猫背を治すため知っておいてほしい事!
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2021/11/11
猫背とはどのような状態か?
人の背骨は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨と別れていますが、胸椎の部分、いわゆる背中の部分が丸くなっている状態です。
猫背が進行すると、さらに巻き込み肩と言って両肩が内側へ巻き込んでしまったり、
顎が前方へ突き出してしまう状態にもなります。
猫背状態が長く続くと身体に様々な不調が出てきたり、見た目の印象も悪かったり、精神的にも落ち込みやすかったりと悪いことずくめとなってしまいます。
猫背は生まれつきではなく後天的な習慣性で起こってしまいます。
1歳~2歳位の歩き始めの子供の姿勢を想像してみて下さい。
猫背のお子様は想像できませんよね?
その年代の子供は体全体に対して頭がとても重く、その重さを支えるだけの筋力が十分にありません。
ですから頭の位置を重心位置の真上に上手に置いてバランスを取りながら歩いているのです。その結果、背筋がきれいに伸びているのです。
それに対して小学生以上になってくると、筋力もついてくるので猫背の姿勢のままでも頭を支えることはできるようになります。
最近では小学生、中学生の猫背も増えてきている印象があります。
猫背が増えている原因は?
☑️スマホの普及
☑️PC作業の増加
☑️運動不足による体幹の筋力低下
☑️運動不足による抗重力筋の低下
☑️学校や塾での勉強の時間が増えた
☑️骨盤が歪んでいる人が増えた
猫背は上記のように歩くことが減って、足を組むなど不良姿勢で画面を見たりすることが増えた、現代病と言えるかもしれません。
<骨盤前傾型タイプ>
こちらのタイプは立ち仕事、踵の高い靴をよく履く、アスリート、子育て中で抱っこをよくする、
このような方に多い傾向があります。
骨盤が前傾し腰が反りかえる状態、いわゆる反り腰の状態になっており腰が前側へカーブしています。
そして反り腰のバランスを取るために背中が後ろへカーブすることにより起こる猫背となります。
<骨盤後傾タイプ>
こちらのタイプはスマホをよく使う、長時間デスクワーク、運動不足、腹筋の低下、老化による筋力低下、
このような方に多い傾向があります。
骨盤が後傾し胸椎を中心に背中全体が丸くなるタイプの猫背となります。
猫背になって身体に起こる不調は?
☑️ストレートネック
☑️肩こり
☑️頭痛
☑️顎関節症
☑️腰痛
☑️呼吸器機能の低下
☑️内臓下垂
☑️便秘
☑️自信喪失
☑️ネガティブ感情に陥りやすい
猫背は太りやすくなるの?
猫背姿勢は呼吸が浅くなり呼吸量が減ります。
そうすると呼吸筋が使われる量が減ることにより代謝が悪くなります。
そして猫背姿勢では背中の筋肉も正しく使われないので筋肉量が低下し代謝が悪くなります。
呼吸筋や背中の筋肉量が減ると脂肪を燃やす能力が低下しますので太りやすい体質になってしまうと言えます。
猫背は免疫力が低下するの?
<腸内環境の悪化による>
猫背姿勢が続くと身体が丸くなることにより内臓が下垂し腸を圧迫しやすくなります。
そして腸の働きが悪くなり腸内環境が悪化し、更には便秘にもなりやすくなります。
腸内環境と免疫力低下の関係性ですが、なんと身体中の免疫細胞の約70~80%が腸に集まっているのです。
ですから腸内環境が悪化すると免疫機能が低下して風邪をひきやすかったり、アレルギー体質になったり、肌荒れが中々治らないなどの症状を引き起こしてしまうのです。
<酸素不足による>
猫背姿勢が続くと肺が圧迫されて、呼吸筋が正しく使われないために呼吸量が低下しやすくなります。
その結果、酸素の摂取量が少なくなります。
身体は食べたものをエネルギーに変換する際に酸素を必要とします。
酸素が不足するとエネルギーに変換する力が低下し代謝が下がってしまいますのでその結果、免疫力が低下します。
名古屋市守山区小幡のなごみ針灸整骨院では猫背の状態と原因を鏡を使って詳しく説明致します。
肩甲骨や関連する部位を施術致します。