交通事故の過失割合とは!
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2018/05/22
こんにちは!なごみグループの中西です!
皆さんは過失割合とはどういものかをご存知ですか?
意外と過失割合という言葉は知っているけどどうやって決められのかそもそもの意味が分からない方がいるかと
思います。なので今回は過失割合について書いていこうと思います。
過失割合とは
そもそもの過失割合の意味とは発生した交通事故に対する責任(不注意や過失)の割合の事です。
ではどうやってその割合を決めているのか?
実は、事故のパターンごとに過去の判例を基準にして決定されており過失割合認定の為の基準は
過失割合認定基準と呼ばれています。
この過失割合認定基準は一般の方でも閲覧することができ、
別冊判例タイムズと呼ばれる法律雑誌で『民事交通訴訟における過失相殺率等の認定基準』
という項目を確認すると、各交通事故のパターン別の過失割合が掲載されているので、
自身の事故のケースはどれくらいの過失割合になるのかを把握することが
過失割合が重要な理由
交通事故に遭われてしまった場合、車が擦れたり衣類が破れたりする物損が
発生しますし、けがをした場合に
病院の治療費や入院費、通院交通費なども発生します。
また、後遺障害が残った場合後遺障害慰謝料や逸失利益も発生してきます。
交通事故の被害者になったらこれらの損害について、加害者側に賠償請求を行わなければなりません。
そのために、通常は加害者側の保険会社と示談交渉を行うのですが
被害者側に過失があると、その過失割合の分は加害者側に請求できる金額から減額されてしまうのです。
つまり、被害者側の過失割合が高くなってしまうとその分加害者側に請求できる賠償金額が減ってきてしまうと
いうことなのです。
例えば、事故に遭い1億円の賠償金額が発生した場合に被害者側の過失割合が2割あったとすると
その分賠償金額が減額され、加害者側に請求できる金額が8000万円までと決まってきてしまうのです。
どんなに多くの慰謝料が計算される事例でも、大きく過失割合が割り当てられると、結局請求できる金額は
このことから、いかに過失割合が重要かがわかっていただけたかと思います。
皆さんも交通事故に遭われ保険会社さんから過失割合の話を聞くことがあると
思います。
そこで自身に過失割合について知識がないと保険会社さんに言われるがまま
妥協してしまう可能性があるので
まずは過失割合について先程説明した判例タイムズなどを参考にして過失割合についての知識を蓄えてみると
良いかもしれません。