事故で予期できない衝撃を受けることで発生することが多く、全体の90%を占めると言われています。さて、むち打ち症は、どのように起きるののでしょうか?
むち打ち症が起きる時のイメージは図1のような首がムチのようにしなるようにして起きるイメージをしますが、このような衝撃は第2段階の衝撃なのです。第1段階の衝撃は図2のような衝撃です。後方から追突された瞬間、慣性の力で頭が後方に持っていかれるエネルギーが働きます。頭と首にせん断力がかかり、軟部組織の損傷と頚椎の変位が起こります。
むち打ち症の特徴
むち打ち症の特徴は、レントゲン写真では異常を認めないことは少なくありません。事故で受けた衝撃で、首の中を通る血管や神経がダメージを受けます。首の神経は全身に行き渡っています。そのため、全身の機能に支障を起こすことがあります。また、むち打ち症の大きな問題は、早いうちに適切に治療を行わないと後遺症が残ってしまう事があります。めまい、頭痛、吐き気、耳鳴りなどの自律神経症状や手のシビレがあります。事故の激しさと症状の重さは必ずしも比例しません。軽い事故だからといって治療を怠ってはいけません。しっかりと治療を受けましょう。
なごみでは、交通事故で痛めてしまった筋肉、関節など後遺症が残らないようにしっかりとサポートしていきます。局所の治療だけでなく、今後痛みが出ないように根本的に改善を目指して矯正治療も取りいれながら治療をしていきます。