猫背と腰痛の関係
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2018/07/17
今回は腰痛と姿勢の関係についてご説明させていただきます。
皆様は日頃、ご自身の姿勢についてどのくらい気にされているでしょうか。
長時間の立ち姿勢や座り姿勢で良い姿勢を保ち続けるのはなかなか難しいものです。
そもそも皆様は”本当の”正しい姿勢をご存知でしょうか?
猫背と腰痛の関係
悪い姿勢の一例として有名な猫背ですが実は肩こりや腰痛と深い関係を持っているのです。
猫背は日常生活の何気ない姿勢に影響を受けています。足を組んで座ったり、肘をついてパソコンを触っていたり、長時間のデスクワークは猫背姿勢の原因になります。また、重い荷物を長い間背負っていたりしても猫背になってしまう恐れがあります。
それではなぜ猫背が腰痛と関係があるのでしょうか、それは猫背姿勢が背骨のバランスを乱すことによって骨盤の傾きが変化するためです。
骨盤の傾きと腰痛には深い関係があります。例えば骨盤が前に傾いている状態を骨盤の前傾(ぜんけい)といいます。
この姿勢の特徴は、お尻が後ろに突き出て、鳩胸になることです。骨盤の前傾は猫背が原因でなることもあります。猫背の方が無理に姿勢を良くしようとして状態を大きくそらすときに腰が前に入り込んでしまい、骨盤の前傾が出来上がるのです。
初診でご来院された患者様で猫背の方が「姿勢を意識して胸を張っているんだけど…」と言いながらこの姿勢をとっておられることが多いです。もちろん良い姿勢を意識されること自体は非常に良いことですし、良い姿勢が腰痛や肩こりなどの改善につながることをご存知の方も増えて参りましたが、実際に何が良い姿勢なのかをご存じない方がほとんどです。
骨盤の前傾は腰痛の原因だけでなく、血流をはじめとした循環の不良も起こすので下半身に老廃物が溜まりやすくなり、むくみや下半身太りの原因にもなります。反り腰自体はかかとの高い靴(ヒールなど)を日常的に履いている女性やデスクワークの女性に多く見られますが、先ほど記載した通り男性でも女性でも猫背が原因で反り腰(骨盤の前傾)を引き起こします。
こういった姿勢が原因となる腰痛は、日常生活に腰痛の原因があるため姿勢を改善する以外に根本的な改善方法はありません。
なごみでは姿勢改善から腰痛が改善するように施術プランを患者様ごとに作成し、ご提案させていただきます。
腰痛・不良姿勢でお困りの方は一度なごみグループにご相談ください。
それでは、お大事にどうぞ。